正田佐与の 愛するこの世界

神戸の1位マネジャー育成の研修講師・正田佐与が、「承認と職場」、「よのなかカフェ」などの日常を通じて日本人と仕事の幸福な関係を語ります。現役リーダーたちが「このブログを読んでいればマネジメントがわかる」と絶賛。 現在、心ならずも「アドラー心理学批判」と「『「学力」の経済学』批判」でアクセス急増中。コメントは承認制です

2008年02月

 このブログの「プロフィール」欄を詳しくしてみました。

 きのうライブドアさんの「プラグイン改訂」によって、一問一答形式の欄ができたので、さっそくつかってみました。

 
 ご興味のある人は、ご覧ください。
 (この画面の左下参照)


 実はこれを記入していて気がついたことで、

 「きらいな人は」の設問に字数が足りなくて答えられなかったのですが、
 ひとことでいうと

「自分がわかってない人」

なのだろうと思いました。


 とりわけ、テキストでもひつこいぐらい書いたことなのですけれども、自分の中の怒り、恐れといった負の感情、自分の中の競争心、認められたい注目されたい気持ち、などの存在が

「わかっていない」

ばかりに、それらを暴走させてしまいすごくおかしな言動をとったり他人を傷つけてしまったりする人。続きを読む


 NHKの朝ドラ「ちりとてちん」はカルト的なブームなのかもしれません。

 視聴率がいいという話はあんまりきかないのですが、みてる人の間での評判は凄い。


 でわが家でも1日3回みてるツワモノがいる(私ではない)し、今週からはとうとう毎回録画するようになりました。


 みてない方のために解説すると、福井県小浜市出身の「ネガティブ」な女の子・和田喜代美(貫地谷しほり)が大阪に出てきて落語家を志し、師匠や周囲の人に励まされ結婚もしながら女流落語家として成長していく、というストーリー・・


 でもこんなところであらすじ紹介するよりは「ウィキペディア」などをご覧ください。ファンの方の濃い〜解説があふれています。


 さて、このドラマ大変よくできた脚本
(藤本有紀さんという人。今まで知らなかったけれど、お見事の一言)
なのですが、ついつい「人材育成」という目線でみてしまう私であります。続きを読む

 女子大生時代、新人社員時代、と回想シーンが続きました。

 こんどは現代の話。



 知人男性(特に名は秘す)が、


「うちのカイシャの女性はダメだ」

と嘆いています。


 だいたい彼の世代から「女性総合職」をとるようになって、同期とかまわりに結構女性がいるのだそうですが、


「オジさんたちがチヤホヤして全然育てなかったので、仕事はできないしワガママばかり。そろそろ管理職になろうとするのに担当者としての仕事もできないから先が思いやられる」


といいます。


 さて、続きを読む

 前回は正田が女子大生だったころのお話。

 今回は、花の社会人一年生のころのお話です。


 どうも、一度ぐらいブログに書いたような気もするのですが・・、



 正田は最初の就職で、某通信社の外信部にはいりました。仕事はデスクまわりの雑用と英文和訳です。


 女性をとるのは初めての職場。ところが、もうひとり「女性」がおりました。スクラップを作る女子大生バイトです。


 何かにつけ「女性慣れ」していない男性の先輩がたは、

 「教えてやってくれよ」「いじめないでくれよ」

と、口ぐちに言ってきます。


 まず、女性の指導係は女性、というのがこの場合、思考停止だな、と思うんだけど。続きを読む

 とつぜん回想話です。

 もう20年以上前のこと。

 まだ花の女子大生だった正田は、神田神保町にある「現代中国映画上映会」というサークルに入っていました。


 1980年代初めのその会は、当時でもう10年以上の歴史のあるサークルでしたが、上層部には新左翼っぽい親中国の人達がいて長々と映画を分析した論文をかき、そしてこまごました実務をやっているのは、ただの映画好きのノンポリの大学生でした。

