正田佐与の 愛するこの世界

神戸の1位マネジャー育成の研修講師・正田佐与が、「承認と職場」、「よのなかカフェ」などの日常を通じて日本人と仕事の幸福な関係を語ります。現役リーダーたちが「このブログを読んでいればマネジメントがわかる」と絶賛。 現在、心ならずも「アドラー心理学批判」と「『「学力」の経済学』批判」でアクセス急増中。コメントは承認制です

2009年10月


『職場は感情で変わる』(高橋克徳著、講談社現代新書)を読みました。


 第二章「そもそも感情って、何?」は、過去の感情研究、組織感情研究をきっちり押さえたおすすめの章。



 コーチング講座基礎コースC「感情と価値観」は、次回は12月に開講します。




 そして第四章「組織感情を引き出し、共有する方法」は、「マネージャー同士の助け合いネットワークを作る」として、


 正田のすきなH.ミンツバーグ教授の「コーチング・アワセルブズ」の改良版についても触れられていました。


 ミンツバーグは、「マネージャーの内省」を大切にした人で、この本でも「内省」の場面が紹介されています。


 「内省」は、単純明快な「自己実現礼讃」という立場とは対立するかもしれない。


 一切翳りのない輝き、というのは、「内省」のないことを意味しているかもしれない。人前で話す職業の人にも多いです。

 「内省ずき」「内省グセ」は営業上、不利にはたらくかもしれません。



 でも、私は「内省」がすきですし、

 最近気がついたのですが、だれかについて私が

「この人、大人だなあ」

と感じるときというのは、その人が「内省」の言葉を口にしたときなのでした。



 「翳りのない輝き」には、私個人はあまり魅力を感じない。ときに自己懐疑を口にするぐらいの「揺らぎ」のある人がすきです。


(これもまた読んで不愉快になる人もいるかもしれませんが、高すぎる自尊感情、あるいは自己肯定感というものは、しばしば「攻撃性」に転化するということが、最近の心理学では言われるようになっています)



 「内省」は、自我を克服したときに自然と生まれます。


 逆に、私が「この人、『内省』がないなあ」と危ぶむときというのは、たとえば経営者さんが、「学習欲」にとりつかれ、自我を外へ外へと拡大しているときで…、


 あんまり書くのやめとこう。



 
 以前、大手コンサルティング会社の部長さんとメールのやりとりをしていて、それはその部署が組織論についての好著を出版され、私がブログに紹介したのがもとになったのですが、


部長さん曰く
「この本に書いてあることと相反するようですが、私は部下の若手コンサルタントを叱り飛ばします。

経営者の言っていることを一から十まで鵜呑みにするんじゃない。社員の目の輝きを見てみろ、と」


私「そうですか、コンサルタントさんの世界も徒弟制度なんですね。昔そういう世界にいましたから、懐かしいです」





 「怒鳴られる文化」だからこそ育つものもあるような気がする。

 チームワーク研修とか、チームビルディング研修が作った「チーム」をこのところよく目にするが、必ずしもそれは見ていて気分が良くない。


 妙に仲良しで、内向きで排他的。


 エントロピーの法則。内部で仲よくすることを金科玉条とすると、とばっちりは外にいきます。



また、甘やかなもの、快いものに「否定」「批判」を持ちこむのは、大変な恨まれ仕事で、骨が折れます。


 どんな研修にも副作用はあるものです。

 副作用を承知のうえでそういうものを採用するなら、そこにはポピュリズムに流されないだけの、強力なリーダーシップが必要になります。


 「教育は間違いに気づくのに10年かかる」−そして結局振り出しに戻る―と以前どなたかの言葉にありました。



 結局私はコーチングがすきだ、それは単純に「仲良く」「快く」する手法ではなく、「学習」や「成長」を支援する手法だから。



 「回転数低下」の反動か、今日3回目の更新。






神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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 今日から、私の「To do リスト」が復活。


 「頭の回転数低下」に悩まされた、ここ10日ほど休んでいたものです。


 先日わがNPO法人企業内コーチ育成協会の「タイムマネジメント」の講座に参加した夫から、


「『To do リスト』って何?」

と、ボケたことをきかれましたが、これは文字どおり、「やるべきことリスト」です。


 私の場合ですと、A4の裏白の紙にその日やらなければいけないことを箇条書きに書いていって、取り組みやすいところからやって、終わった項目は赤のサインペンで1本線で消します。


 この、


「ちょっと太い赤のサインペンでしゅっと線を引いて消す」


というのが、体感覚系の私にはキモチイイのだと思います。



 ところが、毎日それをやってればよさそうなものですが、

To do リストは好不調の波に左右されます。調子のいいときは10〜20項目書いては取り組むのですが、


 調子のわるいときにはリストを作ること自体苦痛になって、作れないということにも気がつきました。


 そういうときは、どうするかというとリストを作らないまま、何とか思いついた仕事を、思いついた順に取り組みます。(もちろん人に会うとかの約束事は手帳にも書いてありますし、きちんとやります。それ以外の書類仕事などの話です)


 メンタルトレーナーの岡本正善さんの受け売りですが、人にはかならず好不調の波があり、不調のときは極力周囲に迷惑をかけないよう、大人しくしておくのがよいのだそう。


 
 で、この10日ほどリストを作れないほうの日が続いたのですが…、

 きょう、何とかめでたく復活した、という次第。



 頭の回転数が低下したなりに何とか仕事をこなしていた1週間でした。





 思い立って、当協会の会員さんの年賀状用の名簿をつくろうと皆さんにメールを投げてみました。

 実は意外と(?)そうそうたる顔ぶれが集まっているのです。。




神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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 きのう(30日)の読売新聞朝刊で、

「仏労働者 民営化の犠牲」という見出しで、

フランスの民営化された通信大手、フランス・テレコムの社員の自殺が相次ぐこと、

同社の社員だけでなく、プジョー・シトロエン、ルノー、仏電力公社といった大企業で自殺者があとをたたないこと、などを報じていました。


 冷戦のため共産主義への対抗上、社会政策を充実させていたフランスが、
80年代半ば、市場型経済を導入。当時の担い手、ファビウス元首相は現在、

「冷戦勝利に酔って旧西側諸国が驕りを抱いた」


−この結果、資本主義の暴走に社会政策が追いつかなくなった、と述べています。



 今の資本主義諸国の労働問題は、グローバリズム、新興諸国の台頭だけでなく、冷戦の終焉にも端緒があったのでした。


 
 今、たとえば会社や役所の中で順調にキャリアを積み重ねている人でも、自分の子どもの代は若年者労働問題に巻き込まれるかもしれない。


 「勝ち組」にさえ入ればいいというものではない。貧富の格差が激しい社会では、富者の側もまたストレスレベルが高く、犯罪発生率も高いといいます。


 そういう、「すべてはつながっているし、自分にもつながってくる」という感覚をもちたいものです。




「よのなかカフェ」の打ち合わせを、岡本のテイクウィングさんでしました。

 テイクウィング代表の谷口さんと、仕掛け人に加わりたいというYさんと私の3名で。

 次回は11月26日(木)、

テーマは、「『子ども手当』で日本は元気になるの?」です。


 おじさん、おばさんが話し合う場を作りたい。厳密にいえば、何かの遂行のための「ディスカッション」ではなく、対話そのものが目的の「ダイアログ」の場として。



 
 
