正田佐与の 愛するこの世界

神戸の1位マネジャー育成の研修講師・正田佐与が、「承認と職場」、「よのなかカフェ」などの日常を通じて日本人と仕事の幸福な関係を語ります。現役リーダーたちが「このブログを読んでいればマネジメントがわかる」と絶賛。 現在、心ならずも「アドラー心理学批判」と「『「学力」の経済学』批判」でアクセス急増中。コメントは承認制です

2008年03月

『不機嫌な職場―なぜ社員同士で協力できないのか』(高橋克徳ほか、講談社現代新書)


 オビに「こんな職場は要注意!!」というのが列挙してあります。

●新しいことに参加してくれない

●熱意を込めて書いた提案メールに反応がない。あるいは冷やかな反応ばかり返ってくる

●何回頼んでも誰もきちんと対応してくれない

●メールなどで一方的な指示を出してきて、こちらの対応が遅いとキレる

●派遣社員やパート社員を名前で呼ばない

●困っている人がいても、「手伝おうか」の一言がない

●「おはよう」等の挨拶がなく、皆淡々と仕事を始める

●イライラした空気が職場に蔓延し、会話がない

●隣の席にいる人とも、やりとりはメールのみ


 読者の皆さんの職場では、いかがでしょうか。
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 NHKの朝ドラ「ちりとてちん」が、とうとう終ってしまいました。

 最終週は、主人公・喜代美が、おなかに子どもを授かって13年間修業してきた落語の道を諦め、

「おかあちゃんになります」

と宣言。


 自分の「おかあちゃん」に、

「何が楽しいのかって思うとった。自分のしたいことは全部後回しで、人のために笑ったり泣いたり」


「でも気がついた。おかあちゃんは太陽や、って」


と、語りかけます。


 このシーンに、夫も私もウルウルして、

夫・44歳は

「いつまでも成長したい、っていうガキじゃだめなんや。若手を育てる立場なんや、って気がつかな」

と、決意を新たにして会社に向かいました。続きを読む


『問題は、躁なんです―正常と異常のあいだ』(春日武彦、光文社新書)。

 アマゾンで注文してもいくら待っても在庫がなく、近所の本屋さんで最後の1冊になっていたのを買いました。


 「うつ」と比べて取り上げられることの少ない「躁」というもの―こまかく言うと、「躁状態」と「躁病」に分けられるらしいのですが―をつづっています。


 たとえば「躁」になるとどんなふうか。
 少し長く引用します:


「ことに男は、尊大となる。やたらと威張り、声も態度も大きくなる。せっかちで豪胆になり、自分は度胸も才能も魅力も傑出していると思い込む。すると些細な思いつきが大発見をしたかのように感じられて、そうなると話はいきなり『やっぱり事務所は六本木ヒルズに置くかな」「キャンペーンガールにはアイドルタレントの誰それを起用しよう」「社長専用車は、ベンツよりもベントレーのほうがいいかな」などと、浮ついた枝葉末節へ飛んでしまう。思いつき程度のアイディアを商業ベースへ押し上げるための地道な『詰め』やリサーチのことなどは決して考えない。」

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先日、息子が学校のともだち10数人を招んだ日。


実は途中で、

「オレ、隣の部屋に行っていい?」
「帰れ」

みたいなやりとりになったときがありました。


息子が、「ホラー映画みようぜ」と、部屋をくらくして『着信アリ』をつけて間もなくのことです。


このときは、その場にいた夫が


「ホラー映画いやがってるともだちいてるやんか」

と、間に入り、


無難に『ルパン三世 カリオストロの城』に換えて、収まったのでした。続きを読む


 息子の小学校の卒業式。


 とうとう、これでわが家には小学生がひとりもいなくなります。


 卒業生入場。
 思い思いの式服を着た卒業生が、体育館の前のステージの左右から出て降りてきます。

 
 恒例・式服ファッションショー。

 
 今年の傾向はというと、
 男の子は上下スーツのフォーマル派が2割程度、あとはカーディガンにチノパンなどのカジュアル系。
 女の子は、やや丈長の体にピタッとしたシルエットの上着に膝上15cmのチェックのミニスカというのが定番で、8割ほどを占めていました。

