正田佐与の 愛するこの世界

神戸の1位マネジャー育成の研修講師・正田佐与が、「承認と職場」、「よのなかカフェ」などの日常を通じて日本人と仕事の幸福な関係を語ります。現役リーダーたちが「このブログを読んでいればマネジメントがわかる」と絶賛。 現在、心ならずも「アドラー心理学批判」と「『「学力」の経済学』批判」でアクセス急増中。コメントは承認制です

2014年05月

 さて、一つ前の記事で「オキシトシン」についての詳細な知見が出、

 わが国ではハグはちょっと―じゃあ、どうする?『経済は「競争」では繁栄しない』

 http://c-c-a.blog.jp/archives/51889965.html

 当協会の教育の根拠もあれ1つで十分なのではないのか、と思えそうですけれども、

 やっぱりいくつか補足があり「あれがすべて」ではないだろう、と思いました。まだ何か言いたいのか。

 今の時点で思いつくものを書いておきます。


●オキシトシン=思いやり(共感)=承認  

 さてこの図式は正しいでしょうか?

 これについては、昨年5月に「礼、敬、仁、承認―人の心の初期設定は」という記事を書いております。

 まあ日本人とかアジア人に限らないのですけれども、思いやりとか共感は得てして「上から下へ」発揮され、相手を弱者とみなすところに立脚している、「上から目線」であることを免れないのです。同情すべき可哀想な人をみるとどっと分泌される性質をもつというオキシトシンですが、下手をすると、「可哀想な人っていう目線でみている私っていい人」というナルシシズムに陥りかねません。

(1つ前の記事で「弱者を可哀想って言って何が悪い」みたいなことも書いてますけれど、まああれは方便です;;あきらかな社会的格差を是正するときはそういう考え方も必要、みたいなものです)

 すると、「上から」にならないようにもう1つ味つけをしないといけない、それが当協会が昨年から理念にも盛り込んだところの「敬意(リスペクト)」です。
 上記の記事にも書いたように、わたしたちはリスペクトをもって人に相対することによって初めて「対等」になれます。
 子どものころは圧倒的に力強い大人を「見上げて」いた、それが40代50代になるにつれ「上から」で目線が固定してしまうようになる。それを、自分の意志の力で思い切ってグイと目線の角度を上げてリスペクトする、それでやっと若い人と話すのにもちょうどいい角度がつくれる、というお話です。

 そのリスペクトを維持するのはおそらくオキシトシンだけではできないだろうな、と思います。自然に任せるだけでなく、意志の力が要り、教育の力が要るだろうと思います。

 ここでまた補足すると、「正田さん」のことをオキシトシンの化身だ、と思っている方もときどきいらっしゃり、そういう方はわたしに会うとオキシトシンをどっとその方自身が反射的に分泌されるのがわかるんですけれども、・・・(以下略)

 リスペクトが何故必要なのか、決して正田に対してだけではなくだれに対してもなんですけど、その必要性がここでしっかりわかっていないと、

「一生懸命やっている」
「頑張っている」
「熱心にやっている」

的な「上から」のほめ言葉になってしまうと思います。


●そしてオキシトシンのやさしさだけで理想郷がつくれるわけではありません。これは1つ前の記事にも出てきたことですが目立たなかったかもしれないので―

「やさしさ」だけで秩序維持ができるかというと、やはりフリーライダーや逸脱者はいるのです。そして適切な制裁のある世界のほうが繁栄するようなのです。というわけでリーダー、マネジャーはオキシトシンとテストステロンを適切な比でもっておく必要があります。ただ従来考えられていたよりもオキシトシンはたっぷり必要、というだけです。こういうのはうちの会員さんがたはよくご存知と思います。

 なんでしょうね、よのなかの「だって叱ることも必要でしょう!」って、ググッと膝をのりだして言うリーダーの方々は、よほどひどい逸脱行為にあってトラウマになっているのでしょうか―、



●このところ神経化学物質のリーダーシップに与える影響の知見がどんどん出てきているようで、1つ前の記事以外にも参考になるサイトがありました


優れたリーダーになるために知っておきたい、ヒトと組織の4つの行動原理
http://logmi.jp/5502

ここにはエンドルフィン、ドーパミン、セロトニン、オキシトシンの4つを取り上げ、うち前の2つを「自己中化学物質」とよんだりしています(苦笑)

これはナルシシズムに凝っている正田にもおもしろい。



●「自分の話をする」ことと快楽物質ドーパミンに関するサイトがありました。

 おしゃべりが楽しいのには理由があった!!人は自分のことを話しているとき、セックスと似た快感を得ていると判明

http://irorio.jp/asteroid-b-612/20130719/69602/

 やっぱりだ。このブログには折に触れ「一方的に自分の話をする人」が出てきますが、(これまで最高記録は5時間も延々と、というのがあった)

 そういうしまりのない人にならないよう気をつけましょう。


****

 以前インタビューでご登場いただいたコープこうべ顧問の有光毬子さんとお会いしたところ、

「正田さん、あれパクりたいわ」

「え?パクる?なんですか」

「このあいだのメルマガにあった『幸せって何?』あれ、地域でやってみたいと思って」

 さすがです。そこに目をつけられましたか。

「是非おやりになってください。あれはだれでも主催できるんです」

 昨年から地域のラジオ体操に面白味を見いだされ、本腰を入れてやりだされるとあっという間に100人もの参加者になった、という有光さんです。また「承認」もそこに導入されて人の間の会話が活発になり、人びとが元気になることも実感されているとのこと。

 聡明な、実行力あり、そして学習能力の高い方です。

 ほかの人がやったことに「いいな」と思い(「くそっ」と思わず)、「パクらせてね」と言える感性、すてきですね。「大きい」方ですね。

 おとしよりの世界で、いやそうとは限らないのかな、地域で「幸せって何?」

 人はご自分の幸せについて語り尽くすともっと大きな幸せに気持ちが向かう。さあどんなことが起きるでしょう…。
 流行るといいなあ、それ。


「ほんとにおやりになったら、是非教えてくださいね」

「ええ、ご報告するわ」

と、優れた人生の先輩との触れ合いに心がホカホカしたのでした。

「この歳になって幸せな人生やったなあ、としみじみ思えるんですよ」

 いや全然終わってないやおまへんか。


****

 
 といいながらまたえらい人に「それは違います!!」と言ってしまいました。

「違います。上の人が意識を変える、その方が近道なんです」

 残念ながら、たったこれだけのことを一生に近い時間をかけても学べない人がいる。ある世代のエリート男性はそうなのだろうか・・・、

 
 儒教のお勉強コミュニティをみていても高齢者層だ、かれらは企業の現役社長ではなく会長に退いたくらいの年齢になって初めて「上の者が学ぶことが大事だ」と悟る。それまではテストステロン一本槍でやってきていると思う。


 うちの受講生さん、会員さんはかれらが70くらいになって初めて知ること、あるいは一生知らないで終わることを、30代40代で学んでいる。



****


 といいながらこのところ諸先輩方の温かい思いやりに言葉に出来ないくらい感謝しております。
 
 ご信頼を裏切らぬよう努めます。
 
 
 
100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp> 

「私たちは生物学的な存在であり、私たちのいっさいは生物学的なプロセスから現れ出てくる。生物学的作用は、自然選択を通して、適応性のある行動に報い、それを奨励する。」


 先日このブログで「わが社の教育は生物学」のような記事を書きましたが(「『化ける』教育、生物学が教養なわけ―『池上彰の教養のススメ』」)

 そこにちょうどこんなフレーズに出会いました。

『経済は「競争」では繁栄しない―信頼ホルモン「オキシトシン」が解き明かす愛と共感の神経経済学』(ポール・ザック、ダイヤモンド社、2013年8月)という本です。出版すぐに読まなかったのは痛恨の極み。


 ここでは、オキシトシンという物質がわたしたち人間の信頼や共感をつかさどり、それが道徳的なふるまいや良い人間関係や経済的繁栄にまでつながることを述べています。


 某団体の教育に新たな理論的支柱が加わったかな、というお話ですね。ただものの性質上、大人が読むとついにやりとしてしまう箇所が随所にあります。著者ポール・ザックは神経経済学者で、オキシトシン研究の大家。TEDでの魅力的な講演再生回数は20000回を超えたとか。


 印象的だったところをご紹介しましょう。


●オキシトシンは、信頼の合図を示されたときと、かつては「同情」と呼ばれ、今では「共感」と呼ばれるものを何かに(例えば可哀想な子どもの映像に)引き起こされたときのどちらか、あるいは両方の場合、どっと分泌される。オキシトシンが急増すると、人はいつもより優しく、寛大で、協力的で、思いやりのある行動をとる。

●オキシトシンの報いは、健康や幸せの増進、そして信じがたいかもしれないが、経済の繁栄まで多岐にわたる。

●社会が成功を収めるか、貧しいままでいるかを決めるもっとも重要な要因は、天然資源の有無、教育や医療の優劣、あるいは国民の勤労意欲の程度でさえないことを実証した。経済的な結果を決めるうえでいちばん重要なのは、じつは信頼性、つまり道徳的な要件なのだ。

●オキシトシンの作用は相手を盲信してしまうことではない。適切な刺激が与えられれば相手を信頼して絆を形成するが、その刺激が消えてしまえば、慎重な状態にさっさと戻る。オキシトシンは、そのような微妙なバランスをとるのを可能にする、反応のすばやい分子だ。


●オキシトシンは母親の母性行動を引き出す。オキシトシンが働くと、苦痛を感じることも気が散ることも減り、母親の務めを果たし続ける。

●しかしそういう母親にオキシトシンの作用を阻害する薬を与えると、自分の子どもでもまったく顧みずに死なせてしまう。悲しいことに、これと同じ現象が人間にも見られる。コカインを吸う母親や、ひどい虐待を受けているため、ストレスホルモンによってオキシトシンの働きが妨げられている女性の場合がそうだ。

●プレーリーハタネズミでは、オスの脳の報酬領域に並ぶオキシトシン受容体の数が多いので、オスは一生群れで暮らし、一雌一雄制を守る。近縁種のアメリカハタネズミのオスは群れを嫌い、メスに不誠実。

―動物にも「おしどり夫婦」になるものとそうでないものがいるんですね。

●オキシトシンの分泌はほかの二つの神経伝達物質「ドーパミン」と「セロトニン」の分泌を誘発する。セロトニンには、不安を減らして気分を良くする効果がある。ドーパミンは目標志向行動や衝動、強化学習にかかわっている。ドーパミンによって、生物は報酬が得られるように動機づけられ、そういう行動を続けることが快感になるのだ。

―これは示唆的ですね。当ブログに繰り返し出てくる、「目標設定と達成は大事だが、ほとんどはその前提として何かが大事。それがないと目標設定まで行き着かない」というのに通じます。オキシトシンとセロトニンとドーパミン、似たようなもののように思っていますがオキシトシンが「親玉」のようです
―本書ではオキシトシンが分泌されたときに信頼や共感と同時に現れるとされる「問題解決能力」については説明していませんが、それはセロトニンとドーパミンの分泌によって説明がつくかもしれません。セロトニンによって行動することに対する恐れの感覚が取り除かれ、またドーパミンによって行動の結果与えられる報酬への期待も高まるだろうからです


●ハグやマッサージはオキシトシンを高めるのに効果的。

―マッサージはいいけどハグはわが国文化では、うーん、どうかな(^^;


●同情心はオキシトシンを上昇させる。病気の子どもについての胸の痛むような詳細が描かれたクリップを見た人たちは、オキシトシンのレベルが基準値から47%も上がった。


●ミラーニューロンは他人の行為を見ているとき同じ行為をするニューロンが発火する。特定の種類の情報については、脳は私たち自身とまわりの人たちとの間にある障壁をあっさり取り壊すので、私たちはまわりの人たちを自分自身と同じぐらい大切に扱いたくなる。


●私たちが目にする状況や学ぶ状況のせいで、「人にしてもらいたいと思うことを、人にもする」とき、それは一つには、人の快感や苦痛をまるで自分自身のものであるかのように、文字通り経験しているからなのだ。


●共感の4要素。
 1つ目は共有感情で、他者の感覚や行動をなぞる現象や共経験をひと言で言えば、この共有感情ということになるだろう。
 2つ目は自己とは別個の存在として他者を認識することで、これは「心の理論」と呼ばれる認知的能力だ。この能力は、人間では2歳ごろに現れはじめる。私たちは鏡に映った自分を認識しはじめるのと同じころ、母親は自分のたんなる延長ではないということを知り、ほかの人たちは自分のものとは別個の思考や感情を持っているということを理解しはじめる。
―うん、大事ですね、「女の人に甘えない」ということは(きっぱり)
 3つ目は、他人は自分とは違うにもかかわらず、他人の身になる心的柔軟性だ。
 4つ目は、適切な反応を示すのに必要な情動的自己規制で、これは前頭前皮質が発揮する、「実行機能」と呼ばれる特別な能力に依存している。
―先日このブログで「ワーキングメモリ」をとりあげましたね


●「HOME」回路。Human Oxytocin Mediated Empathy(ヒトオキシトシン媒介共感)回路。オキシトシンは、自らが分泌させる二つの快楽神経化学物質セロトニンとドーパミンとあいまって「HOME」回路を作動させる。ドーパミンは相手が感謝の笑みを見せるような「他人に優しい行動」を強化し、セロトニンは気分を高揚させてくれる。このHOME回路があるからこそ、私たちは(少なくともたいていの場合)道徳的な行動を繰り返すのだ。

●人間はさまざまな影響にさらされているので、よくも悪くもなりうるが、安定した安全な状況では、オキシトシンのおかげでたいてい善良だ。オキシトシンは共感を生み出し、共感が原動力となって私たちは道徳的な行動をとり、道徳的行動が信頼を招き、信頼がさらにオキシトシンの分泌を促しオキシトシンがいっそうの共感を生み出す。これこそ、私たちが「善循環」と呼ぶ行動のフィードバック・ループだ。


●ストレス・レベルが高いとオキシトシンの分泌が妨げられる。他人の苦悩を目にすると、私たちは注意を惹かれ、相手の経験していることの一部を経験する。それがオキシトシンの分泌につながりうるが、自分自身の苦悩が特定の閾値を超えているとそうはならない。

●私たちは子どもやかわいい動物は進んで助ける。一つには、何が原因で困っていようと、彼らのせいではないのがわかっているからだ。相手がホームレスの大人や薬物常用者となると、私たちはそこまで情け深く寛容にはなりづらい。

―後半は人によって異論もあるかもしれませんが―、「子ども」ではなくて「若者」ではどうなん?とか「スマホに取り込まれた若者だとどうなん?」とか、色々バリエーションがあり得ます 


●スポーツやゴシップ話は信頼を強める。男性はスポーツの話題を好むが、これも目的は人間的な絆を強めることだ。

●カウンセラーは、クライアントの姿勢を真似ると、そのときのカウンセリングをクライアントが高く評価することが多いのを知っている。身体的な人まねがたくさん見られるクラスは、学生自身も互いの親密さを高く評価するという観察結果がある。


●コーチやCEOなら誰もが目指しているもの、すなわち、全員が同じ目標に狙いを絞って同じことを同じやり方で考えている状態を達成するために、認知的な側面が情動的な側面と手を結べる。心理学者はこれを「共認知」と呼ぶ。それは、誰かの仕草や動きが何を意味し、何がその目的で、現在・過去・未来のほかの行為や出来事とどう関係しているのか、瞬時に悟る能力だ。

―そんなことできるのかと思うかもしれませんけれども最近のこのブログにもそういう状態の職場が出てきましたね


●男性ホルモンのテストステロンはオキシトシンと拮抗する(逆方向の)役割を果たす。テストステロンは好色さや暴力性と結びついているが、もうひとつ、違反者を罰したいという衝動と結びついているらしい。テストステロンレベルが上がったときのほうが、他人を罰する可能性が2倍も高かった。


●テストステロンのジェルを塗った被験者は、最後通牒ゲームでプラシーボを塗ったときと比べ27%気前が悪くなっていた。テストステロンはオキシトシンが受容体に結びつくのを妨げ、それが「善循環」にブレーキをかける。


●信頼されていないことでひどく腹を立てた男性は、ジヒドロテストステロン(DHT)が急増していた。DHTはテストステロンのいわば「ハイオクタン版」で、攻撃性と関連した脳の古い領域を刺激する。脳に与える効果という点で、DHTはテストステロンの5倍ある。そして、攻撃性を解き放つだけではなく、ドーパミンを増やす。すると、攻撃性に快感を覚える。

―サディズムはこうして生まれるのか。怖いですね。DHTが分泌されやすい人はサディストになりやすいのかな?