 『人を助けるとはどういうことか−本当の協力関係をつくる7つの原則』(エドガー・H・シャイン、英治出版)を読みました。


聡明な支援のプロによる、支援ということの諸相をくまなく掘り下げた本。

 コーチ、カウンセラー、その他相談や支援の仕事をする人すべてに読んでほしい本。


 ただし。


 正田のやっている「企業内コーチ育成」でいう「企業内コーチ」たちは、こうした「支援」の仕事をリーダーシップにどう組み込むか、を問われるのでした。


 水平関係の「支援」とリーダーシップ、個人のなかでのその両立は、もう一段階さらに複雑であります。




 そして、せまい経験の範囲ではありますが、

 それを成し遂げた人のもとに真の業績向上が起こること、

 また、企業改革の志は畢竟、個人にまず宿るものだということ、

 その個人をどう見抜いて有効に、過不足なく支援するかが、外部からの支援のあるべき姿だと、


 これは私の静かな確信なのです。


 自分自身の備忘録として、この本(人を助けるとはどういうことか)の巻末にある「プロセス・コンサルテーション10の原則」を引用しておきましょう。


原則1 絶えず人の役に立とうと心がける。

原則2 今の自分が直面する現実からけっして遊離しないようにする。

原則3 自分の無知を実感する。

原則4 あなたがどんなことを行っても、それは介入、もしくはゆさぶりになる。

原則5 問題を自分の問題として当事者意識を持って受け止め、解決も自分なりの解決として編み出していくのは、あくまでクライアントだ。

原則6 流れに沿って進む。

原則7 タイミングがすごく大事。

原則8 介入で対立が生じたときには、積極的に解決の機会を捉えよ。

原則9 何もかもがデータだと心得よ。誤謬はいつも起こるし、誤謬は、学習の重要な源泉だ。

原則10 どうしていいかわからなくなったら、問題を話し合おう。


 


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おととい(28日)やっていたNHK「ためしてガッテン」の


「記憶力脳を刺激する!最新科学ワザ」。

http://cgi2.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20091028


脳のある部分の働きが弱まると、もの忘れが増える、という。


 その「ある部分」とは、脳の前方内側にあるACC(前部帯状回)というところ。


 このACCは、何かを覚えるときに「どれが大事な情報か」を選択し、それを後で思い出しやすいようにしておく働きがあることが分かってきた、といいます。


 そしてACCの働きは年齢を重ねるにつれ落ちていきますが、ACCを活性化させる「秘策」があって、それは、


「イメージすること」


 なのだそうです。


 たとえば、「○○をする」というタスクを覚えておくには、その動作をした自分を映像でイメージする。すると後から他の情報が割り込んできても忘れず、

「そうそう、○×を取りに来たんだった」

 と、思いだせるというわけです。




 「イメージをする」

 ことの大切さ。


 コーチングでは、クライアント(コーチングを受ける人)が何かをしたいという希望を持っているとき、その何かをしている状態についてどんどん質問して、未来の状態を具体的にビジュアル化してもらうということをします。


 ビジュアル化がおこなわれると、クライアントはそのことについてのモチベーションが高まり、それを実現するための行動アイデアが自然と湧き出、行動をとりやすくなります。


 これも、おそらく「前部帯状回」の働きによって説明できそうです。


 CLS以来の畏友、会社役員のO氏は、部下に何か指示だしをしたり、会議で議決事項を実行してもらうときに、

「イメージして、イメージ」

と、言っています。これも「質問法」ではないですけれどもイメージをすることで実行を促すことをしているといえそうです。



 こうして、コーチングで行っていることのメカニズムを脳科学でどんどん解明できるようになると、身もフタもない気もするのですけれども、


 (以前の号でご紹介した「強み発見、活用」も、脳科学では「得意な脳番地の活用」という名でやっている人がいます)


 
 逆に、「人のやる気を高め学習や成長を促し、行動を促進し、目標達成をサポートする手法」であるコーチングが

「傾聴、承認、質問、フィードバック、その他」

というスキルセットから成っていることについて、

 これ以上動かしようがないのだ、ということの裏づけにもなることでしょう。


 いちいちMRIをとるまでもなく、職場で簡便に行える技術としては。



 また、特定の人のカリスマ性に依存せず、職場の普通の管理職が使いこなせるコーチングを標榜するわがNPO法人企業内コーチ育成協会にとっても、ありがたいことです。





 なお「記憶の優先順位をつけ、記憶を定着させやすくする」前部帯状回のはたらきが強すぎると、

「こだわりの強い人」
「柔軟性のない人」

 になってしまうのだそうです。

目標設定によりものごとの優先順位をつけやすくなるのはメリットもありますが、当然そこで切り捨てたこまごまとしたことにも本来なんらかの重要性があった可能性があります。



 ついでといいますか関連で、

 モチベーションや学習にふかく関わる物質、ドーパミンは覚せい剤などによってももたらされますし、タバコやアルコールがやめられなくなるのも、ドーパミンが引き起こす依存症のせい。ドーパミンの活動異常は、統合失調症の原因にもなります。


 何事も、過ぎたるはなお及ばざるがごとし。




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 神戸、阪神間スイーツが一同に会した!


 これは、セミナーのお話。


 兵庫県洋菓子協会の主催する「経営セミナー」で、山本カオル氏と私でコーチングのお話をさせていただきました。(メインは山本氏)


 95人の方が来られ、神戸市産業振興センター901号室は後ろの席までびっしり埋まりました。

 すごい熱気。



 山本氏から、仕事のやりがい、心構え、それにペーシング、「承認〜認める、ほめること」 ―ここでは、商品をほめること、人をほめることに分けて話をされ、具体的なワークがはさまりました。


 アパレルの世界で「売上1位」をとった山本氏の説得力あるお話に、皆さん引き込まれ…、


 
 ひょうご産業活性化センターの商業支援課のかたも同席され、

(それは洋菓子協会さんが地道に会員本位の活動をされているので、助成金が降りているからなんですけど)


 正田はちょっと感無量。


 コーチングって、経済活性化に役に立つんです




 
 販売のお話に引き続いては、「クレーム対応」のお話。


 こちらは、洋菓子の社長さん方、クレーム担当の方がパネルディスカッションで、具体的な事例を語られました。


 本当になまなましい現場のお話で…。


 夢や幸せを売る洋菓子の業界だからこそ、標的にされるんだなあとお気の毒になりました。
 

 
 今からハロウィン、そしてクリスマスシーズン。皆さん健康に気をつけて、頑張って盛り上げていただきたいものです。




神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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 修理に出した車が戻ってきました。


 命に感謝、なんて言いながら車をぶつけるなんて矛盾もいいところですが^^;

 
 バックのときにうっかりガードレールに触れ、バンパーが飛び車体にも少しへこみが。。


 単身赴任中の夫は、電話のむこうで絶句。


 代理店のかたは最初見て、

「バンパーを替え、塗装も広い範囲でして10万はかかりますよ」


 とおっしゃっていたのが、保険がきかない(対物は対象外の保険だった)とわかると板金屋さんにかけあってくださり、


 結局5万円台と、半額近くの修理費ですんだのでした。


 
 引き取りの時お会いできませんでしたがランドローバー西宮のKさん、ありがとうございました。


 こういうときは感謝のお葉書とかさしあげるといいのかな。


 
 ゆうべはこのブログに急なアクセス増。


 どうも、きょう一緒にお話しする山本カオルコーチの連載記事(今年2月)を見て、予習された方がいたようです。


 さすが優秀優秀。



お世話になっている皆様




 おはようございます!NPO法人企業内コーチ育成協会の正田です。


先日、神戸商工会議所の発行する「神戸商工だより」の記事のため取材をしていただきました。


 記者のかたが世代的に近かったせいか、大変気持ちよくお話させていただき、その後原稿を見せていただいたところ、やはり非常に正確に意図したところを反映した文章に仕上がっていました。


 こういうことは、取材・執筆する方個人の理解力と構成力に負うところが大きいなあ、と実感です。


 たとえば当協会の目指しているのは、単に「コーチング」というだけでなく、「企業内コーチ育成」という、いわば

「ミドル世代をレバレッジ・ポイント(テコ入れのための作用点)とした組織再建」

 (…えらそ〜^^;)

