正田佐与の 愛するこの世界

神戸の1位マネジャー育成の研修講師・正田佐与が、「承認と職場」、「よのなかカフェ」などの日常を通じて日本人と仕事の幸福な関係を語ります。現役リーダーたちが「このブログを読んでいればマネジメントがわかる」と絶賛。 現在、心ならずも「アドラー心理学批判」と「『「学力」の経済学』批判」でアクセス急増中。コメントは承認制です

2007年02月

大阪産創館で進行中の小名智之氏による4回セミナー『社員のやる気を引き出して強い組織に育てる方法』の2回目をさぼってしまいました。


事務局のかたが親切で、この回に出たレジュメと宿題をFAXしてくださり、ついでに電話で30分のレクチャーまでしてくださいました。

2回目はコミュニケーションの大切さやタイムマネジメントなど、たいへんコーチングに近い話だったようです。正田、行っていばればよかったのに。ばかばかばか。


宿題は、38問の質問からなり、これもコーチング的な拡大質問で核心をつくものばかりで、全部まじめに答えると数時間かかりそうです。


2月21日から3月12日まで4週連続で、この手の「重い」宿題が入ります。
参加された中小企業の経営者さんには、たいへん身になると思います。28名がエントリーされています。続きを読む

おじさま2人と尼崎で昼食。


先週、

「正田さんが疲れている疲れている」

と騒いでくださったかたがたで、

この日も開口一番

「先週あんたの顔見たら寝られへんかったで」

と言われました。


JR尼崎から東に5分、「はなみずき」という喫茶店で
美味しいハンバーグ定食をいただきました。

ここのママは北和子さんといい、元松下の経理ウーマンで、尼崎市議を2期務めた方です。

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神戸骨董祭に行きました。

同じ六甲アイランドの中の神戸ファッションマートで年2回、春と秋に3日ずつ開かれる催し。


正田は、柿右衛門が好きです。(こういうところは女性)


毎年、会場に入って右手の端に、いつも決まった石川県のほうの業者さんがブースを開き、このブースに柿右衛門の出物がいっぱいあります。
濁し手という、乳白色の地に赤や緑、黄色でいろどった絵付けがかわいいこと。


今年は中央に鳳凰の絵柄を配し、周囲に松竹梅のレリーフの入ったお皿が、

「○○円にしとくわよ」

と、ささやいてくれたのですが、さすがに手がでませんでした。続きを読む

引き続き今朝の大ウケ。


「ゲキレンジャー」という、始まったばかりの戦隊ものを偶然みてしまいました。

これが・・、

青黄赤のスーツのヒーローがいちいち同じ振りで踊りながら怪獣と戦うシーンで、


「だっさ〜。なにそのダサさ。どうやって共感して見ろというの」

「なんだそのロボットの造形は。おもちゃ屋の回しもんか」

「いえてるいえてる」

果ては、

「ロボット3体が合体するのが『最終奥義』っていうんだけど、
初回からいきなり登場する『最終奥義』って、いったい・・」


絶対朝からツッコミを入れてもらうために作っている、
とアイと意見が一致しました。


ほとんど唯一ベテラン俳優で登場する伊藤かずえも、なんかそれに調子を合わせてる。ご苦労様です。続きを読む

今朝起きてみると食卓にこんな張り紙が・・。


「哀れな父さんへ

                  次女より


さてさて父さん、まず、何故このうちが
この手紙をかいたかといいますと、
ちょっとした諸事情があったからにございます。


で、そのちょっとした諸事情といいますのは、
樹がシチューをこがしたことでして、
実はシチューがこげちゃいました。


すみませんでした。母さんが言うには、
「シチューだと思わずに食べればおいしい」
そうなので、父さんもシチューだと思わずに
シチューを食べて下さい。じゃなきゃ
やばいことになっちゃうかも。