●テストステロンとドーパミンの組みあわせは反HOMEであり、「優しくしない」ことを強化する完全なシステムなのだった。私はテストステロンとドーパミンのこの脳回路を、”Testosterone Ordaimed Punishment (テストステロンに命じられた処罰)”の頭文字をとって「TOP」と呼んでいる。偶然ながら、TOPは自分が社会階層の「トップ」にいると考えている男性によってしばしば使われる。


●「公共財ゲーム」を使った実験では、厳罰主義のクラブBは最終的に大金を稼ぎ、やりたい放題のクラブAの資産はゼロになった。善に報いるだけでなく悪を制裁することによって向社会的行動を奨励する制度が最高の見返りをもたらすことがはっきりした。

―秩序は性善説だけでは維持できない、という例ですね。


●女性のほうがリスク回避傾向が高い。女性のほうが男性より多額の生命保険をかけ、安全な運転をし退職後のための資金を用心深く投資する。

―わたし自身は残念ながらこれと一致しないですが、少し前の「女性役員が会社を滅ぼす」という報道を考えあわせるとおもしろいかもしれませんね。男性がヒロイズムでばかげた投資をすることがあるかもしれないし、女性はリスクを避けすぎるかもしれない


●女子学生のサッカー選手は、強敵との試合前にテストステロン・レベルが上がり、勝った後も高いレベルが何時間も続いたという調査結果がある。


●多少の競争は好成績につながりうる。適度の競争の適度のストレスは、じつは私たちのためになる。集中力が増し、記憶力と認知的能力が高まり、明確な目標が定まる。ほどほどのストレスはオキシトシンの分泌も促し、そのおかげで私たちは自分の社会的資源を利用するように動機づけられる。


●頻繁に大勝ちすると、その人はテストステロン漬けになり、それが害を招きかねない。長いあいだ、いつもかならず競争に勝っていると、テストステロン特有の醜悪で典型的な男性的行動が強化されることがある。

―ですって、○○さん^^


●人はトップに立つと、嫌な人間に変わるらしいのだ。組織を調べてみると、罰当たりな言葉を吐いたり、不謹慎に戯れたり、とげとげしくからかったりという、ひどく無礼で不適切な行動は、役員室で不釣り合いなまでに多く見られる。高い社会的地位を獲得すると、孤独になるだけでなく、道徳的にも危うくなるらしい。

●権力の座にある人は、視線を合わせることがずっと少ない。少なくとも力のない人(女性の場合が多い)が話しているときは、そうだ。


●オキシトシンと共感が減ると、他人はよそ者や敵となり、さらに劣等者や悪魔に変わる。テストステロンに力を発揮させ、共感を減らし、罰したいという欲求を募らせるには、自らの集団の存続に対する外部の脅威をでっちあげればいいのだ。


●内集団と外集団の区別のせいで、共感が抑えられ、非常によくない事態になる場合があるのは、一つには、私たちが群衆に従うとドーパミンのシステムが作動して、集団浅慮や服従が快くなるからだ。高いテストステロン・レベル、権威への服従、集団の圧力、人間性を喪失させる抽象概念といった要因が合わさると、1930年代・40年代のナチスの狂気や、19世紀のコンゴにおけるベルギー人の蛮行などにつながる。ベルギー人たちは、ゴムのプランテーションの収穫が少ないと、罰として労働者の子どもたちの手足を切り落とした。


●男性のテストステロンは30歳ごろから自然に減りはじめ、男性は歳をとるにつれて攻撃性が薄れ、共感的になるので、女性の閉経期に相当する男性の更年期に入ると、罪を犯す可能性が年齢とともに減っていく。だんせいは30歳ごろに前頭前皮質の配線がようやく完了し、脳の実行機能が向上して、衝動を抑えるのがうまくなり、慎重さが増す。


●男性が一人の女性とだけの関係を確立したときにも、テストステロンの効果は弱まり、その女性とのあいだに子どもができると、テストステロン・レベルはさらに下がる。


●より多くの共感を持った男性を子どもの養育にもっとかかわらせることには、ほかにも利点がある。子どもがすっかり共感的な人間になるのにはオキシトシン受容体が必要で、それを発達させるのに欠かせない、愛情に満ちた注意の量を男性が増やせるからだ。


●その逆も起こりうる。機能不全に陥った親は、共感能力が乏しい傾向にあり、その結果、子どもはストレスを抱え、傷つく。そして、十分なオキシトシン受容体を持たずに育って共感能力が乏しい大人となり、新たな悪循環が始まるのだ。

―よくわかります。働いている人でも共感能力が一定レベル以下の低い人は、わたしは「問題解決能力が低い人」とみなして相談ごとをもちかけない傾向にあります。遺伝だろうか家庭環境だろうか、と思います 一定レベル以上共感能力の高い人はたぶん一定以上の家庭教育を受けてきているのでしょうが、今から育つ大人の中に果たしてどれほどそういうひとがいるのだろうか・・・


●テストステロンのほか、虐待などのトラウマを抱えた人もオキシトシンが分泌されず、人を信頼する行動を起こしたり信頼に応える行動を起こしたりすることができない。

●「無条件非返礼主義者」というタイプの人が5%ほどいて、この人たちはなんと過剰なオキシトシンが検出された。日頃から過剰なオキシトシンが分泌され、刺激を与えられても新たなオキシトシンが分泌されない。HOME回路は総体的なオキシトシンのレベルに反応するのではなく、直近のレベルの急上昇に反応するのだ。オキシトシンによって脳が活性化しないので、共感や互恵関係が生まれない。この状態を「オキシトシン欠乏障害(ODD)」と呼ぶ。なぜなら、彼らはオキシトシンを分泌すべきときにまったく分泌しないからだ。


―おもしろい知見。見るからに福々しい人格円満そうな人が、気の毒な人の話になんら同情心を起こさなかったりすることがありますね。一見人格のよい人の奇妙な鈍感さを説明できるのでうれしくなりました


●ストレスには慢性と急性の2種類があり、どちらもHOMEシステムを妨げる。急性のストレスは「エピネフリン」というホルモン(別名「アドレナリン」)の分泌を促し、このホルモンが闘争・逃走反応の準備を整えさせる。エピネフリンは心拍数と血圧を上げ、呼吸を速める。このホルモンのレベルが高まると、嘔吐や失禁を引き起こすことさえある。慢性のストレスでは、コルチゾールが分泌される。行動を起こすようまず一撃を与えるのがエピネフリンなら、次に登場するコルチゾールは、上昇した心拍数と血圧と速くなった呼吸をそのままに保つ。現代によく見られる軽度でかつ持続的な不安によってこの適応の機能が作動した場合、高い心拍数、高血圧、高グルコースなどの反応が継続したままになり、じつにさまざまなかたちで有害に働く。具体的には、心臓病や糖尿病を招くだけでなく道徳的な行動にも障害を起こす。

●エピネフリンとコルチゾールのどちらのレベルが高まっても、オキシトシンの分泌が抑えられ「善循環」が阻まれて共感が弱まり、他者への積極的な気遣いなどどこかに飛んでいってしまう。


●過度のストレスを受けてコルチゾールが多量に分泌されると、もっと有害な結果にもつながる。長期的な「共感疲労」になりかねないのだ。


●コルチゾールの致命的な影響力を解き放つのは、不満が募ったり社会的に下位に置かれたりすることによって生じる、内にこもった怒りであることが判明している。「タイプA人格」の人はそれに比べると幸福度が高い。

●健康と幸福にとって最悪なのは、責任が重く権限が小さい職であることがわかった。これらの中間層の職では、強いストレスがかかったときに分泌されるコルチゾールの供給スイッチがしばしばオンのままになる。

―介護や医療の人たちはこれに当たるでしょう。また中間管理職の人もそうかな・・・


●社会的に低い地位にいるという屈辱と、現実の経済的な不安定状態とが合わさると、苦境に立たされているという感覚によって、オキシトシンの働きを妨げるジヒドロテストステロン(DHT)が一気に分泌されることもある。最近の政治論議が二極に分裂しがちなのも、一つにはこのせいだろう。怒りと、共感の欠如のせいで、じつに安直に相手を責めたり非難したりそいうネガティブなループが生み出される。

―ヘイト・スピーチをする主もニートとかワーキングプアの人だとききました・・・


●オキシトシン欠乏障害(ODD)の特徴の一つは、恋愛関係を維持できないこと。


●自閉症の人は最後通牒ゲームをやってもらうと、28%の提案額がゼロだった。対照群で同じ選択をした人は、3%だけだった。さらに、自閉症の人は低い提案額を受け入れる傾向がある。

●自閉症の治療法でオキシトシン注入は効果が薄い。オキシトシン受容体の数を増やすというアプローチは有効そうであり、齧歯類では有効性が立証され、人間での臨床試験に入る段階になっている。


●社会不安障害もオキシトシンのアンバランスが関係しているかもしれない。この患者もオキシトシンの基準値がはるかに高く、彼らの体もすでにオキシトシンであふれていたので、刺激に対してオキシトシンの急増という反応ができなかったのだ。


●気分安定薬「リチウム」によってもオキシトシンが増加するようだ。2009年に日本の研究者たちが報告したところによると、飲み水にリチウムが自然に含まれている地域では、自殺率が低い
という。

●MDMA(通称「エクスタシー」)というドラッグがオキシトシンの分泌を引き起こすことがわかった。このドラッグ使用者がみんな大好きという感覚を持つのはおそらくこのためだろう。残念ながらMDMAは、ほんの少し服用しただけでも脳に恒久的なダメージを与えるようで、それが鬱や不安、認知障害につながる。

―某アーチストもMDMAをやっていましたっけ・・・


●オキシトシン欠乏障害の極端なものが、精神病質者だ。精神病質者には認知のレベルでは驚くべき社会的能力があるが、問題は、とにかく自己本位で他人のことなどおかまいなしである点だ。共感が欠けているので彼らは他人を物として扱い、それでも認知的技能のおかげでまんまとやりおおせている。


●信仰によって思考が歪められると、ちょうど経済学あるいは優生学によって思考が歪められたときのように、モラル分子が機能を果たせなくなる。モラル分子の仕事は、私たちを「善く」するというよりむしろ、私たちがもっとも適応性のあるかたちで身近な環境と調和を保てるようにすることだ。それはたいてい、向社会的にふるまうことを意味する。
 とても信心深い人は、他人の中に善を見たり、他人の要求に合わせたりしようと一生懸命になるあまり、自分が相手をしている人がよからぬことをたくらんでいるのを警告するサインをときおり見落としてしまう。これでは適応性があるとはいえない。

―ここも非常に示唆的な内容。正田は「承認」をいう一方必要なばあいは叱責もOKと言っているし、できるだけ「リジッドな運用」に陥らないよう注意喚起しています。リジッドだと結局それは何か重大な情報の見落としを産むから。
 またスタンダードなコースの教育のかたわら、「判断をゆがめるものとの闘い」シリーズをやって、人々のバイアス、ヒューリスティックス、ステロタイプをできるだけ排除するよう努めています。
 いつも悩ましいのは、当協会方式の教育と何らかの他社方式が干渉しあうことで、狙いどおりの成果を産まないことがあるのです。他社方式やネット上の情報などでも、何かリジッドなものと混ざったときは良くない結果となります。信仰もひょっとしたらそのひとつです けっして宗教を批判してるんじゃないですよ


●ダンスはオキシトシンを増やすのに役立つ。2時間のダンス後にオキシトシンが平均11%増えていた。またダンスの前後に被験者に社会的な位置関係図をみせ、自分が該当すると思われる箇所に×印をつけてもらったところ、オキシトシンの分泌量が多い人ほど、グループ全体の中心に近い位置に×をつけた。ダンスのあと、他者への親近感は平均で10%増した。

―この効用は予想どおり。というかNHKはここ数年これを企んでいるのじゃないかと思うぐらい、近所の人や職場の人同士で踊る番組をやっていますよね


●瞑想はオキシトシンを増やせるか。教会での瞑想前後では、グループのほぼ半分の人に極端な増加が、残る半分の人に極端な減少がみられた。黙想しながら座っていると、近しさが増したように感じられる人もいれば、退屈という注意力散漫状態に陥る人もいるようだ。少なくともストレスホルモンを誘発する副腎皮質刺激ホルモンが全体としては7.3%減少した。参加者は黙想のあと、仲間の会員に対して前より平均で7%親密に感じ、平均で4%「何か自分より大きなもの」に近づいたと報告した。

―これも結構予想どおり。このところブログで瞑想の効用を紹介することが多いですが、かなり好みが分かれるのではないかと思います。向いてる人は向いてるし、わたしは何回かトライしましたが挫折したくちです。さまざまな瞑想実験で報告される効用というのは、ひょっとしてオキシトシンが分泌される効用と言い換えられるのかな?


