正田佐与の 愛するこの世界

神戸の1位マネジャー育成の研修講師・正田佐与が、「承認と職場」、「よのなかカフェ」などの日常を通じて日本人と仕事の幸福な関係を語ります。現役リーダーたちが「このブログを読んでいればマネジメントがわかる」と絶賛。 現在、心ならずも「アドラー心理学批判」と「『「学力」の経済学』批判」でアクセス急増中。コメントは承認制です

2008年06月


 家人に誘われて「スペインバル」に行きました。


スペインバルのタパス


 JR元町駅山側を東に5分ほど歩いた「カサペケーニョ」です。

 立ち飲み専門で、ワインや「タパス」(総菜のこと。一皿300〜500円くらい。写真参照)を出すお店。


 午後5時にはもう開店していて、ほとんどカウンターだけの狭い店内は、若い人でぎっしりでした。

 立ち飲みは、背もたれできるゴムを張った横木のバーがカウンターに沿ってあり、もたれて飲み食いすると意外に快適です。

 
 タパスは1品1品、サフランやオリーブオイルやガーリックの香りをきかせて丁寧なお料理で、すっかり気に入り

「また来よう」

と言いました。

 『テストステロン―愛と暴力のホルモン』(ジェイムズ・M・ダブスほか、青土社)という本を読みました。


 ジョージア州立大学の社会心理学者が、3000人以上のさまざまな職業の人の試料をとり、加えて復員軍人に関するアメリカ政府資料や歴史書、文学をもとに考察した、大変おもしろい本です。


 ただ、2001年に出版され(原著は2000年)たあと絶版になったようで、現在はかなり入手困難のよう。


 この本からわかる「テストステロン」の心や思考への影響はというと:



 
●テストステロンが高い人は、自信家で、気が強く、競争好きで好戦的、勇敢で怖れを知らず、大胆かつ精力的で、集中力が高く、異性からみて魅力的であり、出世や権力への志向が高く、往々にして暴力的。


●テストステロンと結びつく性質を示す人々は、たとえばO・J・シンプソン、マドンナ、モニカ・ルウィンスキー、ジョージ・スタインブレナー(NYヤンキースのオーナー)、およびケネディ一族の多くのメンバー。フィクションの世界ではインディー・ジョーンズ、ジェームズ・ボンド、ルーク・スカイウォーカー。悪者でもあり、ヒーローでもあり。


●テストステロンの高い男性であるほど、配偶者との関係で問題が多い。夫、父親として信頼性が低いので、多くの女性は、(恋愛はともかく)テストステロンが極端に高くはない男性と結婚することを好む。結婚対象として人気なのは、テストステロンは「ほどほど」で、セロトニン値が高い男性。


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 任意団体「コーチング・リーダーズ・スクエア(CLS)」が5周年行事で、新聞に取り上げていただくことになりました。