 男の子のほうがばらつきが大きく、この年頃は女の子のほうが「ピア・プレッシャー」が強いといえるのかもしれません。


「だって、店に売ってるのああいうのばかりなんだぜ」


 先週慌てて「式服」を買いに走らされた夫がいいます。


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 また無差別殺人。

 犯人は、ゲームおたくの男性だったようです。



 以前、「ゲーム脳」ということが一時期言われ、今はあまり言われません。

 
 その「ゲーム脳」の主張とはどこまでかぶっているかわかりませんが、

 情報の取り込みを「視覚」にたよる人が増えているかもしれません。



 コーチングの研修をするようになって4年ほど、

 当初から、研修受講生のマネージャーさんから困った部下についてのご相談で一定のパターンがあって、続きを読む



勉強会「承認欲求―『認められたい』をどう活かすか」おかげさまで無事終わりました。


 会員・非会員の皆様15名が参加。


 初のカフェでの勉強会は、少し席がせまい感はありました・・しかし、いつもに増してお互いが近く感じられ、講師の太田肇教授もまぢかにおられたというのは、とてもラッキーだったかも。


 太田教授による約1時間30分の講演のあと、ディスカッション。
 非常に活発にご意見、ご質問が出ました。

 メモの抜粋です:

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 「承認欲求」勉強会をあすに控え、早くも盛り上がっています。

 事前アンケートでは、11名中9名のかたが回答され、しかもアンケート結果をみた人が新しい人に参加を呼びかけるというような、思いがけない波及効果もありました。


 …でも、ご記入内容は参加者同士で共有するものなので、ここにご紹介するのは控えましょう。


「本気」の問題意識と出会えるのは、この仕事冥利につきるというものです。
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 満員電車の中で。


「すみません、音、下げてもらえます?」


 言ってみました。生まれて初めて。


 言った相手は、すぐうしろに立っていた、若手サラリーマン風のスーツの男性。


 やや、トッポイ感じの長めの髪で、彼のイヤホンからは半径5mぐらいに響く音量で、いまどきの歌が流れてきます。


 何曲かガマンして聞き流していて、甲高い女性ボーカルの起伏の大きい曲になったとき、ついに・・。


 言ったら何が起こったかというと、続きを読む


「新人・若手社員へのシツケ(躾)教室」に行きました。


 日本経済新聞社主催。

 同社主催でこのタイトルのセミナーは初めてだそうです。


 講師は、螢▲ティー常務・コンサルタントの田中勉氏で、

「ここ2年ほど、企業から入社前『躾』研修のご依頼が増えてきた」

といいます。

 家庭でも学校でも「躾」がされなかった分、社会人以前に人として基本ができていない若い人が増えてきた、と、このブログとよく似たことをおっしゃる。


 さすがに内容も教え方も堂に入ったものです。


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知人男性「きのう、会社でおもしろい会話があったんだ」

私「ほう」

知人「上司とオレのいっこ先輩と3人で話していて、

上司が

『うちの会社はみんな職人気質で、自分は一人でここまで来た、と思い込んでる。でも本当は違うんや。

若い者への教育とか、マネジメントのノウハウとかが必要なんや。うちの会社は今までそれがなさすぎたんや』

って。

な?オレが口を酸っぱくして言ってきたことと一緒だろ」



私「ほうほう。すごいね。それで」



知人「オレも

『そうですよ。若い者を育てるし職場も円滑になるやり方があるのに、うちはあまりにもそういうことに無知すぎる。こういう種類のことで一番遅れてるのはうちかもしれませんよ』と。


私「うん、そうだよね」



知人「そこへ先輩が、

『でも最大の問題は、うちの職場の人間が仕事できんことや』

と言ったんや。

すると上司が

『その考え方がすでに問題なんや。他社にそんな優秀な人間が入ってると思うか』

だって。オレが言ったんじゃなく上司が言ったんやで」


私「ふう〜ん、すごい。あなたの上司すごい勉強したんだね。私も小説のほう読まなくちゃ。先方がこっちの言うことそれだけ受け入れてくれるんだったらね」



 ふわっと、春の気配。

 
 静かな「確信」によって、はじめて動きだすことがあります。

 正田が口数少なくて口ベタなことの言い訳でいうんじゃないですよ。

 
 



