正田佐与の 愛するこの世界

神戸の1位マネジャー育成の研修講師・正田佐与が、「承認と職場」、「よのなかカフェ」などの日常を通じて日本人と仕事の幸福な関係を語ります。現役リーダーたちが「このブログを読んでいればマネジメントがわかる」と絶賛。 現在、心ならずも「アドラー心理学批判」と「『「学力」の経済学』批判」でアクセス急増中。コメントは承認制です

2006年12月

何も学問的な根拠はなくて、

「考えた記録」として書いておくと、

「閾値」

という考えが頭の中を去来します。

ひとつの例を挙げれば、

鉄道会社における、

「スピード」



「安全」

が両立する「閾値」。


スピードを上げていって、ある値を超えたとき、一定期間は「安全」は保たれます。

それは、当初の緊張感がはたらくから。

しかし、ぎりぎりの緊張感というのは長く持つものではありません。

オリンピック選手でも、大会が終わると燃え尽きるんですから。

「閾値」をオーバーして、さらにある期間を過ぎると、

そこここに小さなきしみが出だします。ヒヤリハット事故、鉄道で言ったら小さなオーバーランみたいな。

これを、「気のゆるみだ」

と、当事者のモラルの問題に帰して見過ごしていると、

いつか大事故につながります。ハインリヒの法則。



そこで、

「既に数年前に閾値を超えていたのだ」

というところを、やっと見直すことになります。

こうして、「閾値を超える」ことと、そのことに気づいて見直すことに、数年単位のタイムラグが発生します。


ひょっとしたら、ほかのことでも
こんなことが起きていないでしょうか。


そこまで考えていて困ったことは、
若者、若手労働者の側でも同時進行で

「こらえ性のなさ」

とか

「自己実現志向=本来わるいものではないが経営サイドへの非共感という形であらわれることがある」

とかが起きていて、閾値を超えたことを示す小事故とそれとの見分けがつきにくいかもしれません。


なーんて、これは正田が頭の中でいろんな材料を勝手に組み合わせてみたことにすぎないので、あまり真に受けないように・・。続きを読む


インターンシップ総合研究所の渡邊麗子さんから、

「最近の採用・就活事情」について、レクチャーしていただきました。


現場の貴重なエピソードが一杯で、正田はノートにメモしまくり。


渡邊さんは、まだ入社2年目。ショートヘアでくりっとした目の女性で、話すときにまっすぐな眼をします。


今どきの学生も、けっきょく仕事の中身を知らないから「給料、休日、マスコミ、花形職種」のようなイメージで動く。
そこで経営者の思い、とりわけ


「どんなことを思って起業したのか」


―価値観の部分をきちっと伝えると、それに心動かされて残った子は中小企業でも入社する、と渡邊さんはいいます。


そういう、間に入って社長の思いを伝える「媒体」として、すぐれた仕事のできる人だろうな、と渡邊さんをみていて思いました。続きを読む


同志社大学の太田肇教授から、新著をいただきました。

『お金より名誉のモチベーション論』(東洋経済新報社)



いっこ前の日記で、

「出版の世界では『部分最適』っぽい話が・・」

みたいなことを書いたのを、いきなり訂正しないといけませんm(_)m


仕事の現場でいかに「承認」が求められているか、どんな「承認」が効果的なのか、について、

経営学(組織論)、心理学、社会学、民俗学、歴史 など多くの分野の知を統合し、さらに著者自身の丹念な(ホントにこまめな)フィールドワークの見聞をちりばめた労作です。


続きを読む


これもあんまり人前でお話したことがないのですが、


くらい性格の正田は過去、中国に留学していたり出身大学も左翼の色が濃く残っていたりして、


(ちなみに『優しいサヨクのための嬉遊曲』という小説を書いた島田雅彦氏は2年上のロシア語学科で、フランス語のクラスで一緒だったことがあります。はい、しょうもないじまんでした)