 チェン・カイコーや今度北京五輪の開会式の演出をするというチャン・イーモウといった、現在世界のメジャーで活躍する監督たちはまだ出てきておらず

(ちなみにチェン・カイコーの「黄色い大地」が1986年、チャン・イーモウの「古井戸」「紅いコーリャン」が87年です。ムダ知識)、


 のちに「芙蓉鎮」(87年)で「やや」有名になった謝晋監督が、「天雲山物語」(80年)、「牧馬人」(81年)で「やや」踏み込んだ文革批判映画を撮り、当時の中国オタクたちを感心させた、という時代であります。


(ちなみに文化大革命が終わったのは1976年です。いえ、どうでもいいですね)


 

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 CSCDさん主催のワークショップ「からだ・コミュニケーション」に家人と参加。


 以前にもこのブログに登場したジャワ舞踊家の佐久間新さんと、藍野大学講師で理学療法士の玉地雅弘さんが「からだ」について語り、実演されました。


 
 あおむけに寝て手や足を曲げたり位置を変えると、そちら側の視野が狭くなる。

「手足を曲げたのは、いわばそちら側をけがしたのと同じこと。イヤなことは見たくなくなるということなんでしょうか」と、ある参加者。

 ただし、これは人によるようで、逆に手足を曲げたほうの視野が広がる人もいるのだそうです。



 「ガムラン」の長い曲に合わせて手足を動かすエクササイズが30分ぐらい続いて窓の外から好奇の目を注がれ、


 家人は「途中で瞑想の世界に入った」と言っていました。

 これは、きっと宗教につかおうと思えばつかえるし、アカデミックな場で体験できたのはありがたいことなのでしょう。続きを読む


(財)関西情報・産業活性化センター主催の「テクニカルライターの会・フォーラム2008」に行ってきました。

 だって、サブタイトルが

「〜コミュニケーションを科学する〜
どないしたら もっと分かってもらえるねん!」

なんて、コーチならずともそそられるじゃないですか。

 ・・といっても、基本的に「マニュアル制作」のお話です。


 内容は、京大や同志社の先生方の学術的な講演でした(あとで口の悪い参加者が、「ベタなタイトルとは似ても似つかない」と言っていました)が、

「メタファー(比喩)の効果と限界」

「グラフィック化(図形で見せること)の限界」

など、やはり面白いものでした。


 続きを読む


知人男性(特に名前を秘す)が、
3月22日の勉強会「承認欲求―『認められたい』をどう活かすか」
に、会社の上司を連れてくることになりました。


メンタル続出の職場。
最近は優秀な中堅女性が
「下(若い人)がいないのでいつまでも雑用ばかりさせられる」
と、製薬会社に転職してしまいました。
そのなかでわずかに危機感をもち、「若い人の育成」に関心のあった上司は、
勉強会の案内をみて、
「自分が長いこと探していたものはこれかもしれない」
と言ったそうです。


「良かったね〜」
と喜んであげたことはいうまでもありません。続きを読む

 北海道おといねっぷ美術工芸高校校長の石塚耕一先生が、「感動こそが人を成長させる」という題で文を書いてらっしゃいます。

http://manabinomo.exblog.jp/5547525/


 すこし引用させていただくと、


 「感動は、子どもたちの成長にとって必要不可欠なものです。もしかすると、毎日の食事以上に大切なものかも知れません。たとえば、いろいろな経験の中から多くの感動を体験してきた子どもたちと、感動をまったく体験してこなかった子どもたちとでは、そこに人間としての圧倒的な差が生じます。それは学力の差のようにかたちになって見えるものではありません。そもそも人間の成長にとって学力なんてたいしたことではないのです。所詮それは二次的なものであって、本質は人間として必要な「心」が育っているかどうかということなのです。もっと言えば、「思いやりの心」や「より良く自分を変えていこうとする心」が育っているかどうかということなのです。」

 
 「今の日本は、「笑い」をつくり出すことにあくせくしています。テレビ番組はそのお手本のようなもので、お笑い番組がゴールデンタイムに数多く放映されています。確かに「笑い」は私たちの生活を楽しいものにしてくれます。しかし、それだけで人間は成長しません。何歳になろうとも、私たちが求めているものは感動なのです。なぜなら、感動は人生を豊かで有意義なものにしてくれるからです。」
続きを読む