であり、ひいては「社会再建」なのですが、
そこまで読みとってやわらかい形で表現してくださっている。

 どうも、そういうことは私どもの方から声高に言うことではない、と、アピールすることができないでいたのです。


 正田が女性ということもあり、どんな取材者のかたに出会えるかは、本当に「運、不運のもの」という気がします。


 出会いに感謝、またそこまでの研鑽を積んでこられた記者の方に感謝、です。



 
 また別の話題。


 
 コーチングでは、「強み」(strength)という概念を重視します。

「人は、自分の強い分野を伸ばすことが一番効率的に成長できる。足りない部分は、他人に補ってもらうのがよい」

 という考え方をします。


 何年か前、正田が自分のコーチに


「私は今ひとつ周囲の人にうまく動いてもらえないのです。何が足りないのでしょう」


 と、きいたことがあります。


 コーチは、−この人は「強み」に関するわが国第一人者なのですが −

 私の「強み」(ギャラップ社のツールで診断するものです)を見てくださり、


「なるほどねー。『個別化』、『目標志向』、『未来志向』、『着想』、『親密性』がベスト5なのね。

 もし他人に命令する資質、『指令性』とスピードの資質、『活発性』があれば、ストロングリーダーになれるんだけど、確かにそれはないですね。

 
 正田さんの場合は、『個別化』で人の個性をすばやく見抜き、対応できる。また『親密性』で、親しい人との絆をガッチリ作る。そして『未来志向』でビジョンを語り、『着想』でアイデアを出し、『目標志向』ですごいエネルギーで目標にまい進する。


 それと、ベスト5にはないけれど恐らく『信念』は高いところにあるでしょうね。『信念』を語ることで自然と人が正田さんを信頼してくれる、というところがあるんではないですか」


 なるほどー…


 と、自分の与えられた人生の有限性、みたいなことも感じながらコーチの診断を胸にしまいこんだのですが、


 今も私が自分に切実に足りないと思うもの。


 それは、「動員力」です。


 「動員力」は、ギャラップ社の用語ではなくて、姜尚中さんの著書『リーダーは半歩前を歩け』(集英社新書)の中にあります。


 すこし引用しますと、


「三番目は、人びとを『動員する力』です。それは『華』。あるいは『存在感』。いわゆる『カリスマ』性と呼ばれるものに、深くかかわります。(略)

 この本の趣旨は、『誰でもリーダーになる/なれる可能性がある』ということですから、あまりこの力を持ち上げるのは、ひかえたいと思います。しかし、そうは言っても、なぜか人を魅了してしまう『問答無用のサムシング』を持ったリーダーというのは、やはりいるのです。

 逆に、どれほど崇高なビジョンを持っていても、どれほど論理的な目標設定力をもっていても、あるいは、どれほど誠実な人柄であっても、なぜか地味で民衆を動員する力のないリーダーというのも、やはりいるものです。それは、いたしかたのないことです」



 人を動員する力。華。存在感。カリスマ性。



 正田は教育研修業で、セミナー業なので、本当はこの力はノドから手がでるほどほしいところです。でも残念ながら、過去何年にもわたりイベント開催などで努力してきましたが、ないようです。ある程度先天的な資質なのかもしれません。
 
 
 逆にこの力があれば、たとえば今、客室稼働率の低迷するわが地元神戸には、福音となることでしょう。
・・・




 さて、「動員力」のない私ではありますが、コーチング講座はいいものをご提供しております。


 動員力のなさゆえに、受講生の方々との限りある出会いとなり、より密度の濃い研修となるかもしれません。


 魅力的な、思慮ある本物の「大人」を増やし、組織全体によい影響力を及ぼしてもらうこと、また社会にもよい循環をもたらすこと。が、私たちの願いです。


 コーチングで業績向上と仕事を通じた幸福度の向上を手に入れたい方はぜひ、

来る11月14日(土)・15日(日)

 「コーチング講座・基礎コースA」へ。

 詳細・お申込みは…

  http://c-c-a.jp/koza/091114.html 
 あなたと同じように志の高い受講生の方々との出会いも魅力です!



 また、過去の受講生の皆様、あなたにとってもしこの講座が「良かった」と思われましたら、動員力のない私を助けると思って、周囲の方にお伝えくださいませ。





 ◆NPO法人企業内コーチ育成協会 今後の予定◆




11月7日(土)10:00〜17:00
コーチング講座 応用コース第3回
「ビジョンマッピング」 講師・吉田典生氏
http://c-c-a.jp/koza/appliedcourse2009.html
単科受講も受付中!



11月14日(土)・15日(日)10:00〜17:00
コーチング講座 基礎コースA 第4期
内容:コーチングとは/承認/傾聴/質問
ビジネスプラザひょうごホール(三宮)にて
http://c-c-a.jp/koza/091114.html※日曜コースも同時開講!
11月8日(日)・15日(日)ビジネスプラザひょうごにて


12月12日(土)13日(日)10:00〜17:00
コーチング講座 基礎コースC 第1期
内容:ケーススタディー/感情/価値観
ビジネスプラザひょうご交流室A(三宮)にて
http://c-c-a.jp/koza/091212.html




※このメールは、NPO法人企業内コーチ育成協会のスタッフ及び
代表理事・正田が、過去にお名刺を交換させていただいた方・
当協会のイベントやセミナーにご来場いただいた方に
お送りしています。
今後、このようなメールがご不要の方は、
空メールをご返信いただくか、こちらのページ
http://www.webcordial.com/bn/tk.htmlより解除していただければ、
購読リストから外し、次回から送信されないようにいたします。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
今日1日があなたにとってすばらしい日でありますよう。


 
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神戸・三宮で常設コーチング講座を開講しています!

特定非営利活動法人 企業内コーチ育成協会

代表理事 正田 佐与

e-mail:
info@c-c-a.jp sshoda@officesherpa.com
NPO法人企業内コーチ育成協会(CCA)


URL: http://c-c-a.jp/
ブログ「コーチ・正田の 愛するこの世界」
http://blog.livedoor.jp/officesherpa/
「企業内コーチ育成のすすめ」
?帝国データバンク社『帝国ニュース兵庫県版』
に好評連載中!

一気に職場に活力が溢れます
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 神戸市長選が「現職勝利」で終わった。


 敗れはしたものの、新人の樫野孝人氏に15万6千票が集まったのは、むしろ「事件」と考えてよいのではないだろうか。


 民主単独推薦、民主党から小沢幹事長、前原国交相、鳩山幸氏などが応援に駆け付けるという現職の矢田氏に比べ、


 片や樫野氏の側は民主党にも、全国首長連合、橋下大阪府知事にも応援を断られ、ついたのは「神戸再生フォーラム」と「みんなの党」の渡辺喜美氏ぐらい。


 投票率は31.5%、前回よりわずかに上向いたのみ。民主党が矢田氏推薦に回った時点でかなり「あきらめ票」があったと言われる。それでも、ほぼ無組織に近い樫野氏に15万人が投票した。


 あきらめていなかったら、どうなっただろうか。



 
 人は「希望」をもつことで、力づけられる。

 だれが市政にあたるにせよ、「希望」を持てる神戸であってほしい、と願う。



 
 当選後の矢田氏は、「市職員の削減、外郭団体の削減」をまず口にした。

 恨みを買う仕事である。だからこそ自分が、との思い入れがあったのかもしれない。



 個人的なお話で大変恐縮ですが、
先週の21日、実家の父が他界しました。

 
 当日朝から容体が急変し、自宅で母にみとられながら亡くなりました。78歳の大往生でした。


 告別式は24日に行われました。自由葬で、簡素な心のこもったいいお葬式でした。


 別れ際に父の額に触れました。


 「産んでくれてありがとう。孫、大きくするから、見ててね」


 父を見、参列くださった親戚の方々の顔を見るにつけ、
出てくるのは連綿と続いてきた命への感謝の思いでした。




 今は神戸に戻ってきており、本日から平常通りの仕事になります。


 この間、23日の「よのなかカフェ」のファシリテーター交代、24日の「フィードバック勉強会」の中止と、皆様にさまざまにご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫びいたします。

 
 
 ごく私的な出来事でしたが、これを機に一層与えられた命に感謝し、1つ1つの出会いに感謝していきたいと存じます。未熟ではございますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。



 (なおお香典等のお心遣いはひらに無用にお願いいたします。)



