正田佐与の 愛するこの世界

神戸の1位マネジャー育成の研修講師・正田佐与が、「承認と職場」、「よのなかカフェ」などの日常を通じて日本人と仕事の幸福な関係を語ります。現役リーダーたちが「このブログを読んでいればマネジメントがわかる」と絶賛。 現在、心ならずも「アドラー心理学批判」と「『「学力」の経済学』批判」でアクセス急増中。コメントは承認制です

2011年04月

 秋田県の公立大学、2004年開学の新設大学にして今や東大、京大とならぶ高偏差値校、そして就職率全国ナンバーワンを誇る国際教養大学(英語名Akita International University, AIU)を、26日見学してまいりました。


 秋田空港からタクシーで約10分。近くには県立公園があるのみの森に囲まれたキャンパスに入ると…、


講義はすべて英語という大学なので、日常会話まで英語ばかりの英語ワールドかと恐れをなしていた私でしたが、管理棟の中で飛び交う言葉は、ほとんど日本語だった。ちょっとホッ。


 しかし、ふっと耳に入る学生たちの日本語が、なんだか普通のキャンパスのそれと違う。
どう違うかというとそう、発声がいい。


 「発声法は知性のバロメーター」と昔、言っていたのは誰だったか・・・。つまり、自分の発した言葉が相手にちゃんと伝わるか、頭のいい人なら気を遣う。腹式呼吸のまっすぐな発声をした方が相手に伝わりやすいと、自然とわかっているのだという。

 
 それは買い被りだったのか、しばらく聞きなれてくると世間一般の大学生のしゃべりかたと大差ないように思えてくるのだけれど。


 大学紹介DVD視聴のあと、秘書チームの佐々木さんがキャンパスを案内してくださる。事前に電話やメールでやりとりした鈴木さんもそうでしたが、ここの事務職員さん方は優秀です。留学して帰ってきたあと就職したり、大学からの留学制度もあるそうで、普通の大学職員をイメージしてはいけません。


 AIUは、入学定員150名(23年度は170名)の小さな小さな大学。学生部などの入っている管理棟(教員棟も兼ねる)と3つの講義棟、カフェテリア―学生寮、図書館、そして学生会館の7つの建物を見学する。


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 学生寮(「こまち寮」)の部屋。1年生の間は寮住まいをする。2人1部屋で、隣の部屋と4人でバス、トイレを共有する。留学生との共同生活を義務づける中で、異文化との出会いとともに葛藤、交渉、問題解決なども体験する。

(ちなみに一番よくある葛藤とは、相方が服をなかなか洗濯しないので臭う。「そろそろ洗ったら」などと思い切って言ってみることだとか。毎日がアサーショントレーニングなのだ)

 この建物に隣接してカフェテリア(食堂)があり、3食出してもらって食費は年間20万円。


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 キャリア開発室に張り出された内定状況。今年の「おめでとう!」のピークは5月、6月になるそう。志望先に「メーカー」が多く、実際の就職先も半数近い48%が製造業に行っている。


 その理由は、海外留学(全員1年間の留学を義務づけられる)を経験した彼らは、日本のものづくりの素晴らしさに目覚め、発信したいと思うから。
 うん、大変うなずける理由。


 留学先の提携校は、現在全世界120大学にもなる。AIUに支払っている年間の学費53万5800円をそのまま払うだけで、留学先の学費はまかなえる不思議なシステム。これはスタッフがその都度出かけて行って交渉して提携を実現するもので、以前教育評論家の藤原和博氏が「どうやっているのか解らない」と言っていたが、地道に交渉してまわっているようである。


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 杉材をふんだんに使った廊下の壁。

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教室名を書いたサインの板は赤く、廊下といえど温かみのある色彩の空間。


 哲学の授業


 入学当初の英語集中トレーニング(EAP)を修了した学生たちは、オール英語の一般教養授業に入ります。写真は哲学の講義。"Love"という単語がきこえてきました。


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  そして、あまりにも有名になった、秋田杉とガラスをふんだんに使った図書館。2008年竣工。


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 名付けて”コロシアム風図書館”の威容はみるものを圧倒します。まるで映画の一シーンのよう。そしてまだ新しい杉の匂いが…。


 これが365日、24時間開館です。これがどんなに凄いことか。少なくとも国内には、「365日、24時間」は例がありません。(「どこか海外でモデルにしたところはあるのですか」とききましたが、特にないそう。世界で一つかも)しかし、学生たちにはこれは非常に評価が高いそうで、午前0時に館内で勉強している学生を数えると、50人はコンスタントにいるという。学生たちは、オール英語の大量の宿題に、夜遅くまで、場合によっては徹夜でこの図書館で頑張っているのです。同じように頑張っている仲間の姿を図書館でみられるのもモチベーションになるとか。図書館長は元日経新聞記者で現教授の勝又美智雄さん。
 

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 コロシアム風の書架の裏側に設けられた勉強スペース。適度に人目を遮り、集中しやすい。


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 外の自然をみながら勉強する席。ここも学生たちに人気があるそう。


 「勉強する」という行為が、殊のほか美しくみえた。


 人生の20歳前後の数年間、(留年も多いようだが)これだけ集中して大量に勉強をする。

 そのための環境を、人里離れた場所に作ってあげる。


「大学の学部では、外国語も含めた教養教育をしっかり修め、知的土台を築く。大学院ではそれをベースにさらに高い専門性を身につける。それこそ、あるべき高等教育の姿であり、そうやって、日本は世界標準のエリートを育成していくべきです。」

(『なぜ、国際教養大学で人材は育つのか』中嶋嶺雄著、祥伝社黄金文庫、2010年)




 
 この日は、この大学の創設者で現理事長・学長の中島嶺雄教授の英語の講義をきく機会に恵まれました。


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講義する中嶋氏



 "Introduction to Global Studies"と題する講義で、いわば学期の始めのガイダンスのようなもの。これ以降は他の教授陣が講義を担当するそうで、得難い機会。


 "Disciplineとは何か"
"Liberal Arts(教養)とは何か”
 "Culture(文化)とCivilization(文明)の違いとは"

 
 四半世紀前と同じことを言われている。この人は変わらない。


「教養は、たんに知識の量ではなく、人格形成とも深く関わっています。教養と格闘するからこそ個性的な自己発見があり、それが高い専門性の獲得、ひいては世界で通用するエリートの育成へとつながるのです」(同上)


 
 リベラル・アーツの重要性は、今経営学でも野中郁次郎氏などが言われている。意思決定能力、スピードの差にどうもそれがあるのではないか。私はまた「ミドルにとっての『教養』とは」という方に頭がいく。


 
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 そのあと中嶋教授の案内でキャンパスの隣の林を散策。小川には、自生のミズバショウが咲いていた。
 75歳の中嶋教授は、以前にも増して精悍な表情。



 中嶋教授のされていることと今私がやっていることはつながるのだろうか。どこかでつながると信じたい。




神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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 お話が前後しますが先週の21日、兵庫県内で工場リーダーのための「承認研修」をさせていただきました。


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 200人ほどの工場で作業長、職長、班長の17名の方が参加され、


 皆さん大変気持ちよく受講してくださり、何より。



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 1人の方は、


「こういう講習をせっかく受けたので、あす朝礼でみんなに『承認について学んできた。今日から皆さんを承認します』と言います」


 と言っていただき。



 工場の方がHappyになってくれると、理屈抜きで嬉しい。もちろん効率改善、品質向上などいいことは色々ありますがとにかくHappyでいてほしいです。






 ひとつの場面。


受講生さん:「仕事が詰まっていて納期がない(短い)ときにも、『お先に』と帰ってしまう人がいる。めちゃくちゃイラッとくる。どうしたら」


私:「働きアリさんにも働き者のアリさんと働かないアリさんがいるらしいんですよね〜。働かないアリさんは働きたくないわけではない、でも仕事がそこにあるということについて鈍感。だから気づかない。働き者のアリさんは、それに対してイライラしないのが一番です。そういう人もいることに何らかの意味がある。少なくともアリさんに関しては、そういうアリさんが集団の中にいたほうがその集団が存続するのだそうです」


・・・


 本当は、向き不向きで言ったら働かないアリさんは仕事に対して適性がないともいえるのだろう。ただ本来生物である以上、「捕食」をすることは生きるための根源的なことなのだけど。



 じゃあ、どうするか、だけれど、この人たちが報酬や昇進で評価されないのは、ある程度しょうがないのだろうと思う。


「成果主義は、明らかに働いていない人がみんなと同じ給与をとったり、高給をとったりすることへの不満要因をなくすことに最大の意味がある」

と、うちの顧問の太田肇教授は言われる。


 ただ、それでもこの人たちがふざけているわけではないと信じてあげて、本人たちにはとにかく一生懸命やるように勧め、結果が平均以下であってもこの人たちなりに精一杯のことをしたんだと承認してあげる、しかないのかなぁ。
 人格をなじったりしては、だめなのだと思う。



神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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お世話になっている皆様



こんにちは。NPO法人企業内コーチ育成協会の正田です。


 神戸では朝一番の雷と雨から、打って変わって晴れあがりました。


 チューリップの可愛らしい季節、今からはツツジも見ごろになります。


 今回の内容は:



(1)第10回例会「情熱のマネージャー、営業所を変える」開催しました。


(2)5月15日(日)に開催するよのなかカフェ「日本はスウェーデンを目指すべきか?」続報

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(1)第10回例会「情熱のマネージャー、営業所を変える」開催しました。



 大手OA機器メーカーIT関連販売サポート業営業部長・永井博之さん(47)によるマネジメント発表。


 10名の方々がお話にききいり、その後グループディスカッションと質疑を行いました。


 講師の永井さんは、営業畑一筋だけに大変物柔らかな、聞きやすい話し方。でも、「営業の神様」的な作りこんだ感じの「良い人柄」というのでもなく、何かの時には「叱り」に切り替える、というのもわかる、「全方位」「自然」な感じです。


 恐らく、「売上、粗利120%」を作る空気感とは、こういうもの。


 この感じというのは、なかなかお伝えしにくいのです。実際に会って話していただくのが一番…。とはいえ、お忙しくてなかなか勉強会には来場できない、という読者の皆様のために、ちゃんとブログでレポートいたしました。


「名セリフ続々 『承認型コーチングは”ベタ”なやり方』『情熱のマネージャー、営業所を変える』勉強会開催しました!」

 http://blog.livedoor.jp/officesherpa/archives/51726685.html


 ここで正田は2つの「意地悪質問」をご用意。


1.「承認型コーチング」で、組織の2:6:2の法則はどうなるのか?