 夕食どき、娘が変な顔をして食事の手が止まっている。


娘「くしゃみが出そうで出ないのよ」

夫「わかるわかる。頬のこのへんのあたりに、出したいような出したくないような、むずむずを抱え込んでる感じだろ。わかるわかる」


 しばらくして、まだ娘は変な顔のまま、食事がすすまない。


夫「あ〜、まだくしゃみが出そうで出ないんやろ」

娘「変なこと言うからおかしくて出ないんだよ!」

息子「くしゃみって、こないだ外で大きなくしゃみしたとたん鼻水がドバーッと出て目の前の新聞紙ぐしゃぐしゃに濡らした人見たで」

夫「人によって時々、ものすごい音でくしゃみするの生きがいにしてる人おるよな。このあいだ電車の中で雷のようなくしゃみの音で注目集めた人いて」

娘「私は人前ではクッ、と静かにくしゃみするよ。そのぶん家では大きなくしゃみするよ」


 やがてさんざん笑った娘は、

「あっちでくしゃみしてくる」

と部屋のすみに行く。

 そこで向こうを向いて低い音でくしゃみを何度か。

 まだあるようで、そのまま背中を向けている。

夫「なんだか背中に哀愁が漂ってるな。いい背中だな」

 とうとう、「鼻水が出て止まらないから」という理由で、

夕飯のカレーを大半残してしまいました。

 


 くしゃみで日本の生産性が下がってるなんて話はまだ、ききません。どちらかというと、花粉症関連グッズが売れて業者さんは儲かってるのかな。

 花粉症は今がピーク。なんとか乗り切りましょう。


 今週土曜に予定している勉強会「承認欲求」の参加者のかたに、事前アンケートをお送りしています。


 皆さん真摯にこたえてくださっています。

 
 中には、太田肇教授の一連の「承認」をテーマとした本をお貸ししたところ、


「サラリーマン向けの本を初めて読みましたが、自分の求めていたものをみつけたような気分です」


と、喜ばれ、

そのあとお返しに小説の本を何冊か貸してくださったかたも。


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 タイトルをみて「おやっ」と思って喜んだり、しませんでしたか。


 ここでいう「愛」とは、

「下の世代をいつくしみ導き、子孫繁栄(組織の繁栄も?)をもたらす感情」

という意味でつかっています。

 このブログ限定の、特殊すぎるつかいかたでしょうか。


 上記のような感情に、男女差はあるのか、あるとしたらどう共通し、どこが違うのでしょうか。続きを読む


 鈴木進・スズキ蟆馗垢旅岷蕕帽圓ました。

 神戸商工会議所の主催。

 
「当地にはD社さん、B社さんなど、当社が部品をいただいているお客様がおられますな。こんなところに来ているひまがあったら、コストダウンよろしくお願いしますよ」


「1ドル99円。しかし今春の賃上げは、約束してしまったあとです。去年暮れぐらいに『99円』なってくれたら、値切れたのに」


 いきなりホンネ混じり(?)のジョークで笑いをとりました。


 
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「思いやり」がブームです。

 去年、佐藤綾子さんの『思いやりの日本人』という本がベストセラーになり、つい先日うちの地元の神戸新聞でも「思いやりシンポジウム」という大きな特集が載りました。


 このところえらい人のお話にも必ず出てきます。


 さて、

「思いやり」

について正田はべつに反対ではありません。というかだれも反対しようのないワードだな、と思います。


 ただ、
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 とうとうPCが「壊れた」という結論になって、梅田にPCを買いに行きました。

 電車の中で知人男性と会話。


「このあいだ、会社の上の人を囲んで部の現状とか話す機会があってさ」

「ふうん」

「1人の人が、すごくよく物を考えてることがわかった。前からオレとも親しい人。ただ、上の人の中にも情報を抱え込む人がいたりして、まわりの人がやる気を失くしてるんだな。


 パターンがあって、社の上層部から新しい仕事を言われる。ところが代表で言われた人が、その場では『はいはいっ』と引き受けておいて、自分で処理もしないし回りに手配もしない。期日がきたら、『どうなってるんや!』とどやされるよな。


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「おかあさん、何かいやなことあったの」


 うちの子らはこういうことに妙にするどい。


 正田はわりと、こうしてきかれた時には正直に答えることにしています。


「うん・・、おかあさんな、教育っていう仕事してるやんか。お客様にできるだけ正しいこと教えたいっていう気持ちで教えてるやんか。

そのぶん、間違ったこと平気でいかにも正しそうに教えてる人を見ると、腹がたってな」



 もしご関心がありましたら、2つ前のブログ「卒業式の熱い朝」をお読みください。続きを読む


 卒業生代表、前生徒会長の答辞。


 1年生のエピソードから始まって中学の3年間を振り返る。

 時々言葉につまる。


 突然、ブルーハーツの「Train-Train」を唄いだす。3年生全員が唱和する。


 けさ公園に集まってやってたのは、これだったのね。


 先生方、クラスメート、部活の仲間、周りじゅうに感謝の言葉を述べておわる。



 生徒も保護者も、みなハンカチを手にもって。

「学年カラー」があるようで、去年の卒業式は、もっと淡々としていたようです。今年は、「熱い」「泣く」系の卒業式でした。続きを読む

 めっきり暖かくなってきましたね。


 きのう夜中に玄関チャイムが鳴り、

 おや年頃の男の子が、と思うと中学の卒業式を控えた娘と同学年の、旧生徒会役員の子たちでした。


「卒業式で先生方に送る言葉練習するから、あしたの朝早く公園に集まれ」。


 この学年は、最後まで「熱い」のでした。

 