 買ったばかりのケータイで、ウィルスソフトが繰り返し立ち上がり他のアプリケーションがまったく使えないという不具合が発生。


 出先でやりたかったことが何もできずいらいらした挙句、家に帰ってPCで検索してみると、このソフトは2年前にも不具合を起こしてアンインストールが推奨されたことがわかり、あっさりアンインストールしてしまいました。


 えーとソフト屋さんには何も怨みはないんですけれども・・、


 IT社会には怒りが充満する。


 新しいことができるようになった「喜び」はたちまちのうちに「普通」になり、そして不具合が起きればそのために何時間か何日か怒っている。周囲の人に当たったりもする。


 さすがに人間修養の成果か、正田は今回周囲に当たったりはしませんでしたが・・(ホンマか?)



 もっと、喜ぼう。そして怒りの処理はじょうずにしよう。



 次回のCLS勉強会は3月22日、「承認」がテーマです。

 しかもCLS初めてのカフェセミナー。

 アドリブが得意な太田肇先生とはいえ、どうなることやら・・。



CLSでは、MLで告知したところ常連の会員さんが「ぱたぱたっ」と申し込みされました。副代表の大前さんは「会社の人をさそって来たい」とおっしゃるし、なんとうちの家人も「太田先生とお話しできるなら行きたい」とか、言っております。

 とはいえブログ読者の皆様、まだまだ空席はございますよ。


 以下に内容をご案内いたします。


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 企業内コーチ育成団体「コーチング・リーダーズ・スクエア(CLS)」
第21回勉強会
★太田教授と語ろう
  承認欲求―「認められたい」をどう活かすか?


「働く人たちの大多数は、自己実現欲求より承認欲求によって動機づけられてい
る」
「認められたいと思っていても口に出さない(出せない)のは、それだけみんな
が認められることを強く望んでいるからである」

 仕事の中での「承認」の重要性を一貫して訴えてきた気鋭の組織論学者、同志
社大学・太田肇教授のトークイベント。職場で力を発揮したい人も、ほかの人に
力を発揮してほしい人も、この機会に「なんのために働くか」話し合ってみませ
んか。

【講師紹介】
太田 肇(おおた・はじめ)氏  同志社大学政策学部教授

1954年生まれ。神戸大学大学院経営学研究科博士前期課程修了、京都大学経済学
博士。国家公務員、地方公務員を経験の後、三重大学人文学部助教授、滋賀大学
経済学部教授などを経て2004年より原色。専門は組織論、人事管理論。とくに個
人を生かす組織や社会について研究。講演やセミナーのほか、マスコミでも広く
発言している。著書は『認められたい!』(日本経済新聞社)、『お金より名誉
のモチベーション論』(東洋経済新報社)、『承認欲求―「認められたい」をど
う活かすか?』(同)など多数。幅広いフィールドワークに裏打ちされた、現場
の実感あふれる「人」と「組織」への考察、それに誠実な語り口には定評がある。



◆日時:3月22日(土)13:30〜17:00
◆参加費:2,000円(ワンドリンク付、正・準・非会員同一料金)
参加費は当日お支払いください。
◆定員:20名
(お席に限りがございます。お早めにご予約ください)
◆主催団体:
●企業内コーチ育成団体「コーチング・リーダーズ・スクエア(CLS)」
事務局 正田078-857-7055 、info@c-l-s.jp  

◆会場:喫茶「プランタン」
〒530-0041 大阪市北区天神橋4−4−1
(JR大阪環状線天満駅徒歩1分。
改札左へ出て薬局前を左折、不動産屋の角を右折、さらに右へ折れて2軒目です)  
TEL 06−6358−3106