2.「承認型コーチング」は、「ほめられないと頑張れない」弱い人を作ってしまわないのか?


 これに対する永井さんの答えは…。ぜひ、上記の記事をご覧ください!



 さて、昨年4月には拙著『認めるミドルが会社を変える』に登場した3人のマネージャーが「事例セミナー」に登場。それを聴いた方からのご紹介で永井さんが昨年7月に当協会の講座で学ばれ、今年発表と、ありがたいことに受講生さんの系譜が連綿と続いています。



 このメールニュースをお読みになっているあなたが、わが子のような歳の子から「あんなおじさん・おばさんの下で働きたい♪」と言われるマネージャー(しかも業績を出している)になりたいともし思われたら…


 ぜひ、講座受講もご検討ください!


 企業内コーチ育成講座(コーチング講座)のもっとも「基礎」でもっとも「重要」な「基礎コースA」は、5月21日(土)22日(日)の2日間、三宮で開講します!


 詳細とお申し込みはこちらから


 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0
 



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(2)5月15日(日)に開催するよのなかカフェ「日本はスウェーデンを目指すべきか?」続報



 1人当たりGDPが1位から16位へと、急降下の落ち込みぶりをみせているわが国の「人」と「仕事」。これをどう立て直すか、という問題意識の今回のカフェには、


「会社の同僚にも声をかけました。スウェーデンそのままにならなくても、われわれは今のままでほんまにええんか?ということを考えるきっかけになりますね」

と、嬉しいお声をいただきました。


 その後、イケア・ジャパンの方々に続き、「関西日本スウェーデン協会」からも、ご来場のお返事をいただきました。スウェーデン在住経験からのお話をうかがえそうです。

 日曜の午後、お茶とケーキで優雅に?私たちの今からを考えてみませんか。


 詳細はこちらから。お申し込みは、このメールへのご返信でも結構です。

http://c-c-a.jp/cafe/index.html


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★「帝国ニュース兵庫県版」に好評連載中「企業内コーチ育成のすすめ」を更新しました。
「第31回 『ワイワイガヤガヤ』の効用」

http://c-c-a.jp/topics/index.php?tp=0



★(1)の永井さんの勉強会の前、私たちNPOの理事会をやっていて、その中で
「うちの団体の勉強会とか講座は、ちょっとよそのコーチングの研修と『空気』が違うんだよねえ」という話をしていました。

 どう違うの、と言われると…、

 ワーッと楽しくはないんです。どちらかというと、「しみじみ」なんです。

 「コーチング」という言葉から、ワーッと楽しい空気を連想されるとしたら、かなり違う(がっかりされる?)と思います。そういう校風なんです。だから時々、「コーチング」を名乗るのはやめようか、という議論も出ます。

 でも1980年代の「武田建のコーチング」を受け継いでいる積りなのも確かで、先日も
「私もアメフトをやっていたので武田建さんのことは知っています。関学出身のコーチの方も来ていたので、今思えばああこういうことをやっていたのか、と思い当ります」
という受講生さんにお会いしました。その方がまた大変しっかりした、人としての軸ができた方のようにお見受けしたので、やはりこの系譜を名乗っているのはいいことなんだ、正しいんだ、と元に戻ってくるのでした。なかなか答えが出ないこの課題です。





★本年上半期当協会の「人づくりラインナップ」、
 講座、例会、よのなかカフェの日程はこちらです。

 下記でご確認ください。
 受講ご希望の方、大変お待たせいたしました。
 日程をぜひ、手帳にご記入ください!


※お申込みページはこちらです
 
 http://c-c-a.jp/contact2/index.php


 ◆NPO法人企業内コーチ育成協会 今後の予定◆




5月15日(日) 15:00〜17:00
◆第24回よのなかカフェ「日本はスウェーデンを目指すべきか?」
ファシリテーター:正田佐与(NPO法人企業内コーチ育成協会代表理事)
会場「アロアロ」にて
詳細 http://c-c-a.jp/cafe/index.html


5月21日(土)22日(日)各10:00〜17:00
◆企業内コーチ育成講座(コーチング講座)基礎コースA
〜「認め、問いかける」能力向上実感の対話術〜

傾聴・承認・質問の3大スキルを2日間で身につけていただきます。
会場:ビジネスプラザひょうごホール
詳細 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0


5月28日(土)
◆NPO法人企業内コーチ育成協会通常総会・第11回例会

「今、なぜ『承認大賞』なのか―ミドルマネージャー育成10年の軌跡とルーツを語る」
スピーカー・正田 佐与(NPO法人企業内コーチ育成協会代表理事)
会場:ビジネスプラザひょうごホール
http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=1



6月26日(土)27日(日)各10:00〜17:00
◆企業内コーチ育成講座(コーチング講座)基礎コースB
〜あえて伝える本気のコミュニケーション〜

フィードバック・叱る・怒る・強みの活用・学習スタイルなど
会場:ビジネスプラザひょうご ITサポート室
詳細 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0



8月6日(土)7日(日)各10:00〜17:00
◆企業内コーチ育成講座(コーチング講座)基礎コースC
〜リーダーシップの内面の旅〜

ケーススタディー・感情・価値観など
会場:ビジネスプラザひょうご ITサポート室
詳細 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0




※詳細とお申込みはこちらから

 http://c-c-a.jp




※このメールは、NPO法人企業内コーチ育成協会のスタッフ及び
代表理事・正田が、過去にお名刺を交換させていただいた方・
当協会のイベントやセミナーにご来場いただいた方に
お送りしています。

今後ご不要の方は、
空メールをご返信いただくか、こちらのページ

http://www.webcordial.com/bn/tk.html

より解除していただければ、
購読リストから外し、次回から送信されないようにいたします。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


今週があなたにとって素晴らしい週でありますよう。


 
■□
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神戸のコーチング講座


特定非営利活動法人 企業内コーチ育成協会

代表理事 正田 佐与

e-mail:
info@c-c-a.jp



NPO法人企業内コーチ育成協会(CCA)

URL: http://c-c-a.jp/


ツイッターもしています
アカウント名:@sayoshoda


ブログ「コーチ・正田の 愛するこの世界」
http://blog.livedoor.jp/officesherpa/


部下を力づける言葉、伝えていますか?
「第1回承認大賞」受賞事例をご紹介します
http://c-c-a.jp/kyoukai/jyusyo2010.html


「企業内コーチ育成のすすめ」
(株)帝国データバンク社『帝国ニュース兵庫県版』
に好評連載中
http://c-c-a.jp/topics/archive.php?page=1




 4月23日、NPO法人企業内コーチ育成協会第10回例会「情熱のマネージャー、営業所を変える〜認めること、『承認大賞』その後、現場でみた『今の若い子』」を開催しました!ビジネスプラザひょうごホールにて。


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 スピーカーは、大手OA機器IT関連販売サポート業営業部長・永井博之さん(47)。
 昨年7月に現在の京都・滋賀営業部に赴任されてから、売上・粗利とも120%という、この時代としてはあっぱれな成績を挙げられています。


 この日は、京都・滋賀時代に永井さんのもとで伸び、 「括目的に仕事をしてくれた」部下の課長、柏原さんも参加し、珍しい上司―部下ダブル参加の勉強会となりました。


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 ホワイトボードにあらかじめ組織図を描き、説明する永井さん。こういう細かい心配りがさすが。


 「当たり前のことを当たり前にやった」という永井さん。


 部下の課長たち1人1人に、

「それでいいんだよ」
「今やっていることは間違っていないよ。正しいことをやっていれば成果は出るよ」

 言葉を投げかけました。それで、みんな安心して伸び伸びと仕事できるように。


 また、上位者からのその時々の指導(口出し)については、永井さんが「壁」になって、伝えたり伝えなかったりした。


 赴任時に、永井さんは自分のポリシー等を記した「三つのスローガン」―お客様に向けて、組織内において、個人において―を部員全員に渡し、話をしました。


「上位の人が替わってこういう紙やスローガンをくれても『ぴん』とくるのだろうか」


 との問いに、当時の部下の柏原さんは、


「いや、ぼくの考えとまったく一緒でしたから、共感できました」と。



 永井さんの下、7名の課長のうち「3名は抜群の成長、2名は微増、2名は変化なし」。

 また若手は、教育が苦手な(出来ない)課長の下では全く伸びなかった。教育上手、教育熱心な課長の下につけると見違えるように伸びたそう。



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グループディスカッションで「もし自分だったら?」「自分の職場では?」を話し合う参加者と輪に加わる永井さん


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 正田が用意した「永井さんへの2つの意地悪質問」というのがあり:


意地悪質問1. 「承認型コーチング」で、組織の2:6:2の法則はどうなるのか?

意地悪質問2.「承認型コーチング」は、「ほめられないと頑張れない」ひよわな人を作ってしまわないのか?