●宗教的な儀式に出るとポジティブな結果が体に現れる。オキシトシンの分泌によってセロトニンの分泌が促されて、不安が和らぎ、気が静まり、ドーパミンのせいで「やみつき」になる。つまり、繰り返しそうしたくなる。


●宗教的儀式は共同参加によりオキシトシン分泌を促す。しかしそれは強い内集団バイアスを産みかねない。
士官候補生と福音主義者にそれぞれ信頼ゲームをやってもらったところ、強い内集団バイアスを見せた。


●自分の属する集団のメンバーだけを愛すると、経済的ペナルティーを科されることになる。福音主義者は部外者を信頼する度合いがかなり低かったので、信頼ゲームのあと持ち帰った金額はROTCの士官候補生たちよりも9%少なかった。


●どんなかたちであろうと、見られているという自覚を持たせておいた方が、人は善い行動をすることが研究からわかっている。


●じつはキリスト教は、何十という多様なアプローチをとりながらボトムアップ型の道徳的な力として始まった。のちに権威主義的な人々が勝利し、階層的なローマ・カトリック教会に変身した。それでも、ボトムアップ型という考え方は、キリスト教が打ち出したもっとも重要な新機軸として残った。キリスト教は、どんなに卑しく、どんなに権力者や富裕層から侮蔑されている人も差別することなく、万人に神の愛を差し伸べた。

―ボトムアップ型。やれやれ・・・、
ちょっと話題をすりかえますが正田が若者や女性、弱者のために発言すると、こんどは「人権派ですか」「左翼ですか」というひとがいます。いや、最近の国際調査で「子どもの貧困」でランキング低いでしょー。弱者をかわいそうだと思う自然な気持ちが湧くのは、要するにオキシトシンの作用なんだと思うけれど、それに変なレッテルを貼るほうが変なイデオロギーですよ かわいそうと思うほうが人間らしいんですよ もう団塊イデオロギー引きずっちゃダメっすよ さっきも言ったでしょ、リジッドだと適応できないよって
この際だから言いますが あたしの恩師は安保から転向した右翼の論客だったし、文革や紅衛兵のばかばかしさはさんざんならってきたんで、イデオロギーの文脈にはまらない路線選択は慎重にしてきましたからね 効果が高いのがおもしろくないと本当に変な悪口考え出す人がいるよね


●自分のことを信心深いと思っているこれらの人々は、人生の満足度や精神的な健全性でも最高値を記録した万事を最善の結果につなげるのに決定的に重要な要因は、イエスからジョン・レノンに至るまで、さまざまな教祖が強調している。必要なのは「愛」だけなのだ。


●「リキッドトラスト(オキシトシンスプレーをうたう商品。正田も通販で買ったことがある)」はでたらめ。オキシトシンは処方薬なので市販薬では売れない。


●寛容さと信頼は、平均収入とほぼ足並みをそろえて増していく。


●取引が引き起こす「善循環」は、人に代わって利益が関心の的になったときにはいつも先細りになりかねない。「プライミング」(暗示)の実験で、お金を一瞬見せられお金について考えるよう仕向けられたグループは、他人を助けたり、他人に助けを求めたりする度合いが低く、一人で物事をこなす可能性が高まった。また、面接のために椅子を並べるように頼まれると、お金について考えるようにプライミングされたグループは、他人とのあいだに物理的に大きな距離を置いた。


●「意識の高い資本主義(conscious capitalism)」を実践する企業はこの10年で1026%の収益率を記録している。(「ビジョナリー・カンパニー」の収益率は331%)
 彼らは、最初に答えるべき疑問は「あなたの目的は何か?」であるという前提で始める。すると自分が実業界に身を置いている唯一の理由はお金儲けであるという前提の妥当性を問うことができる。


●意識の高い資本主義はこれは「サーバント・リーダー」モデルと共通点が多い。これは経営者は目的達成のためのただの手段としてだけではなく、目的そのものとして部下を見なくてはいけないという考え方だ。リーダーは人間対人間のレベルで従業員と接すれば、HOMEシステムを利用できる。このシステムでは、恐れや強制ではなく人間の絆が、効果的な協力と、全力で取り組む高い生産性の原動力となる。


●繁栄は、トップダウン型の過剰な統制によっても、共感の不在によっても損なわれかねない。共感の不在は勝者総取りの状況につながり、それが信頼や、信頼がもたらすそのほかの向社会的行動を衰えさせる。生き延びることで頭がいっぱいのときには、オキシトシンの分泌が妨げられるだけでなく、消費意欲が下がり、それがしばしば景気後退への第一歩になってきた。

―わが国まで最近まで続いたデフレはまさしくこれでしたよねー。しかし景気が多少良くなってもあまり幸せそうじゃないのは何故・・・


●信頼は、そしてひいては繁栄の度合いは、収入の大きな格差が人々のあいだに壁を作るときにはかならず下降線をたどる。民族や宗教、言語の違いも、そうした壁にしてしまった場合には、同じことが起こる。貧しさも信頼を強力に抑え込む。33か国の6800人を対象とした最近の研究で、脅威にさらされている社会も寛容さが減ることがわかった。

●ソーシャルメディアの繁栄は福音となるか?問題はまず、フィルターにかけられないいい加減な情報で世の中を埋め尽くしかねない。

―しかし情報のプロたちも決して見識ある存在といえないのだが・・・、うちの会員さんがたのほうがよっぽど情報感覚とか重要な情報を見抜く能力高いよ、と本気で思っています


●次が「自己陶酔のサイロ問題」だ。見るもの聞くもののほぼいっさいを自分向きに仕立てることができてしまうので、オンラインでの経験とラジオやテレビを通しての経験のすべてから、自分の視野をほんとうに広げるものや、好みや偏見に疑問を呈するものが排除されかねない。

―確かにひとりひとりの視野が狭くなってるとおもいますね


●電子的なコミュニケーションは心理学者が「一本鎖相互作用」と呼ぶものにあたる。つまり、表情やボディランゲージのような社会的な手がかりから得られる、ニュアンスの込められたやりとりが欠けているのだ。年少の「デジタルネイティブ」たちはすでに、そうした社会的な手がかりを読み取るのに苦労していると心配する神経科学者もいる。

ーおつしゃるとおり。スマホ持った若い子達の周囲への配慮のなさは目を覆うばかりですし、スマホを手に持っていない場面でも、あれ、この子身体感度低いな、と思うことがあります


●親が携帯型の電子機器に没頭すると子どもにどんな影響が出るかを探った研究がある。彼女が面接した何百人もの子どもは、親が自分よりも電子機器に多くの注意を向けているときに気持ちを傷つけられた経験を、口をそろえて語っている。いつもこんなふうに親の気がそれていたら、今日の子どもたちは、オキシトシンの受容体を上手く発達させられるだろうか?いずれ答えが出るだろう。

―これは本当に深刻な問題。大量の信頼や共感に欠けた子ども、ひいては若者が生み出されるかもしれない。それでなくてもわたしの同世代の親たちでも、「本当に子どもたちが社会に出てうまくやっていくことをイメージして子育てしているのだろうか?」と首を傾げたくなることが多かった


●短期的には移民は信頼を減らすが、このマイナス面は移民たちが同化するにつれて解消する。問題は、あまりに激しい敵意に直面した移民が分離したままになる点にある。

―うちの近所にも2年後に来はるんです・・・


●人々が違いにどう反応するかは、人口の変化の規模と速さでほぼ決まる。隔たりを乗り越えるには、童心に返り、人種や民族の違いについてのネガティブな考え方に邪魔されない、ボトムアップ型の対人関係を築きあげることが必要だ。

―おっしゃるとおりです
 ちなみに受講生さん、会員さんのところでは性差別、人種差別が解消されたり緩和されることが多いです
 本書の説明をかりると、オキシトシンが増えればセロトニンも増えるそうですが セロトニンが足りない状態だと差別をしやすいことがわかっているので、因果関係はあるでしょう
 ポジティブ心理学で説明したりもしますが あれもひょっとしたら全部オキシトシンで説明つくのかもしれない


●子どもが教育の成果を最大限に発揮できるかどうかを決める最大の要因は、ボトムアップ型かどうか、つまり、家庭が安定していて愛情に満ちているかどうかであることがわかっている。

―2つ前の記事にもありましたがご家庭だいじですね。親御さんが幸せでないといけませんね


●共感を強めることについて言えば、私たちの人間らしさを増すうえで、2000年前からとても成功している伝統がある。それは、人文科学を質の高いかたちで経験することだ。人文科学とは、文学、外国語、哲学、音楽、芸術といった学問で、かつてはどんな教養人にとってもいわば共通通貨だったものだ。


●アメリカ海兵隊の大佐と海軍の大佐が2011年にまとめた報告では、「もはやアメリカには軍事力主体で世界と渡り合う余裕はなく、世界で支配的な地位を維持するには、教育システムと社会政策の力に頼るしかない」と主張した。それによれば私たちの最優先事項は「アメリカの若者の継続的な成長をまかなうための、知的資本と、教育・健康・社会福祉事業の持続可能な社会基盤」であるべきだという。そして国防総省は、この分析に沿った予算配分を始め、社会的資本や道徳的資本の神経科学研究に資金援助している。

―国防総省がそういうほうの予算を組むってすごいですね
いやー、日本にも必要ですよね。とりあえず40人学級なんとかして。あとわたしらにも研究資金ちょうだい


●オキシトシンの分泌やテストステロン、社会レベルでのストレスと結びついている可能性のある85の変数を調べたところ、これらの変数のうちでもっとも強い相関が見つかったのは、幸せと信頼だった。この緊密な相関は、国家の所得レベルとは無関係に成立しつづけた。豊かであろうが貧しかろうが、信頼に満ちた社会に暮らしていると人は間違いなく幸せになるのだ。

―信頼しあっていると幸せ、連動するということですね。まあこのブログを長年読まれている方々にとっても、予想どおりでしょう


●ギリシア語の「エウダイモニア」という単語は「栄える」という意味があり、私たちが探している望ましいもの(幸福)は、欲求のたんに一時的な、あるいは表面的な充足ではなく、幸せがみなぎった状態で、生理的作用全般に影響を与え、免疫系も改善し、長く健康な人生や包括的な繁栄の増進につながりうる。エウダイモニアは、西洋文化の土台を築いた哲学者たちによって定義された「よき生活」なのだ。


●ポジティブ心理学者マーティン・セリグマンは、エウダイモニアは「ポジティブな情動」「没頭」「関係性」「意味」「達成」の5つからなると言っている。


●アリストテレスは、自分の倫理体系をそっくりエウダイモニアの上に築きあげ、徳を目指して努力するのは、道徳にかなえば幸せになれるからだと述べている。


●生殖ホルモンのオキシトシンは私たちを道徳的にしてくれる。そこで、神は愛である、あるいはひょっとしたら愛は神であるという、とてもキリスト教めいた考えに逆戻りすることになる。だが、「エロス(性愛)」は愛の一種類にすぎず、オキシトシンはすべての愛を網羅する。「フィリア」として知られる他者への愛や、「ストルゲー」という家族の愛、「アガペー」という自己超越の感覚(踊りや瞑想や魔法のあいだに得られる感覚)を通して私たちが求める神の愛もオキシトシンは感じさせてくれる。




―引用は以上であります。ああ疲れた。

 「私たちは生物学的な存在である」このフレーズにわたしは魅了されるのですが、一時期医薬翻訳者だったせいもあり、コーチングに初めて出会った当時から生物学的・生理学的な納得感というのを大事にしてすすんできた気がします。

 もっというと物事を「分子レベルで理解したい」という衝動は結構古くからあり、料理で「調味料は『さしすせそ』の順で入れるのよ」と教わっても、「なんでさしすせそなん?分子レベルで何が起こるからなん?」と首をかしげる女でした。料理教室にはとうとう行きませんでしたが行ったら嫌われたとおもいます。


 まあ、おおむね当協会の選択してきた路線は間違っていないでしょう。


 従来からイデオロギーとは距離を置いてきましたが宗教スレスレのことをしている自覚はあり、「承認カルト」などと自分を揶揄しております。



100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
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お世話になっている皆様




 おはようございます。
 企業内コーチ育成協会の正田です。

 
 日に日に蒸し暑くなるこのごろ。
 みなさま、いかがお過ごしですか。



※このメールは、NPO法人企業内コーチ育成協会のスタッフ及び代表理事・正田が、過去にお名刺を交換させていただいた方・当協会のイベントやセミナーにご来場いただいた方にお送りしています。ご不要の方は、メール末尾にありますURLより解除ください。
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 本日の話題は:


  

■若い人はどうしたら幸せになるのか―第40回よのなかカフェ 「幸せって何?」開催しました


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■若い人はどうしたら幸せになるのか―第40回よのなかカフェ 「幸せって何?」開催しました



 去る25日、夏近い日差しの日曜日、三宮「アロアロ」にて、第40回よのなかカフェを開催しました。

 お題は「幸せって何?」 これまで「ユーロ危機」「女性活用」「政治カフェ」と硬いテーマを取り上げてきたよのなかカフェとしては珍しい、普遍的なテーマ。


 職業、年齢も多様な14名の方が集まりディスカッションしました。


 さあ、どんな「幸せ」が出てきたでしょう…

 詳細はこちらの記事をご覧ください


 「若い人はどうしたら幸せになるのか―第40回よのなかカフェ『幸せって何?』開催しました」

 http://c-c-a.blog.jp/archives/51889933.html



 
 その1時間前、同じ会場でNPO総会を開催。

 ここでは、高業績マネージャーの間で「離職」がひとしきり話題になっておりました

 
 「BLEACHの隊長会議はこんな感じでしょうか(←タイトル変ですか?)NPO第6期通常総会開催しました」

 http://c-c-a.blog.jp/archives/51889907.html
 


 「話し合う」ということが、今ほど必要なときはない、と感じたことでした。
 一部の心ある方だけでも、こうした対話の場に足を運んでいただけたことが幸いです。


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★研修先の篠山市商工会様がまた「1位」をとられました!今度は、「小規模事業者持続化補助金」の獲得件数です。職員のみなさま、おめでとうございます。
 詳しくは下記の「『化ける』教育、生物学が教養なわけ」をご覧ください。



◆ブログ「コーチ・正田の愛するこの世界」人気記事ランキング



1.発達障害者は注意するのが好き?『大人の発達障害ってそういうことだったのか』

 http://c-c-a.blog.jp/archives/51884228.html


2.ANA河本宏子氏インタビュー(1)CAは約6000人の巨大組織

 http://c-c-a.blog.jp/archives/51820117.html


3.「化ける」教育、生物学が教養なわけ―『池上彰の教養のススメ』をよむ

 http://c-c-a.blog.jp/archives/51889507.html


4.ANA河本宏子氏にきく―エピローグ:「おせっかいCA」をつくりたい―「安全」と「承認」のタッグ

 http://c-c-a.blog.jp/archives/51820139.html


5.神戸は住みやすいのか住みにくいのか?よのなかカフェ「内から見た神戸、外から見た神戸」開催しました

 http://c-c-a.blog.jp/archives/51833038.html




※このメールは、NPO法人企業内コーチ育成協会のスタッフ及び代表理事・正田が、過去にお名刺を交換させていただいた方・当協会のイベントやセミナーにご来場いただいた方にお送りしています。

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※このメールは転送歓迎です。
もしこのメールを新たに購読ご希望のかたがいらっしゃいましたら、
info@c-c-a.jp まで、「メールニュース希望と書いて
お申込みください。



ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

皆様にとって素晴らしい1週間でありますよう。


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ブログ「コーチ・正田の 愛するこの世界」
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日本人の勇気と自信は、ここから生まれる
「第3回承認大賞」
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「企業内コーチ育成のすすめ」
(株)帝国データバンク社『帝国ニュース兵庫県版』
2008年〜2012年 長期連載このほど完結
http://blog.livedoor.jp/officesherpa-column/

兵庫県中小企業団体中央会発行月刊「O!」連載コラム
「誌上コーチングセミナー」
http://c-c-a.blog.jp/archives/cat_50054961.html


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 25日、総会に続き、第40回よのなかカフェ「幸せって何?」を開催しました。


 
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 14名の素敵な皆様が参加されました。


 
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 グループディスカッション「あなたの幸せって何?」 これまでに味わったかずかずの幸せの瞬間を話す、幸せな表情の皆さん


 
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「幸せマッピング」をしてみました


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 独特の「幸せカテゴリ」 その人の価値観がにじみますネ

 家族との絆は、どのグループでも大切な幸福感のみなもとでした


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 ファシリテーターからも「幸せ豆知識」の紹介があり・・・


 最後に全体ディスカッション。

「若い人と個別面談をし、あと一歩上を目指すよう話をするがなかなか頑張れない子がいる」

「介護職員は3Kだが必要以上に自己卑下し、誇りを持てない人がいる」

「塾経営をしている。ひきこもりだった女の子を指導していてあるとき夢を持ったことでぐっと伸び、大学にも受かった。これと思う時思い切って頑張ること、そういうとき周囲の眼を気にしないことが若い子にとってはカギかな」

「会社役員のかたわら中学のPTA会長をしているが今の子を見ていて『この子らを引き受けるのか』と正直思う。親の代が幸せでない」

「企業の立場からは、学校を出て無就労時代が3年あった子は雇用できない。バイトも責任のレベルが低いからダメ。学校でしっかり意識付けしてほしい」

「大学生で『アルバイトになりたい』という子がいる」

「大学教員の言うことは学生はお父さんお母さんの言うことと同じできかない。経営者の方が来て話をされると説得力がある」

「限界集落に行って農作業をする実習に行くと、90代のおじいさんおばあさんが『ありがとう』『また来て』と手を振る。その実習をきっかけにすごく伸び、その媒介をするNPOに就職した子がいた。すごくしっかりした」

「何かのきっかけで心の眼が開くんでしょうね、今の子も」

 
 だんだん、教育と若者と幸福の話になって白熱してきました。現役の教育者も多く、一家言もつ方々です。


 ここで2時間がたち―、


 終了後もいつまでも名刺交換をして話が尽きないのはいつものよのなかカフェの光景です


 すべての「幸福」について語り尽くすことは到底できませんでしたが、
 
 1人の方が「自分についての『幸せの核』が見つかったような気がする」。


 何よりでした


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 ご自身の自尊感情を正しくもつこと、幸せであること、

 そしてまた、この社会の若い人の行く末を案じる気持ち、みなさまいつまでも忘れないでください・・・。



 改めて、素晴らしい参加者のみなさま、ファシリテーターチームの山口裕史さん、松本茂樹さん、カメラウーマン山口元子さん、そして贅沢に空間を使わせていただきました会場のアロアロ白石昇さん、ありがとうございました!