 

 


 このところ「叱り上手の先生が慕われる」という意味のことを続けて書いているので、

「じゃあ、『承認』−認める、ほめる? から学ぶなんてまだるっこしいことをするより、『叱る』スキルから先に教えればいいじゃないか」


というご感想を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。


 それはこのブログもいささか舌足らずだったところがあって、やはり「認める・褒める」が人を伸ばす基本だ、ということは変わりがないのです。ただ非常時には「叱る」技も使えることが大事だ、それがないと秩序維持ができない、倫理的な善悪の観念も伝えられない、というお話です。




 べつの言葉でいいますと、人は、「ほめられた嬉しい気持ちから学ぶ」「達成感から学ぶ」といった、「快感学習」からのみ学ぶのではなく、「痛み刺激」からも学習することができます。ただし、その頻度は「快感学習」ほど頻繁には起こりません。



 「自分は叱られて伸びた」ということをおっしゃる方の「伸びた」記憶にも、バイアスというか、「記憶の編集」がかかっているのではないか、というのが、私の考えです。



 以前、コーチング講座の「承認」の回に来られたある経営者の方が、


「勤めていた会社である新規事業の提案をしたところ、上司に『おまえの会社じゃないんだぞ』と言われた。それが悔しくて起業した。私を一番伸ばしてくれた言葉は、上司の叱責の言葉です」


 と言われました。


 「叱られる」という痛み刺激が、自分にとって最大の成長要因だ、と感じる人もいるんですね、と私はお答えしましたが、


 あとできくとこの話に出てくる「上司」の方は、それまではこの経営者さんをよく認め、励まし、社内的に引いてくれた人だったのだそうです。


 それで、起業したあとも、この「上司」とのお付き合いは続いているのだとか。



 恐らく、この人がその会社で経営幹部になるまでの成長には、そうした上司の方の日常的な温かい支援の眼差しがかかわっていたでしょう。その上司が厳しい言葉をかけたからこそ、「なにくそ」と力が湧いたでしょう。また起業するほどのビジネスノウハウの蓄積にも、上司のそれまでの関わりがあってこそでしょう。



 と、いうわけで、私は「痛み刺激『だけ』が自分を成長させた」という人の言葉をあまり信用していません。


 むしろ、そういう記憶を信じてしまうと、他人を成長させようとするとき痛み刺激「だけ」を与える人になってしまうことが気がかりです。


 「痛み刺激」の記憶は、生存に関わるため強く記憶しがちです。


 
 うちの子どもたちが尊敬する先生方について、「こわい」「よく叱る」というのも、当然私は割り引いて聴いていて、

 丁寧にききだすとそうした先生方も、ふだんの生活では子どもたちをよく褒めているものです。あるいは、あからさまに言葉でなくても、なんらかの形で「認めている」ことを伝えていたりするのです。


 (過去のこのブログで「コワモテ系の先生が人気」などと書いたりしたとき、実はそれらの先生が非常時以外は大いに褒めてくれる先生であることは、あまりにも当然の前提で書きもらしていたようです)


 
 そのように、自分の成長に関する記憶にもバイアスが入りやすいことを考えると、

人を指導するときの心得として、たとえ受け手の側に少々違和感があろうとも、「褒める・認めることは大事ですよ」ということは、繰り返しお伝えしなければならないのです。


「叱ることは大事だ」というのは、あくまでその次の段階のお話です。



(ただここでまた補足しますと、世間一般の自己啓発や成功哲学、心理学のセミナーの中に、どうも「人は快感学習からしか学べない」という意味のことを信じさせているものがあるようで…、
商業教育ですと、サービス業ですから「快」ばかりを与えるようになるのは自然の流れなのですが、不幸にしてそうした教えを信じてしまった若い人たちはどうなるのだろう、といささか憂慮してしまうのです)






 
 急用のため、23日に予定している「よのなかカフェ」は、ファシリテーターを交代し、テイクウィングの谷口義行さんが担当されます。


 また、24日に予定していた「プレゼンテーションとフィードバック」勉強会は、残念ながら中止とさせていただきます。お申込みいただいていた皆様、誠に申し訳ありませんでした。

 





神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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 神戸商工会議所の発行する『神戸商工だより』の取材の人がみえてお話。


 『神戸商工だより』は、今回初めて知ったのだけど神戸新聞印刷というところに編集が委託されており、そこの人が取材にこられた。もともと神戸新聞の記者さん。


 大変引き出しじょうずの方で、お話ししているうちに色々記憶が引き出され…、


 たとえば2005年の「コーチング関西」のときに、当時もてはやされていたホリエモンや藤田晋などのIT長者のような人たちに対比して、


「地に足をつけた大人の生き方」

として、「企業内コーチという生き方」を提唱したこと。そのほんの2.3か月後にホリエモンが逮捕されてしまったこと。


 (自分自身は全然地に足ついてないくせに^^)


 取材の後もとご同業の気安さからか色々雑談になり、


「神戸はどうなるんでしょうねえ」

という話になった。


 先方もお子さん3人のパパで、

「子どもたちのためにもよい社会をつくりましょうね」

と、理屈抜きで一致した気がする。



 
 
 夕方から盛和塾神戸・播磨の合同例会で、西明石へ。


 障害児教育で有名な(株)Kid's Powerの社長、江口博美さんとお会いする。神戸・西宮の教育の話になり…、

 力量のある先生は一部にいるがそうでない先生のもとでは簡単に学級崩壊が起きること、今の学校教育を受けた子を会社で受け入れられるか、などとお話が発展し、


「教育、しっかりしてほしいんですよねえ」

 お互いため息をついた。


 神戸市の教職員研修にもコーチングは入っている。ただコーチング研修というものは時間数が少なければ、「傾聴」「承認」「質問」のいわば「受け入れるセット」だけになり、甘やかし風になってしまう。


 ほんとうは子どもに対する教育ではとくに、「褒める・認める」の次の段階の「叱る」によって、倫理観を伝えていくことが必要なのだと思うけれど。ブログで前にも書いたように、それができる先生が結局子どもたちにも慕われている。



 (そのまえの懇親会では急にお話をふられて大ボケをかまし、舌をかんで死にたくなった。もしこのブログをお読みの方で同席された方がおられましたら、どうか記憶から消してください)





神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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 ふと夜中に目が覚めて、買い出しに24時間営業のスーパーへ。


 広い店内、客の姿もまばら。たくさんあるレジも閉鎖していておばちゃん2人がレジに立っている。



 私はいつもの買い物かごにかぶせる式のエコバッグをもっていってこの日もかぶせてもらう。

 初めてみる顔のおばちゃんだ。この時間帯にだけ働いているのだろうか。

 2日ぶんの買い物をエコバッグのかかったかごに一通り移し替えてもらったあと、

「これは、別にしときましょうね」

 つぶれやすいシリアル類は別によけてその店のビニール袋に入れてくれた。

「ありがとうございました。またどうぞご来店ください」

 空いているせいか、普通の挨拶なのに心のこもった言葉にきこえた。



 
 おばちゃんは昼は別の仕事をしているのだろうか、とつい考えた。




 『つぎはぎだらけの脳と心?脳の進化は、いかに愛、記憶、夢、神をもたらしたのか?』(デイビッド・J・リンデン著、インターシフト)を読む。

 たくさんのポイントがある本で、本来はまた付箋をはりながら読んだほうがいいのだろうけど、

 ここでは


「感覚は、外界の正確な像をもたらすために作られているわけではないのである。むしろ、外界のある側面だけを、時には誇張してまで伝え、残りは無視するという性質をもっている。」(p.112)