                  次女より」





ゆうべ、二女のアイは

「イツキがシチュー焦がしちゃった!!」

と、出先に怒りの電話をくれたのですが・・


「哀れな父さん」にはワンクッション置いた手紙を書いたようです。
原文は青、緑、紫、オレンジ、ピンク、赤の色ボールペンを交互に使いながら書いてありまして、そのテイストを正確にご紹介できないのが残念。


全体がベージュ色になって妙に香ばしいクリームシチューを食べる哀れな父さんも、これを見たら
ププッとなるでしょう。

私にはちょっとない才能です。

大反省。
お客様との大切なアポをすっぽかしてしまいました。

「あってはならないことをしてしまいました!!
弁解の余地もございません」

怒られて当然と、平謝りの電話を入れると、
お客様は思いのほか寛容に、

「いいですよ。次の面談はいつにしますか?」

「えっ?次の面談を入れてくださるんですか。
ありがとうございます!!」


「ええ、私も成長したいですからね」

・・

本当は、こう言ってくださるからと言って甘えたりしてはいけないんです。

コーチ歴5年半、初めてのアポ忘れ。ほんとに。
(・・怒っていいんですよ、○○さん。ありがとうございます)続きを読む

「ミドル・マネージャーが組織の中で疲れてしまうのではなく、
自分1人ではできないようなスケールの大きい絵を描いてみる。
一緒にやる人がいたら、
その人も成長できるような大きな仕事を構想し、
怖がらずにやり通して、
会社や社会への遺産(レガシー)とする。
そのような会社におけるリーダーシップの旅は、
まさに中年の「発達物語」にほかならない」

『リーダーシップの旅―見えないものを見る』(野口智義、金井壽宏)


このブログではあんまり引用することが少ない金井壽宏氏ですが、
このくだりはたいへん共感するフレーズです。



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パオロ・マッツアリーノ「つっこみ力」。


さいきんの新書は週刊誌化している、とどこかの新聞記事にありましたが、

この本は恐ろしく(文体も体裁も)軽くて楽によめます。

しかし中で使われているデータの量は膨大なもので、書く作業の奥にある調べ物の作業量がうかがわれています。

そのうえで、データをケチョンケチョンに笑いのめすのですが。


冒頭近くでいう、

「わかりやすさは、愛」。

わかりやすさ、愛、どちらも正田は大事にしてるものなので、うれしくなりました。



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社団法人 大阪能率協会さんの新春講演会に行きました。

宮本一・関空会長の講演につづき、交流会。370名が出席する中、
以前ブログにも登場いただいた元シンガポール松下社長の吉田英昭先生が、どんどん色んな人に紹介してくださいました。

でないと、引っ込み思案の私は最後までだれともお話できなかったかもしれません。

出会った中で印象的だったのは、たとえば、

ハンマーテック代表の山根美佐子さん。
なぜこういう社名に?と質問すると、

「インターネットって、従来の発想では考えられないようなことができるでしょう。既存のものを壊すようなこともしたいかなっと。

私、あんまり女性的なのが好きじゃないので。暴力的なのかしら(笑)」

8ヶ月のお腹で、まったくそれを感じさせないようなすたすたした歩き方をされます。

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アメフトの練習風景を見に、住宅街にある私立大のグラウンドに行きました。

大学の正門前のパーキングに車を置いて、さあグラウンドはどこかなと、歩いてくる女の子の集団にききます。

「アメフトの新しい人工芝のほうのグラウンドはどこですか?」

女の子たちは、顔を見合わせてわからない、という表情。
わからないのはいいんだけどお化粧濃いなあ、ジョシ・・(おばさんの感想)


続いて男の子2人組にきくと、

「ああ、この道を突き当たりで左へ行って長いぐねぐねした下り坂がありますから、
そこを道なりに行くと左手にテニスコートがあってお宮の鳥居があって、その向こうに右に折れる道がありますから、そこを右に曲がっていただくと
その道の奥がアメフト練習場です。


