正田佐与の 愛するこの世界

神戸の1位マネジャー育成の研修講師・正田佐与が、「承認と職場」、「よのなかカフェ」などの日常を通じて日本人と仕事の幸福な関係を語ります。現役リーダーたちが「このブログを読んでいればマネジメントがわかる」と絶賛。 現在、心ならずも「アドラー心理学批判」と「『「学力」の経済学』批判」でアクセス急増中。コメントは承認制です

2007年01月

これもだいぶん前のことになりますが、

ランチェスター戦略の竹田陽一先生のセミナーで、

こんなエピソードを話されました。

講演のごく一部なのでご容赦いただいて、記憶を頼りに引用すると、

「九州のある県のスーパーの社長さんは『学ばない』ので有名だ。

外部のコンサルタント一切つけない、セミナーの類に行かない、本も読まない。

どうしているかというと、ひたすら従業員の話を聴く。お客様の動向、商品の動向、すべて従業員の話から情報を得て戦略を立てる。

このスーパーは繁盛している」


う〜んできすぎ、の感もあります。
大丈夫かなあ・・。続きを読む


「女性は子どもを産む機械」

と発言した大臣がいて、モメています。

あれ、最初は正田は

「乳がんとか、子どもを産まなかった女性がかかりやすい病気というのがあるので、医療費削減という文脈から発言したのかな」

と、かってに善意に解釈していたのでした。
女性本人の健康のためとか、多少なりとも大義名分があったのかなと。

全然違う、少子化をくいとめるための方策の話で、
工場の生産管理のような発想で、

「生産手段としての女性が数が限られているから」

という話だったのですね。

それ、やっぱりだめじゃん。

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神戸ベンチャー研の例会に途中から出席。


上場された環境事業のアミタ株式会社の熊野英介社長の講演でした。


とても面白かったので一部再現。

「『人』は、BSのどこにも載っていない。資産として載っているのは、不動産、金融、などだ。財務諸表には唯一、コストとして出てくるだけだ。会計士は何をしているのか(笑)

社員の情熱とか能力を見せられるのは『株価』だ。そのことも上場した動機の1つだ」


「10年前個人評価制度を取り入れて大失敗した。どんどん社員の空気が悪くなった。これでは何かあったら持ちこたえられない、と思い、(個人評価制度を)1年半動かしてから半年間『ノルマなし』とした。条件として、『お客さんのことを考えてくれ』『仲間のことに無関心になるな』そうしたら売上が上がった。今は個人評価制度とチーム評価制度を併用し、上手くいっている」


「安定的に経営の意図通りアウトプットを出そうとすれば、大工仕事のように組織構築をする必要がある」


「環境、福祉などの利他的事業は、全体値、全体最適でないとデザインできない。モノが少ない時代に物欲を満たす『利己的』事業だったら部分最適だが。全体最適がわかるためには膨大な知識欲がないといかん。構想力、その手前に単純な想像力、そして次の段階は構築力。それに関係力、これはコミュニケーション力よりもっと深い。自分ひとりでやろうと考える人には向いてない」



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交流会でお会いした吉田経営事務所の吉田英昭先生から、自ら書きためたという冊子をいただきました。


吉田先生は松下で工場長やシンガポールの子会社社長を務められたので、経営者・管理者の心得、CS応対の心得などをつづっておられます。中にはシンガポール赴任時に谷井・松下元社長から直筆で送られたという言葉も。

これには、
「1人の力が他人の協力を得たときはじめて事業は成功する。
そして協力を得られるのは、鋭さではなく人格の力である」。


その他、

「井戸を掘るなら水の湧くまで掘れ」
「企業の発展は顧客が決める 素直な心で社会に貢献しよう!」
「失敗することを恐れるより真剣でないことを恐れたい」
「頭が回らぬと尾も回らぬ周りの人が気の毒と思うほど上司が働いてこそ部下も
付いてくる」
「成功するまで続けて失敗と言うものはない成功があるのみである」
「自分達が苦心して手がけた商品が世上でどの様に扱われているかもっと強い関
心を払いたい」
「鍛えぬいた金は変色することがない、鍛錬された者は困難も避けない」