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 これにも、永井さんは丁寧に考えて答えてくださり、


答え1. 「2:6:2の法則」は、やはり残る。どうしても相対評価をしないといけないから。ただずっとダメだと評価されていると人間、気持ちがなえてくる。いいところを見つけてやることは大事。

(スポーツ大会、バーベキュー大会などをやると、普段気づかないいいところを見つける機会)


答え2.この質問については私自身繰り返し考えてきた。実際にはそうはならない。というのは、仕事の実績が本人の自信を作るから。指導上手な課長の下で伸びた若い子は、傍からみると課長のお蔭で伸びたのがよく見えるが、本人にきくと「仕事であれができたのが自信になりました」と堂々と答える。仕事が自信を作る(正田注:つまり、ほめられたことはあくまで「きっかけ」であり、最終的には「仕事のできる人」になっていく)。



 このあとの質疑で出た永井さんの名セリフも、もったいないのでご紹介します:


 プレーヤーからマネージャーへの転換は難しくなかったか?という問いについて、

「私は入った時からマネージャーになりたかったんです。入社2,3年目から、上位の人に入ってくるなと言って、ほかの所員を集めて勉強会をしていました。生意気に指導をしていました。長になって影響を与えたい、というのは強かったです」

(ちなみに若い柏原さんも、「マネージャー(課長)にはなりたかった。素晴らしい先輩が次々マネージャーになっていくのを見ていたから、自分もああなりたいと。今、自分でお客様を持つ(営業する)ことはしていません。みんなで営業した方が数字を作れる、とわかったから」)


「いつも悩み続けています。恥ずかしいことに繰り返し繰り返し。その分言葉がシンプルなものになっている、だから伝わる」


「ぼくは人がイキイキしてほしい、おどおどしているのを見たくない。イキイキしていてくれると、嬉しいんです」


「承認型コーチングは、いわば”ベタ”なやり方。まっすぐぶつかっていくことを覚悟したものだけができるアプローチだな、と思う。得られるものはすごく大きい。生き方のようなもの。(小手先で)上手にことを成していこう、という人にはできないと思う」


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 こうした優れたマネージャーさん、ある種大人、社会人として到達点にある人が、当協会の受講生さんとして誇りを持って語ってくださるというのは、とても幸せなこと。


 ちょうどこの前日、人事コンサルのプロの方にお会いしたところ

「あなたの団体は、このままでは『ユートピア』で終わりますね」

とケチョンケチョンに言われた正田。



 簡単にはすそ野が広がらない。すごくもどかしい。


 しかしこうして、「本物」の受講生さん―いわば永井さんたちの言葉でいう「一緒の方向を向いている人」―のみで構成するこの団体は、自虐的に言うと「承認カルト」なのだが(笑)、確実に幸せな人、力強い人を作り続けていると思う。


 
 素晴らしい話をしてくださった永井さん、そして参加者の皆様、スタッフの皆様に感謝。




神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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 おまけ:このあと永井さんも行かれた沖縄料理の懇親会に誘われてついて行った元「もしドラ女子高生」こと長女ハルカ18歳は、「いいおじさんたちだね〜。あたしもあんな人たちの下で働きたい」と感激することしきりでした。

 


 前号のメールニュースを出したところ、以前の受講生さんからお電話。


「正田さん、ぼく正田さんの方向性って絶対正しいんじゃないかと思うんですよ」


 開口一番、嬉しいことを言ってくださった。


「よくそんなにずっと正しいことを言い続けられますねえ。しかも誠実に」


 …よく考えると、というかこうして字にしてみると嫌味が入ってるんじゃないかと思えるような言葉だけれど、素直にほめられたと受け取ることにした。


「…まあこういう時代を生きてますからねえ、私らの世代がこれをやらなきゃいけないんじゃないかと」


「なるほどー」


 受講生さんは、今度の例会にスケジュールが固まれば申し込みたい、と言ってくださった。


「正しい」というのは「マネージャー育成は社会の要」といったことだろうか、それともリスクマネジメントがらみの「『正しく絶望する』ことのすすめ」(1)(2)のくだりだろうか。



 その都度迷いながら書いている。こういう時代を生きたことは、さすがに先人の歴史にもないだろう。


 ともかく真摯に考え抜き、社会の上層部に対しては何の力もないがせめてブログやメールニュースを見てくださる現・元受講生様にはお伝えしようと思う。


 
 最近は、フェイスブックで新しく友達になった方から、


「NPOの活動ってこういうの(当協会のこと)を言うんじゃないかと思うんですよね。イメージにぴったりはまったのでいいね!押しておきました(笑)」


「個で豊かになりすぎた社会、共生を教える教育は大事ですね」


と、嬉しいお言葉をいただく。


 私たちのすることを見て「面白くない」と感じる人も中にはいるだろう。

 自分以外の人が真剣に「国を思って」発言したり行動したりしているということが不愉快な人。


 そうではなく、それぞれのやり方で真剣に「国を思って」いたときに、同じような深さで別の角度からやっている人のことは認められるのかな、と思う。


 フェイスブックは計らずも、というかやはり、そういうメディアだ。


 きのうは監査で監事の安藤さんが来訪。そのあと決算理事会準備、そして研修のため大量の書類を作って頭がフラフラ。PCが先月からWindows7、4GBのものなので大量のワード立ち上げ状態にも応えてくれ有難い。



神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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お世話になっている皆様



おはようございます。NPO法人企業内コーチ育成協会の正田です。


 「安定まで6〜9か月」東電の原発事故収束へ向けた工程表がきのう出ました。


 「そんなにかかるのか…」


 一般の私たちの正直な感想はそういうものではないでしょうか。被災していない私ですらそうなのですから、ましてや20キロ圏内の住民の方々は、と思います。


 また20キロ圏内に大事な工場、生産拠点や物流拠点がある、という方々も。



 今回の内容は:


(1)嬉しいメール 「NPOへの募金について」


(2)第10回例会「情熱のマネージャー、営業所を変える」(4/23)いよいよ今週土曜です!


(3)5月よのなかカフェ「日本はスウェーデンを目指すべきか?」に、イケア・ジャパンからゲストをお招きします!「スウェーデン」「北欧」を題材に、これからの社会と経済を考えてみませんか。

 
 
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(1)嬉しいメール 「NPOへの募金について」


 前号のこのメールニュースで、「あなたの募金先として、地域の被災地支援団体を考えてみませんか?」と

呼びかけたところ、読者の方から嬉しいお返事が。


「今回の被災地NGO恊働センターの件、
初めて知りました。ありがとうございます。
丁度赤十字に募金しようとしていた所です。
今回は、こちらにさせてもらいます。

何かしてあげたいから募金するんですが、
その配分すら決められないため、折角の心遣いが
無駄になっている現状。
重要なのは時間だと思います。
「今」頑張っているボランティアを支える資金って
すばらしいですね。
もっとPRしたほうが良いですよね。

調べて、MLにも書いておきます。」



 そうなんですね。
 その後、義援金の配分については第一次分が決まりましたが、自治体の被災もあり実際の事務手続きには長くかかる見通しだといいます。


「時間が大事」


 これには大変、共感します。


 一方で、どの団体に募金するのが永遠に正解ともいえず、やはり時々にアンテナを張って必要な先に募金をしていきたいとも思います。読者の皆様も同じ思いでしょうか。



 もう1つ、前々号に「毎月の給与から定額募金と毎日募金」のお話を書いたところ、知り合いの経営者さんからお電話をいただき、



「ぼくもやってるんですよ。給与から天引きの募金。社員に実家が被災した子がいまして」


 
 ふだんちょっと「悪」ぶっているようにみえる方(失礼)だったのですが、共通する思いが嬉しかったですね。



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(2)第10回例会「情熱のマネージャー、営業所を変える〜認めること、『承認大賞』その後、現場でみた『今の若い子』」(4/23)いよいよ今週土曜です!





 さて、私たちNPO法人企業内コーチ育成協会は、優れたマネージャーを育てることで社会に貢献していきます。



 第10回例会は、昨年7月にコーチングを学ばれてから新任地の営業所でこの不況下、「売上・粗利とも120%」という結果を出してきた営業部長、永井博之さん。


 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=2



 永井さんから現時点のまとめをいただきました。優れたマネージャーの観察に基づく職場の様子、というのは、大変おもしろく得難いです。以下、いただいたまとめを交えながらこれまでフェイスブックにご紹介した永井さん情報をこちらでもご紹介します。



永井さん情報(1)・・1964年生まれ47歳正田と同学年。マネージャー歴は20代からで20年以上。最近ミンツバーグを読み始めた。


永井さん情報(2)・・イキイキした職場VSそうでない職場。永井さん赴任前の職場は 「上部組織からの意見に部長が右往左往 皆はPCを前にだまっている だそうです」

赴任後の現在の職場は・・

目つきがいい 集中している おびえていない 仕事が楽しそう 力が入りすぎていない 
...笑い声 が聞こえる 叱咤する声も聞こえる ワイワイガヤガヤ
(いけないのは笑いも叱りもない声が出ないチーム状態)
意見交換がされている。 グループ(課)毎の色が出ている。
個性が出ている(いわゆるダメな部分も仲間から受け入れられている)



永井さん情報(3)・・対前年実績 売上 粗利共 120%(大きく成長) MFP台数101%(課題)

7名いる課長の成長
数字
課長7名 3名は抜群の成長 2名は微増 2名は変化なし 
...気持ち
課長7名 5名は伸び伸び 2名は悩み 迷っている感じ

伸びた課長は本来の力を遺憾なく発揮してくれた。



永井さん情報(4)・・個別の部下について。1年生4名 2年2名
教育が苦手な(教育が出来ない)課長の下では全く伸びなかった。
知識 技術 精神 それぞれに熱く丁寧に厳しく楽しく指導教育した課長の下では確実に伸びる。(ただかな

り時間も手間もかかる)
前年教育が苦手な課長の下で全く伸びず、組織変更し優秀課長の下で伸びた若者の言葉
「役割(商品リーダー)を与えられて、皆にどう伝えたらわかってくれるかを真剣に考えるようになってから

変わったように思います。」




 今回の勉強会には既に、これも優れたマネージャーの方々から「参加」のお返事をいただいています。

「優れたマネージャーを育てる」という作業は結局、こうして社外サークルとかコミュニティのような形でしかなし得ないのでしょうか…そういう状況を是認していくしかないのでしょうか…


 正田、コーチ生活10年、マネージャー育成歴9年の感慨。


 まだ残席ございます。
 (ひょっとしたら懇親会も?あるようです。)


【日時】4月23日(土)13:30〜16:30
【会場】ビジネスプラザひょうごホール (神戸・三宮駅徒歩5分)
    http://web.hyogo-iic.ne.jp/map/
【参加費】一般の方2,000円、当協会正会員1,000円



 ご関心のある方、ぜひご参加ください!

 詳細・お申し込みはこちらから。


 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=2


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(3)5月よのなかカフェ「日本はスウェーデンを目指すべきか?」に、イケア・ジャパンからゲストをお招きします!「スウェーデン」「北欧」をひとつの題材に、これからの社会と経済を考えてみませんか。



 http://c-c-a.jp/cafe/index.html

 次回よのなかカフェは日曜日の5月15日、15:00〜17:00のティータイムに開催。


 「日本はスウェーデンを目指すべきか?」と題して、スウェーデン式のワークライフバランス・男女共同参画を核とした人々働き方と、経済競争力・社会のありかたなどを題材に、私たちが学べること・学べないことを考えてみたい回です。


 そして、嬉しいことに、今回のカフェにイケア・ジャパンよりヒューマン・リソースと広報の方が参加してくださることになりました!