・・わかりますか?つまり、左に曲がってテニスコートのところで右に曲がってもらえばいいんですけど」


途中で「要約力」も駆使して教えてくれました。えらい。できる。続きを読む

東洋陶磁博物館で開催中の「鍋島やきもの展」に行ってきました。


実は、一時期の古伊万里ブーム以来、やきもの、中でも磁器に目がない正田です。


鍋島は、ご存知のように、1650年ごろから九州・佐賀の鍋島藩で、将軍家などへの献上品として盛んにつくられたやきものです。
どちらかというと優美で女性的なな柿右衛門に比べて、鍋島は武士社会でやりとりされたものだけに、男性的な様式美や精緻さ、構図の巧みさ、などが特徴。

今回は展示品も豊富で、初期〜盛期〜衰退期の代表的な名品が網羅され、とても楽しめました。

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「はたらく」ということに関して、文藝春秋と中央公論で特集。

(なぜか、漢字の「働く」ではなく、ひらがなで「はたらく」と書きたい気分なのでした)


前者は経済学者の岩井克人氏の談話、後者は元富士通の城繁幸氏とパラサイト論の山田昌弘氏の対談です。


岩井氏は


「差異性は連続して生み出さなければならないのです。そのためには、優秀な人材をサポートし、さらにはそのアイデアや能力を継承していく組織、チーム作りが大事になってきます」

・・『会社はだれのものか』と同じようなことをおっしゃっています。


城氏は

「団塊ジュニア以下の世代は、・・生涯年収は団塊世代の5〜6割くらいになる」

と、怖いことをおっしゃいます。
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ハルカとアイが、ネットでレシピを見ながらチョコレートづくりの相談をしています。

年子の中学生の姉妹は、早口で2人で既にかしましいこと。

PCの前に陣取ったハルカが、

「これがいいんじゃない、これこれこれ」

「ねえちゃん、何気に1人で決めてんじゃん」

アイ厳しいツッコミ。

「うん(笑)ごめえ〜ん♪」


あのペースでニコニコしながらツッコミ入れられたら、仕事のやりとりも楽だろうにな〜。

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梅林の残り半分の株にも花がつきだしました。

白梅の中には、蕾のうちはピンクに見えるものがあり、とても可愛らしい色です。

ずいぶん早い「全山開花」だなあ〜〜。




CLSフェローの松本茂樹さんから、絵本

『がんばれ大ちゃん』(さく・え みやざきあゆみ)