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 25日、NPO法人企業内コーチ育成協会の第6期通常総会を行いました。


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 今年も男子校状態でした・・・(いえ、いるんですよ女性会員さんは;;)


 
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 山口裕史さんはフリーライターの傍ら、大阪経済大学講師業も2年目になられました


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 「介護職の承認王子」林義記さんの離職防止の取り組みは注目の的。昨年度新入職員の離職ゼロを達成、今年度は中堅職員の離職防止に取り組まれます


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 2012年度の「1位マネージャー」はこの人、姫路市立楽寿園園長の生駒眞一郎さん。50代以上ばかり高齢職員さんがたをモチベートしての偉業達成


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 「三期連続」を狙う?表彰男柏原直樹さん 新任理事さんとしてご挨拶されました
「離職防止の決定打は『個別面談』です!」


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 「1位マネージャー」の先駆けで「伝説の会員さん」松本茂樹さんは関西国際大学准教授。「われわれは大学の側から離職防止に取り組みます」


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 「奇跡の上海工場」をつくった脇谷泰之さん。「昔は『アホボケカス』やったんですが」


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 トリは81歳の元旭化成工場長、間瀬誠先生



 さあ、今年1年当NPOは何ができるのでしょう・・・ 
 




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 NPOの「伝説の(元)会員さん」の1人、遠方に転勤されたOA機器営業部長、永井博之さんからも「キャッチコピーアンケート」の回答をいただきました。柏原さんの元上司さんです。

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正田さんへ

おはようございます。遅くなりましたが、先日の依頼の件返信します。

(1) 正田さんの特質について
聡明
論理的
判断力は高い
    先見性は高い
    情報収集力は高い
教養は豊か
    視野は広い
直感力はわからない(知らない)
    本質をつかむ力がある
状況分析能力は高い
人間理解の能力は高い
話を聴くときの理解力は高い
文章表現力は高い
辛抱強く丁寧に説明する姿勢はある
倫理観は高い
説得力はある
誠実さはある

※もしこれ以外に気がつかれた特質があれば適宜追加してください

直接 お会いすると お顔の良さと優しい口調で とても穏やかで優しいお方との印象を持ちます。
一方、ブログでの正田さんの印象は 聡明で教養豊かなのですが、厳しく、怒りを持っていることを感じます。 
実際にお会いする印象とブログから受ける印象とのギャップが大きいです。
ただどちらからも「正直さ」と「誠実さ」を強く感じます。

(2) 正田さんについての「行動承認」
大変な勉強家でとても正直な方だと思います。
「承認」特に「行動承認」という方法で、従来の「責めてやらせる指導」から「認めて自主的に仕事に向かわせる」ことで
仕事の成果をあげる手法を広めるために、心血を注いでいます。

上司部下間また仲間同士を「承認」することで、自主的に成果を上げることを促すその手法は
「マネージャー」も「部下」も「皆が常に幸せを感じるやり方」で私の理想です。

いつも、私自身が従来の方法から抜け出せずフラついている中、
正田さんは、常に 科学的 論理的 にそれらを検証し、立証し私たち教え子に厳しく指導をしていただいています。

その姿は一貫しており、夢の実現へ志の高さを感じます。
私は、正田さんのメールやブログを見るたびに、
自分の出来ていないことに気づかされ(忘れを思い出し)自分の情けなさに落ち込んだりします。

しかし、その度に自分の在り方、生き方を定めているように思います。

いつもありがとうございます。

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 永井さん、ありがとうございます。過分なおほめの言葉をいただいたのをそのまま掲載してしまいました。

 文中の「怒り」という言葉―、

 わたしの中の「怒り」という要素に最初に目を留めて「共感する」と言ってくださったのが永井さんでした。


 こういう仕事をしていて人前で「怒り」をみせる人も珍しいですよね・・・、好みが分かれますよね。^^

 いえ、研修で受講生さんにはらを立てるということは、よっぽどのことがない限りないです。ではなくて、ブログでは世の中の人を不幸せにする要素に対してしょっちゅう怒っているんですよね。


 これを書かれた永井さんは過去2011年春に当NPOの事例セミナーに登場されました

 名セリフ続々「承認型コーチングは”ベタ”なやり方」―「情熱のマネージャー、営業所を変える」勉強会開催しました!

 http://c-c-a.blog.jp/archives/51726685.html


 さわやかでダンディーな人柄で会場を魅了されました。本来はわたしなど足元にも及ばない、仕事のできる方です。


 ほかのかたもそうなんですがなんでこういうかたがわたしの教育を受け、ブログやメールニュースを読んでくださるのかよくわからない―、ご縁ですね^^;


 永井さん、ありがとうございました!また会員復帰される日をお待ちしております(^.^)/~~~


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PS 永井さんのお褒めの言葉につられてまた少し不遜発言をしますが、
このブログをしょっちゅう見て何かを学んだ気分になったり、知識や気づきを得ることにつかっている人は、
「自分は『もらっている』んだ」「『与えられている』んだ」という感覚を忘れてしまうと、その人自身が危ないことになるんではないかと思います。
もらっているものを空気のように思ってしまう。それは日本人の場合、お母さんに対してもそうですし奥さんに対してもそうでうし、起こりがちですけれども、「孝行をしたいときには親はなし」ではないですが、自分を生かしてくれるかけがえのないもの、と思ったほうがいいと思います。とりわけ「承認」を心がけているひとはそうです。

 篠山市商工会様でまた「1位」をとられた、とうかがいました。


 今度は、「小規模事業者持続化補助金」の募集について、全県で一次募集90の枠で募集されていたものに、同商工会様で職員さんが次々と申請の提案を上げ、単独商工会で30件を獲得してしまったのだそうな。で「食いすぎると下痢するぞ」と言われたのだそうな。


(注:その後原田事務局長からいただいた詳しい情報によりますと、

「『小規模事業者持続化補助金』は平成25年度の補正予算で付いたもので、
1次募集の1次締切で、全国の商工会地域で約2500件(商工会議所分は別)の応募があり、2140件弱が決定した模様です。
そこで、兵庫県商工会連合会受付(県下の商工会分)の89件中34件が篠山市商工会の案件だったのです。
決定したのはその内88件。篠山市のは33件というのが実績です。」

とのことです。決定率からみて兵庫県全体も優秀ですネ)



 補助金の通達をいち早く見つけた職員さんからの情報共有、それに他の職員さんが次々提案を上げる、これは会員企業さんとの日頃のコミュニケーションで状況把握し、お勧めをしてできることだと思うんですが、そういうことができる。まあどれだけ働きものなんでしょうか、皆さん。

 いくつか前の記事で「『承認』で部下の心の目を開こう」「『承認』のある職場では1人ひとりが見えるもの、聞こえるものの量が多い」というお話が出ましたがそれを地でいくようです。

 2006年地銀支店長だった松本茂樹さんの職場では、「生体認証ICカード」がお客様の利益になるからと窓口の女性たちが競ってお勧めし、加入ランキングが支店内の電子掲示板に出て「1位」になると女子行員さんたちがキャーキャー手を取り合って喜んだ、なんていうエピソードもありましたが、それとも似てきました。


 経営支援のお仕事に対する研修は初めてだったんですが、こうなるのね、と思いました。



 同商工会様では「承認」「傾聴」「質問」「説明力」と、1回あたり半日でスキル1つずつ4回にわたる管理職研修をし、途中で個別面談をし、そのあとワールドカフェ2回をし・・・と近年では久しぶりに理想的なコースで取り入れていただきました。


 研修というものに二の足を踏みやすいこの時代、そういう形での導入を決断していただいた原田事務局長の思い切りの良さに感謝したいものです。



 と、いうわけで、「篠山の奇跡」は「承認」から離れない限りこれからも続くでしょうし、同様に「柏原さんの奇跡」「林さんの奇跡」も続くでしょう。プレッシャーかな。


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「・・・わたしの教えることは学んだかたのところで『化ける』んですよ」

と、あるところでつぶやきました。

「どういう化け方をするかは予測がつかないところがあるんです。でも化けるということがわかっているので、教え方を変えるわけにはいかないんです。一番化けやすいように、拡張性をもつように教えないといけない。

 だからわたしのすることは十年一日のごとく『伝統芸能』のようなことになります。変えられないので、わたし自身は進歩がなくて、これでいいのかと思います」


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 『池上彰の教養のススメ』(日経BP社、2014年4月)を読みました。


 「5限目 生物学 本川達雄」からの引用です。


本川 科学は、理論至上主義で、事実は単なる事実であって、事実の羅列は科学とは言いません。事実を説明する妥当な理論が提出されていない事柄については、いくら事実が積み重なっていても、正式には科学的真実としては認められない。事実よりも理論が主役。理論が事実を真実にする、これが科学のやり方です。

池上 「動物の消費するエネルギーは体重の4分の3乗に比例する」のは、まぎれもない現実なんですよね。その現実をもってしても、「なぜそうなるか」の理論が確立していないと科学じゃない・・・。なるほど、先ほどの「うるう秒」の話に似てきました。

本川 そこで私は、「生物」という現実をまず積み重ねて、なぜそうなっているのかは、たとえわかっていなくても、その現実を認めると、どういう世界がひろがるかと、イメージを湧かせて『ゾウの時間 ネズミの時間』などの本を書いたわけです。生物学は、理系の王道から言わせると、非常に中途半端な立場にいるんです。法則ではなくて、単なる経験則じゃないか、いろいろ変わった事実を集めて喜んでいる、切手収集と同じじゃないかと。
(中略)
 でも、現実とは、実際に存在するものですからね、否定しようがない。人間が科学を確立するよりはるか前から生物は地球上に存在し続けました。そんな生物という、揺るぎない現実を相手にするのが、生物学です。普遍化した理論至上主義だけでは成り立たない学問です。



池上 本川先生のお話をうかがっていると、ますます自然科学だけじゃなくて、社会科学、たとえば経済学でも同じような過ちを犯していることに気づかされます。すべての人間を合理的な利益追求のために行動する「経済人=ホモエコノミクス」と仮定して、理論構築してきた旧来の経済学の現実との遊離などはその典型です。



 たぶん、NPOの会員さん方はなぜこのくだりを引用したかおわかりいただけると思うのですが―、

 多くの組織論やモチベーション論、キャリア論で説明しきれない現象が起きているとき、

 わたしはそこで前提としている人間観のちがいというのをみます。残念ながらそういう議論はまだ経営学の世界では本格的に起きていないようです。でもわたしたちの実践経験から「これが間違いなく真実だ」というものがある場合―。

 そこで「現実をみる目」というものを、そして「客観的事実と認められるものは間違いなく事実だ―だからそれに立脚して話をしなければならない」という感覚を問われなければならないでしょう。


****

 ひとつ補足すると、わたしのすることは基本的には変わらないのだけれど、ある部分では次の段階に入っているように思います。

 たとえば「この教育」が響くのはもともと優秀な人だ、ということがわかっているけれど、「この教育」がさらに広がるためには、その伝わった先の人たちが広げる担い手にならなければならない。

 というとき、どうも「この教育」の世界が居心地がいいものだから、その「外」へ一歩踏み出すのが億劫になる、という現象もあるように思います。

 わたしなどはどんなに侮辱されようと疑いの目を向けられようと、「外」へ普及することを担ってきたのですが。
(だから精神的には満身創痍なのですが)


 「この教育」の恩恵に浴したひとは、「この教育」のお化けのような効果を確信をもって話す人になっていただかないといけない。それは別に宗教でも迷信でもない。でないと次の人を幸せにはできません。




100年後に誇れる人材育成をしよう。
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NPO会員の柏原直樹さんから「キャッチコピーアンケート」の回答をいただきました。


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正田先生


おはようございます。柏原です。

昨日に続きまして本日も非常にいい天気ですね。
遅くなりましてすみません。アンケートの回答です。

各項目は全て左側です。特に、先見性、情報収集力、教養、本質をつかむ力、
文書表現力、状況分析力、誠実さは優れていると思います。

他に、覚悟力(やると決めたら腹をくくる)、ぶれない力(障害があっても初心を忘れず)
、分析力・洞察力(客観的にみる力)、運(いろんな優れた人との出会いを引き起こす)も
あると思います。


ブログを読ませて頂いても、ジャーナリズム出身の事実認識力能力はあると思います。
本を読まれた感想や世間で気になった事に対する感想、意見も、自分で調べられた事、えられた事
客観的事実を元に考えられて、考えられた事を相手にうまく伝える文章は優れた能力でマネジメントの
ご指導の他の方と違う大きな力ではないでしょうか。
ブログ読者は、報道をそのまま受け取るのでは無く、多面的に見て考える事をブログ通じて学んでるのではと思います。


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柏原さん、ありがとうございます。
休日には家族行事か、あるいは休日出勤かで動かれている柏原さんです。

この土日は会社のバーベキューにご家族で参加、そのあとはお子様の散髪・造形教室 の合間にこのアンケートをご返送くださいました。


決して、正田に「ごますり合戦」をされているわけじゃないんですよ、みなさんは。
上手にごますりしたって何か出る団体ではないですもん。


おそらく近い将来、有名大学教授や有名コンサルタントと正田とのあいだで地域の「人」の問題について見方が異なる場合がありえ、その場合でも正田の主張の方を採用していただかないといけない、でないと人々が不幸になる、かもしれないからです。このブログによく登場する「論争スタイル」の記事をご覧になった方はご存知と思いますがー。大学教授やコンサルタントの先生と違うことを言う正田という女性は賢いのか、バカなのか、正田をよく知る人から担保してもらわないといけません。普通女性については初期設定で「思考力、判断力は低い」「世間知らず」のようにみられがちです。


今からどれだけ大きな悪意に立ち向かわないといけないことでしょう。

去年あたりからこの社会に瀰漫する悪意の大きさにクラクラし、わたし自身もそれに「刺され」たりしてきました。

そんな中うちのNPOの会員さんたちの存在がオアシスのようでした。他人が良いことをしたとき、それを好意的に見ることのできる人はもうここにしかいないのではないかしら、と。


この世界を広げたいのです。でもそれには相当の抵抗が出るだろうことも承知しています。



100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会

お世話になっている皆様




 おはようございます。
 企業内コーチ育成協会の正田です。

 
 五月の青空を堪能できた土日。神戸まつりも、いつになく好天の中盛大に行われました。
 関係者のみなさまお疲れさまでした。



※このメールは、NPO法人企業内コーチ育成協会のスタッフ及び代表理事・正田が、過去にお名刺を交換させていただいた方・当協会のイベントやセミナーにご来場いただいた方にお送りしています。ご不要の方は、メール末尾にありますURLより解除ください。
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 本日の話題は:


  

■第40回よのなかカフェ「幸せって何?〜世代を超えて語ろう大切な瞬間〜」いよいよ25日(日)開催です!