 「だめもと」でお電話して恐る恐るご依頼したところ、カスタマーセンターからちゃんと広報の方にお話がいき、また広報からヒューマン・リソース・マネジャーにお話がいき、実現となったものです。


 
 ワークライフバランスと「素早い意思決定」は、おそらく不可分のもの。ひょっとしたら「意思決定」についても、独特のトレーニングプログラムがあるのだろうか、それとも単なる「社風」なのだろうか。


 やはり、「スウェーデンの謎」に、せまりたくなった私です。


 たくさんのポイントのある回ですが、


 会社として男女共同参画・ワークライフバランスなどを取り入れてみたい方、また今からの女性の働き方、働かせ方を考えたい方には、ぜひお勧めしたいカフェ。



 詳細とお申し込みはこちらから


 http://c-c-a.jp/cafe/index.html
 

 皆様のご参加をお待ちしています!


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★先週火曜日の「福島原発事故レベル7」の認定に、つい、つぶやいてしまいました…。いまだ迷いのあるところで、お叱りを受けるかもしれませんが、もしご興味のある方はご覧ください。

「正しく絶望する」ことのすすめ(1)
http://blog.livedoor.jp/officesherpa/archives/51724375.html


「正しく絶望する」ことのすすめ(2)
http://blog.livedoor.jp/officesherpa/archives/51724779.html






★本年上半期当協会の「人づくりラインナップ」、
 講座、例会、よのなかカフェの日程はこちらです。

 下記でご確認ください。
 受講ご希望の方、大変お待たせいたしました。
 日程をぜひ、手帳にご記入ください!


※お申込みページはこちらです
 
 http://c-c-a.jp/contact2/index.php

 ◆NPO法人企業内コーチ育成協会 今後の予定◆




4月23日(土) 13:30〜16:30
◆第10回例会
「情熱のマネージャー、営業所を変える〜認めること、『承認大賞』その後、現場でみた『今の若い子』」
スピーカー:永井博之氏(OA機器メーカーIT部門販売サービス業営業部長)
会場:ビジネスプラザひょうごホール(神戸三宮・サンパル7F)
http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=2


5月15日(日) 15:00〜17:00
◆第24回よのなかカフェ「日本はスウェーデンを目指すべきか?」
ファシリテーター:正田佐与(NPO法人企業内コーチ育成協会代表理事)
会場「アロアロ」にて
詳細 http://c-c-a.jp/cafe/index.html


5月21日(土)22日(日)各10:00〜17:00
◆企業内コーチ育成講座(コーチング講座)基礎コースA
〜「認め、問いかける」能力向上実感の対話術〜

傾聴・承認・質問の3大スキルを2日間で身につけていただきます。
会場:ビジネスプラザひょうごホール
詳細 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0


5月28日(土)
◆NPO法人企業内コーチ育成協会通常総会・第11回例会

「今、なぜ『承認大賞』なのか―ミドルマネージャー育成10年の軌跡とルーツを語る」
スピーカー・正田 佐与(NPO法人企業内コーチ育成協会代表理事)
会場:ビジネスプラザひょうごホール
http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=1


6月26日(土)27日(日)各10:00〜17:00
◆企業内コーチ育成講座(コーチング講座)基礎コースB
〜あえて伝える本気のコミュニケーション〜

フィードバック・叱る・怒る・強みの活用・学習スタイルなど
会場:ビジネスプラザひょうご ITサポート室
詳細 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0


8月6日(土)7日(日)各10:00〜17:00
◆企業内コーチ育成講座(コーチング講座)基礎コースC
〜リーダーシップの内面の旅〜

ケーススタディー・感情・価値観など
会場:ビジネスプラザひょうご ITサポート室
詳細 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0


※詳細とお申込みはこちらから

 http://c-c-a.jp


※このメールは、NPO法人企業内コーチ育成協会のスタッフ及び
代表理事・正田が、過去にお名刺を交換させていただいた方・
当協会のイベントやセミナーにご来場いただいた方に
お送りしています。

今後ご不要の方は、
空メールをご返信いただくか、こちらのページ

http://www.webcordial.com/bn/tk.html

より解除していただければ、
購読リストから外し、次回から送信されないようにいたします。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


今週があなたにとって素晴らしい週でありますよう。


 
■□
□■―――――――――――――――――――


神戸のコーチング講座


特定非営利活動法人 企業内コーチ育成協会

代表理事 正田 佐与

e-mail:
info@c-c-a.jp



NPO法人企業内コーチ育成協会(CCA)

URL: http://c-c-a.jp/


ツイッターもしています
アカウント名:@sayoshoda


ブログ「コーチ・正田の 愛するこの世界」
http://blog.livedoor.jp/officesherpa/


部下を力づける言葉、伝えていますか?
「第1回承認大賞」受賞事例をご紹介します
http://c-c-a.jp/kyoukai/jyusyo2010.html


「企業内コーチ育成のすすめ」
(株)帝国データバンク社『帝国ニュース兵庫県版』
に好評連載中
http://c-c-a.jp/topics/archive.php?page=1





 きのうこの「正しく絶望することのすすめ」シリーズを書きだしてしまい、今日完結篇を書かないといけないのだけれど、ちょっと大上段に構えてしまったなあ、と後悔しています。


 手に余る。でもお約束した以上書かないと…。


 失敗学とからめた組織論、という一つの切り口があるとすると、


 口蹄疫にしても福島第一原発にしても、「まずい!」という声が全く上がらなかったわけではない。どちらのケースも、最初の1人は、いた。気づいただけでなく、声に出した。


 しかしそれが組織の中でタテヨコに広がらかなった。


「危機感がない」「当事者意識がない」という解釈より、私は、


「報告を受けた側が『まずい!』に共感しなかった」

ゆえに、「まずい!」が薄まってしまう、ということを問題視したい。

 Aさんが「まずい!」と言ってもBさんはAさんに共感・同意して「まずい!」と思わなかった、また仮にBさんが「まずい!」と思ってもその先にいる意思決定権者のCさんが「まずい!」と思わなかった。


 そして、なぜ「まずい!」に共感・同意しないかというと、BさんCさんの側に、職位が下であるAさんへの軽視・見下しがあるからだ。

「Aさんごときの言うことに動かされてなるものか。Aさんに手柄を立てさせてなるものか」

という意識があるからだ。


 情報のボトムアップを阻むもの、それはコミュニケーションスキルの有無ではない、妬み、嫉妬、軽視、見下し、という負の感情だ。


 組織が、そしてとりわけ上司、また年長者の世代の人々が、「開かれた心」の持ち主であるようにしなければならない。


 たとえそれが中年期以上の人の脳や心の加齢変化に逆行する努力であるとしても。


 
 きのうの記事「『正しく絶望する』ことのすすめ(1)」との絡みでいうと、組織の上司部下関係は、というより年長者の若年者に対する態度は、戦後から高度経済成長期に、非常に残念な経過をたどって現在に至っているのではないかと思う。


 出口氏流に言えば、「三つの神風」が吹いたことにより、とにかく右肩上がりで作れば売れた。その環境では組織内人材育成など考える必要がなかった。とりわけ「団塊の世代」は数が多かったために組織内競争が激しく、競争がつくる特有の人格形成があったと思う。その世代以下は、「育てられ経験のない人々」が出来上がった。私も含めた、バブル世代もそうである。


 そしてIT時代に突入するとますます組織内コミュニケーションが断絶され、本当はIT時代にふさわしい新しいコミュニケーション様式を確立しないといけなかったのに、し損じた。「コーチング」は提唱した人々のエキセントリックな論調もあって、いささかイデオロギー的なものに見なされた。


 ほぼ同時に成果主義も(アメリカではすでに失敗したにもかかわらず)年功序列の弊害にたいする処方箋として導入され、「人と人は独立し互いに競争し合う存在である」という、ビジネススクール的には正しいが動物行動学的には正しくない人間観を植え付けてしまった。


 哺乳類の中で単独行動する種はそんなに多くない。集団で狩りをするオオカミのような種もあれば狩られる側のヌーなども群れをつくり協力し合う。ヒトはというと、人の本能の大半は長い狩猟時代を前提に作られているそうである。もちろん集団を作ることも本能に基づいている。


 「1人1人がしっかりする」だけでは、決して今の不幸の解決にはならない。
 集団をうまく行かす知恵を再構築しないといけないところに来ている、と思う。
 その象徴が、私的には「承認大賞」なのだ。



 もう1つ、これも今被災地で献身的に活動している方々に大変失礼な不謹慎な議論になるかもしれないのだけれど、

 ほかの人がつらい思いをしているとき、思わず手を差し伸べたくなるのは哺乳類時代からの人間の本能で、間違っていない、というか素晴らしいことだと思う。


 しかし、ひどいことが起きてから後の問題解決にばかり私たちの思考能力や行動力や心のエネルギーを使うのは、やはりロスが大きい。

 起きる前にこそそれらを使うべきなのではないか。ひとことで言うと「予防」ということなのだけれど。


 
 実は、5月に予定している「日本はスウェーデンを目指すべきか?」でそこまで取り上げられるかどうかわからないが、スウェーデンをはじめ北欧諸国では、チェルノブイリ原発事故から学んで、自然エネルギー(代替エネルギー)を発達させている。


 さすがに、その関係の書籍は今アマゾンで一時的に品切れ状態だ。


 そうした「思考法」を、机上の学びでなく現実のモデルとして学べれば、と思う。




 今回の記事は「組織の『まずい!』」―失敗学から発想したような「答え」でした。でも、「承認大賞2011プロジェクト」の目指すものの一端を理解していただくお役に立ったでしょうか。