 というくだりが目を引く。

 
 何度も出る、私達にみえているものきこえているものはバイアスのかたまりだ、という話。

 ある種の人にとっては、目の前にいる「私」はその人の過去に形成された女性観の集大成であり、本来の「私」とはかなりかけ離れた存在かもしれない。


 また、この本でこのくだりが妙に私の心をひくのは、おそらく私がこのくだりを必要としているからだ。




 
 東京に住む古い会員さんからメール。メルマガでお知らせしていた、吉田典生さんのフォロワーシップのセミナーに行くことになった、と知らせてくれた。

 かれも優秀な企業内コーチ。MRさんを束ねて毎年1位をとって「ご褒美旅行」、今は社内の後進の企業内コーチをつくる仕事をしている。



 良かった。つきあいの悪い性分で、そんなにしょっちゅう人のセミナーを紹介したりするわけではないのだ。



 

 今日のお告げ。信じていいと判断したら、信じなさい。
 
 

いえ、私のことぢゃないんです


 高2の娘が、


「うちのクラスの人たち、担任のI先生のこと、すきすぎる〜」


 というのです。


 I先生は、とくべつイケメンでもない普通のルックスの中年の男の先生。既婚で、小さい子どもさんがいます。
ちょっと一言で形容しにくい魅力のもちぬし。


 どうもほかの生徒さんだけでなく、娘自身も先生のこと大スキみたい…。


 どういうふうにスキかというと、学校の運動会で「職員対抗リレー」をすると、


「○○ちゃ〜んがんばって〜〜」


 と、娘のクラスの子たちが先生のファーストネームをよびながら一緒に走って応援する。ほかのクラスの子はだれもそんなことしない。

 先生はその応援に、はずかしそうににこにこっ、と笑うのだそうです。


 学年の修学旅行のための保護者会では、I先生は司会役でしたが、とちゅうで校長先生や教頭先生に

「旅行会社の人の紹介を先にして」

と、指示されると、「・・・は、はい」と、にこにこっと笑っていわれたとおりする、というふうで、


全然強そうなところがみえない。


 
 私も7月にこの先生と三者面談で一度お話ししたことがあります。娘の進路の話がメインで、

 とにかく普通の受け答え。

 ただ、しっかり聴いて、

 それをもとに次の段階の「じゃあどうしよう」という話をされる、という、

 かみあった会話のお手本という感じ。先走ったり、押しつけがましいところは一切ナシ。


 
 娘によるとふだんからそういう感じだそうで、「癒し系」。

 そして、みんなそういう先生のことが大スキ。



 弱そうにみえるから弱いのかというとそうでもなくて、

 
 提出物には厳しく催促して、それで前の学年のときにくらべぐっとクラスの提出率が良くなったり、

 また生徒が、ふとした拍子に、

 ほかの先生や両親が理不尽でこういうめにあって・・・みたいなことを話すと、


「それは、ひどいな」

 と、一緒にちょっと怒ってくれる、

 そういうところに生徒思いが感じられるんだそうな。



 ふ〜ん、と思うのは、

 これまで小学校以来、うちの子たちがすきな先生のタイプは、


「理非曲直きっちり、怒る系、コワモテタイプ」


 の人でした。

 たぶん、怒るといっても公正にだれに対してもわるいことしたら雷をおとすとか、

 権力を適切に行使して秩序維持をしてくれるとか、


そういうのがポイント高いんだろう、とみていましたが、

 
 なので「癒し系」の先生が人気、というのはめずらしいのですが、

癒し系でもしめるところはちゃんとしめてる、というのがポイント高いのだろうと。



 I先生の受け答えとかたたずまいは、私もすごく学びたいところが一杯あるなあ、と思ったのでした。


 ソウイウ人ニ私ハナリタイ。…まだまだ修行が足りないな。






神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp


 ポスティング行脚。


 神戸市勤労会館、兵庫県産業活性化センター、私学会館、兵庫県職員会館…、


 どちらも、チラシをさっと見て気持ち良く置いてくださる。


 2日間で2万円〜3万円と、非営利団体のする講座としては高額だけれど。



 「協働と参画」とやらに期待しなくても、自分の足で歩きまわればいいのだ。

 

 
 
 助成金申請の時のあの場に姜尚中さんがいたら、「リーダー育成」という仕事を非営利でやることの社会的意義を認めてくれたろうか。


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先日の無料セミナーに来てくださった企業様から、

「社内の者に講座を勧めたいが補助制度を適用するため、受講証明を出してほしい」


と、お電話をいただく。


 とても有難く、「喜んで」とお返事した。


 管理職研修の、とくにコーチングのようなヒューマンスキル系のものは外部セミナーで、というのは大変良い選択だと思う。


 社内で行うと、どうしても組織のもとの気風を引きずり、人目が気になり、思い切って学びに没入できない。周囲とコミュニケーションをとりながら行う研修だから、とくにそう。


 人間的成長をともなう研修だけれど、そのような成長はふだん属している組織とすこし離れたところでのほうが起こりやすいのではないかと思う。


 だから、オープンセミナーでできるだけリーズナブルに提供したいのだ。




 ある大手ディーラーさんでは、「管理職研修はすべて外部セミナー」と言いきっていた。会社から補助を出すが、3分の1程度自費負担させるという。


 「3分の1であっても、自分である程度負担したほうが真剣に学びますからね」


 と、そこでは言っていた。
 やはり、管理職にもなると自意識があり、社内研修では真剣に学ばないようで。



 私は自治体の管理職研修なども全部そういう形にすればいいのに、と思っている。


 税金でするから、変な甘えが出る。


 また、どんなに公務員の現場が忙しくきつくなっても、民間の人にまじって感覚に触れるとまだまだ改良の余地はある、と気づけるはずだ。

 
 

 
 神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
  http://c-c-a.jp

 
 



 なぜ、「女性」ということでこんなに苦しむのか少し見えた気がした。


 ある種の人々にとっては、「女性講師」は、

1.大学の先生―ある程度「上から」「教えモード」で教える人―と、

2.客室乗務員出身などの、いかにもサービス精神と女性的魅力たっぷりの女性講師  


の2つのカテゴリーが頭にあって、その中間がないのだ。


 
 そして、正田みたいに大学の先生ではない人は、2.のタイプの女性講師と比較されることになり、
その結果


「愛想がない」

「理屈っぽい」

「可愛くない」

「スタイルもお化粧も素人」


という、評価を受けることになるのだと思う。



 そういうところでは勝負しないに限る。そういう基準で管理職研修をおこなう組織が、組織全体の女性観がどうなるのか興味なくはないですけれど。



 やっぱりオープンセミナーがいいですね。


 先日、このブログで「情緒で好かれることはできるけれど」という記事を書いた。


 けっして「女性」を売りにしているつもりはないのに、仕事をしていて「女性」にまつわる様々な奇妙なイメージを投影されて困ってしまうことは今でも多い。


 また、男性だったら絶対にあり得ないであろう不利益をこうむることも。


 ―このあたりの話は残念ながらけっこうドロドロしているので、そういう話がお嫌いなかたはどうぞご遠慮ください―




「なんだ、これ?!」

 スライドのファイルを開けてみて驚いた。

 ホットパンツを履いた女性の下半身の写真。ホットパンツからナマ足がにゅっ、と出ている。その女性が、砂浜を子犬をつれて歩いている斜め後ろ姿のショット。



 2005年、大阪商工会議所で「コーチング関西」という1日イベントをした。リンクアンドモチベーションの小笹芳央さんや、自創経営研究所の東川鷹年さんに講演していただいた回。

 1日イベントなので、午後のスタートに多少「主催団体の紹介」みたいなコーナーを入れようとなり、簡単な企業紹介のスライドを格安で作るという映像会社を紹介してもらった。



 その映像会社から送られてきた「作品」の扉絵が、それ。


 慌てて電話すると、


 先方は、「正田さんの足跡をイメージしたものです」

というが、

なんでそれがホットパンツの女性のナマ足?