「メンタルヘルスと人権」の講演に行きました。

 大学の国際法・人権の先生で、被差別の問題などを長くやられて関西の公共機関のいろんな委員を務めているかたです。


 いや〜、いろんな意味ですごかった。続きを読む

「篤姫」みてますか。


 やれ時代考証がなってないの主演女優が童顔だのと世間ではとやかくいわれますが、どこまでこの路線でいけるか怖いものみたさの興味もあり、私はわりとみています。


 先日は将軍家へのお輿入れをいいわたされた篤姫が義父の島津斉彬と碁をさしながらいいます。


「お父上様は私を利用されるのですか」

 高橋英樹の島津斉彬は一瞬言葉につまり、それからいいます。

「・・お篤が将軍家の御台所になってくれるなら、さまざまな事が運びやすくなるのう」


「お父上様は正直な方ですね。嘘をつくと碁の指し筋が乱れるものですが」


というような会話があって、


「私は御台所になる覚悟を決めました」

という。

 そのためには厳しいお姫様教育に耐えます、ということです。続きを読む


 最近某所で長女の高校合格のことをちらっと明かしたら、予想外に「おめでとう」を言っていただいて、改めてありがとうございます。


 たかが高校とはいえ、わが家としては初の「お受験」。

 先輩パパ、ママがたには


「上の子の高校受験がやっぱり一番大変だったよ」


と言われ、そういうものかと思ったのでした。



 結論からいえば、地元の県立高校の美術科に推薦でとおったのであります。

 
 そういう(「美術科」という)選択にするまでも結構すったもんだもめて、続きを読む


「このあいだの本ね、結局

『物事を変えるとき、人々が失うものの痛みを思いやれ』

って書いてあったよ」


「そうか。オレはどうしても話しててムキになることがあるんだ。相手のことがわからなくなるんだ。自分でわかるんだ」


「よいクライアント」の知人男性は言いました。



「ものごとをよい方に変えようとするほうが正しいのに、なんで何も考えてないヤツに譲歩せなならんのや」

と、思うのがふつうかもしれません。


 そこは、どれだけあなたが強い心で「よいほうへ変えたい」と思えるかどうかですね。



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 3月22日の勉強会「承認欲求―『認められたい』をどう活かすか」のスピーカー、太田肇教授からメールをいただいて、


 「ふだんの講演と違って経験がないので、どんな形にしようかと悩んでいます。とりあえず講演形式で話をして、その後は自由に意見交換。その中で、本に書かなかったことやいま私が考えていることなどをお話しできれば、と思います。」


 とあり、早々に講演資料を送ってくださいました。


 準備するがわにとっては、たいへんにありがたいスピーカーさんであります。


 正田はお返事を書いて、資料へのお礼につけくわえてこんなことを書きました:


「最近私は『哲学カフェ』というものにはまっているのですが、

参加者が考えをアウトプットすることで考えが深まる、という効果はありますが一方で、

『基礎知識のないまま延々と[私はこう思う]をしゃべる』という人もいて、やはり議論の土台になる共有知識は大事、と思っています。

ですので先生からのご講話をまずしていただいてそのうえで議論、という形にはこだわりたいと思います。」続きを読む


「三寒四温」というのでしょうか。数日暖かくて数日寒い、そんな季節です。


「きょうは10℃を超えるのかな」

 そんなことを考えます。


 長い寒い、そして原油高の冬。


 一番厳しいときは過ぎましたが、疲れが出るかもしれません。

 ブログ読者の皆様も、くれぐれもご自愛ください。


 この日曜は、「ぽかぽか陽気」だそうです。



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 もうすぐ中学の息子とすれ違いざま、坊主頭をつかんで、


「あんた最近シャワー浴びてる?」

「・・きのうの朝浴びた」

「2,3日に1度やない?中学入って運動部入ったら、毎日シャワー浴びなあかんよ。習慣にしてよ」


「はい」


 今回は、珍しく素直な受け答えをしたけど、ほんとはこれは例外で、

「おかあさん、うるさい」

「アンタがいっつもいっつも同じ失敗ばかりするからや!」

というやりとりになることのほうが多いです。続きを読む

「きょううちに来ていいよ。でも隣のクラスのD君には声かけないでね」


 息子が電話しているのをきいて問いただすと、

「D君は最近、自分のうちに友達を大勢呼んで一人だけ呼ばない、っていうのをやったから、オレD君のこときらいやねん」


「なんだそれ。先生はそれ知ってるの」

「うん知ってる。D君めちゃくちゃ怒られとった」

「あんたの担任のE先生は」

「うん、E先生も怒った。先生2人がかりで怒っとった」

「それじゃあ、D君はもう十分制裁も受けて、反省してるかもしれないやん。次から『D君は呼ばんとこ』っていうの、したらあかんよ。それをやったら新たないじめとか差別になるよ」


「うん」続きを読む

 れいによって知人男性(特に名を秘す)と会話。


知人「おととい、会社の上司と先輩と飲んで、『このままじゃうちの部いけませんよ』っていう話になったんだ」


私「ふ〜ん」


知人「優秀な女性が辞めた、っていう話があっただろ。数えてみたら、彼女は12月に、自分がメインの仕事を8回しかやっていないんだ。あとは全部ほかの人のサブだ。これじゃもう中堅なのに気の毒だ、もっと彼女に仕事をさせよう、ということにだれか気づいていたら、辞めなくても済んだかもしれないのに、って」


私「それだれが言ったの?」


知人「オレが言ったの。

でも上司も先輩も『ぴん』ときてないみたいなんだよね。彼女の個人的な事情じゃないか、っていうばっかりで。これじゃ第2第3の彼女がいくらでも出てくるよ、っていうのに」

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「かあちゃん、なんで最近、『禅』の本やたら買ってるの?」

「うん、コーチングでできないことを禅ができる部分もあるような気がして。逆にコーチングでしかできないこともあんねんけど」

「ふうん」


 今朝、長女とそんな会話をしました。


 ひとつの例として思うのは、ある程度年配のクライアントさんでときどきみる、

「話をし出すとそれにつれてアドレナリンがわっと分泌されたかのように、話が止まらなかったり、不安や怒りといったマイナス感情が増幅されたりする現象」


について、「話を聴く」コーチングではできることが限られるように思います。


 まだ本などでそういう現象をみたことがないのですが、私のせまい体験で明らかに存在すると思います。


・・で、こういうタイプの人にはコーチングより坐禅、あるいは瞑想をお勧めしたほうがよいかもしれないと。続きを読む

 息子が学校のスキー合宿に行っていて静かな日曜。


 本を読んだり、ものを考えたりしました。


 茂木健一郎『思考の補助線』(ちくま新書)。


 茂木氏の著書はこのブログで紹介する頻度が高いと思います。


 コーチングという立場で企業や社会や人に触れていて、自分の周囲の少ない材料をもとにうんうんうなって考えていると、ちょうど考えたその少し先の答えを提示してくれることが多い。ので、「たすかる」のであります。



 この本は『欲望する脳』に引き続き「だ、である」文体で、抽象度が高く、茂木氏のもっと易しく書かれた文体に慣れた人にはかなり「堅く」映ります。そして、自然科学者であり脳科学者である茂木氏が「哲学」に移行しているのがさらにはっきりわかります。続きを読む


 藤沢晃治さんの講演「分かりやすく伝える技術」に行きました。大阪市立中央図書館の主催。


 2時間のうち1時間40分余が講演、あとは質疑で、スライド92枚分について、順を追ってゆっくり丁寧に解説してくださいました。


 沢山のポイントがありましたがさすがに「説明のプロ」、よく整理されていてわかりやすい。ただこのブログでは、「最重要ポイント3点」、


1.理解のゴールを先に与えよ!
2.聞き手の脳に注ぎ入れよ!
3.正しい根拠で話せ!


だけ、ご紹介しておきましょう。(あとご興味のあるかたは藤沢さんの著書『「分かりやすい表現」の技術』、『「分かりやすい説明」の技術』、『「分かりやすい文章」の技術』などをお読みになってください)


 ここでも、「笑い」はほとんど使われませんでした。




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 子どもたちの学校の校長先生とお話しすることができました。

 以前からこの先生は女性ながら「凛」とした人で、すきでした。


 お話しすると、高い倫理観と深い思索をもった人なのがいっそうわかりました。



 「文化の違い」がキーワードになりました。

 子ども世代の中に共存する、異なる文化。また校長先生の世代と若手の先生の世代の文化の違い。
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