 決してこれがすべてではありません。ただ、個々の人のメンタルヘルスをケアすることにとどまらず、もうちょっと大きな意図をもっています。



神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp

 ブログの更新の間があいてしまいました。

 今週は、火曜日に福島原発事故の評価を国際評価尺度で「レベル7」に認定。


 「チェルノブイリと同じレベル7」であることの深刻さにインパクトがあったとともに、認定のタイミングの遅さも問題になりました。


 認定元が経産省原子力安全・保安院なので、ひとに言われるまでギリギリまで自分では言わないでおこう、という意識がはたらいたかもしれません。


 これについてTwitterで「設備ではなく組織・リーダーシップが『ぺけ』を食らったのだと思う」と書いたところ、


「ドイツなどではどうだったんでしょうね?」

また、

「これでまた風評被害が心配です…」

とリプライがあり。


 一方でFacebookでは3名の方から「いいね!」
これはTwitterとFacebookの特性の違いもあるのでしょうが。


 きのうワシントンで開かれたG20会議で日銀の白方総裁が、また米財務長官との会談で野田財務相が、「日本経済はゆるやかに回復していく」と説明したようで、


 もちろん対外的な説明としてそう言うべきなのだろうけど、なにか釈然としないものがあります。


 
 ここから先に書くことは、今回の震災で被災された方々には神経を逆撫ですることかもしれません。自分に被害が直接及んでいない人の能天気な感想かもしれません。それでもあえて書くと、


 今回の震災は、グローバル経済の中での日本の長期的な凋落が起きているその途上で起きました。


 こういうとき、「厳しい状態だ」と認めることはどこかで必要なのではないかと思います。


 被災地支援のため、原発事故復旧のため、復興のために、日夜頑張っている方々の献身的なご努力はむろん、讃えられるべきです。



 一方で、私たちは、

「自分で思っているほど日本民族は優秀ではない」

と、いうことも認めないといけないのではないでしょうか。それが今回の「レベル7」ということなのではないでしょうか。


 
 それは、去年宮崎の口蹄疫被害のときにも思ったことで、似たような災害が繰り返されているにもかかわらず、私たち日本人のリスクマネジメント能力はきわめて弱いといえるのではないかと思います。


 一報が入ったときに、「最悪のケース」を想定して動くことができない。それが壊滅的被害をもたらす。宮崎の場合は、判断材料の中の

「人体に直接被害のあるものではないから」

という、本来判断材料にすべきですらないものに基づいて行動を決めてしまった(らしい)。


 福島原発の場合は、


「設計段階で大津波はまったく想定していなかった」(3月16日元東芝技術者の会見)

 一方で、

「明治や昭和三陸など20〜30Mを超す津波の記録もあり、福島第一原発の設計段階で対策の検討は可能だった。」(4月14日朝日新聞)


 また2年ほど前にも大津波被害の可能性を指摘した研究者が東電内部にいた、という報道もあります。


「まずいです」

という声が上がらなくなっている。上がっても意思決定に反映されなくなっている。


 原発について従来反対でも賛成でもなかったことをお断りしつつ、でも「最悪を想定する」という基本が組織の各層でできていなかったら、こういう危険と隣り合わせの技術をもつ資格がないのではないかと思う。クルマの免許がとれないようなものではないだろうか。


 
 このところ「自炊」のために手元の本を読み返すことが多いのですが、現在の惨状を予測するような書籍は何冊かみつかりました。


 ライフネット生命保険社長・出口治明さんの『「思考軸」をつくれ』(英治出版、2010年)は、


「日本人はそれほど優秀ではない」

としたうえで、

「私の考えでは、戦後の日本の驚異的な復興の主因は外から吹いた三つの『神風』の賜物です」


ということを書いています。


 三つの神風とは、出口氏によると、

|羃攷楊蔚ο孫颪侶国により、アメリカがアジアでの寵愛の対象として日本を選んだ

∪鐐阿了愼骸堊悗追放されたことによる若いリーダーの出現と人口増、朝鮮戦争特需

1ドル=360円体制が1971年まで固定されたため日本の輸出産業は円安のメリットを享受できた


 これらの「外的要因」が強く作用して高度経済成長を作ったのであり、その証拠に米ソの冷戦終結と同時に日本の経済的凋落がはじまり、「失われた20年」につながった、と出口氏はいうのでした。


 失われた20年にダメ押しする役割を、今回の震災は果たすのかどうか。


 もはや、戦後復興のような奇跡は起きない、と覚悟したほうがよいのです。「3つの神風」は吹かないだろうし、ただ頑張ればいい、という直線的な単純な思考ではもはや復興はなし得ないのです。


 もう1冊のお勧めは『希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学』(池田信夫、ダイヤモンド社、2009年)


 やはり、「過去の成功体験を捨てて現在と向き合え」ということを書いています。



 失敗学で言う「正しく恐れよ」を、今は、「正しく絶望せよ」と読み替えてもいいのかもしれません。

 やはり、こういうことを言うと気分を害される方がいるかもしれません。もしいらしたら、ごめんなさい。



 さて、そんなときに私が「承認大賞2011」を勧めるわけは―。


 以下は明日のブログで。



神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp


 
 
 

 

 
 

お世話になっている皆様



おはようございます。NPO法人企業内コーチ育成協会の正田です。


神戸は桜の美しい季節です。



 ふと、16年前のことを思います。

 神戸市東灘区住吉本町の「震災激甚地」に居ながら、たまたま住んでいたマンションが鉄筋コンクリだったため助かりました。


 周囲の木造家屋は軒並み倒壊し、近所の異人館風の風格ある建物(訪ねてきた親戚や友人に自慢していた)も無残に倒れ。今はそこはマンションになっています。


 マンションの目の前の木造のお宅も倒れ、長いこと撤去されないままその姿でありましたが、その敷地の中に見事な枝ぶりの桜の樹があり、春になると前年と同じように見事に花をつけました。

 ばらばらの板の山となった家をバックに満開の桜。



 今もその光景は蘇ってきます。


「自然の力は凄い」―偉大で、強靭で、そして無慈悲無情で―



 住んでいた場所が変わり果てた姿になる、あのときもそうでしたが今回、津波被害に遭われた方々の無念さはどれほどでしょうか。


 


 
「あの日」から1か月のきょう2時46分、黙祷しようと福島在住のフェイスブックの友人から案内がありました。
 


 
 今回の内容は:


(1)よのなかカフェ「大震災 神戸の私たちにできることは」開催しました!


(2)第10回例会「情熱のマネージャー、営業所を変える」(4/23)

 
 


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(1)よのなかカフェ「大震災 神戸の私たちにできることは」開催しました!



 7日、よのなかカフェを開催。15名の方が来場されました。


 冒頭、「被災地NGO協働センター」の村井雅清代表から現地報告。同センターは、「被災地にボランティアはまだ入るな」と言われる中、震災翌日にはボランティアを送り込みました。


 その後ボランティアの「足湯隊」を、東京の日本財団で研修を施してから送り込むなど、「研修も受けてない未経験のボランティアを入れるのは…」という声も軽々とクリアしていきます。その行動力、問題解決能力は、一般企業も行政も追いつかない。見習いたい。


 タオルで作る「まけないゾウ」これは被災者の方々に作ってもらうのですが、作りながらどんどん笑顔が出てくる被災者たち。手を動かすことが元気につながるのです。


 
 そのあと参加者の方々同士「ワールド・カフェ」の時間。

 実際に動いている村井代表のお話のあとだけに、皆さんも「自分は何ができるか」「何かができる」と、脳が活性化されたよう。



 詳しい模様をブログに掲載しました。ご興味のある方はこちらをご覧ください:


 http://blog.livedoor.jp/officesherpa/archives/51721820.html 





 村井代表の数々の印象的な言葉の中でひとつ挙げるとすれば:


「こういう災害で日常が非日常になる。その非日常の中に大切なことがある。それを日常に戻るときにつなげないといけない。」


 
 まったく、その通りではないでしょうか。気候温暖ながら災害大国・日本。そこに生きる知恵を1回1回、蓄積していかないといけない。リスクマネジメント然り。


 
 また、「愛他行動」―これは災害後の非常時には盛んにみられるものです(広瀬弘忠『人はなぜ逃げおくれるのか―災害の心理学』など)。しかし、そのあと放っておくと消失してしまう、ということも私たちは既に知っています。



 
★あなたの募金先として、地域の被災地支援団体を考えてみませんか?被災者に直接配分される募金も大事ですが、被災地を支援に回っているボランティアにも資金援助が必要です。
 ご参考までに、被災地NGO協働センターでは、下記のように義援金を募集しています:


●東北地方でのボランティア活動(避難所運営・ボランティア拠点立上げ)の資金を募集しています。
●宮崎から東北へ、支援の輪を〜「野菜サポーター」を募集しています。
●「粉ミルクを届けようプロジェクト」、アレルギー用粉ミルクとカンパを募集しています。
●岩手県大槌町・仮設診療所建設(AMDAへの協力)への募金を呼びかけています。
●事務局カンパを募集しています。

   振込口座:郵便振替01180-6-68556
   口座名義:被災地NGO恊働センター
   通信欄に、支援事業名をお書き下さい。






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(2)第10回例会「情熱のマネージャー、営業所を変える―認めること、『承認大賞』その後、現場でみた『今の若い子』」
 参加者募集中です!


 「情熱のマネージャー」と異名をとる永井博之さん(大手OA機器メーカーIT関連販売サポート営業部長)。

 永井さんは不肖わたくしと同年47歳。一見普通の素直な万年青年風(失礼)の永井さんが、昨年4月に今の京都営業所に移ってきてから、売上は120%増。その一方で社内のさまざまな制度が壁になるとも言いますが、永井さんのお話を聴いていると、「今、営業マネージャーができること」とは、これに尽きるのではないか、とも思います。


 昨年度の「承認大賞部門賞」に輝いた事例に登場する若手の「その後」、現場でみた「今の若い子」など、現役マネージャーならではのエピソードが満載。


 営業力アップで売り上げを伸ばすことに関心のある経営者の方、マネージャーになってしまった不運?を嘆くより前向きに考えたい方、ここに恐らく答えがあります!是非、ご来場ください。お待ちしています。



【日時】4月23日(土)13:30〜16:30
【会場】ビジネスプラザひょうごホール 
    http://web.hyogo-iic.ne.jp/map/
【参加費】NPO法人企業内コーチ育成協会正会員1,000円、非会員2,000円


 詳細・お申し込みはこちらから
 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=2



★本年上半期当協会の「人づくりラインナップ」、
 講座、例会、よのなかカフェの日程はこちらです。

 下記でご確認ください。
 受講ご希望の方、大変お待たせいたしました。
 日程をぜひ、手帳にご記入ください!