 「この料金だからこれが完成品です」

というのを、厳重抗議してさしかえてもらった。変な写真を入れるぐらいなら、淡々と無地に文字だけの扉で、事実関係だけ伝えてくれればいいのだ。

 

 おそらくその映像会社では、「承認の正田」のイメージはガタ落ちになっただろう。それでも自分について、守らなければならないことはある。



 その次の年、「コーチング関西2006」というのを、また大阪商工会議所でした。アシックスの故・鬼塚喜八郎さんが講演に来てくださった、思い出深い回。



 別の映像会社に、イベントを撮影してもらいDVD化してもらった。その完成DVDをみると、事前にメールで申し合わせてあったのに、ジャケットはついているがDVD本体に内容がわかるシールが貼っていない。


 「シールを貼ってほしい」と電話すると、先方の社長が「別料金で高額になります」と居丈高に言う。


 夫に事情を話して同じ趣旨の電話をしてもらうと、先方は恐縮し、既定の料金内でシールを貼るから返送してくれ、ということになった。



(夫は普通のサラリーマンだけど私がこの手のトラブルに巻き込まれるのには慣れていて、万一のときは代わりに電話をかける役をやってくれる。男の声というだけで強いカードなのだ。かれも難儀なヨメをもって難儀な人生だ)


 小さなことだけれど、大きなイベントをでほとんど組織とよべない非営利団体でこなして、やれやれと思っていたときだけに、その大変さを多少はわかっているはずの映像会社さんがそんなふうな態度だから、こたえた。



 こうしたことは今でもけっして笑い話にはならない。


 私のように「女性なのに管理職教育」とか、少し特殊な志で仕事をする人間は、

もちろん志の届く相手には好感をもってもらえるが、一部の人には反発心をもって迎えられ、無意識にちょっとした不利益をこうむることを(たとえばDVDにシールを貼らないとか貼れば高額になるとか)当然と思われてしまう。


そうして男性同士なら起こるはずのないトラブルが起こってしまうことがある。



 あるいは悪意でなくても、極端な「女性性」のイメージをまぶすことで、意図したイメージとずれてしまうことがある。「ナマ足」とか「母親性」とか、「女性」のごく一部のパーツを拡大されてしまったり。


(映像系の人にはひょっとしたら「パーツの拡大現象」は多いのかもしれない。ビジュアルな部分的なこだわりが強いかもしれない。そうしたら今どきの若者は全部そう、と言っていいかもしれない。大学生ぐらいの若い子と話していて、「女性観がヘン」と感じることは多い)



 こういういわば気持ちの悪〜い世界が一方にあって、


 女性でありながら普通に人間として不利益をこうむらないように扱ってもらえる、先日の仕事と生活センターさんのような態度は、むしろ珍しいぐらいなのだ。

 今月末の研修を控えている某業界団体さんもその意味では、とても親切でありがたい。




 ― 正田がわりとふだん清廉そうな顔をしているから、ドロドロしたことは経験したことがないだろう、と思われるなら、それは間違いだ。むしろ、女がこういう仕事で生きていくのはドロドロの連続なので、可能な限りドロドロと距離を置くような生活スタイルをとろうとしている、というのが正直なところ。―





 
 こういうところで引用させていただくのが正しいかどうかわからないが、



 先日応用コースに来られた当協会顧問の太田肇・同志社大学教授によると、

欧米とくにヨーロッパでは、そもそも女性を女性として意識しない仕事ぶりだという。例えば仕事前にスクラムを組むとか、セクハラ研修の厳しいところではそれもセクハラ扱いになるかもしれないが、ヨーロッパは男性の側も女性の側もそれで平気なのだとか。セクハラ研修がもっとも厳しいのは日本とアメリカだという。


(日本のセクハラ研修はおかしい、という話は以前にこのブログでも書いたことがある)




「日本で言えばそうですね、小学校のような感じ。性を意識する前の男子も女子もごちゃまぜ、というような」


 私は決してフェミニズムの専門家ではないが、心底うらやましい、と感じずにはおれなかった。






 大学を出たての社会人1年生のとき、「学生時代のように男も女もない世界にいたい」と、どれほど願ったか。

 たぶん、大学院に行くとそこにはまた男女の別が厳然とあったりしたのだろうけど。



 小学生低学年時代の正田は3つ上のお兄ちゃんとその友達連中と遊んでいた。虫捕りをしたりヘビをお前も持ってみろよと言われて「いやだよー、バカ」と言って石を投げつけて逃げたり、



 高学年になるとドッジボール少女だったり野球少女だったり、やっぱり男の子集団にまじって遊んでいた。


 そういうキャラクターの女性もいるのだと、受容してもらえたらと思うのはわがままだろうか。


 

 
 きのうは、お昼に「パワーランチの会」という異業種交流会に行って、そこでは「よのなかカフェ」について2分プレゼンをさせていただいた。そのあと友人のやっているお店に行って、


「あら正田さん、スカート?珍しい」


と、驚かれた。


 スカートを履いても不利益をこうむらないですむ場は、私からみてまだ限られている。

 いえ別に、すごく履きたいというわけでもないんですが。汗。
 
 
 

 
 


 

神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp

 

 

おはようございます!


 いつも好評をいただいている「よのなかカフェ」。今月は23日(金)、岡本の外国語学校・テイクウィングさんで開催。


 今月のテーマは:


「つきあうなら、顔ですかそれとも人柄ですか」




「ジャニーズ、韓流スター大好き 人は見た目が9割よね〜」

「いやいや、見かけに惑わされず、中身をみてじっくりお付き合いしましょ」


 恋でもシゴトでも繰り返し突き当たる、「見た目か、中身か」。さあ、会場はどちらに軍配?



 「カフェ」は、フランスで生まれた新しいコミュニケーションのカタチです。


 老若男女、世代も職業も立場も違う人たちが、喫茶店などに集まり、

一つのテーマについて議論します。

 そこでのルールは、「大いに語る」「大いに人の話を聴く」のみ。





 結論も、正解もここではまとめません。偉い人をよんで講演をきく場でもありません。いま、普通の人の意見が熱い!

 
 

「大いに話し、大いに聴こう」が合言葉、あなたが主役のディスカッションの会、

「よのなかカフェ」に来ませんか?


お申込みは、正田へメールinfo@c-c-a.jp または電話078-857-7055 まで。


 (事前申し込みが必要になりました!期限は前日の22日までです) 




 ■第7回よのなかカフェ 開催要項■

日時:2009年10月23日(金)18:30〜20:00

会場:外国語・エアラインスクール テイクウィング

〒658-0072
神戸市東灘区岡本1-13-13 アンサンブル足立ビル4F
TEL 078-436-0807
阪急神戸線「岡本」駅改札口正面 1F部分美容室「Salon de Okamoto」 洋菓子店「ケーニヒスクローネ」左隣

★学生のまち岡本商店街の真ん中、見晴らしのよいビルの4Fです。教会のような丸窓が特徴。駅から徒歩0分の超便利な立地。

対象:

すべての一般社会人、学生、主婦の方。
お子様も歓迎です。(注:中学生以下は保護者の方同伴のこと)

主催:特定非営利活動法人企業内コーチ育成協会
共催:テイクウィング


参加費:社会人の方 1,000円  学生・お子様 500円 (お茶菓子つき)


 

過去のよのなかカフェの模様はこちら

「『自分らしさ』vs『自己チュー』皆さんありがとうございました」(09年8月)
http://blog.livedoor.jp/officesherpa/archives/51509159.html
「シゴトって何のため?」(09年9月)
http://blog.livedoor.jp/officesherpa/archives/51516996.html


 「核廃絶」と「国際協調」をうたったオバマさんにノーベル平和賞が送られることが決まり、ご本人が

「目標達成に弾みになる」

と、コメント。


 
 コーチングで言うところの「背中を押す」というものでしょうか。


 
 ブッシュ政権下で加速した「悪い意味でのアメリカ的なもの」を一掃し、「古き良き道徳的なアメリカ」へと、流れをもとに戻そうとしている感のある、オバマ大統領。


 大きな歴史観の持ち主と思っていいのかな、とはみていましたが、正直、もろ手を挙げて賞賛していいのやら、わかりかねていたところがある。


 そこへ今回のノーベル賞選考委員会は「大英断」というか、

 チョンボを恐れず、歴史的転換点を意識した決断をしたということなのでしょう。



 青臭い理想もわるくない。

 オバマ大統領は、48歳。


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 ところで水を差すようでもあり、どうでもいい話なのですが