 設立は2003年12月。


 
 その当時よりさらに、「不機嫌な職場」「ギスギスした職場」は進行している感があり、


 一方で企業・組織単位の取り組みは一過性で終わる、という図式は変わりません。


 なので組織「外」でやり続けてアピールすることは大事なのでしょう。

 設立時に引き続きとりあげてくださった新聞社さんに感謝。

 また支えてくださった会員さん方、とりわけ副代表の大前さんに感謝。


 記事は6月30日読売新聞朝刊経済面に掲載していただく予定です。



 コーチングの場合、業績向上のツールでもあり、実際成果が出るときは華々しい形で出るのですが、


 最近の正田はその点をアピールするのを控えぎみにしています。


「業績」「成果」という言葉にとびつくタイプの人は現実には辛抱づよくないし、「オレがオレが」とか功名心のぎらついた人が多いし、


 実際にコーチングをやり続ける人格とか感性とは相いれない気がします。続きを読む

 偽装がバレて

「社員がやった」と居直り、そのあと

「私がやりました」と頭を下げる社長さん。


 最初の居直り会見については、このブログに何度も出てくる「傲慢」が修正できなかった状態だろう、と読めます。


 
 偽装を自身が指示して長年露見しなかった、そのことが「強化」の役割を果たし、


「みろ、飛騨牛と表示してもだれもわからなかったじゃないか」


と、意を強くする。そして


「やらなきゃ損だ」


どんどん自己正当化する。続きを読む



 もう何年も前、

 高名な(特に名を秘す)心理学者のかたの講演をききにいきました。


 若い人、特に女性の人気が高いイケメンの方で。



 現代のメンタル不全の職場をばった、ばったと斬っていく。

 返す刀で、学校教育をおちょくる。


「なんで授業をエンタメでやらないんですか。

TVとゲームで育つ時代ですよ。いまどき黒板?教科書?だれが見ますか。

なんでステージ上に派手な演出で、ジャジャジャジャーン!と登場しないんですか」


大きな拍手。

「ぼくがこういうこと言うと学校の先生方はイヤな顔するんですよね」

笑い声と、再び大きな拍手。



 そして若い人たちが、この人の主宰する心理学の団体にどんどん入会申込みをしていきました。続きを読む

 もういちど吉田典生さんの新著『会社をぶっ壊してチームを創ろう!』をとりあげると、

 
 この本には、機能しあうチームの条件として、

「認めあう」

とか、

「感謝」

とか、

「人として当たり前」

という言葉が出てきます。続きを読む


 吉田典生さんの新著『会社をぶっ壊してチームを創ろう!』(日本実業出版社)


 6月21日出版のものがきのうその日にアマゾンから届き、さっそく目を通しました。



 この春ぐらいから、―構想としては去年暮れぐらいからやってきたこと―は、間違ってなかったかもしれない。


 既存の組織に対してコーチ・研修講師の正田がある種の「手づまり感」を抱いたすえのことだけど。


 
 同世代ではありますがつねに一歩先を歩かれている吉田典生さんは、7月19日のCLS勉強会までの間にさらに1冊の本を上梓されるのだそうで、テンポの速いこと。


 素直に読者になるしかなさそうです。



 7月19日は、この本や次の本にあるコンセプトを自分についてあてはめてみる絶好の機会になることでしょう。続きを読む

 高校生の娘のクラスが学園祭で優勝できなかった、という話になりました。


 1学年9クラスの中で娘のいる「1組」だけが美術科、あとは今年できたばかりの生命探求類系と普通科。


 
 その生命探求類系に、今年の学年優勝はさらわれたとか。
 美術科は展示で例年「常勝」であったのに。


 
 美術科は今年「シンデレラ」の展示をやり、大きなパネルに童話の各場面の絵をペンキで描いて、かぼちゃの馬車も立体制作し、作業量では圧倒的に上。


 しかし生命探求類系は「ガチャガチャピンピン」という参加型の展示をやり、なおかつ当日の呼び込みとか「ありがとうございましたー」という挨拶もよくやっていた、そのあたりで美術科は今ひとつだったのではないか、という。

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「パソコンでつくる 思わず手にとるチラシの作り方講座」に行きました。


 1日研修で6000円。主催する講座がすべて満席になるという、人気講座の仕掛け人・エセナおおたの牟田静香さんが講師です。


 PC研修室で、朝から夕方までびっしり「ワード」の操作の講義。


 正直言って、「ワード」にここまでマニアックな使い方があるとは…とびっくり。プロじゃないんだからできないよ、とあきらめていた絵柄や飾り文字が簡単にできます。


 そのなかでも、牟田さんは現場をみてきた迫力、

「このフォントは安っぽいから使わないでください」

 というふうに、
 びしっ、と言われます。続きを読む

「それ、めちゃくちゃ『リアジュウ』じゃないですか」


 あるセミナーのワークの中で笑顔の犬と子どもの絵を描いていたら、一緒に参加した若い男性から声がかかりました。



「何それ、リアジュウって」


「『リアルが充実』の略ですよ」


 ふうん。


 その「リアルが充実」という言葉の意味がさらにわからなかった私。


 読者のみなさんは、おわかりになりますか。続きを読む


 
 ここですこし考えをまとめて書くと、


 組織の外のオープンセミナーで、人々が心の中のことを安心して吐露できるのは、めずらしいことではないのです。



 どの職業を問わず、組織の外では人々は気さくになり、笑い声を上げ、周囲の人に対する自然な思いやりを示したり、めったに向き合わない心の奥底の自分に向き合うことをします。