※お申込みページはこちらです
 
 http://c-c-a.jp/contact2/index.php


 ◆NPO法人企業内コーチ育成協会 今後の予定◆




4月23日(土) 13:30〜16:30
◆第10回例会
「情熱のマネージャー、営業所を変える〜認めること、『承認大賞』その後、現場でみた『今の若い子』」
スピーカー:永井博之氏(OA機器メーカーIT部門販売サービス業営業部長)
会場:ビジネスプラザひょうごホール(神戸三宮・サンパル7F)
http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=2


5月15日(日) 15:00〜17:00
◆第24回よのなかカフェ「日本はスウェーデンを目指すべきか?」
ファシリテーター:正田佐与(NPO法人企業内コーチ育成協会代表理事)
会場「アロアロ」にて
詳細 http://c-c-a.jp/cafe/index.html

5月21日(土)22日(日)各10:00〜17:00
◆企業内コーチ育成講座(コーチング講座)基礎コースA
〜「認め、問いかける」能力向上実感の対話術〜

傾聴・承認・質問の3大スキルを2日間で身につけていただきます。
会場:ビジネスプラザひょうごホール
詳細 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0


5月28日(土)
◆NPO法人企業内コーチ育成協会通常総会・第11回例会

「今、なぜ『承認大賞』なのか―ミドルマネージャー育成10年の軌跡とルーツを語る」
スピーカー・正田 佐与(NPO法人企業内コーチ育成協会代表理事)
会場:ビジネスプラザひょうごホール
http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=1



6月26日(土)27日(日)各10:00〜17:00
◆企業内コーチ育成講座(コーチング講座)基礎コースB
〜あえて伝える本気のコミュニケーション〜

フィードバック・叱る・怒る・強みの活用・学習スタイルなど
会場:ビジネスプラザひょうご ITサポート室
詳細 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0


8月6日(土)7日(日)各10:00〜17:00
◆企業内コーチ育成講座(コーチング講座)基礎コースC
〜リーダーシップの内面の旅〜

ケーススタディー・感情・価値観など
会場:ビジネスプラザひょうご ITサポート室
詳細 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0


※いずれも詳細とお申込みはこちらから

 http://c-c-a.jp


※このメールは、NPO法人企業内コーチ育成協会のスタッフ及び
代表理事・正田が、過去にお名刺を交換させていただいた方・
当協会のイベントやセミナーにご来場いただいた方に
お送りしています。

今後ご不要の方は、
空メールをご返信いただくか、こちらのページ

http://www.webcordial.com/bn/tk.html

より解除していただければ、
購読リストから外し、次回から送信されないようにいたします。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


今週があなたにとって素晴らしい週でありますよう。


 
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神戸のコーチング講座


特定非営利活動法人 企業内コーチ育成協会

代表理事 正田 佐与

e-mail:
info@c-c-a.jp



NPO法人企業内コーチ育成協会(CCA)

URL: http://c-c-a.jp/


ツイッターもしています
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ブログ「コーチ・正田の 愛するこの世界」
http://blog.livedoor.jp/officesherpa/


部下を力づける言葉、伝えていますか?
「第1回承認大賞」受賞事例をご紹介します
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「3・11」後初めてのよのなかカフェ。


 「大震災 神戸の私たちにできることは」として7日、アロアロにて開催しました。


 冒頭、震災翌日には現地にボランティアを派遣した神戸の被災地支援団体、被災地NGO協働センターの村井雅清代表からお話。

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 新燃岳で被災した宮崎から東北に野菜を送る支援のほか、「阪神・淡路」で生まれた知恵として「足湯隊」「がんばるゾウ」などユニークな支援をされています。


 その行動力、アイデア、決断スピードの速さは、すべての企業も行政機関ももちろん私たちも見習いたい。


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 村井氏のお話で印象的だったこと:


・資産を失った事業主に対する支援が大事だが、融資しかない。利子がいくらか免除されるが、元金の一部が返さなくていいような支援の仕組みがない。日本の法律では個人の資産を支援することは禁止されている。おそらく自殺者も出てくるだろう。

・案としては民間で大きなファンドを作り、日本中の大きな企業さんに投資をしてもらう。配当は出ない。被災者が笑顔になってもらうことが配当。海外では普通にやられている。

・きょうの新聞に「復興支援国民連帯税」のようなものを作れば2年間で10兆円作れると出ていた。またODAを少し減らしてこちらに回そうという案もあった。これだけの国内の災害であれば、まっとうな発想。

・遠野まごころネットというものを現地NPOと共同でつくった。この組織図をみるとボランティアコーディネーターが空席になっている。常識的にはボランティアコーディネーターが一番カギを握り、強大な権力をもって組織を動かすが、ここではそれがいない分みんなが知恵を出し合ってやっているし、日に日によくなっている。民主的でどんどん動く。こんなふうに今までの常識で思い込んでいることをどんどん見直している。

・阪神淡路の時現地に来た100万人のボランティアのうち70万人は素人だったが、初心者のボランティアが大量に行ったら現場が混乱するという方程式ができ、マスコミが煽った。実際はそんなことない。


・足湯ボランティアには東京の日本財団で研修を施す。足を洗ってもらうだけで被災者と会話が生まれ、個人的なことも話す。「頑張ってくださいね」と言わないというようなことは確認。


・こういう災害で日常が非日常になる。その非日常の中に大切なことがある。それを日常に戻るときにつなげないといけない。


 このあと、参加者15名に村井さんも加わりワールドカフェ方式でディスカッション。


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「阪神・淡路のときはまだ12歳でした」「堺に住んでいました。ぐらっとゆれて、怖かったなあ、という印象」


と、いうところから、皆さん話し始めます。


「会社に勤めていてボランティアに行きたくても行けない。もどかしい」
「会社にはボランティア休暇のような仕組みがない」
「情報支援のようなことはできる。現地に正確な情報を送るサイトを立ち上げたりとか」
「仙台の友達に電話したら、『物資は足りている。お金がない。働き口がない』と言われた。自分にできることがないのが悔しかった」
「阪神淡路のあと、地下鉄サリン事件(3月)が起き、すぐ情報がとんでしまった。悲しかった」(3人がリツイート)
「後方支援が大事。バイク仲間が現地に行っているので支援しています」
「小さなことでも継続することが大事ですね」
「未経験で(ボランティアに)行っても受け入れてもらえる仕組みがあるのがすごい。もっと情報として皆さんに知らせたい」


「大阪市の人が現地に行って帰ってきて、『化粧品は喜ばれますよ。美容クリームなんかいいですよ』と言われた。クリーム送って支援になるんかなあと思うが…」

これには神戸地域在住の人からリプライがあり、

「阪神淡路の時、『鏡を見るのが怖い』という女性がいた。化粧品の出番ですよ!」


CIMG1683




最後に村井代表から「1985年のメキシコ地震の時活躍したボランティアの人が来日して言われたのが、『忘却は最大の敵』」。


そう、阪神・淡路の時も、私たちは


「便利なものを使いすぎ、電気や水を使いすぎていた」
「もっとご近所と支え合わなければ」

と言っていたのだ。


「継続する仕組み」については、日本赤十字のHPでクレジットから募金を自動引き落としになる仕組みもあると紹介してくれた参加者さんがいらした。


 正田は、「毎月募金と毎日募金」を、メールニュースでアナウンスしています。


 翌日からまた遠野に入るというとき「よのなかカフェ」に足を運んでくださった村井代表、そして真剣に議論された皆さん、ありがとうございました!



 次回よのなかカフェは「日本はスウェーデンを目指すべきか?」と題して、5月15日(日)15:00〜17:00にアロアロで行います。


神戸のコーチング講座  NPO法人企業内コーチ育成協会
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 NPOの会員資格の更新時期がきて、

 お蔭様で今年も優れた「ミドル」の方々が継続、あるいは新入会で会員になってくださり、ひと安心。


 ヨレヨレではあるけれど、1年1年、当協会のやってきたこと、やろうとしていることに深く共感してくださる会員様が増えていると思う。感謝。



 きのうIKEA神戸の女性の広報の方からお電話をいただいて、「よのなかカフェ」や当協会について一通りヒアリングされ、その結果大変前向きに「社員様のご出席」を検討してくださることになった。


「男女共同参画やワークライフバランスの話題なら、ヒューマンリソースのマネジャーがいいですね」と言われた。低い豊かな声質の人。


 …と言っても、5月15日、「日本はスウェーデンを目指すべきか?」この回は、日曜なので、ワークライフバランス的に恐れ多いのだけれど。


 やっぱり、新しいものきいたこともないものでいいものに「おっ」と目を開かれる、いわば「ものに驚く」感覚のある方、とみえた。社内のご検討うまくいかれるといいな。




 きょうはよのなかカフェ。「大震災 神戸の私たちにできることは」のテーマに、16名の方がお申込みされています。ご夫婦ペアでお申し込みの方が2組。


「この社会はどうなるんだろう」「われわれはどうしたらいいんだろう」真剣に心ゆれる方々ではないかと思います。ご一緒できることは楽しみです。



神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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 朝、当協会顧問の太田肇教授と電話で話し、まずはプレスリリースを作成してチェックしていただく。


 いつもながらメールのレスポンスが極めて速い方。あっという間に2往復ぐらいする。


 そのあと会員で(株)アシストワン代表の松本茂樹さんにお電話したところ、「社会起業家公志園」というものをご紹介いただく。検索すると、運営元の特定非営利活動法人アイ・エス・エル(ISL)というところがヒットし、ここにお電話して「こういうイベントをしたいんです」とご相談。

電話に出た男性が「概要のようなものを送っていただけますか?」

ということで、作成したてのプレスリリース案をメールで送る。すぐお返事が来て、


「どういうお手伝いができるか社内で協議します。代表が出張で不在なので暫しお待ちください」

 結論はわからないにしろ、とても安心する。官僚的な組織だと、よくあるのが「社内ネゴ」がめんどくさい一心で、他の組織団体を紹介する、ようするに「たらいまわし」になる。全然話が前にすすまない。「社内ネゴ」というベクトルがある、というだけでありがたい。


 NPOにも色々あるが、優秀なNPOにはスピード感がある、と思う。今度よのなかカフェに来ていただく、村井雅清さんの「被災地NGO協働センター」も、そうだった。お電話したとき、女性の方が電話口で「わかりました、代表に伝えます」と言い、メールで詳細をお伝えするとすぐのタイミングで村井代表から了承のお返事がきた。