「イデオロギー」とか「カルト」みたいなことには割と敏感なのでした。



今、自分のやっていること―コーチング―も、


「イデオロギー的な『部分最適』の話をしていないだろうか?」
「これをやれば幸せな組織がつくれると、本当に胸を張っていえるだろうか?」


と、繰り返し問いかけるのでした。


こんな話をセミナーの冒頭にしようものなら、みんな退屈で寝てしまうでしょう。
ブログを読んでいてくださる方にだけお話しすることですね。

続きを読む


自分は、家族に自分の何を奪われているでしょう。


逆に、家族から何を貰って(受け取って)いるでしょう。



正田は20代のあるとき、配偶者を選んで、子どもを持ちました。続きを読む

『幸福の王子』(オスカー・ワイルド)の全訳のサイトをみつけました。


http://www.hyuki.com/trans/prince.html


最近、曽野綾子氏による新訳本も出たようなので、ちょっとしたブームかもしれません。


正田は、自分自身がどうなりたいというビジョンというものをあまり持てない人間で、
(コーチのくせに、とお叱りを受けそうですが)

あえて言うなら、ということで、

「幸福の王子に出てくるツバメでいたい」

ということがあります。続きを読む


先日、ダーリンと話していて、

「おまえ、行く先々でいじめられたんだな」

と呆れられるやら感心されるやら、になったのでした。


たしかに、正田は「いじめられ体験」普通の人より多いかも、と思います。


一部は、小冊子『コーチングって何?』の中にも書いているのですが
まとまった形で書いたことはありません。




続きを読む


「温泉卵」を作るのがマイブームです。

お弁当に入れたり、うどんにのせたりします。


「これだよ、これ。おいし〜い」

家族が異様に喜んでくれるのですが、
こんな簡単なもので・・とちょっと複雑な心境です。


つくり方はもともと、ダーリンに教わりました。
すごく簡単なので、皆様もぜひトライしてくださいませ♪続きを読む


小春日和、というのでしょうか、
穏やかな日差しが琵琶湖に降り注いだ日。


滋賀建機蠅琉山孝夫会長にお会いしました。


前回お会いしたときは、1年半以上前。

滋賀県内で建機リース、ホテル、、娯楽施設、ゴルフ場などを経営する
蔭山会長は、その当時「みんなの滋賀新聞」の立ち上げをされていました。

滋賀になかった「県紙」を、県内各地のボランティアが記者になって紙面作りに参加しよう、というものでしたが、

記者クラブに入れない、通信社電がとれないなど不運が重なり、数ヶ月で挫折。


「新規事業に失敗したら、潔く社内に謝って撤退する」

と言っていた蔭山会長、

現在は、鮒寿司の材料、ニゴロブナの養殖事業に乗り出されています。続きを読む

対照的なふたつの懇談だったようです。


きょうは、中学に通う2人の娘の個別懇談を、ダーリンが担当して行ってくれました。

長女ハルカは、中だるみでかなり低落傾向。
本人も「この2学期は最低だった」と認める成績をとってきました。

しかし担任の先生は、

「成績もいい方だし(わるい方ではないし)責任感はあるし」

と褒めてくれます。

あとで、ダーリンが

「先生、全然おまえのこと見てないな」

と言うと、ハルカも「うん」。

先生は教科準備の都合であまり教室に来てないのだとか。

みる余裕がないと、本人がどんなに不本意でも、
「問題のない、いい子」
になるのでしょう。

本当は大いに問題あって、
あとでハルカは家でこってり油を絞られたのですが。続きを読む


いっこ前の日記、

吉越社長の言われる

「笑い」

で、思い出しました。

私は最近、お客様とお話ししていてよく笑ってるなあ、と思います。


正田がゲラゲラ笑ってるうちに、

お客様がコダワリを乗り越えてずんずん前に進んでくださるのが
理想形ですね。続きを読む

感動的なメールをいただきました。

「早朝会議」で有名な、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの吉越浩一郎社長(注・今月末で退任予定)からです。