 オバマさんの夫人、ミシェルさんに「ポトックス注射疑惑」があるとかで、雑誌にビフォーアフターの写真が載っていました。


 たしかに、細かくシワの刻まれた顔から、つるつるすべすべした肌になっている。とくにおでこ。



 ハリウッド女優でもない、「自然派」「知性派」で鳴らす人なのに、やっぱり見た目はそれだけ大事なのでしょうか。


 (ヒラリー・クリントンも夫の大統領選を前に髪をブルネットからブロンドに染めたのは有名な話です)


 
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「日本って、やっぱなめられてるよね」。


 外交舞台に登場する鳩山首相をみて、娘が言う。

 どのへんからそうみたのやら。

 一般に日本人は欧米人(中国人も)とまじったとき、どうしても精神年齢が幼くみえる。




「う〜ん、たしかに

なれ合い政治で出てきた政治家は、田舎くさくて野暮ったくみえていたろうし、

そうでない新しい流れをつくろうよ、と出てきた人も、

それはそれで子どもっぽくみえてるかもしれないね。


一から認められていかなきゃね。」


 
 一から認められる。

 ようは、大言壮語することなく、言ったことを着実に実行していくゆるぎない姿勢をみせること、ではないだろうか。というのは、日本人的な甘い考えだろうか。



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 帝国データバンクの発行する「帝国ニュース兵庫県版」に月1回ペースで連載させていただいている『企業内コーチ育成のすすめ』という記事が、いつの間にか12回目。


 最初たまたまDM発送用の名簿を注文したのがご縁で、同社神戸支店のかたがわざわざ事務所に来られ、原稿のご依頼をいただいたときには、ただびっくりした。


 「あなたのHPやブログを全部読んだ。おかしいところは1つもなく、共感できるところばかりだった。長寿連載にしていきましょう」


 と、嬉しくなることを言ってくださり、

 『企業内コーチ育成のすすめ』というタイトルも、先方の発案で決まった。


 連載開始時には任意団体「コーチング・リーダーズ・スクエア(CLS)」だったものが、NPOを設立し三宮で常設講座を開講するように。


 
 1周年を迎え、今でも言っていることがおかしな方へ走ってないことを祈ります。


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 きょうは鬱っぽい。(「だ」「である」で文を書くのはそれっぽい気分のときだ 伝法な口調をお許しください)


 セミナーの講師をやるというのは、とくに初めての人向けに短時間のプログラムを組み立てて提供するのは、ふだんの私の流儀からするとどこか詐欺っぽい。



答えを伏せたまま参加者のかたにディスカッションしてもらったり、プリントをあとから配って「おやっ」と思ってもらったり。


 「わかる」を時間差で段階的につくっていくことが目的なのだが、

 
 トリッキーな感じがするのだ。


 フェアな人と人との話し合いではないような気がするのだ。


 そういうことを、ない声量を大きめに張り上げて、動揺の表情をみせないで大人の方々向けにやれてしまう、以前より面の皮が厚くなった自分が、ちょっといや。


 


 
 ・・・というようなことを言っていると、夫に

「めずらしいことを言う人だねえ。だって人に教えるってそういうことでしょうが」


と、笑われてしまった。



 いいの、今日1日は自己嫌悪でいたいの。そういう自分のほうが好きなの。なんか迷惑かけた?


 久しぶりのぼやきブログ。
 


 
 
 

 ひょうご仕事と生活センターさん主催の月曜以来5日連続でのコーチングセミナー。


 ムダに長くコーチングをやってる正田も5日連続でコーチングの話をするのは例がなく…、


 最終日、金曜はいよいよ三宮で。過去最高の28人の方が申し込まれていました。(実出席は不明。でも空席はほとんどなかった)



 セミナー写真は残念ながらないんですが…、


CIMG1970



 終わった後、センターの主任相談員でダイバーシティーの専門家、北尾真理子さん(右)、ワークライフバランスの専門家、岩本龍平さん(左)と記念撮影。



 まあまあいい顔しています^^


 終わった後、わがままを言ってアンケートを見せていただき、5日間の集計をしてみたところ、


 回収総数は72枚、うち

 「大変理解できた」「理解できた」の合計が66人。

 職場でのコーチング実践のメリットに

 「大いに関心がある」「関心がある」の合計が65人。


(注:当方で勝手に手集計したので、もし違っていたらごめんなさいm(__)m)


 数年前だったら、コーチングの話をしても冷ややかで、こんな数字にはならなかっただろうなあ〜(遠い眼)


 最終日のこの日は、

「57歳ですが、まだ学べますか?!」

 と、真剣な眼できいてこられた経営者さんがいはりました。


 嬉しかったです。



 真剣に学ぶ人が増えれば増えるほど、社会は幸せになります。


 でもでも、

 と、

 1時間半のセミナーに足を運んでくださった方々すべてに、改めて申し上げたいこと。



 せっかくだから、きちっと時間をとって学んでください!!


 生兵法けがのもととも言うし、

 人を指導するということにまつわる、必要になる

 知識やスキル、本当に終わりのないものです。
 



 親身にサポートくださった北尾さん、岩本さんはじめセンターの皆さんに本当に感謝。


 センターさんの目指されている、ワークライフバランスやダイバーシティーの実現に、コーチングの側からも少しでも貢献できれば嬉しいです。






 神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会

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台風一過、お日様も顔をのぞかせた姫路にて。


 2003年にコーチングを受講された、「Hさん」が、奥様とともにセミナー会場に来られました。


 Hさんは社労士さんでその当時は個人事務所でしたが、今は株式会社化し、人事コンサルティング会社の形に。


 「昔のテキスト持ってきましたよ」と、見せてくれたかばんの中には、


 黄色いプラスチックのファイル

 ――その当時は「元気が出る色だから」と、黄色のファイルをチョイスしていたのです(今は紺色)――


 そして、Hさん以外のなつかしい受講生さんたちのお名刺もファイリングしてありました。


 
 きのうは、「かぶりつき」の席に座られ、質疑の時間には手を挙げていい質問をされたり。



 
 なんと心優しい方々に見守られているのでした。


 

 仕事と生活センターのスタッフで2回にわたりアテンドくださった橋尾さんも、

 セミナー前後に何度も励ましとねぎらいのメールをくださいました。

 橋尾さんのアテンドは姫路で終了。



 そして今日は最終回の三宮。



 さあ、どんな方々にお会いできるでしょうか…。

 台風18号、知多半島に上陸したのですね。


 何年か前の豊岡や、今年の佐用町で起きたような水害を心配していましたが今のところないようで、ちょっと安心。




 警報が解除されないので、明石に通う娘などはなかば喜び、なかば「どうせ解除して登校しろっていうんでしょ〜」とうかない顔。



 さて、正田は月曜から、「ひょうご仕事と生活センター」さんの主催する無料セミナーで、加古川・尼崎・長田とまわっています。

 連合の人とかが来られ、おおむね皆さんいい雰囲気で参加してくださっています。




 そしてきょうは姫路。


 きのう事務局の人から、


「姫路では以前正田さんにコーチングを学んですごく良かった、という人がご夫婦で参加されますよ」


 
 お名前をきいてみると、ご主人さんの方が2003年にまったく初めて講座をもったときの受講生さんのよう。

 とっても懐かしいお名前でした。



 
 その当時は「蛮勇」で自分の講座をはじめ、話し方についてトレーニングを受けたこともなく、素人っぽいしゃべりだったと思う。


 (今でもよく噛んでますけどね^^)



 覚えていていただいてたんだ〜(ウルウル)


 嵐の去ったあとの姫路。

 5年ぶりの再会、なるでしょうか。



 