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■第40回よのなかカフェ「幸せって何?〜世代を超えて語ろう大切な瞬間〜」いよいよ25日(日)開催です!




 「よのなかカフェ」、皆様おききになったことはありますか。

 2009年4月以来、「社会人が時事問題について語る対話の場をつくろう」と開催。現在は神戸・三宮と姫路の2か所で開催するようになっています。


 そこでの主役は偉い先生ではなく、普通の社会人。毎回、生活実感に基づいて「こう思う」というご意見から、新しい視点、新しい気づきが得られはっとします。


 これまでは「高齢化社会」「神戸は住みやすいのか住みにくいのか?」「日本はスウェーデンを目指すべきか」

など、さまざまなテーマを取り上げてきましたが、

 今回は第40回記念として、時事問題ではなく普遍的なテーマにトライ。

 それが、「幸せって何?〜世代を超えて語ろう大切な瞬間〜」です。



 このメルマガをお読みになっているあなたは、「幸せ」についてどんなイメージを持たれるでしょう。


 何人かの出席予定者にうかがってみたところ、「仕事での達成」「やりがい」「報酬」と、社会人らしい答えが返ってきました。


 一方で、「社内で若手の集団離職があった」「社内でベテラン同士でLINEいじめがあった」「お母さん同士でもLINEいじめがあった」と、えっと思うような現象もわたしたちのすぐ横で起きているようなのです。


 さあ、何をもって「幸せ」といえるのでしょうか・・・。



 5月25日15-17時、三宮のカフェ「アロアロ」にて。http://aloaro.net/

 参加費 社会人2,000円、学生1,000円(ワンドリンク付き)。

 詳細のご案内はこちらでご確認ください

 よのなかカフェページ http://c-c-a.jp/cafe/index.html


 お申込みは 本メルマガ読者のかたは本メールへのご返信でどうぞ。
 
 ・お名前 ・ご職業(社会人・学生の別) を添えて、5月23日(金)までにお申込みください。


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1.発達障害者は注意するのが好き?『大人の発達障害ってそういうことだったのか』

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 ―最新認知科学で「正しいものの見方」を学ぼう
 大人気シリーズ「判断をゆがめるものとの闘い」


 判断をゆがめるものとの闘い―『医者は現場でどう考えるか』(2011年12月12日)

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 判断をゆがめるものとの闘い(2)―『思い違いの法則』をよむ (2012年12月2日)

 http://blog.livedoor.jp/officesherpa/archives/51838447.html


 単純な統計が専門家の予測を凌駕する―判断を歪めるものとの闘い(3)『ファスト&スロー(上)』(2013年

3月2日)

 http://blog.livedoor.jp/officesherpa/archives/51849252.html


 無意識を科学する―判断を歪めるものとの闘い(4)『しらずしらず』を読む

  http://blog.livedoor.jp/officesherpa/archives/51878233.html



 判断を歪めるものとの闘い(5)―爆笑ナルシシズム編

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

皆様にとって素晴らしい1週間でありますよう。


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100年後に誇れる人材育成をしよう。
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*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*

これをブログに書くのはわたしにとって結構な「勇気」が要るのだけれど、あえてオープンにしようと思います。


 先日うちのNPO会員さん向けに「キャッチコピーアンケート第二弾」としてお送りしたメールの中にこんなくだりがありました。


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(1) 正田の特質について
以下の形容の当てはまらないものを消し、当てはまると思うものを残して
ご返送ください。

聡明か、聡明でないか
論理的か、非論理的か
判断力は高いか、低いか
先見性は高いか、低いか
情報収集力は高いか、低いか
教養は豊かか、無教養か
視野は広いか、狭いか
直感力は優れているか、優れていないか
本質をつかむ力はあるか、ないか
状況分析能力は高いか、低いか
人間理解の能力は高いか、低いか
話を聴くときの理解力は高いか、低いか
文章表現力はあるか、ないか
辛抱強く丁寧に説明する姿勢はあるか、ないか
倫理観は高いか、低いか
説得力はあるか、ないか
誠実さはあるか、ないか

※もしこれ以外に気がつかれた特質があれば適宜追加してください


----------------------------------

 なぜこういうアンケートになったかというと、

 要は、何度もここに書いているとおり、「研修成果」があまりにも大きくなって教育研修業界でもきいたことがないぐらいになってしまったので、じゃあそれを実現した正田という人はどういう人なんだ、どこにでもいる女の人なのかそうでないのか、平凡な研修講師なのかそうでないのか、ということを言わないといけなくなったのですね。

 でわたしからこういうご依頼をNPOの会員さんにお送りするにも非常に「勇気」が要りました。「第二弾」でそうなったのは、第一弾のときはだれもこういうことに言及してくれなかったからであります。


 現時点での結果をいうと、4名の会員の方が「第二弾」についてお答えくださった中で、上記のすべての項目について「左側」つまり、あるかないかで言ったら「ある」、高いか低いかで言ったら「高い」と回答してくださいました。
 一人の方は上記のいくつかの項目について、「これらの項目は『特に高い』と思う」と、二重まるをつけて回答くださいました。また追加項目として「潔い」「実践力がある」とつけくわえてくださいました。ありがとうございます。


 ・・・会員さんをあまり困らせないように「○×式」的なもので回答していただこう、と思って作った設問ですがおそらく困らせる結果になっただろうな、というのは、上記の項目のうちどれか1つでも「ない」よね、とか「低い」よね、と思ったひとは、結局回答しにくいだろうと想像されるからです。あんまり学術的に厳密に考えたアンケートではないので許してください。


 
 この記事をご覧になったかたはぎょっとし、嫌な気分になったかもしれませんが、

 わたしは以前からこういうことが必要なのではないか、と思っていました。

 つまり、

「女性をほめるときはこういう言葉でほめる」

というのが、ステレオタイプ化しているのではないか。

 それがなぜ悪いか、というと、今「女性活躍推進」でやられている「女性管理職づくり」や「女性役員づくり」に影響してくるからです。


 わたし自身が経験してきたこととして、女性については、どんなに仕事で実績を挙げても、「実績で評価される」ことは少ないです。
 
 そして、「きれいな人」「やさしい人」「可愛いところがある」「○○先生の秘蔵っ子」「おちゃめなところがある」「女性ならではの細やかさ」等々、「女性」についてはこう言うんだ、とあらかじめ用意されたようなステレオタイプな言葉で語られることが多いです。

 要は、男の自分にとって脅威にならないように、可愛くて感情的でレベル低い人、のように演出する。


 そういう言葉を使うことによってそういう評価だけが一人歩きしてしまい、そしてその女性を管理職やらなんちゃらに登用される段になったとき、「仕事の能力は全然ないのに数合わせで登用された」と陰口叩かれるようになる。

 
 そうでなくても、過去にあったように、「女性」がらみの人事って、「遊び半分感覚」でやられることが結構あります。ちょっと見栄えのいい女の子をこのへんに置いとくと見栄えがいいよね、みたいな、鼻の下伸ばしと外に対する見栄と。こういうこと言って容姿端麗な女性が損するようになるとそれも可哀想ですけど。

 逆にもちろん、意志決定権者の人が「鼻の下伸ばしてると思われるのが怖くて」、女性を登用すべきところに登用しないケースもたくさんあります。今の時代ですと社内の女性管理職比率は増やさないといけないけれど、社外の女性人材を登用というか採用するかしないか、という決断の際にはそういうのが出やすいようです。


 だからそもそもまっとうな「評価」が存在しないことも多いんですけど、「評価」してるならしてるで、それは変な「女性向けの評価言葉のパッケージ」ではなく、男性と同じ言葉で評価するのが正しい。仕事なんですから。


 「うちの女性管理職/女性役員は実に論理的で聡明だ」

と、言いきれる経営者さんは果たしてどれだけいるでしょうか。


 ・・・わたし個人に関していえば「一生懸命やっている」「頑張っている」等の言葉はやめていただきたい。好意的なのかもしれないけれど20代じゃないんですから、50歳のプロフェッショナルですから。今、駆け出し当時からのわたしをよく知る人にも、「『一生懸命』はやめてください。『いい仕事している』とか『実績がある』という表現をしてください」とお願いをしています。


 あと、大学の先生とかその経験者のかたがわたしを「女子大生」と勘違いしてるのか、「一生懸命」「頑張ってる」系の言葉を言われるのが非常にカチンときます。この歳で可愛い女子大生扱いは全然嬉しくありません。だって今、切実にこの教育で人を幸せにしなければならない局面なんですから。



このブログに登場する女性については、わたしはこれまでもできるだけ「ユニセックス」な言葉で表現し、それが会員さん同士「しみじみ人柄が伝わる」と好感をもたれるように作用してきたと思います。
えっ?ご本人はもっと女性らしい言葉で表現してほしかっただろうって?どうなんでしょ。。(^O^)


****


 「踏ん張って話をする」というお話を続けて二か所でしました。

 あるひとに書いたメールの文を抜き書きしますと、


「今の時代、
『この方向に行くべきだ』
とわかっている人たちとそうでない人との間には、
驚くほどの開きがあります。
わかっている人たちは、
自分のミッションだと思って踏ん張って話をしないといけません。
__さん、わかっていただけますね。」


 
 いくつかの企業、組織で「社内調整」「申し送り」についてみてきました。

 「社内調整」とは、チャライ言葉でペラペラしゃべることなのだ、と思っている人とか会社がある。「ナメクジ会社」などは、そうだったようだ。そしてなにごとも成立しなかった。

(チャライ言葉」とは例えば、「ちょっと圧力がかかってるからさあ、頼むよこの人突っ込んでよ」みたいなもの。恐らくそうだったろうと想像させるふしがある)


 そうではない、社内の他部署の人に何かを伝えるばあいも「承認」なのだ。自分が全身で相手のほうを向き、相手がきっとわかってくれると信じて誠心誠意事情や根拠を伝える、ということなのだ。信頼すること、リスペクトすること。

(そういう感情状態を一生のあいだ一度も経験しない人もたぶんいるのでしょうね)

 


100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
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 「承認王子」ことNPO会員の林義記さんから、再度メールをいただきました。「キャッチコピーアンケートのお願い第二弾」へのお返事です。

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おはようございます。
設問1については、すべて左側に○です。
ブログを読ませていただくなかで、本質をついた記述に自分自身、ハッとし、振り返り、気付きを得ています。
まっすぐな主張に、時に重たいと感じ、そこまで自分には無理だと思うこともありますが、「あなたなら分かる、そしてできる」というメッセージを感じることができ、「こっちに進むんだよ」と一筋の光を示し続けてくれているように感じます。
他の会員の方々の取り組みや成果、そこから滲み出る人間性に触れることで、まだまだ発展途上の自分に気付き、前向きに取り組もうと活力を得ています。

設問2については、「承認の可能性を自らが実践し、示し続けた。その成果は、今、ここに集った人々が証明しています。」
「今の私がこうしてあるのは、ここに集った人々のおかげで、この出会いを生み出したのは、正田さんが居て、承認し続けてくれたからです。」
もっと伝えたいことがあるのですが、言葉になりません。
感謝の気持ちだけでも伝えたくて、いつもありがとうございます。
林 義記

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 林さん、ありがとうございます。ぐすん。

 ほんとうは、わたしもほかの会員のみなさんも、どれほど林さんから大きなものをいただいているかわからないんです。

 人一倍きつくて報われにくいお仕事の職場でまだ若い相談室長の林さんが発信してくれることは、いつも人一倍の勇気を与えてくれました。


 「優しき人に強さ」

 以前承認大賞の表彰式のときに使ったこの言葉は、林さんをイメージして言っていました。なんと、優しい人の中にある信じられないほどの強さをみせてくださったことだろう。


 その林さんに心配をかけてしまってごめんなさい。今だけですからね。

 でもまた手前味噌だけれど、うちの会員さん方って本当、イイですよね〜^^


****

 会員さんからもうひとつ「行動承認」をいただいていました。


承認をお仕着せでなく、論理をご自分のことばでわかりやすく教えられ、
また、自然と聞く側に考えることをさせるような方は、他にいなかった。


 
 このかたは受講されたのがもう3年も前なので随分古い記憶をたどっていただいたことと思います

 お忙しい中本当にすみませんm(_ _)m

 でも絶対にお世辞を言うタイプの方ではないのでこう言っていただけると安心します


 あと「承認研修」以前は、会社の研修は全部イヤだった、と言われていたことも思い出しました

 
 
 これまで、受講生さんの研修へのご感想をインタビューでうかがったことはあったけれど

「あたしをほめろ!」

っていうのは、ついぞなかったんです

 恐ろしいところに入ったと思わないでください


****


 このほか、従来の「キャッチコピーアンケート」に複数の会員さんから力作のご回答をいただきましたので紹介します


★「この手法(承認)」について

・キャッチコピーではないですが、「ねらい」や「内容」が記載されているとよい
・当たり前のことがなかなかできない
・ちょっとした気づき、意識の変化
・いい会社とは 必見“ここがみそ「承認」”
・ここでしか学べない!○○のための人づくり(育成法)」
・経営に直結!承認育成法
・急がば!学べ  “人”育成術
・自分が変われば相手も変わる
・部下に承認は上司の 部下(←武器?)