 以前、松本さんから「正田さんは『ソーシャル・イノベータ―』ですね」と言っていただいたことがあるけれど、ぴんときていなかった。今、もしこれらの優秀なNPOの一員に当協会も入れていただけるなら、それは誇りに思えることではないだろうか、という気になった。
「今からは確実にNPO社会になります」と、松本さん。
 欧米では一流企業の社員も1年か2年休職してNPOで働く制度もあるそうだ。


 午後、来月のよのなかカフェについて、IKEA神戸に電話。コールセンターにかけると、よくあるお問い合わせに対する番号のガイダンスで随分時間がかかり、これはオペレーターに最後までつながらないかとあやぶまれたけれど、最後にはつながった。女性オペレーターは大変きびきびした口調で応対してくれ、


「よのなかカフェで『日本はスウェーデンを目指すべきか?』というテーマをしますので、IKEA様の社員様どなたかいらしていただけないでしょうか」


というと、

「それはそれは、わかりました。担当部署に引き継ぎますので詳しい情報を」

団体名やイベント名を告げると、向こうでキーボードをたたいている音がする。お返事はあす以降電話で、ということになった。


「そんな暇はない」と却下されるのを覚悟だったのに。


 感覚としては、「優秀なNPOの人」と、しゃべっているのに近い。


 「承認が当たり前にある社会」とは、決して口先のほめ言葉をだらだらやりとりする社会のことではないのだ、私的には。「いいものはいい」と判断し、さっと動く社会のことなのだ。


 …と、自分に都合のよい解釈をしている。


 そういう社会にしたいなあ。
 私自身もそうありたい。


神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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 引き続き「専門用語を使う」ということについて。

 これも数年前に経験したことで、ある自治体の研修担当者と話していて、

 ―それは自治体特有の受講態度の悪さが出て「困った問題」として話題にしていたときだった―


「メンタルモデル」

という用語が、先方から出てきた。


「(受講態度の悪い)彼らのメンタルモデル、ということですよね」


と、この研修担当者氏は言ったのだが、私には「メンタルモデル」という言葉は、解ったような解らなかったような、だった。


 字義的に解らないことはない。けれども何かの体系の中の用語だとしたら、その体系のことが解らない。そういう中途半端な感じだった。


 そのすぐ後、私は「システム思考」を学び、「メンタルモデル」はシステム思考の用語だと知った。またシステム思考の世界のトップの先生が、当時その自治体で単発の講演をされたばかりだった、ということもわかり、唐突に「メンタルモデル」が出てきたことに合点がいったのだった。


 今は、システム思考の人たちとは仲良くしているし、特段しこりはない。ただその自治体で唐突にその世界の用語を出されると戸惑っただけだ。


 で、こういう「解らなかった体験」をあえて書くことは教育研修の世界で生きるものとして恥ずかしいことなのかもしれないけれど、それを押してあえて書きたいのは、



 相手が誰かに関係なく、ある世界の専門用語を、相手と共通言語かどうかを確認する手順をおこたっていきなり提示するのは、暴力のようなものだ。


 そういう「いきなり専門用語」を出すことの中に、おそらく「自分の優位を示したい」という暴力的な感情が隠れている。いわば半ば喧嘩を吹っかけているのだ。相手と友好的な会話をしたければ、ちゃんと相手と共通言語かどうか確認したうえで話すのだと思う。そういう戒めは、たとえばM&A後の会社組織などでもおそらく大事だし、教育研修の世界に生きていたら際限なく起こるので、ベンダーの側も担当者の側も自戒したい。


 
 
 
 こんなことはわざわざ書いて残すようなことなのだろうか、とも思うけれど、現実によく遭遇することなので、当協会の会員さんであれば、仕事や生活を円滑にすすめるために「素養」として知っておいてほしい、と思って書いておきます。



神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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 「承認」をもっとも大切なスキルとして掲げる教育研修の仕事。


 このスキルは、あらゆるマネジメントの重要な要素につながり、使い方を間違えなければ非常に高い業績向上に結び付くものだけれど、


 この仕事は人の世の大きな喜びを目の当たりにする代わり、悲しい思いとも背中合わせだ。



 吉田松陰の昔と違って、普通の社会人にとってもありとあらゆる選択肢がある。アクセスできる。それは逃げ道になる。


 そういう中で、教育研修で何かを教えて、それがちゃんと受講生さんの行動に反映することは奇跡に等しいのだが、


 それでも当協会の受講生さんの実施率はかなりいい方だと思うが、


 
 最近、私が味わった悲しみを1つ、記録しておきたい。


 今、「承認大賞2011プロジェクト」というものを提唱し、さまざまな所とコンタクトをとっている。


 日本全体が大きな悲しみに覆われた中であえて「前向き」なことを提起することは、かなり勇気の要ること。それでも、多くの優れた識者の方が応援のメッセージを下さり、勇気づけられたものだが、



 ある、以前の当協会の受講生さんから、協力を断る趣旨のメールを頂き、


「私は正田さんの『肯定的な意図』を理解し共感しようと努めてきました」


 言葉を失った。


 他人を「肯定的な意図」という枠組みを使って理解しようとすること、それはすなわち、相手が悪いことをしている、犯罪まがいのことをしている、という決めつけが入っている場合ではないだろうか。



 この元受講生さんはとある別の心理学的手法の教育研修にこのところ熱中され、「肯定的な意図」という言葉は、この心理学的手法の中にある用語だ。


 しかし、私はこの「肯定的な意図」という他者理解の仕方に、「上から下」の非常に不遜なものを感じるのだ。



 この人に協力を依頼することはやめたことは言うまでもない。最早私たちの「承認コーチング」の世界の人ではなくなり、むしろ非共感的な「あちら側」の人になったのだ。どんなによい志のことに対しても。



 このように、「承認」と近いことを言っているようでいて「似て非なるもの」は幾つもあって、私自身それらすべてをカバーしきれているとは言い切れないが、


 似たような教育研修の流派が、かえって足の引っ張り合いをする、という現象は枚挙にいとまがなくて、当協会は前身の任意団体の時代から、「コーチング関西」のような大規模イベントを手がけてきたので、そのたびに「足の引っ張り合い」―ようするに引っ張られる側になるのだが―は、経験してきている。「後援名義」をお願いしに行っても、断られたりする。むしろ公的機関などの方が喜んで後援名義を出してくれるときに。

 たとえば類似の心理学的な教育研修の団体に後援名義をお願いして音沙汰がなく催促すると、

「後援名義は理事会でしか決定できません」
「今月の理事会には後援名義の議案を出すのを忘れました。来月までお待ちください」

 私が所属している、心理学などとは関係ないベンチャー支援の団体などでは、代表の方が
「ああ、後援名義は私の一存で出しましょう。理事会にはあとで承認してもらいましょう」
という調子で意思決定されるのに、である。


 
 今はそんなことをしている時ではないではないか。


 と、いう言葉は呑み込むことにしている。敬して遠ざくのが一番。


 ひるがえって、かえりみると、私自身は「承認」という、これだけは他の言葉に置き換えようのない言葉はべつとして、ほとんどのことに専門用語を使わず、ごく日常的な常識的な言葉を組み合わせて文章を書いたり人前で話したりしていると思う。



 これは、自分の思考や感情の純粋性を点検するために、私にとっては必要なことなのだ。


 自分の思考プロセスを極限まで単純化して人に説明できるか。感情に嫉妬、傲慢、優越感、見下し、暴力性などよこしまなものが入っていないか。シンプルな言葉づかいをしていれば、点検できる。


 ありがたいことに私の著書は、アカデミズムの世界の方からも「論理の飛躍がなく読みやすい。わかりやすい」と言っていただいている。


  
 先日、ある新聞記者さんとお話ししていて、「承認」というものの中でも、「行動承認(事実承認)」を重視することには、私が「かつて記者だったこと」が生きていると思う、と言った。

「あなたは○月×日、これこれをしましたね」

と、「報道的」に事実を述べる「行動承認」。これに徹することは、ものごとの認識にバイアスをかけずシンプルに正確にするはたらきがあり、もちろん他者理解の仕方にもバイアスをかけないですむ。相手が男性であろうと女性であろうと外国人、障害者、老若を問わず、「行動/事実」というシンプルな物差しでみる。


 記者さんの方では、「日本語は外国語に比べて非常に『飾り』の多い言葉で、自分と他人の微妙なポジションの上下などを言葉の端々で表現する必要があり、こういう言葉を使っていると決断をしにくいと思う」ということを言っておられて面白かった。
 
 
 それは余談として、

 
 専門用語を使って話すという行為の中には、優越感、傲慢、見下しといった口に出すのがはばかられる感情が混じらないのだろうか。私自身は混じらないという自信はない。これらの感情は、もし存在すると確実に論理的な思考を妨げるし、ものごとの解決を遅らせる。


 
 ほんとうは1人1人の力など物凄く小さなもので、自分の中のちっぽけな優越感などを大事にしていたら何もなしとげられないのだ。


 
 ただ、反抗期の男の子のような「優越感」「傲慢」を煽るような心理学的手法は多い。


 良いこともたくさん見るいっぽうで、悲しくなることもたくさん見る、というのはそういうことである。



神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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お世話になっている皆様



おはようございます。NPO法人企業内コーチ育成協会の正田です。


 ソフトバンクの孫正義社長が、個人として被災地に100億円寄付し、今後も役員報酬をすべて寄付する、と発表しました。


 
 凄いなあ、おそらく掛け値なしの凄い決意なのだろうなあ、というのと、「でも今からご自分の生活どうするの?」と、つい庶民の感想も…。


 
 おそらく「モデリング効果」、政府に対しても被災地にそれだけの公的支援を、また一般市民に対しても、寄付は自分の懐が痛むぐらいの額をしないとだめだよ、というメッセージとして、率先垂範されたのだろう、と思ったりするのですが…。
 



 今回の内容は:


(1)「承認大賞2011プロジェクト」実施につきまして引き続き
 中原淳・東大准教授と柳原愛史・産業能率大学教授からメッセージをいただきました!


(2)よのなかカフェ「大震災 神戸の私たちにできることは」
 いよいよ今週木曜です!


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(1)「承認大賞2011プロジェクト」実施につきまして引き続き
 中原淳・東大准教授と柳原愛史・産業能率大学教授からメッセージをいただきました!