 神戸新聞マイベストプロ神戸 というところに登録させていただきました。


 http://pro.mbp-kobe.com/coaching/


 登録したてなので、トップページからも見ていただくことができます。
 
 
 よろしければ、一度覗いてみてくださいませ。




神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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 『百年続く企業の条件――老舗は変化を恐れない』(帝国データバンク 史料館・産業調査部編、朝日新書)という本を読みました。


 老舗企業の77%以上は「家訓・社訓・社是」のようなものを持っていること。


 「信」や「誠」といった、むかしながらの価値観を大事にし、それでいて革新的であること。


 一方で長く続く企業だからこそ潜むリスクもあり、

「老舗の倒産リスクを見極める十の心得」

として、

1.後継者が社内外で信頼を得ているか

2.経営者から幹部への権限委譲が進んでいるか

3.事業承継を早期に周囲に知らせているか

4.後継者にリーダーシップ、判断力、計数管理力があるか

5.柔軟性の高い組織文化が醸成されているか

6.問題を先送りにする傾向が強くないか

7.現状維持志向に陥っていないか

8.従業員が経営陣に冷めていないか

9.オーナー一族が従業員の失笑を買っていないか

10.会社の悪口がインターネット上でにぎわっていないか


 と、言っています。


 
 老舗にかぎらず、同族経営の企業さんは心していただきたいものですね。





 セミナー2日目、尼崎の回が終わりました。

 参加者13名、大変協力的な方々で和やかな雰囲気でした。前日よりワークを1つ多く入れました。



 参加者の皆様と、手厚いサポートをくださるひょうご仕事と生活センターの皆さんに感謝。


 ただ「無料相談」に事前に申し込んでおられた方が、結局相談せず帰ってしまわれたんだけど、

 あれはひょっとしてセミナーの中で問題解決しちゃったんだろうか…(^^;)



 大型台風が近づいています。皆様くれぐれもお気をつけくださいね。



 れいによって「見下しワザ」と「尊重ワザ」の異種格闘技で悩んでいます。


幸せ者は叩かれる?―NPO通常総会終わりました : コーチ・正田の 愛するこの世界




 導入セミナーだと、本当にいろんな人が入ってくる。


 腕組みをして下目づかい、いかにも「お手並み拝見」という圧迫感満載の人、


 よそで既にさんざんコーチングの話を聴き、「聴きくらべ」だけが目的できている人、



 このところ「真剣に学ぶ人」を相手にしたセミナーばかりやっていたせいか、これらの空気を感じとるとかなりシンドイ。


 聴衆に対する共感のスイッチを切る、ということが基本的にできない不器用人間なのだ。



 「本気の人」にどれだけ届いたかどうか。


 「社内に講師派遣してくれますか?」と、セミナー後問い合わせてくださった方がいて、ちょっと嬉しい。




 姜尚中さんの『リーダーは半歩前を歩け』(集英社新書)を読む。


 
 加古川では、「愛する加古川の名物かつめし」というのぼりが、そこここに立っている。駅前の「喫茶 エデン」というところでかつめしをいただく。美味。(*^_^*)
 


 応用コース第2回で、

 
 繰り返し出た「説明責任」という言葉。


 経営者・管理者が、会社に何か新しい制度やシステムや手法を取り入れたいと思ったとき、

 
 多くは社外のさまざまな「学び」−読書をふくめ― がきっかけになってそう思うのですが、

 社内に十分な「説明」を尽くしているかどうか。


 現実には、直感的に何かを「いい」と思い、

「これでやるから」

 と担当者に言い、ということが多いようです。



 しかし、根拠や背景の説明もなく、いきなり何かの「制度」を導入させられるのは、担当者にとってもほかの社員にとっても不幸なこと。


 また、「学び」ずきの経営者さんですと、かなり矢継ぎ早なペースで色々な制度について勉強され、導入するということも多いようです。

 
 矢継ぎ早な新しい制度の導入は、当然、社内全体の「やらされ感」につながります。


 
 私の願いとしては、どんなに学びずきの経営者さんであっても、社内になにか新しいものを導入するのはペースダウンしてほしい。


 人は、(個人差はありますが)新しいものに慣れるのには時間のかかる生き物です。そもそも人事上の諸制度などは、仕事の中では「本筋」の仕事ではないので、コロコロ変えていると、本筋の仕事の仕方によりどころがなくなってしまう。



 また、何かの制度を導入するのであれば、面倒をいとわずに手を変え品を変え「説明」をしてほしい。

 なぜ、この制度が必要なのか。どんなメリットがあるのか。その根底にどんな思いがあるのか。


 いわば、導入をする責任者のかたは、制度の「営業マン」になって、社内で説明に回ってほしい、と思うのです。


 その手間をきらって、


「やれ」

「やって」

の一言で導入してしまうのは、トップダウンでも良くないトップダウン。


 なぜこれをするといいのか、きちんと言葉にしてほしい。

 
 「知らしむべからず、拠らしむべし」では、困るのです。




 今日(5日)から、県内5か所でコーチングの無料セミナーがはじまります。


 ひょうご仕事と生活センターさんが与えてくださった機会。
 

 正田は、「説明行脚」のセミナーととらえています。





神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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 「良いリーダーをつくりたい」という当協会の願いをカタチにした、
「コーチング講座・応用コース」2回目。

 全員が職場の組織図を描き、発表し、ディスカッション。

 
 単科受講生を含め7名しかいないクラスならではの、濃〜〜い議論ができ…。





横山さん2


安藤さん


 それも皆さん、「大人」です。

 もともと正田は「企業内コーチ育成は『スーパー大人』をつくる」などと言ってるんですが…。



和也さん

正田1


角谷さん、大前さん






 「説明責任」

 「言語化」

 「体面」

 「行動に価値」

 「弱みをさらす」

 「組織の階層」

 「スピード」

 「長時間労働」

 「バーチャル上司」


 などのキーワードが繰り返し出て…。






 密にはりめぐらされた「関係性」の中で生きる、中年期の責任ある立場の受講生さんたち。


 「関係性」から目をそむけることなく、

 ― 南の島に行くのでも出家遁世するのでもなく ―

 どうしっかりと向き合って生きるか、をサポートするのが、いわば当協会のミッションです。


 午後からは、当協会顧問の太田肇教授が登場、「承認論」の講義とディスカッション。



太田肇教授1


太田肇教授3






 
 基礎コースからうるさいほど「承認」をいわれている受講生さんたちも、
第一人者からの講義を受ける機会を得て、再度深く胸に刻まれたことでしょう。



 最後には、皆さん1人ずつ「今月すること」の約束。


 
 3人の方が、

「職場のキーパーソンともう1度よく話します」


と、約束されました。


 
 マネジメントは、たかがコミュニケーション、されどコミュニケーション、なのでした。



 次回は11月7日(土)、

 吉田典生氏により、「部下力」「ビジョンマッピング」のテーマで行います。





神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp

 

 「情緒」と「実績」、どちらを強調するか。


 新しくポータルサイトと契約することになった。

 先方がライターを派遣してくれ、取材して記事にする形式のもの。


 ただ原稿段階で、先方は「感動エピソード」をたっぷり盛り込んでくれたけれど、

 過去の実績については、

「広告表現として妥当ではない可能性がある」


 と、具体的に記述してはくれなかった。


 
 実は過去の経験で、

「優しさ」や「感動」、「楽しさ」ばかりを強調してしまうと、

短期的に喜んでくれはするが、続けてもらえないのだ。


 続けることで末永い幸せが生まれるのだが、そのためには

「続ければこんな成果につながりますよ」

ということも言わなければならない。

 予備校の有名大学合格実績のようなもの。


 
 面白い楽しいだけで育った人は弱い、という話はここでも当てはまる。

 情報量の多いこんにち、人はすぐ次の「おもしろいもの」に移ってしまう。



 正田が女性なので、「情緒的な商品」と思われやすいことも、つねに悩みのたね。



 先日からこのブログで、

「日本人の自己観と幸福感」とか、

北中寿教授との対談とか、少し硬い話題が続いている。


 「情緒的な商品」を卒業したい、という思いを汲み取っていただけるだろうか。




神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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