をいただきました。


ブログ読者の皆様は、

兵庫県相生市の「ど根性大根」をご記憶でしょうか。




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きのうは、末っ子イツキの11歳の誕生日。

2週間ほど早く届いた「WII」で人気アニメのソフトをやろうよ、とやりたくてたまらない夫がけしかけると、

「誕生日まで待ったほうが楽しみが大きいから」

と、イツキが断ったそうです。


「忘れ物大王」

の彼、

誕生日の朝起きてみると

「自由帳、コンパス」

と自分の食卓の席にメモを置いてありました。


「これはとうとう『忘れ物はアカン』ということを憶えたあかしではないか。褒めてやってくれ」

と夫。


本人に聞くと、それは学校に行く前にコンビニに寄って買うためのメモだそうでしたが、、、


この子の忘れ物失せ物問題はずっと家族の頭痛のたねだったのです。
とっちらかっていた「男の子脳」もついにまとまりがついてきたのでしょうか。続きを読む


「ウツが治ったA君に仕事やらせてみたけど、全然大丈夫。ちゃんとしてたよ」

会社から帰ったダーリンがそんなことを言います。


このところ静かだったダーリンはどうしてたかというと、

しばらく
「会社というか部門に人を育てる気風がない」

とぶつくさ言ってましたが、思い立って

「2軍監督」

のようなポジションに自分から手を挙げ、

最近はそういう勤務が多いのです。


2軍から筋のいい若い子を伸ばしてやりたい、みたいなことを言います。続きを読む


引き続き「強み発見」の思考法に染まっています。

ギャラップ社のストレングス・ファインダーでは、上位5つの資質は何か、が出ますが、その下の29の資質がどういう順位になっているか、まではわかりません。

ギャラップさんではちゃんと個人別にデータで残されているのだそうです。


正田のばあいでいうと、「目標志向」「個別化」「親密性」「未来志向」「着想」まではわかっていますが、


その下にすぐに続く資質が何かというと、データとしては不明。コーチに言われたことがあるのは、

おそらく「共感性」と「責任感」はわりあい高いところにあるだろうと。続きを読む


「人の心って、まあるい風船みたいなものだよね」

「学校のクラスの友達同士って、風船と風船がぎゅうぎゅう押し合いをしてるんだよね」


小学生のころ、そんなことを思っていました。

・・ブログ読者のみなさまは、思ったことありませんか?



うれしい時、元気いっぱいの時、

心の風船はプワーッとふくらむんだけれど、

それはいつもほかの人の心の風船にぶつかって、
ひしゃげたり押し戻されたり、

きれいな球の形にはなりません。

人間社会で生きている限り。集団の中にいる限り。続きを読む

企業内コーチ育成団体「コーチング・リーダーズ・スクエア(CLS)」の第14回勉強会「強み発見!」でした。


この分野でわが国ナンバーワンのコーチ、森川里美氏が、多くのワークの合間に、「人の34の資質」について丁寧に解説。


「うちの団体」の特性を意識してか、
それぞれの資質を上司が持っていた場合どんな対部下の態度、コミュニケーションになりやすいか、
という、本には載っていないところまで話してくださったので、
ご参加の経営者、マネージャーの皆様にもひじょうに満足いただけるセミナーだったのではないか、と思います。


逆に、

「この資質とこの資質を持っている上司は部下に対して”切れ”やすい」

なんていう話も・・。


自分を知る、って大事なことですね。


部下をもつようになると、自分の自己実現だけを考えて仕事することはできません。
どんな「強み」も、強すぎると弊害になるので、コントロールできるようにならないといけない、とか。

「自己実現」より、さらに高度な成長が求められるのかも。

ほかの人のこと言えるのカナ、正田は。

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梅が花をつけました。


寒さに対して天の邪鬼がむくむく沸き起こり、ウォーキングに行ってしまったのです。


体育の時間らしい高校生の男の子の集団にバーーッと追い抜かれ、次いで女の子の集団が反対側から息を切らして走ってきました。


最後尾に禿頭、白髪の男の先生が同じスピードでついて走っています。



人を育てるとは、何十年単位の息の長い作業です。

その作業をしないで、果実を食い散らかすだけの人もいます。

会社は、この子たちが引き続き成長できる場になっているでしょうか。続きを読む


きょうは雪もちらつきそうな空。

このブログでは、恥ずかしくてお話してなかったのですが、
昨年末に流行りの乗馬フィットネス器具を買いました。


商品名で言うと「○デオキ○グ」というもので・・、


伏字にするとなんで怪しげなんでしょう。

また変なものに引っかかる、と叱られそうですが
私の場合、最近は週日は乗馬運動15分、週末に気が向いたらウォーキング、
と使い分けています。


このブログでウォーキングの描写が少なくなったのはそのせいです。
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ハルカとアイの部で”お家騒動”が起こっているようです。

2年生の現部長のシロヤマ君(仮名)にほかの女子部員が反抗しているらしい。


同学年の女子部員が2人、部活に来ても活動しないでぺちゃくちゃしゃべり、終了時にもだらだら片付けて一番遅くなる。それを注意しに来たシロヤマ君を2人して

「キモイ」
「ムカツク」

とののしる。

最近ではそれに1年女子も同調するようになり、部の空気がわるくなってきたのだそう。



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