 ただ、続きを読む



 子どもたちが1人は高校の学祭準備、1人は中学の部活の区総体で、6時に家を出ていってしまいました。






 あるスポーツチームの中のリンチの噂。


 
 一日5〜7時間の長時間練習と、暴力と。


 一部リーグだけれど、5,6位の下位に低迷している。

 
 常勝チームだと、一日2〜3時間の練習で、「考えるスポーツ」をするところです。

 同じ一部リーグでも、それだけの差。


 「長年の怨念だろうなあ」

 家人と話しました。
 

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 自治体さんでの自主勉強会、第2回。


 建設事務所の副所長さんが事例発表され、そのあとみんなでわいわい話しました。


 過去2年の華々しい成功事例と、現在進行中のむずかしい事例と。



 どちらも、話の種になった部下さんを知っている人も多く、後者の事例については

「来年の発表を楽しみにしています」

と、みなさん連続ドラマの視聴者みたいな気分でいわれる。



 ひとりの課長さんが、

「こんなに腹の底から話せる『場』はないですからね。ふだんは壁をつくってますからね、お互い」

といわれました。



 そう言っていただけたら、成功といえましょう。



 最後までとてもいい雰囲気で、皆さんで机の形を戻し、散会しました。

(一部はのみに行ったようです)続きを読む

 盛和塾<神戸>の例会。


 千葉の塾生さんが発表されました。

 洋服リフォーム業から、その業態のフランチャイズを自分で立ち上げ(加盟料50万円という低額で)、加えて看板の電球交換業とか、ゴルフ道具リサイクル店とか、どんどん新業態に打って出られる。