・・・などなど、短いフレーズが、

きっと多くの経営者や管理者が壁に当たったとき、心にヒットするのでしょう。

こういう形の読み物が一番役に立つのかもしれません。

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メルマガ「職場のサプリ」用に、新しくベンチャーに勤める20代女性マネージャーさんにインタビューしました。


すっごく面白くて

「面白い、もっともっと」
 
という調子で話を聴いたのでした。

正田は、CLSで5月に

「20代・30代の仕事観」

というタイトルで、勉強会をやろうと目論んでいます。

各年代の優れた観察者や、当事者に本音トークをしてもらおう、なんて。

CLSフェロー・副代表で、キックオフ関西さんのU−30を主宰する33歳の大前和正さんや、あとIT企業の人事担当者さん、それに今日の女性マネージャーさん、なんかをパネリストに考えていて、お声がけしました。続きを読む

医療制度改革を考えるNPOの方と、知人と3人で、

「保健指導」

についてディスカッション。


保健指導というと、はっきりした症状や疾患があってそれの改善のために受けるもの、と思っていたのですがそうではなく、

自覚症状がないけれど検査数値が高い、という人にどう改善してもらうか、という話が多いそう。


自覚症状がないと、数値が改善したメリット、達成感というものを感じにくい。動機付けがしにくい。しかも仕事が忙しくて健康どころではない。保健指導の席に座っても、みんな逃げ腰。


「それは手ごわいですねえ」


うなってしまいました。続きを読む

TV「あるある大事典」での納豆のデータが捏造とわかり、陳謝していました。

このブログでも1月8日の日記で安易に引用してしまったので、お詫びをしないといけません。

(結局意志薄弱で続けて食べることはしてなかったのですが・・^^;)


先日も食の研究家のかたにお会いしたところ、
特定の食材に一気に集中する心理について憂慮されていまして、

ご紹介すると、

「凝った食材や調理法をすすめるやり方は、普通の主婦などには続かないのです。

だれでも決まった予算の中で遊びにも行きたい、おしゃれもしたい、ケータイにもお金を使いたい、その中で節約するのは食費。だからスーパーで安売りのものを買う、という生活をしています。

その中で安い日常的なものに効果があると宣伝すると、わっと飛びつきたくなるのです」


どの分野でも、情報は慎重に見極めるのは、必要なことのようです。
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今日はちょっと教科書風に。

「毎日、目先のことにばたばた追われて、ほんとに大事なことに手をつけられなくて」

とお嘆きの方のために、簡単な時間管理の方法をご紹介したいと思います。


「緊急―重要マトリックス」

というのを、おききになったことがあるでしょうか。


まだの方は、紙を一枚ご用意ください。





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「そのままのあなたでいいんだよ」

状況によって、正しかったり、正しくなかったりする言葉です。


疲れ果て、これ以上の努力は無理、もう何も要求しないで、というときには
この言葉はとても有効です。


ずっと気になっていた彼や彼女に今日アプローチしよう、というときにも、こんな言葉がけをしてあげるといいでしょう。

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雨になりました。

「あの日」から12年、東灘区住吉本町で乳幼児2人を抱えていた正田は六甲アイランドに住む中学生と小学生の3人の母となり、

人を応援する仕事の個人事業者であり任意団体の代表であります。

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以前、このブログで

「人を動かすのは、結局まごころだよね」

みたいな話を書きました。


正田は、「ひたむきさ」のある人が好きです。

これは理屈じゃなく、もう本能のようなものです。


「ひたむきさ」は、たとえばある状況に置かれたときに、
自分の知力の限界まで使ってものを考える人。

絶体絶命と思っても、逃げずにものごとを解決しようと
いう方向で考えたり行動したりする人。

確率的には、若いころスポーツをやっていた、という人に
そういう経験を積んでいる人が多いので、
初対面の人には
「何かスポーツをやってはりましたか」
と尋ねたりします。

(「スポーツ」と「ひたむきさ」の関係は絶対ではありません。
正田などはコーラス部でしたから、あんまり偉そうなことはいえません。
気持ち的には「ひたむき」でも、体力的にはどうかなあ・・と
思うときがあります)続きを読む