【コメント】経営支援のお仕事ならでは。「経営に直結!」っていうのは、ほんとにもろに経営数字を上下させますので、そのことに気づいてほしいな〜という感じが出てますね。
中小企業さんの皮膚感覚って 正直完全にはわかってないところがあるんです。なので平易な言葉で「刺さる」コピーはありがたいです。

------------

・「承認コーチングがあなたを変える」
・「コーチングに悩まれている方に目からうろこのコーチング手法を教えます」
・「人を認める事が出来る人が相手から認められる人」
・「あなたの組織や家族を承認コーチングで幸せに変えてみませんか」


【コメント】これは日頃「承認は家庭でも大事ですね」と言ってくださる、過去二期連続表彰中の若き常勝マネージャー・柏原さんです。今期も増税前にめちゃくちゃ頑張られ、4月はさすがに落ち込んだものの全体としていいペースです、とのことでした 「三期連続」が視野に入っています

嫌な団体ですね〜^^;
(あたしがさせてるんじゃないですからね・・・)

------------


・部下の心をたちまちつかむ「承認」のチカラ
・「承認」で組織の力がみるみる伸びる
・「承認」で、社員の心の目を開こう
・目からウロコの承認手法で、貴社の可能性をもっと伸ばしてみませんか

【コメント】「心の目を開こう」がとても印象的です。「開眼しました!」というような場面があったのでしょうか・・・(ありそうな気もします) 「承認」のある職場では、1人1人が感覚がするどいというか、見えるもの聞こえるものが多いような気がしますね・・・ あと「心をたちまちつかむ」は実際にそうされてるんだろうな^^



★正田講師について


・承認アドバイザー
・承認コンシェルジュ
・承認パーソネルコンサルタント
・承認相談役
・承認 “女” 部長
・承認“鬼”部長  *鬼は、本当はやさしい(企業や人の将来を思う)

【コメント】なんと言ったらいいか・・・^^; は〜、やっぱり「承認」っていう言葉で普及させなきゃいけませんね。

------------

・「コーチング理論に信念を持っている人」
・「正しいコーチング手法の普及に努力されている人」

【コメント】日暮れて途遠し・・・^^;

------------

・数々の1位マネジャーを生み出したカリスマ講師
・正田コーチが、数々の経験と実績に基づく承認手法を直接伝授

【コメント】これはなんかチラシに書けそうな気がしますね〜 「1位」と「カリスマ」を両方入れたので、実績に講師がなんとか追いついた、という感じになっています (しかし人工的な感じなのは本人がアレだから・・・)


以上であります。


 みなさまお忙しい中力作の数々をありがとうございましたm(_ _)m

 読ませていただいて楽しかったです(こらこら) これを考えるために、しばらく貴重なお時間をつかってこのNPOや、研修やわたくしのこと考えてくださったんだな〜としみじみありがたいです

 なんと、優秀なみなさまをしょもない作業につきあわせてしまったことでしょう


 これからもお見捨てなきよう、お願いします



****


 いくつか公的機関様を回らせていただきました。

 どちらも真摯なお話をさせていただき、問題意識を共有でき、お蔭で

 去年暮れあたりから胃が痛かったり心臓がバクバクしたりしたのも少しよくなりました

(危機感をもつとすぐ体にくるのです。あと話をした先が全然危機感をもってないと身体症状が悪化するのです)


 21ページの提案書にはみなさまからいただいたコピーを少しずつ盛り込ませていただきました


 人手不足は深刻で、この春開園予定だった保育所が開園できなかったところがあちこちにあるそうです



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 おひとりの会員さんから有難いコピーをいただきました。


「『承認』について、個人的な感情や感覚による理解を見事なまでに排除し、理論的に明解な実例や根拠によって説いているにも関わらず、相手の感情や感覚までも含めた芯にずっしりとしたものを植え付けることのできる、稀有な講師の方」


 ああ、有難いなあ。

 自分では遠い昔そうあろうと思って現在のプログラム構成を作り、でもそのことを忘れていましたし、誰かがそういう手つきに気づいてくれるなど思いもよらなかったから。


 きっとこのかたは、部下に対しても、部下自身でも気づいていなかった創意工夫を認めることのできる人でしょう。


 えと、手前味噌ですが「個人的な感情や感覚による理解を排除し」というのは、このかたが見出してくださったように実はすごく難しいのです。大抵「承認」というのはその人自身の感情・感覚とわかちがたく結びついています。なのでその人のご性格や経験によって、

「ほめることが大事ですよね」
「感謝されることが大事ですよね」
「期待されることが大事ですよね」
「共感されることが大事ですよね」

と、どこかに偏ってしまいがちなものです。
 すると、その講師の言うことは個人の感覚の域を出なくて、説得力を持てない、ひいては受講生様の行動につながらないのです。


 恐らく、その「どこかに偏る」というのを「卒業」できるまでに普通の人で2年ぐらいかかるんじゃないかと思います。
 林義記さんはやっぱり初めて学んでから施設内で教えるまでにそれくらいの時間をかけ、その間に正田の承認研修を4回も受講してくださっています。


わたしのことでいえば、このブログを長く読まれているかただとご存知のように若い頃、「あのとき承認があればなあ」という経験はいっぱいしているわけですがそういうお涙頂戴の話は研修では言わない。よく締めのあたりで「泣かす」研修がありますけれどそういうのは「生徒さんの行動」につながらない、と思っています。


「相手の感情や感覚までも含めた芯にずっしりとしたものを植え付けることのできる」

 ・・・本当に出来ているんでしょうか・・・この方におこがましくもそういうことをさせていただけたとしたら、光栄なことです。

 受講されたすべての方にそのように出来たら理想なのでしょうが、まだまだ。

 去年のものづくりリーダーの例では「16人中6人」でした。それは、統計調査上のものなので、研修3ヶ月後まで安定して実践を続け部下からそのように評価された人、ということであります。

 良い志をもち、学びを受け取ろうという思いで参加された方であれば、研修の中で深いところで出会うことは可能なのだろうと思います。


 今回は会員さんに新しくリクエストをし、当協会でもっとも重視している「行動承認」を使ってください、とお願いをしたのでした。
 やっぱり「これ」で承認されるとしみじみ嬉しいですね。で、力を与えられますね。ということがわかりました。世間には「行動承認」あんまりないものなので、もらう側にならないので。このかたの、ご自身の内面の感覚に耳をそばだてる言語化の力にも助けられました。


 「行動承認」宿題にも出すし基本中の基本なんだけどみなさま、できてますか?たまには初心に還ってやってみてくださいね。^^ 1人で嬉しがってる正田。


 「キャッチコピー」が今大事なのだろうと思う理由の1つに、

 何度も言うようですが当協会の主張する研修成果が大きくなりすぎてしまい、それと営業の席にいる大人しめの女性・正田とどう見ても飛躍がありすぎ、その間を「つなぐ」ものが必要なのだ、ということであります。

 だから「講師としてどういう特異な力量のある人だ」というのを受講生さんに言っていただくのがありがたいのです。正田じぶんで作るとうしろめたさが出ますもん。


****


 ここでまたくらい話を書きますと、

 有能なマネージャーに対してはそうやって己れを無にしたような状態で話すのがいいのだと、どのみち研修後に実践するのは有能なほうの人たちなのだから彼ら彼女らに通じるように話してあげるのがいいのだと、ノウハウは割と確立されているのですが、

 ナメクジという人種に対しては、それは全然通用しないのもしみじみわかりました。

 彼らは、目をカッと見開いて、注目される嬉しさで顔をツヤツヤさせて、手をぶんぶん振り回して大げさな抑揚で話すタイプの人がすきなんです。ほんとに。

 正田、残念ながらそのタイプを演じる才覚はないです。


****


NHK「クローズアップ現代」で健康食品の効能表示の問題をやっています。

効能書きを自由化する方向で、科学的根拠のない表示がますます増える可能性があるとか。


これなのだ、昔からキャッチコピー的なものを考えると健康食品の効能書きとイメージがかぶってしまうのが悩みだった。


受講生さんや会員さん、よく考えてギリギリ重ならないようにしてくださっていると思います。


「行動承認」を使うのは、それっぽくならなくていいと思いますね。




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引き続き「キャッチコピー」が懸案で、うちのNPOの経理担当のYさんとお話しております。


「ねえ、カリスマって誰かに言われたらどう感じます?」

「私がですか!?」

「じゃなくて、だれかが『正田先生ってすっごいカリスマなのよ〜』って言った場合、まだ私に会う前だったらどう感じます?」

「そうですね、すごく頭のいい人、やり手って感じかな」

「ああ、やり手ですね。パキパキパキッと決めていく、みたいな感じですかね」


どうもそれだと本人とイメージ遠そう。

なにしろ「とろい」のも確かだし、研修では強引に持っていかれた、と受講生さんが感じないように気をつけてますからね。


「ほかに、TVとか見ていてすごい人を形容するのにどんな言葉を使ってますかね?」

「『エキスパート』っていうのはどうでしょう。おかしいですか?」

「うーん、その人個人がすごい優秀だ、っていうイメージになるかしら。私の場合人に何かを伝えた結果相手の人が素晴らしくなるんだけどそういうニュアンスが出ない気が」

「そしたら。。あ、最近生徒を合格させちゃうすごい家庭教師の人のことをやってましたけど、やっぱりその人のことは『カリスマ』って言ってました」

「ああ、そうですか。。やっぱり教育の場合はカリスマなのかなあ」


あんまり本気で「カリスマ」を自称しようと思っているわけではないんです。これまで12年間、この手のナルシスティックなコピーを一切使わず、実績一本槍で誠実に訴求してきました。よくまあそれでやれてた、と思いますが。

今、いろんな面で曲がり角にきていて、実績も訴求しきれないほど大きくなってしまったとき、新しい訴求方法を考えるのは必然的な流れなのだろうと思います。数字に反発するタイプの人にはイメージで訴える。それもこの教育で幸せな人を作るために必要な作業です。
…でも数字に反発するタイプの人って大体アレなんですけどね…


 TVやあちこちに「カリスマ」をはじめとする誇大広告ぎみの言葉があふれていて、「カリスマのインフレ」を起こしています。そういうとき大人しい言葉を使っていて損をしていないか?というのもあります…。


「…なんか思い出しました、料理番組で『何々の達人』たとえば『オムレツの達人』のシェフとかが出ていて作り方を教えてくれるんですけど、見てたら『達人』って呼ぶのは『この人の言うことはききましょうね、そのとおりやってみましょうね』っていう意味合いの符牒なんですよね。その場のルールみたいな。穏やかな口調で言ってるけどきこうね、て言う」


なので、研修の時には事務局の人に「先生」と呼んでもらうことに去年からこだわっている私であります。決して声の大きい、強引に持っていくほうのキャラではないのでなおのこと、「先生」と呼ぶことでその場のルールを作ってもらわないといけません。


****


午後からある業界団体さんの総会と研修会にご厚意でまぎれこませていただきました。

オフレコのところがあるそうなのでかいつまんで言いますと、所轄庁からの指導がどんどん厳しくなってきている局面らしい。色々義務化されるらしい。

面白かったのが、座談会のあるスピーカーの人が

「今言われているのは、決して嫌なことを言われてるんじゃないんですよ。そもそもやらなあかんことを言われてるんや」

これは1つ前の記事の反発心で凝り固まったナメクジ君たちにもきかせたいなあ、と膝をうちました。

どこの世界にも、変革の必要性をすぐにわかって最新の情報をフォローしてパンパンパンと決断するタイプの人がいます。一方で旧態依然のぬるーい世界にいて反発心でしかきかない人がいます。

ー付記すると、「変革の必要性をわかる」ことにも「最新の情報をキャッチする」ことにも、「認める」ことは関わっているはずです。「認める」のできる人は変化への対応が速いでしょう。逆に「認めない」人がどれだけ非効率かというと。。(以下略)ー

あとのほうの人たちは黒船がこないと変わりたくないと思ってるし、黒船が来ても恨みがましくぶつぶつ言います。

いっしょやなあ。

このいわば茹でがえるさんたちに、節目節目でだれかが上記のようなことを言ってあげないといけないわけですね。
ここでは、変革を迫る所轄庁の側ではなく迫られている法人側の人が上記の言葉を言いました。

 茹でがえるさんのスピード感覚にあわせてずーっと待っていたららちあかないことが世の中ありますからね。こういう言葉で言うのも一種のコーチングかも、と思いました。

 「あなたはどうしたいですか?」でなんでも済ませられれば世話はないですよね。



100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会


PS 「イコールフッティング」って初めて聞く言葉でしたが「優遇撤廃」っていう意味らしいです。日本語で言おうよ〜

 映画「プリズナーズ」を西宮ガーデンシネマに観にいきました。


プリズナーズ



 娘を奪われたヒュー・ジャックマンがキレて暴走・・・、タイトルの「囚われ人」はかれが監禁した人のようでもあり、またかれ自身や周囲の人々、自らの「立場」や「記憶」や「妄想」に囚われてしまった人々のようにもみえます。

 本体はハラハラドキドキのサスペンスですが、劇場を離れてから考えさせられる映画です。


 わたし自身は「囚われ人」ではないのだろうか。

 ある教育手法を12年もやり続けて。

 自分は囚われていないのか?この疑心暗鬼は一度起こるとなかなか厄介です。


 ときどき、例えばうちのNPO会員さんなどと話していても、「正田さんが相手だから『承認』について話題にしよう」と、私向けに話題をふってくれているのか、実はそれがその人の関心事でないときでもそうしているのだろうか、と思うときがあります。


 しかし、その同じ会員さんが少しあとには再び「承認」で成果を挙げました、と報告してくださるとき、ああやっぱりこの人にとってつねに大切に思ってくださるものなんだ、と安堵するのです。
 そして、健康な心のはたらく人にとって、何年にもわたって大切にする価値のあるものだったのだ、と。


 
 囚われの人、ということでいえば、子どもの頃読んだ『ナルニア国ものがたり』シリーズの『さいごの戦い』でも、こんなシーンがありました。


 暗い戦闘が終わり、アスランが現れ、世界の闇が去ったあと、悪に味方した小人たちの集団が固まったままでいる。
 彼らは暗い小屋の中にいるつもりでいる。実際は明るい外気の中にいるのだけれどそれに気づかない。正しい女王が「小人さん、ここは明るくて楽しいところよ」と話しかけても、「明るいだって!?騙そうとしてるな」と信じようとしない。かれらの輪から1人の小人を引きずりだそうとしても、わめいて抵抗し、仲間のもとに戻り「とんでもねえ目に遭った。(存在しない)小屋の壁で鼻を打ちつけてしまった」と泣き言をいう。


 同じ空間にいる人で事実認識がまったく違うことがあるものだ。


 たとえばここ2か月ほどの間に経験したナメクジの集団とのどうしようもなく非生産的な問答―、


ナメクジ「実績なんてあるんですかあ?」
―実績リストを渡しただろう。裏取りのための連絡先も渡しただろう。君の眼は節穴か。

ナメクジ「1位マネージャーって何のことですかあ?何を意味してるんですかあ?」
―君の会社には「社長賞」みたいな表彰制度はないのか。そういうことを言ってるんだけど。

私「これだけ証人がいるんだから裏取りに行ったらどうですか」
ナメクジ「裏取りって、そういうこと言われるとやる気なくなるんですよね」

私「あなたの会社の毎月1日に掲示する社是に照らしてどうなんですか」
ナメクジ「そういうこと言われると、反発しちゃうんですよね」


・・・そうなんだ。じゃああの社是は偽装表示なんだね。でもまともに怒る気も起きない。食品会社などと比べると、君の会社の仕事は社会にとってどうでもいい仕事だということだ。この県に県紙が無くなる日も近いね。こんどこの会社が社是を掲示したら笑ってやってください。


 まあ、こんなくだらないやりとりのすえ、この会社ではいまだに「NPO法人企業内コーチ育成協会と正田には何の実績もない」ということになってるらしいです。だれの目にも厳然として「ある」ものがかれらには見えないのです。意図をもってあえて見ようとしなければ、それは「ない」ことにできるらしいです。それってあれかしら、20年前被災したもんだから、「被災した可哀想なボク」の話だけ延々としてればご商売ができるから前はみなくていい、ってことかしら。


 なので、1つ前の記事にも書いたように、このナメクジさんたちは要介護になってもおしめ替えてもらわなくていいです。なんでそう飛ぶのか。


 この現象を説明する文章が少し前の記事の中にあったので再度引用すると、


 
あまり感心しないことではあるが、現実に広くみられる集団ナルシシズムのかたちが、「敵をつくる」こと、すなわち「外集団」に対して憎しみをいだくことである。・・・集団凝集性を強化する最善の方法が、外部の敵にたいする憎しみを助長することだ、とは広く知られていることである。外集団の欠点や「罪」に関心を向けることによって、グループ内の欠陥は容易に、なんらの痛みも感じることなく看過される。
『平気でうそをつく人たち』(M・スコット・ペック、草思社)