なんでだよ、とお叱りを受けそうですが、

実は今年3月に吉越社長が大阪商工会議所で講演されたとき、

じゃじゃうま正田は手を上げて質問してお答えいただいたりしてまして、お礼のメールを差し上げたところお返事もいただいたりしていたのでした。続きを読む

雨の多い師走。


きのうは、さる業界団体で講演。


ご紹介を受けた方からは、
「エクササイズを交えてみんなにわかるようにしてあげてね」
と、言われていたのだけど・・。続きを読む


ノロウィルスが猛威をふるっています。

二女アイの隣のクラスでは、6人休んだとか。



大阪人は、ほんとうにいわれるほど「イラチ」なんでしょうか。

通勤列車をみると、そんなことを思います。


「先降り後乗り」という原則は、以前より徹底されたような気がします。

いちおう、降りる人を待ってから乗ろう、という気は、乗る人のほうにはあるようにみえます。

ところが、かんじんの降りる人が、降車駅に着いてもドアの近くに来ていないんです。

ドアが開いてから、やっと座席から

「どっこらしょ」

と腰を上げて、ドアまでのんびり歩いてきます。
続きを読む


NHKスペシャル「ワーキング・プアII」を観て泣いて、いまだに立ち直れない正田です。


番組には、2人の小学生の子を抱える母子家庭のおかあさん、うつの父親を養う23歳の女性、それに老夫婦が出てきました。


母子家庭の人は、昼のパート、夜のパートを足して月収18万円。23歳の女性は働きながら勉強して調理師の免許をとったにもかかわらず病院の給食調理をして月収8万円です。続きを読む


ものづくり企業を経営する知人と話しました。


彼の会社は今年、製品事故で長年の利益を吐き出しました。

それでも、早め早めに問題を公表していく姿勢は評価してよかった、と私は思うのですが


ありがたいことに、正田のいる教育研修の業界では、よほどのことがないかぎりクレームは出ません。

続きを読む

年に2度ある気の重い日。

末っ子イツキの小学校の個別懇談です。


先生「イツキ君は学校ではにこやかで安定してますよ」

(ほっ)

先生「たまに友達と喧嘩しても、ちゃんとあとで反省してますし」


正田「そのことなんです、先生どう思われますか。妙に反省するのが早いんですけど、あれはほんとうに反省してるんでしょうか」

続きを読む

「国家の品格」の著者、藤原正彦さんの講演を大阪商工会議所でききました。


流行語大賞をとったばかりの藤原さんは、

「家族は私に人前でしゃべるなと言う。『国家の品格』の著者が一番品格がないことがばれてしまう」
「女房は私の顔は長いこと見ていると気分がわるくなる顔だという」
「私自身床屋へ行って鏡をみていると落ち込む」
「今年はTVの仕事を100本以上断った。私が出るとお茶の間を気分悪くさせる」


と、立て続けにギャグをかまされました。

見習いたいものです。



日本の子どもの学力が恐ろしい勢いで落ちてきている、という話に 先日のうちの娘達の惨憺たる期末試験を思い浮かべました。


きみたちにはプライバシーはないのだ。



そして、最後は

「大事なのは武士道精神、それに美的感受性です」

という話になりました。

続きを読む

大企業に勤める女性の友人にきいた話。


女性活用のための部門横断の委員会のようなものを数年前、社長の肝いりで招集した。彼女の同僚の女性達が活発にそこで提案したが、せっかくの提案が男性によって次々につぶされていった。結局その同僚の仕事のできる女性もがっかりして社外に出てしまった、というのです。


「だからうちの会社は、今でも女性はほとんど結婚・出産で退職してしまって、残らないのよ」


「・・やっぱりねえ〜」

と、正田はいいました。


続きを読む

「リーダーの皆さんはコミュニケーションオタク、心理学オタクにはならないでくださいね」


逆説的ですが研修で、正田はこんなお話をします。


マネジメントの中でその場その場のやりとりが正しかったのか、
何がほんとうに正しいのか、

「コミュニケーション」や「心理学」を学べば学ぶほど
水掛け論になってしまうことがあります。


下手にコーチングをお教えしたことで、受講生のマネージャーさんが悩まれるのをみるのは、正田にも心苦しいものです。続きを読む

最近の読書。


「グレートスモールカンパニー―小さな会社に学ぶ『奇跡の企業哲学』」(現代書林)

「『普通の人』が上場企業をつくる40のヒント」(ダイヤモンド社)

「マネジメント改革の工程表」(中経出版)


あるお客様からのご質問にお答えしようと本を探していたら、傾向がかたよってしまいました。


さいしょの本は先日某所での発表で引用しました。「近代ホーム」という神奈川の工務店、社員数56名の規模だけど大企業や自治体から視察に訪れる、というところです。続きを読む

このページのトップヘ