「自分は人がやってないことをやろうと、一番新しいことをするのだが、きちっと仕組みを作るのが苦手で、あとの人がきちっとした仕組みで大きくなってしまう」


と苦笑して言います。


 
 そして従業員教育をおざなりにして売り上げがピーク時の半分以下に落ち、現在は盛和塾で一生懸命勉強されて半分程度に盛り返しています。


 という経緯を、魅力たっぷりに話されました。続きを読む


 秋葉原の通り魔。


 人が視界のあちこちに倒れ、介抱している光景は、地下鉄サリン事件を思わせます。


 合掌。


 道行く人々がけが人を介抱する姿に、すこしほっとします。


 模倣犯など出ないことを祈ります。続きを読む



 7月19日に予定しているCLS勉強会「部下力」「ビジョンマッピング」の参加お申込みが、早々と「2けた」になりました。


 定員は50人ですが、開催1か月以上前に10人とは、非常にいい出足といえます。


 だって、内容がいいですもん。あと講師のかたも。


 ひとつの会社から2人でお申し込みというパターンが2組おられ、同僚のかた同士誘い合わせて来やすいタイトルかも、と思います。


 職場のひと同士内容を共有しあえたらハッピーな学びなんじゃないかな。


 というわけで、このブログにも一度、詳しいご紹介を載せたいと思います。続きを読む

 家人の職場で、またなにか問題が起こっているようです。


「…でも仕方ない。イヤだと思ってやっててもしょうがないんだから。

あるものはあるものとして、引き受けていくしかない。

人生修業だ」


てなことを、言いました。

 状況的には、聴くだに気の毒になるような状況ではあるのですが。


私「えらい!!あなたはえらいねえ〜(しみじみ)」


 もともと家人は私と結婚生活が続いていることでもわかるように、すごく強い人であります。


 それでも、去年の今頃は会社のことで落ち込み、一時期寝込み、そのあとやたらと趣味のモノづくりに走って逃避?していたり、家族に当たったり、いろいろでした。続きを読む

 息子の学年の別のクラスで、英語の外国人の女の先生が生徒にからかわれ、泣くという“事件”があった、と食卓で話題になりました。


 からかった男の子は、他のクラスの男の先生方にめちゃくちゃ叱られたのだそうな。


 翌日保護者会で学校に行くと、先生方の話ではこの若い女の先生をからかうのは他のクラスでも同様の傾向で、


 英語をもじって女性が厭がる言葉に変えて言ったり、身体の特徴を繰り返し言ったりするらしい。


 普通なら厳しく叱るところだが、英会話というコミュニケーションの先生でできれば穏やかに楽しく生徒と会話したいと思うので、やんわりと叱る。

 そういう先生の弱味につけこんで、いじめのような言葉の投げつけがエスカレートしたらしい。


 なんだか他人事とは思えないなあ。続きを読む



 読売新聞社会面で連載している「家裁の風景」で、「熟年離婚」を扱っています。


 60歳代の元公務員の夫が妻から「三下り半」をつきつけられ、原因は些細なことの積み重ねでした。


「近所のご主人が、奥さんから別居を切りだされたらしいわよ」
「定年になったら、何をするの」

妻のこうした言葉を、夫はいつもどおり聞き流していたのだという。


 別の事例では、


 妻は、夫への不満をA4判用紙約20枚にびっしりと書き込んで出してきた。

「私の実家に行く回数が約束と違う」
「帰宅前に電話してこない」
「真剣に話しかけたのに風呂に入った」

夫はこれを家裁を通じて知り、絶句した。




 確かにどれも小さなことではあって、「話を聴かない」というところで、共通しているようです。

 またその背景をたどれば、

「人格を無視している」

さらにもっと深掘りすれば、

「甘えている」
「お母さんに対するように依存しながら反発している」

というのが見えてくるかも。


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 久米宏!経済SP「新ニッポン人現る」(TV東京系)という番組で、「消費しない若者」の特集をやっていました。


 統計で見ても実像も、見事なくらい「買わない」。2着目1000円のスーツを着ていますとか、良く言えば「つましい」とか「欲がない」。


 この若者たちがお金を遣う場はなにか、というと、たとえば「ボランティア旅行ツアー」などを企画すると人が集まる。


 途上国に行って、現地の学校建設などを数日間、手伝って現地の人と交流して帰る。

 「人の役に立ちたい」という気持ちはこの世代の人は強く持ってるんですね、と出演者のコメント。



 いっぽうで何を言ってもしてやっても反応が薄い若手社員のことを「NK=ぬかに釘」というのだそうで、


こちらの記事



「若手社員の75%が無気力に感じる」




に、詳しいです。

 またこの記事についているコメントも(きょう3日朝現在で11件)、上司世代・部下世代で見事に反応が分かれていておもしろい。


「新社会人がどんな性格かは学生時代どんなグループに入ってどんなリーダーの下にいたかに左右される」

などの意見は注目されます。続きを読む


『疑似科学入門』(池内了、岩波新書)を読みました。


「たとえ疑似科学に騙されても、人間界は多種多様であって騙し騙されるのも人間の所業の一つとして達観しておれば良いのかもしれない。

 しかし、科学を仕事とする人間として、科学を装った非合理に対して黙って見ておれない場面もある。それによって人生を棒に振ったり、財産を失ったり、果ては命を失ったりする人が多いためだ」



「それだけではない。何より私が恐れるのは、非合理を安易に許容することで人間の考える力を失わせているのではないか、ということである。…考えることは他人に『お任せ』し、自分はそれを信じ拍手を送るだけの態度が蔓延していると感じられるのだ」(同書「はじめに」より)


 
 なにかを批判することはそれ自体「はしたない」ことだという空気は強いです。はい。私の周囲でも。


 



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