 今の近隣諸国のことを連想しそうだけれど、わたしの想像ではおそらくナメクジ坊やたちは内部ではあまり仲良くない。信頼しあいリスペクトしあうような関係ではないが、しかし顔色をうかがいあっている。だから後ろ指さされるのが怖いから、要はいじめられるのが怖いから、正しいことができない。今どきのLINEでつながって空気を読み合っている若者と、ナメクジ会社の40代のおっさん連中もご同類なのです。

 こういう人たちが正しいことを1つするのは、ものすごく大変なことなのだ。反発心が強くて、依存心が強くて、周囲との関係性でどうとでも転んでしまうから。(なお、「強すぎる反発心」は反抗期の坊やとナルシシストの特徴だ)軸がないから、こちらから見るとナメクジのように感じてしまうのです。


 やれやれ、わたしは普通以上に軸のしっかりしたうちの会員さん方を見すぎて目が変になってきてしまったのかな。


 やたらと人を「嫌い」になりやすいひとの人格の弱さ、ということでいうと、こちらの記事も参考になるかと思います

 「死」を恐れるほど「嫌い」なものが増える―『あなたはなぜ「嫌悪感」を抱くのか』

 http://c-c-a.blog.jp/archives/51838044.html


 ここからは会員さん方への呼びかけです。

 敬愛する皆さんはこのブログの「判断を歪めるものとの闘い」シリーズ―バイアス/ヒューリスティックの陥穽とその予防法―を読まれていますから、観たもの、聴いたものに誠実に、そして考えることも誠実にできる方々です。
 皆さんの挙げてこられた成果は間違いなくほんものです。だれも否定しようがありません。恐らくいずれ経営学の教科書に載るものになることでしょう。誇りをもって日々の仕事に当たられてください。


 わたしもまた、ここ数か月誠実にものを観、聴き、考えたことを記事として記録してきたことに今、感謝をおぼえます。恐らく歴史的に間違っていないことを書いてきたと。そして発表場所を提供してくださった方にも感謝いたします。



100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
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 「人口推計:若年女性、2040年半減 896自治体、消滅の恐れ 有識者団体『子育て支援を』」(毎日新聞)と、今日の朝刊各紙にはちょっとセンセーショナルな見出しが躍りました。


 それに対してわたしの正直な感想は、「ざまみろ」(ちょっと小声)というものです。

 これまで無策だったから悪い。


 各自治体、それなりに婚活を主導したりいくらかの工夫はしているのだろうけれど、問題の大きさからみたら全然手ぬるかった。おそらく一部には危機感をもった人がいても、その人たちの声は反映されなかった。その集積が「消滅」ということになる。


 そしてそれは高齢者世代への遠慮、という、力関係からしたら自然なものが作用したことだろう。要は目先のらくな方を選択してきた、易きに流れたということです。


 「日本は少子高齢化という衰退を楽しんでいるのか」(日経ビジネスオンライン・歴史人口学者エマニュエル・トッド氏インタビュー)にもあるように、


 少子高齢化という「今そこにある危機」についてここまで長年無策だった国は国際的にも例がなく、奇異にみえる存在でした。日本の問題解決能力の低さを象徴するようなことがらでした。


 生きる、生き残るとは何か、を真剣に考えないのであれば、その民族、集団は「絶滅」しても仕方がないと私は思います。


だからね、うちの団体がやってる「キャッチコピーアンケート」なんかも冗談だと思わないでほしい、特に会員さんは。

 
****


 わたしのやっている分野はこの件と関係ないともいえるし遠い関係はあるかもしれないともいえます。これまで関わった企業様では不思議とスタッフの結婚が多かった(その結果残念ながら「寿退職」もあった)


 ―人間という存在を徹底的に生理学的にみれば因果関係がみえるかもしれませんがそこまで余裕はないので―


****


 救いは、このところご連絡をとった先の方々がきわめて「打てば響く」ような回答をされたことで、


 その少し前に連絡した先の人々が急速に顧客を失っている企業にも関わらず人間とも思えないなめくじのような「ぬらぬら」した対応しかしなかった(まあ、だから衰退は必然なんですが)のに比べると、はるかにスピード感があったのでした。


 この一連の事柄もいずれオープンにすることでしょう。冗談抜きで、このなめくじのような人たちは定年退職後、誰にもおしめを替えてもらえない目に遭ってよい人たちです。そして、要介護になるのは普通より早いだろうと思います。




100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
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 NPO理事でフリーライターの山口裕史さんと25日のよのなかカフェの件で打ち合わせしました。


 山口さんとは2009年からのおつきあい。つねに温かく見守ってくださいます。


「お蔭様で年々すごい方々が入会してくれるようになりました」

頭を下げました。

「ひとつ山口さんにも伺いたいことがあって。名簿の一言コメントに『正田さんのもとに集まった皆さんと・・・』っていう言葉を書かれていましたが、そう思ってくださってありがたいなあと思う反面、ほかのかたと同様これは無力感の表れではないのだろうか?『どうせ正田さんの考えでやるんだから、ぼくらの考えは出せないんだから』ということではないのだろうか?と」


 そんなことはない、と山口さんは言われました。

「正田さんの強烈な意志、ですよね。それがあるからこそすごい人たちが集まる。私には同じことはできない。サポートすることはできる。

 考えたんですがぼくらのライターという仕事も、サポート役だと。強い意志、強い思いをもってすごい仕事をやっている人がいる。それを書くことでサポートすることがぼくらの仕事だと」


 ―「強烈な意志」という言葉は普通あまり「女性」には使われない形容ですがわたしにはしっくりくるものでした。体力はないが意志だけはある、それで生きている人間、という自覚はありましたから。


 山口さんにもう少し、「正田観」をうかがってみました。

「純粋すぎるくらいまっすぐ。もっと器用に生きたらいいのにと思うときがある」

「いつも闘っている」


 営業的につかえるフレーズかどうかはわかりませんがそうみえているというのは参考になりました。


 「純粋」「まっすぐ」は本人にとっては当たり前のことなのでやっている自覚がない。

 1つの例でいうと会社員1年目、これも書いたことがあると思いますが上司にアル中気味の部長というのがいて(その業界はそんなんばっかしです;;)ある時期までわたしのことを蝶よ花よと可愛がってくれたんですが

 ―これも誤解する人はしそうですがわたしは特定の誰かに良く思われたいわけでもなく、1年生社員の仕事をなんでも修業だと思ってかいがいしく率先してやって原稿もうまかったので自分で言うのもなんですが模範的な社員でした。可愛がられたのはあくまで結果としてついてきたことであります―

 可愛がるのが勢い余って「君は地方行きを飛ばして直接特派員で行け」「君が殺人事件の現場を見るなんて考えたくない」などとアホなことを言いだしました。

 で私は、そういう変な人事をすると絶対周囲に良く思われないし自分も力不足だし一生懸命やっても正当に評価してもらえないのがわかってましたから、断りました。するとあまり理性のない先方は怒り出してその後半年仕事を干されました。哀れ模範社員として可愛がられてたのが毎日会社へきて新聞を読むだけという、窓際社員に転落したのであります。地方へ行って特ダネ連発したのはその地獄のような半年間の日々のあとの話であります。ただ、似たような社内の不愉快なことがその後も続いて3年半で燃え尽きたわけですけど。

―その部長はその後結局アルコール関係の疾患で亡くなったとききます―


 そういうのはたぶん人様からみると「純粋」「まっすぐ」の事例にみえるのでしょうが、本人は多少悩んだけど当然のことをしたと思ってる。

 「私は未来志向という資質があるから、『未来』を軸にものを考える。特派員になりたい、という夢をもって入った女の子が、まっとうに努力して仕事の実績を積み上げて誰からも後ろ指さされないようになってから海外に行く、それがあるべき姿。それは私かもしれないし私じゃないかもしれない、後輩の女の子かもしれない。そのあるべき未来を創るためには、今の私は間違ったことをしちゃいけない、っていう感覚」


 「その『未来を考える』というのが、ぼくらにはないところですね」と山口さんは言われました。


 そういう山口さんは新聞社を辞めてフリーになってもコンスタントにいい仕事をされ、お客様から評価され、わたしにはできない仕事をしてはります。


 余談ですがわたしはそういう社内のくだらない足の引っ張り合いの世界を散々見、また今の業界に入っても似たようなことは散々見たので、「理念経営」の大事さは人一倍思っています。

 人間社会のあるところ嫉妬があり、いじめがあり、足の引っ張り合いがある。勝手な好いたはれたとか可愛さあまって憎さ百倍とか、しょもない感情がある。
 でもそれで生産性低いのがしょうがないわけじゃなくて、そういうのを超越した高いところにその会社、団体の「理念」がある。何のためにやってるのか、何のために存在しているのか。その軸をもてない人はその人が去っていい、みたいな。

 
 さて今年はNPOの例会を少し多様にしていく予定ですが、ひょっとしたら山口さんの六甲山歩きツアー、というのがあるかもしれません・・・


 25日のよのなかカフェ「幸せって何?」は、会員さんとそのご家族、正田のお友達等で12名の方がエントリーされています。定員30名だけど実質20名くらいが上限でしょうね、と思います。ご予定が決まった方、お早目にエントリーくださいね。

 お申込み・詳細はこちらから

 第40回よのなかカフェ「幸せって何?」
 http://c-c-a.jp/cafe/index.html


 
100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
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 NPO会員の林義記さんから、先日のアンケートのご回答をいただきました。

 ご存知「介護職の承認王子」、歴代の受講生さんの中で(当時)最年少だったとともに、初めて「承認」を「徳」という言葉で呼んでくださったかたです。

 ご了解をいただいてご紹介しますと、


1. 手法のキャッチコピー:
   「可能性を引き出す承認の力」
「あなたには力がある」
「承認、現代社会への処方箋」
「承認したい、されたいあなたへ」

2. 正田についてのキャッチコピー
  「承認の伝道師」
「承認マスター」
「存在そのものが承認」
「承認界のコロンブス」


です。ぱちぱちぱち。


 「あなたには力がある」 これは、1つの典型的な承認の言葉ですが、こうして例文をばんと出すのっていいですね。ホントに力がありますね。

 「承認、現代社会への処方箋」これはその通りだろうと思います。悪意たっぷりのメディアの人なんかにとってはひねりがなさ過ぎておもしろくないみたいですが、だから意地でもトレンドにしたくないみたいですが。


 正田についてのキャッチコピーのほうへ行くと「承認マスター」これは、「ポケモンマスター」を連想してしまうのは私のほうの世代でしょうか。

 「存在そのものが承認」いえ本人は結構「黒い」ですよ。なんてこと言うとまた変な詮索されてしまうかな。
 
 「承認界のコロンブス」これは、そのあとに「の卵」っていうのが来るのかな?と悩みました。たぶんそうなんでしょう。承認というお題目を唱えるのはあちこちにありますが、実際にセミナー後、よほど問題のある人でない限りみなさんが「できる」ようにしてしまうのは全国でも多分うちぐらいです。全然大したノウハウじゃないんだけど。


 林さん、どうもありがとうございます。大型連休でも1日しかないというお休みの日に送ってきてくださいました。


****


 本当は、このアンケートの件ではわたしは師匠の森川さんに「キャッチコピーは難しいわよ〜、長年マーケティングをやってきた私でもコピーは広告代理店にお願いするわよ〜」と笑われたのでした。

 だから会員の皆さま、もしできなくても気になさらないでください。でも皆さんがどう感じていらっしゃるのか知りたい、というのはあります。(本当は承認されたいんじゃないだろうか) あとまじめな話、当協会プラスわたしとしてのポジショニングをどうするかで悩んでいます。


****


 さて、篠山の原田局長に指摘された「女らしく学者のように」という変なキャラ設定については、その後思うところがありました。


 当協会の研修・講演では、「セロトニントランスポーター遺伝子(5−HTT遺伝子、不安遺伝子)」のような、理系の知見をご紹介する場面が割とようさんあります。それはどなたかに「珍しいですね」と言われたことがあるんですが、

 
 そういうときどういう口調で説明するか、というのを考えたすえ、理系の研究者さんが一般向けの講演をするところに足を運びました。はい、iPS細胞の山中教授のお弟子さんの高橋和利講師とか、ポーアイと和光市の理研の一般公開講座なんかもききにいきました。

 そこで、理系の研究者さんが説明をされるとき、一般向けですから研究全体の流れを言ってそこに自分自身の研究の話をからませる、という流れになりますよね。その「研究全体の流れ」いわば先行研究の部分については、自分がやったことじゃないわけですからわたしと立場はいっしょなわけです。その部分をどういう口調で話すか。


 すると、「自分の外側にある客観的普遍的真実」を話すときの口調、というのは大体決まってきます。とりわけ理系の人というのは、わざとらしく誇張した話し方はしません。「淡々と」というしかないんだろうか、大きな抑揚のない、誠実な口調で話します。(オボちゃんはそこへ行くとちょっと変です。それは余談)

 これだ、あたしもこれでいこう、と思ったわけですね。

 騙しのテクニックというんじゃないんですよ。だれも否定しようのない客観的真実を、どうやってそのまま真実として聴き手のかたに受容してもらうか、というとき、科学者のしゃべり方が一番適切だ、ということになったわけです。


 えっ、ずるいですか?でもその結果みなさんが「1位」になってるんだから、いいじゃないですか。なーんてね。聡明なマネージャーのみなさん騙されたわけじゃないんですよ。


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 介護福祉施設の相談室室長である冒頭の林義記さんは、去年施設内の新人研修を担当され「離職者ゼロ」の成果を出されたあと、「今年は中堅を対象に研修をします」と言われました。入所3年以上の現場の中堅に離職が続いて出て、悩まれていたとか。

 低い報酬、きつい仕事、そろそろ結婚を意識するような時期につい介護の仕事に見切りをつけて・・・と、なりがちな介護の現場の中堅にも、「相互承認を取り入れた研修をして離職を防ぎたい」。

 よのなかカフェ「幸せって何?」でお話いただく内容にも触れそうですが、介護という仕事の制約にどう立ち向かい離職を防ぐか。報酬面も正直何とかしてほしい気持ちはあるものの、林さんのチャレンジを応援したいものです。



100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
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 『脳のワーキングメモリを鍛える!―情報を選ぶ・つなぐ・活用する―』(トレーシー・アロウェイ他、NHK出版、2013年12月)を読みました。

 
 「あたまを良くする本」です。一昨年流行った意志力とも「認知的負荷」を話題にするときなどにかぶります。

 さて、新たな概念ワーキングメモリとは。


 「ワーキングメモリとは、情報を処理する能力である。もっと正確にいえば、意識して情報を処理すること」と本書。さらに、わたしもしばしば混同していたのですが、ワーキングメモリ≠短期記憶であるとも。短期記憶は、情報を覚える能力。いっぽうワーキングメモリは、その情報を短期間覚えているだけでなく、その情報でなんらかの作業ができるようにする

 「ワーキングメモリはいわば脳の指揮者のようなものだ」。


 べつのところでは、記憶は図書館のようなものでありワーキングメモリは司書で、蔵書を検索して取り出してくれる、ということも言っています。アルツハイマー型認知症ではワーキングメモリと記憶両方がやられるので、司書もダウンしたし蔵書もボロボロ、という状態なのだと。このたとえはわかりやすいですね。