◎お申し込みは、
・ウェブ http://www.officesherpa.com/nextevent/nextevent.cgiから、どうぞ。

 「ポジティブ」は最近問題になりやすいので少し詳しくお話します。


 「ポジティブ」な人は大変明るい、物事の明るい面を見る、落ち込まない、人に好かれるすばらしい資質です。

 「ポジティブ」な人はほめ上手です。他人のいい点もすばやく気がつきますし、ほめることも自然にやります。こういう人はコーチになるとよろしいですナ。



 私の仕事仲間や家族にも「ポジティブ」の資質をもった人がいますが、(該当諸兄姉、例にひいてごめんなさい)


 たとえば仕事でもう疲れた、投げ出したい、やめたい、となったときにも「ポジティブ」な仲間から、

 「正田さん大丈夫だよ。まだやれるよ。やろうよ」

 
 と励まされて、救われた気分になって、実際続けた、という例は枚挙にいとまがないのです。


 ところが、続きを読む



 どんな生物も、本能的に生存に適した道を選ぼうとするのであります。


 また人の多くの行動パターンは、「強化学習」と「モデリング」によって形成されるのであります。


 ある人の奇妙な行動も、「生存本能」と「強化」「モデリング」によって決定づけられたのだ、と考えると、形成過程を理解しようかな、という気にもなるのですが・・・、、


 うーんうーん。


 ときに、人の行動がひどく嫌悪感を誘うのはなぜなのでしょう。



続きを読む


 先月27日に家族そろって携帯をウィルコムさんに替え、同時に「ウィンドウズケータイ」にしました。モバイルPCに携帯がくっついてるような、あれです。


 以来1週間余。

 
 メールアドレスの設定をすると、とたんに始まるのはメールの振り分け設定。まだまだ終わりません。


 キーワードを決めて来たメールをどんどん「ごみ箱」送りにします。


 本人は移動の電車の中でも講演会の待ち時間でも大真面目にやっているのですが、はたからみると遊んでるとしかみえないだろうな・・。続きを読む

 予備校講師・細野真宏氏による講演会

「よくわかる日本経済と投資の話」に行きました。大阪府金融広報委員会の主催。


 このブログは経済のブログではないのですが、

 大まかなお話のポイントをあげておきましょう:


●日本の借金は800兆円。もし私やあなたが800兆円というおカネを1分間預かると利子はいくら?―3000万円ぐらい。1時間で20億円。先進国でワーストワン、シャレにならない規模です。


●一部雑誌で「日本はすでに破綻している」と報道があったが、実はまだ「破綻」からはほど遠い。


●増税は不可避。先進国の中で最低レベルである消費税を1%上げると年間2.5兆円の増収。


●私たち個人として貯蓄→投資に向かうのは正しい。しかし投資が「投機」になっていることは、こわい。たとえばFXや中国株、ロシア株。


●サブプライムローンについての解説 (正田注:ひじょうにわかりやすく解説してくださったけれど、全部書くとやはり長くなるのでとばします)


●現在の株安 やはりちょっと異常な数値。健全な経営をしているはずのところでも安すぎる。続きを読む



 地元の自治体の管理職さんの自主勉強会の準備会合。

 去年、おととしのの研修に参加された、
5人の課長さんが集まり、お茶菓子つきでわいわい話しました。

 5月14日にほかの受講生さんもさそって第一回会合をすることになりました。

 
 さすがに優秀な人たち、手際いい。
続きを読む


ひきつづき、変なトコロに引っかかって


「うーん、うーん」


と言っている私であります。



「FAXの送信ミス」って言ってるけど、、


・そもそも重要な情報を4枚目にだけ入れてタイトルや冒頭部分に入れないという文書作成方法は正しいのか?


・重要な情報の伝達方法として、FAXだけに頼るのは正しいのか?電話などで、
「こういう事件についてのFAX送ります。有機リン系農薬によるのと似た症状があり当方で注目しています。本件緊急と考えます」
と一言補足するのが親切なのではないか?

またFAXには送信漏れ、2枚同時送信、番号違い、先方の紛失、紙切れやインク切れ、などのトラブルがつきものなことを考えると、FAXの元ファイルがあれば、あわせてメールでも送るべきではないのか?」


・受信したほうも全体のページ構成がわかっていれば、「1枚足りませんよ」と問い合わせればいいのではないか?
続きを読む

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