 今年、人が人を認める、力づける、讃える、ねぎらうといった「承認」という行為を普及させるため、実施させていただく「承認大賞2011プロジェクト」。



 前号に引き続き、優れた識者の方々からメッセージをいただきましたので、ご紹介させていただきます:



■「『ポスト311』を構想する今だからこそ」―中原淳氏・東京大学准教授(教育学)


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東北関東震災で被災なさった方々に、心よりお見舞い申し上げます。

いまだ、私たちは「災中」を生きていますが、この震災が明らかに
してくれたのは、日本人の社会関係資本の高さであると実感しています。

慰め合い、助け合い、励まし合い・・・こうした無数の援助行動が、
日本社会の至る所で見られました。

この大賞は、「承認」という行動に焦点をあてたものだとお聞きして
おりますが、相互にやりとりされる精神的援助のもつ力は、言うまでもなく非常に大きなものです。

「災後」の世界、「ポスト311」を構想しなければならない今だからこそ、さらに重要性が増している視点であると感じます。

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■「『お互いさま』という思いや行動を」―柳原愛史氏・産業能率大学教授、同総合研究所主席研究員


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戦後最大の災害となった東日本大震災で被災に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。私たち、日本人は、この「3.11」後の苦境を脱し、今とこれから(未来)を立て直し、復興するために、なすべきことは山ほどあります。

さて、この大賞は『承認』というポジティブアクションにフォーカスされたものだとお聞きしています。

そもそも「承認」とはどういうことなのでしょうか。広辞苑には「正当または事実・真実と認めること。申し出をききいれること。国家・政府・交戦団体などについて、外国がその国際法上の地位を認めること」と定義されています。つまり、「あなたの言っていることは正しい、正当、事実で、私は、認めますよ」という意味づけなのでしょう。「I am ok. You are ok.」、受諾や認可と違って、公的で、交信している、柔らかささえ感じます。

この「3.11」の大震災を経験した、とりわけ子供たちの未来が気になりますが、そんな時に、例えばfacebookウォール上で、「あの体験は自分だけじゃなかったんだ」と確認したり、それらの不安と期待を素直にシェアし、分かち合えるというだけで、仲間意識、同志的な結びつきを感じることが出来るのではないでしょうか。

このような「承認」行動を通して、「お互いさま」という思いや行動を、より一層高めることができる、私自身、信じてやみせん。

********************************




 中原先生、柳原先生、素晴らしいメッセージありがとうございました!

 
 「戦後最大の災害」―いまだ、被害の全貌が明らかになっていませんが、この災害からわが国がどうやって立ち上がるのか、全世界が注視していることでしょう。


 政策的なことはともあれ、「人のこころの復興」に対して、「承認」が果たせる役割は、きっと大きいはずです。




 「阪神・淡路」を経験しているとはいえ、このたびの「災後」、私も言葉を失いました。震災を受けた初めてのこのメールニュースを執筆するとき、正直言って手が震える思いがしました。


 何を言っても、しても、おこがましい、不遜な気がする―。それでも、「未来」を見据えて行動していかなければなりません。


 「承認大賞」に力を与えてくださり、ありがとうございます。


 これまでの識者の方々のメッセージはこちらからお読みいただけます。

 (野田稔氏、太田肇氏、森川里美氏、酒井穣氏)


 http://blog.livedoor.jp/officesherpa/



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(2)よのなかカフェ「大震災 神戸の私たちにできることは」
 いよいよ今週木曜です!


 
 第23回よのなかカフェ「大震災 神戸の私たちにできることは」は、4月7日(木)19:00より三宮・アロアロにて行います。


 今回はゲストとして、「被災地NGO協働センター」代表の村井雅直氏をお招きします。村井氏は被災地へのボランティア派遣について、「東京で研修を施してから派遣する仕組みをつくる」とTVで発言されるなど、新しいボランティアと被災地支援の在り方について真摯に考えておられる方です。


 冒頭に村井氏からの現地報告・活動報告のあと、今回は2時間バージョンで、


 第一部「市民ボランティアとして、何ができるか」
 第二部「国民として何ができるか」


 として、フリーディスカッション。最終的に場としての結論は出しませんが、ご参加の方々にはディスカッションの中で何かをつかみ、お持ち帰り頂ければ幸いです。参加費無料。お店にドリンク代のみお支払いください。


 
 まだ、残席ございます。お申し込みはこのメールinfo@c-c-a.jpへのご返信で、,名前△歓Χ函,里漾△知らせください。

 




★本年上半期当協会の「人づくりラインナップ」、
 講座、例会、よのなかカフェの日程はこちらです。

 下記でご確認ください。
 受講ご希望の方、大変お待たせいたしました。
 日程をぜひ、手帳にご記入ください!


※お申込みページはこちらです
 
 http://c-c-a.jp/contact2/index.php



 ◆NPO法人企業内コーチ育成協会 今後の予定◆




4月7日(木) 19:00〜21:00
◆第23回よのなかカフェ「大震災 神戸の私たちにできることは」
             (テーマを変更しました)
ファシリテーター:山口裕史氏(フリージャーナリスト)
※被災地NGO協働センター代表の村井雅清氏がゲストとして出席されます
会場「アロアロ」にて
http://c-c-a.jp/cafe/index.html

4月23日(土) 13:30〜16:30
◆第10回例会
「情熱のマネージャー、営業所を変える〜認めること、『承認大賞』その後、現場でみた『今の若い子』」
スピーカー:永井博之氏(OA機器メーカーIT部門販売サービス業営業部長)
会場:ビジネスプラザひょうごホール(神戸三宮・サンパル7F)
http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=2



5月15日(日) 15:00〜17:00
◆第24回よのなかカフェ「日本はスウェーデンを目指すべきか?」
ファシリテーター未定
会場「アロアロ」にて


5月21日(土)22日(日)各10:00〜17:00
◆企業内コーチ育成講座(コーチング講座)基礎コースA
〜「認め、問いかける」能力向上実感の対話術〜

傾聴・承認・質問の3大スキルを2日間で身につけていただきます。
会場:ビジネスプラザひょうごホール
詳細 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0



5月28日(土)
◆NPO法人企業内コーチ育成協会通常総会・第11回例会

「今、なぜ『承認大賞』なのか―ミドルマネージャー育成10年の軌跡とルーツを語る」
スピーカー・正田 佐与(NPO法人企業内コーチ育成協会代表理事)
会場:ビジネスプラザひょうごホール
http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=1



6月26日(土)27日(日)各10:00〜17:00
◆企業内コーチ育成講座(コーチング講座)基礎コースB
〜あえて伝える本気のコミュニケーション〜

フィードバック・叱る・怒る・強みの活用・学習スタイルなど
会場:ビジネスプラザひょうご ITサポート室
詳細 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0



8月6日(土)7日(日)各10:00〜17:00
◆企業内コーチ育成講座(コーチング講座)基礎コースC
〜リーダーシップの内面の旅〜

ケーススタディー・感情・価値観など
会場:ビジネスプラザひょうご ITサポート室
詳細 http://c-c-a.jp/info2/index.php?nw2=0



※詳細とお申込みはこちらから

 http://c-c-a.jp



※このメールは、NPO法人企業内コーチ育成協会のスタッフ及び
代表理事・正田が、過去にお名刺を交換させていただいた方・
当協会のイベントやセミナーにご来場いただいた方に
お送りしています。

今後ご不要の方は、
空メールをご返信いただくか、こちらのページ

http://www.webcordial.com/bn/tk.html

より解除していただければ、
購読リストから外し、次回から送信されないようにいたします。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました!





 
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神戸のコーチング講座


特定非営利活動法人 企業内コーチ育成協会

代表理事 正田 佐与

e-mail:
info@c-c-a.jp



NPO法人企業内コーチ育成協会(CCA)

URL: http://c-c-a.jp/


ツイッターもしています
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ブログ「コーチ・正田の 愛するこの世界」
http://blog.livedoor.jp/officesherpa/


部下を力づける言葉、伝えていますか?
「第1回承認大賞」受賞事例をご紹介します
http://c-c-a.jp/kyoukai/jyusyo2010.html


「企業内コーチ育成のすすめ」
(株)帝国データバンク社『帝国ニュース兵庫県版』
に好評連載中
http://c-c-a.jp/topics/archive.php?page=1


 柳原愛史氏(産業能率大学教授、同総合研究所 主席研究員)より、「承認大賞2011プロジェクト」に応援メッセージをいただきました!

 以下、全文をご紹介します。


 戦後最大の災害となった東日本大震災で被災に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。私たち、日本人は、この「3.11」後の苦境を脱し、今とこれから(未来)を立て直し、復興するために、なすべきことは山ほどあります。

さて、この大賞は『承認』というポジティブアクションにフォーカスされたものだとお聞きしています。

そもそも「承認」とはどういうことなのでしょうか。広辞苑には「正当または事実・真実と認めること。申し出をききいれること。国家・政府・交戦団体などについて、外国がその国際法上の地位を認めること」と定義されています。つまり、「あなたの言っていることは正しい、正当、事実で、私は、認めますよ」という意味づけなのでしょう。「I am ok. You are ok.」、受諾や認可と違って、公的で、交信している、柔らかささえ感じます。

この「3.11」の大震災を経験した、とりわけ子供たちの未来が気になりますが、そんな時に、例えばfacebookウォール上で、「あの体験は自分だけじゃなかったんだ」と確認したり、それらの不安と期待を素直にシェアし、分かち合えるというだけで、仲間意識、同志的な結びつきを感じることが出来るのではないでしょうか。このような「承認」行動を通して、「お互いさま」という思いや行動を、より一層高めることができる、私自身、信じてやまみせん。


 本当に、子どもたちのこころと未来が気になりますね。

 Facebook上で気持ちを分かち合う、というのも素敵なアイデア。感受性のやわらかい子どもたちなら、大人よりはるかに使いこなし、新しい良い使い方を発見していくかもしれません。

 
 長い復興の道のりの中には、メンタルヘルスを害する人が出てくることが予想されます。

 お世辞ではない、相手を正しく認めたりねぎらったりする「承認」が普通に飛び交う社会であれば、メンタルヘルス疾患の予防に大いにつながることでしょう。

 柳原先生、素敵なメッセージをありがとうございました!



神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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