土、日と続けて朝ウォーキング。

晴れた冬の散歩コースは木々が葉を落とし、さばさばした感じです。


「足を運んで話したほうがいいよ」。

最近、そんなことを人に言う場面が増えました。

若い人は、元気なほうの人でもけっこうこれが苦手なんだなあ。

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えべっさんに行って、それから居酒屋「村さ来」にひとりで入りました。


焼き鳥と焼き餃子と豚角煮とジャーマンポテトを食べました。


うーん、うーん。続きを読む


「あるある大事典」で、「2週間で3kgヤセる究極の食材!」というのをやっていて、


子どもたちとすっごく期待してみていたら、それは

「納豆」

でした。

(もっとも、割合早い段階でわかっちゃったのですが)



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今年最初のCLSフェロー会議。

朝9時から三宮スタバに4名が集まりました。


「教育研修に市場原理主義はなじまない。お客様が買いたい商品がいい商品とは限らない。表面的なニーズに迎合するのではなく、ほんとうに役立つ商品はこれだ、ということを繰り返し発信していって、正しいニーズ、正しい市場をこちらから創造していく必要がある。単にコーチングができます、やります、というのではなく、それをやり続けていくことで初めて社会からの信頼が得られる」


という意味のことを正田から言いまして、
(ほんとはこんな堅苦しいことばかり言ってるわけではないのですが)

各フェローからは

「今の理念でいいと思う」

と言っていただきました。続きを読む

雨。

ふつかよいと雨が複合するとあたまが動かないです。
今年はダーリンとの晩酌もちょっと控えよう。


2月3日のセミナー「強み発見」のご案内メールを出したら、出席、欠席を問わず、なつかしい人たちからお返事をいただいて、にこにこしています。


だれもが幸せになれるし、周りの人を幸せにするパワーも手にするセミナーだから、たくさんの人に来てほしいな。


えーと、会社の業績も上がると思います。太田肇先生がそうおっしゃっていました。あ、それはギャラップ社のデータを引用して言ってたんだっけ。裏でいろいろつながっているのでした。続きを読む

映画『硫黄島からの手紙』を観ました。


近所の映画館で一番大きいスクリーンでの上映。半分ぐらい席が埋まっていました。


観終わるとぐったり疲れていました。



雑誌『BRUTUS』では、「クール・ジャパン」の特集。

日本文化がいかに世界を席巻していて、「次の一手」を考えるクリエイターたちの注目の的であるか、という話です。


正田は、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」といってヨイショされてた日本がバブルに突入していったのも知ってる世代なので・・、


日本人は、他国からの批判や差別意識なども自分の思考回路に取り込んで、適当に自己ツッコミを入れながら進化するのが正しいのではないか、と思うほうです。


人間でも国でも、自己肯定感が強すぎる人はつきあってて疲れるものです、というのはうちの末の息子をみながら言っているのですが。



『硫黄島』の映画で、日本人の信念の世界の美しさを描写していただくと、ありがたいようなくすぐったいような。続きを読む

引き続きお正月の話題。

わが家のお雑煮は、めずらしい「ハマグリだし」のお雑煮です。


普通の和風だしにハマグリの煮汁をプラスして、薄口醤油や塩で調味した澄まし系のつゆに、もちは丸もち、このほか具にかまぼこ、豆腐、薄あげ、それにハマグリが入ります。


これ、手前みそですがすごくおいしい。


ダーリンの実家の広島県双三郡三和町というところだけに伝わる雑煮だそうで、結婚当初におしゅうとめさんに習い、以後わが家でも定番になりました。


今年のように帰省しない正月は、二度は出さないといけません。


それでも、家族は汁を全部のみほして「おいしい」と言ってくれるので、幸せです。続きを読む

穏やかな元旦になりました。
ブログ読者のみなさま、あけましておめでとうございます!


幸せな1年となりますよう、心からお祈りいたします。


さて、
ブログを書かなかった30、31日は、正田にとって「激動」の2日間でございました。

それは、

1)大の苦手の「片付け」をした(ただし未完了)
2)初めて娘と2人でお節づくりをした

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