 そういうワーキングメモリに関連する脳の部位とは、・前頭前皮質(電気信号を受け取る、各部位に思考を送る)、・海馬(記憶をつかさどる)、・扁桃体(感情をつかさどる)、・頭頂間溝(数学知識をつかさどる)、・ブローカ野(言語をあやつる)だそうです。


 日常生活でワーキングメモリが果たす役割とは
・情報に優先順位をつける
・重要なものごとに集中する
・ものごとをすばやく考える
・賢くリスクを冒す
・勉強をスムーズに進める
・個人的な判断をくだす
・新たな環境に適応する
・モチベーションを維持し、長期的目標を達成する
・切迫した状況でもポジティブでいられる
・自分のモラルに従う
・すぐれたスポーツ選手になる
だそうです。

 ・・・ここまで読み進めてわたしはつい、これらの分野で「強い」人たちとほとんどこれらを仕事で必要としない人たちのことを思い浮かべてしまいました。はい、こうした人たちは話していても感触が天と地ほどの違いがあります。もちろん「強い」人たちのほうがお話していて楽しいです。


 情報の洪水、目先の誘惑、時間に追われる状況、ストレス、退職、痛み、恋愛、コンピューターゲーム、喫煙、過食などはワーキングメモリを損なう原因になります。恋愛は、男性にとって会話をリードしなければならないというプレッシャーになりますから負荷なのだそうです。それはお気の毒に。

 
 本書によれば、ワーキングメモリは意志を実行する力に大いに関わっており、

・体内の情報―ホルモンのレベル、機嫌、感情、さまざまな器官からの情報
・体外の情報―五感によって伝達される絶え間ない情報の流れ
・根源的システムの情報―わたしたちが縛り付けられている言語、記憶、価値観、文化、倫理観、法律などの情報

を瞬時に統合して判断していると言います。


 ワーキングメモリが弱いばあいは、これらのうち最初の「感情」だけを優先してしまい「感情的」に反応してしまうかもしれません。とりわけ「恐れ」に支配された形で決断してしまうかもしれません。


 その他興味深かった記述は、


・ワーキングメモリと幸福感の関係。ワーキングメモリを要する課題をおこなっている被験者の脳ではセロトニンが放出されていた。

・瞑想実験(れいの8週間のやつ)の被験者はワーキングメモリテストの成績も向上していた

・反すうする傾向のある人は鬱になりやすいかというと、実験ではそうはならなかった。強いワーキングメモリをもつ人は、反すうする傾向のある人でも鬱になることを防止する(正田はたぶん反すうする傾向のあるほうの人だと思う…)

・選択肢が多すぎるとワーキングメモリに過負荷がかかり、さまざまな悪影響が及ぶ。子どもをお稽古ごとなどに駆り立て学校の勉強以外の活動を増やしすぎると成果が上がらないことがわかっている。学校外の活動は絞り込み、集中させてやること。

・重要な問題に本気で取り組まないでいるとワーキングメモリが蝕まれる。問題から逃げないで立ち向かったほうが良い。

・「心の理論」にもワーキングメモリが欠かせない。他人視点で考えてみることができないのはワーキングメモリ不足のせい。

・自閉症の人だと、言語を発するときに必要な情報の一部を見落として発言している。

・フェイスブックはワーキングメモリを強化する役割を果たす。フェイスブック使用歴1年以上の人は、1年未満の人よりワーキングメモリテストの成績が良い。特に友達の投稿をチェックする活動が良い影響を与えるとみられる。もちろん中毒になるのはダメ。

・ワーキングメモリは20代を通じて発達を続け、30代でピークを迎える。40代では衰弱が始まり、30代の時と比べて処理できる情報が2割減る。

・高齢者では、「埋め合わせ」がおこなわれる。ワーキングメモリ課題をおこなっているあいだ前頭前皮質の左側が活性化しており、それまでに蓄積してきた知識を有効活用していた。

・退職者の脳は急速に鈍くなる。引退の時期が遅くなればなるほど、認知機能の健康を保つことができる。

・ワーキングメモリが強い人は痛みから気をそらすのが上手だ。ワーキングメモリの弱い人は痛みにより集中力が低下した。

―正田注:ナルシシズム関係の本にナルシは痛いだの寒いだの体の感覚を声高に訴える、と書いてあるがこうした人たちはワーキングメモリが弱いのだろうか


・文章と思考能力とアルツハイマー型認知症になりやすさの関係。修道女を対象にした大規模な調査で、本人の日記をみたとき単純な文章で書いてある人はアルツハイマーになりやすかった。複雑な文法の文章は思考力の密度の高さを示し、こうした文章を書く人はアルツハイマーになりにくかった。

―ブロガー正田にはちょっと嬉しいニュース。文章を書くことがワーキングメモリを鍛えることにもつながるそうです。


・また「無症候性アルツハイマー」というカテゴリもあり、これは海馬にアミロイド斑や神経原線維のもつれといったアルツハイマーの特徴が出ているのに症状が出ていなかった人。こうした修道女は海馬の神経細胞1つ1つが普通の人の3倍も大きくなっており、ワーキングメモリの強い人はそうしたやり方でアルツハイマーに対抗していたとみられる。細胞が拡大する現象は90代、100歳になっても続いた。なんかすごいですね。

・生産性を上げたいのなら、スマホの電源を切りなさい。週に1度「スマホ休日」をとる実験では、社員は以前より仕事にやりがいを感じるようになり、生産性が上がった。つねに情報が流れてくる状況では、ワーキングメモリにつねに負荷がかかっている。

・リズムを意識する、外国語を学習するなどもワーキングメモリを強化する

・数独が得意な人は苦手な人より50%もワーキングメモリが強い

・任天堂の脳トレゲームでワーキングメモリが強化されるという証拠は得られていない

・ワーキングメモリを強化する食べ物は、乳製品、赤身の肉、フラボノイド、DHA。

・その他強化するものとして、節食、断食、ペパーミントとローズマリー、カフェイン、糖

・睡眠不足はワーキングメモリの大敵。成人では、睡眠不足のとき扁桃体が活性化し感情的な反応を起こしやすかった。

・整理整頓。乱雑な状態はワーキングメモリに負荷をかける。

・ランニング、とくに裸足ランニングはワーキングメモリ強化に良い。それ以上にアウトドアで本能のままに身体を動かすとワーキングメモリは向上する。道でない道を歩く、木登りをするなど。

・ニコチン、マリファナ、アヘンはワーキングメモリを悪化させる。





 抜き書きは以上です。
 本書についての不満はワーキングメモリについてあまりにも多くの要素を盛り込んでいるので、ほんとにそれを1つの概念で言っていいのか?と疑問をおぼえることです。一括で「頭のいい人」と言ってしまっていいのか。でもまあ経営者さんなどで、確かにこうしたものが一括して「強い」人はいらっしゃいますね。


 れいによって、途中で「瞑想の効用」が出てきますので(瞑想なんにでも効くなあ)、「それ承認で代替できるんじゃね?」と心の中でツッコミが入ります。普通に考えても、「承認」は他人の良い行動をおぼえておいてそれを言うという、ワーキングメモリを要する行動なので、鍛えるはたらきはあるでしょう。体感的に「承認ワールド」の人は色んな意味であたまがいいと思います。また前半部分の「ワーキングメモリの役割」のところで言っている機能は、いずれも承認をふくむ「コーチング」で強化できると思います。


あ、それからまた不遜発言なのですけれどもこのブログを日常的に読む習慣があるひとも、読みだす前よりワーキングメモリが向上してアルツハイマーになりにくい脳になってるかもしれないです。。
 


100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp

 会員様や過去の受講生様にまた新しくアンケートにご協力いただいています。

 今回のお題は「キャッチコピー」です。

 1.当協会の教育/手法 2.正田さん/正田先生 について、どんな形容や代名詞(キャッチコピー)がついていると、あなた自身は「受講したい」「この人から学んでみたい」と思われますか?という設問。


 背景を言いますと、「教育研修に一般に期待される品質・成果をはるかに超えてしまっている」ために、営業が難しくなっており、従来「ナルシシズム」を受講生様にも自らにも厳しく規制してきた当協会も、さすがに少しナルシスティックなキャッチコピーをつけざるを得ないかな、という段階になっているのです。「12年、1位マネージャーをつくってきました」というのは、事実ではあるけど誰もそんなこと期待してないし。営業ってナルシスティックじゃないとだめみたいです。


 そこでトップバッターで登場されるのがおなじみ、篠山市商工会の原田局長以下、研修を受講された課長・課長補佐など6名の皆さん。お願いしてからわずか2日でご返送くださいました。

 
 力作ぞろいのキャッチコピーをどうぞご覧ください―

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◎当協会の教育/手法について

・組織はミドルマネージャーの育成がカナメ
・「承認の手法」は人材育成の魔法級
・承認で育む「部下育成力」
・気づかれず浸透する「承認」の魔力
・使ってわかる「承認」の効果

【コメント】まずは正攻法のコピー、さすが局長でございます。(^O^)
「魔法」「魔力」という言葉にわたしなどはだまされないぞっと思いますが
実際に使ってくださったかたの実感だと思うと有難いことです・・・
「気づかれず浸透する」というのは、「知らないうちに1位」を達成された篠山市商工会さんなので真実味があります


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あなたは相手の立場や行動を認めて(承認して)いますか?
自分では出来ているつもりになっていませんか。
簡単なようで意外とむずかしい承認の技法。でも一度取得すればどんな場面にでも使え、正に「鬼に金棒」です。社内のコミュニケーションを円滑にし、社員のモチベーションはみるみる向上します。
そんな魔法のような承認の技法を、カリスマ承認トレーナー正田佐与が伝授します。


【コメント】慎重派の若狭課長、出だしは初学者のかたに語りかけるように始まりました。うまい!!しかし最後に「魔法のような」「カリスマ承認トレーナー」と力強く出ていただきました。カリスマって自分ではよう使わん〜〜 そういう触れ込みで実際に会うとしょぼい人間だったら、どんな感じがするでしょうね・・・、(;^ω^)こらこらそんなこと書くな。今回の狙いの1つは「自分ではよう使わん」フレーズをみなさまだったら使うか?どう感じるか?ということでございます なのでとてもありがたいです
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☆今話題の!!
 キャリアビジネスWOMAN正田佐与に学ぶ
 『承認の手法』でみるみる企業力UP!
 
☆働く女性の頼れる人材育成カリスマお姉様 コーチ正田佐与
 〜承認の手法を取得して、女性の働きやすい職場環境へ〜

※働く女性が増えてきた中で、女性の多い職場には何かと問題がつきもの・・・
 綺麗な正田先生の指導で働く女性の環境をより良いものにして頂きたい。
 『女性』というキーワードが、企業の女性講習会担当者などにひっかかるのでは??

☆正田コーチの『愛ある承認』
 〜心を軽くして、耳を傾けてみませんか。きっと企業は変わるはず!!〜

☆人っておもしろい!! 承認を知ることで企業は変わる!
 〜業界トップマネジメントビジネスコーチ正田の職場コミュニケーション術〜


【コメント】このかた自身もキャリアウーマンでございます。とろい私などをカリスマお姉様と呼んでくださってありがとうございますm(_ _)m 「女性」は近年1つのテーマにしております 男性、女性どちらでも承認たいせつですよね! 伸びるのは(部下では)男性より女性のほうが顕著に伸びます
「女性活躍推進」が絵に描いたモチにならないために「承認」は必須の手法だろうと思います 
「人っておもしろい!!」はとっても実感がこもっていて、「承認」を実践された方ならではでございます。


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・社員が目標を意識できるようになる奇跡のような承認の手法
・ヤル気スイッチを見つけ出せるようになる奇跡のような承認の手法
・想いを伝えられるようになる奇跡のような承認の手法


【コメント】これは、アンケートの質問文にくっつけた例示の文に「○○を××できるようになる奇跡のような承認の手法」としているのでそのまま使ったなぷぷぷ。「目標を意識できるようになる」いいですね〜。うちの協会内部で話すのですが目標達成をウリにする手法は世間に色々あるのですが、実は多くの日本人では「質問法」よりも「承認」のほうが自然に目標を意識でき、それはセミナーで人工的に植えつけた目標よりも無理なく働くようなのですね。あとヤル気スイッチもその通りですが最後の「想いを伝えられるようになる」これも実際たぶんそうなので、ざぶとん1枚です。


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・業績向上率 もしくは 組織改善率 99%!!奇跡のコーチング
・伸びる組織(企業)は承認が違う!


【コメント】先方さんの業種(企業/組織)によって求めることが違うので意識して言いかえをしてくださってますねすばらしい。はい、ここはいつもわたしも悩むところです。ひとくちに言ったほうが語呂がよいのに、ひとくちでいうとそれに当てはまらないところからクレームが来てまう。「99%!!」という言い方はわたしの語彙になかったのでありがたい。やっぱりこういう表現が魅力でしょうか。


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・従業員すべてをやる気にさせる承認の方法
・ますます業績が上がる承認の方法

【コメント】これは課題ですね・・・^^

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◎正田さん/正田先生について


・おどおどしながら真髄を突く正田先生
・知識と経験を女性らしく学者のように吹き込む正田先生
・正田の3S〜承認・信頼・佐与の真心〜
・正田コーチのエースをねらえ!


【コメント】局長〜〜「おどおどしながら真髄」が可笑しくてざぶとん2枚です。その次のはわたしの変なキャラを正確に言ってくださってますね。よく研修担当者さんは商談でのわたしを見て「この人で講師大丈夫?」って思うらしいですけど辛うじてつとまってます。まあ大きくキャラは変えず、一応講師だから研修ではそこそこ大きな声は出します。しゃべりは平板です。最後のは世代を感じますね。

-------

☆企業の未来に夢を発信し続けるトップランナー
☆人を育てる・人を認める・人を繋げる・人の架け橋
☆人材育成のカリスマ美人コーチ
 〜一度は管理職もいじられてみたい!!〜


【コメント】美人ゆうてくださるのはやっぱり女性らしい配慮ですね〜〜「一度は管理職もいじられてみたい」てゆうのは、ほんとに使うかどうかわかりませんが研修担当者の方がおそらく想像つかないけど真実な部分なので貴重なフレーズです。(男性管理職諸氏はなんていうかな?)「未来」てゆうのは、確かに未来志向の強みはあります。ただ研修「後」の状態があまりに未来チックなことになって、研修「前」には絶対想像つかないようなことになるので営業トークでお伝えしづらい。わずか数か月後にそうなるんですが・・・、

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「また会いたくなる」
「何でも話せる」

【コメント】またお話しましょうね(^^)/

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・ポジティブ調教師
・ヤル気の伝道師

【コメント】「師」がつくと、職人気質を言い表してくださってますね。調教師ってムチ持ってそうでんがな〜〜(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

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・いつもニコニコやさしい先生
・言葉の魔術師

【コメント】そんなにやさしかったですか?局長には結構厳しかったんじゃないかと・・・(^^;;)

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以上


 篠山市商工会のみなさま、お忙しい中、変なご依頼にこころよくお応えいただきありがとうございました。

 一応お笑いバージョンの記事としてご紹介しておりますがみなさまの優しさいたわりが身にしみております。
 またきっとお会いしましょうね!!

 
 管理職のかたって基本「上から口調」とか「ナルシシスト」の先生は嫌いだとおもいますが、管理職のかたに直接営業するわけではないので、間にどうしても「商談」のプロセスが入ります。するとそこには・・・、


 さあ営業資料どう作りかえようかな〜〜。



100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp



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