1つ前の記事は思い切り業界内幕話の「ぼやき」だったので誰からも相手にしてもらえないかも、と思っていたらフェイスブックで1人の真摯なお友達(研修業界の人ではない)から「シェア」していただいたほか、研修講師のお友達からは
「自分も今月2件のご依頼を『ごめんなさい』した」
とコメントいただき、確かに今年の傾向としてあるのかもしれないそういう「変なご依頼」が、と意を強くしました。
この研修講師のお友達(名は秘す)は、「こうしたタイプの(例えば「コーチング2時間セミナー」とかの本来物理的に無理な)ご依頼は、
「部品の代わりに教育を商材にしただけ、になっている研修会社の営業」
「受講者の能力を冷静に把握していない主催者側の担当」
から生まれる、と分析しており、至言と思いました。
「部品の代わりに教育を商材」って、鋭いですよね。
この仕事を2001年からですからもう13年やっていまして、世間の大勢と自分は認識がずれているんだろうか、というのは、
こうした研修商品を売り買いする立場のひとたちは、「コーチング」を1年交代の消耗品のように思っていて、ブームのときはめちゃくちゃな売り方買い方をして、飽きられたり効果がないと思われたら「次」へいけばいいと思っている。
ところが、「12年、1位マネージャーを作ってきました」というとおり、実際にやり続けたら各種コンサルティング商品・研修商品の中でも最高レベルの結果を出してしまうのが「(当社方式の)コーチング」であり、いわばコンサルティングや研修の中の最高級品であり流行に左右されず不動の地位にあるべきものです。リーダーシップの主要な基幹部分を構成するものです。(そういう常識的なことがわからないから、コンサル会社さんって嫌い)
12年も結果を見続けたらそう言ってかまわないでしょう。
だから、結果を出せないような研修デザインではやりたくない。なぜなら受講生が可哀想だから。当社方式でいちど失敗したらにどと恩恵を受けられないから、そのひとたちが。
それはわたしの傲慢ではない、人道上の判断です。すみません。
「2時間セミナー(1回こっきりの)」を導入するという選択をするひとは、まずは1回それやってみて、「できるようにはならんなあ」というのを経験し、「コーチングってダメじゃん」と思い、
数年とか10年たって、世間には本当に有効なコーチングというジャンルがある、その場合は思い切った研修時間をとらなければならない、ということを学習して、はじめて「ほんものの研修」を導入してみよう、と思うのでしょう。
「2時間セミナー」は失敗して学習するためのステップなので、それは「ほんもの」に特化している当社が担当するところではありません。コンサルティング会社の、あまり高く評価されていない1商品としてのコーチングをやっている若手講師さんが早口でされたらいいです。「2時間舞妓さん体験」とか「2時間野球体験」みたいなものです(その手の「どうでもいいもの」じゃないのにね)。
ちょっと会員さんへの「言い訳」になってるかもしれないなあ。
ただ、本県内の事業所さんにはなるべくそういう数年がかりの回り道はしないでいただきたい、と思っています。地元愛ですから。
****
また新しい知見がいろいろ出ていて、たとえば
「一人前になるには1万時間必要」は誤りだった! たった20時間で新たなスキルを身につけられる4つのコツ
世間の「一人前になるには1万時間必要」という誤解はどうしてつくられたか、という解説がおもしろい。
「そこそこのレベル」になるためだったら20時間で十分、と主張しています。
これは当協会が国際コーチ連盟(ICF)の考え方となじまないからICF資格を重視しない、と言ってるのとも関連します。当協会の基礎コースABCは全部受けてもわずか計36時間で、かつほとんどの人は「承認」をふくむ「基礎A」12時間だけで十分職業生活がうまくいってしまいます。篠山市商工会の管理職の皆さんで13時間(+ワールドカフェ2回)です。
もうひとつ、わたしの最近のお気に入りの物質「オキシトシン」について、「意志力」で有名になったケリー・マクゴナガル教授が新たな知見を披露しています
「ストレスが身体に悪い」は大ウソ! 健康心理学者が語った、本当は怖くないストレスの話
このタイトルはちょっといかがなものかなぁ。。引用しておいて言うのはなんですが、本当に有害なストレスはやっぱりあると思いますが。
ただまあ、個人的にはここ数年公私ともつらい喪失体験続きだったのだが何とか持ちこたえて生きているところをみると、ある心理状態とか活動を継続しているとそれはストレスと拮抗する力があるのだろう。さあそれは何でしょう、みたいな方につい考えます。
あ、でもセクハラは執念深くおぼえてますから、しないでくださいね。
最近はまた、某有名大学の某有名教授(2つ前の記事に出てくる人とは同じ大学の別の人)に「コーチングなんかより便所掃除セミナーしたら」と言われたことを思い出してしまい怒りをあらたにしましたね。ほんと、大学の先生って碌なこと言わない。自分のバカまるだしのくだらないこと言ってるのに、「ちょっとうまいこと言った」みたいに勘違いしてる。ストレス耐性はあるけれど恨みは恨みですから。
(補足すると当社方式のコーチングから便所掃除に乗り換えて業績ガターンと落ちた人いましたけど、だから便所掃除がちょっとよさげに見えるからってそれ単独では限定的な効果しかないんですけど、承認コーチングと並列でとらえられるものではないんですけど。)
100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp
「自分も今月2件のご依頼を『ごめんなさい』した」
とコメントいただき、確かに今年の傾向としてあるのかもしれないそういう「変なご依頼」が、と意を強くしました。
この研修講師のお友達(名は秘す)は、「こうしたタイプの(例えば「コーチング2時間セミナー」とかの本来物理的に無理な)ご依頼は、
「部品の代わりに教育を商材にしただけ、になっている研修会社の営業」
「受講者の能力を冷静に把握していない主催者側の担当」
から生まれる、と分析しており、至言と思いました。
「部品の代わりに教育を商材」って、鋭いですよね。
この仕事を2001年からですからもう13年やっていまして、世間の大勢と自分は認識がずれているんだろうか、というのは、
こうした研修商品を売り買いする立場のひとたちは、「コーチング」を1年交代の消耗品のように思っていて、ブームのときはめちゃくちゃな売り方買い方をして、飽きられたり効果がないと思われたら「次」へいけばいいと思っている。
ところが、「12年、1位マネージャーを作ってきました」というとおり、実際にやり続けたら各種コンサルティング商品・研修商品の中でも最高レベルの結果を出してしまうのが「(当社方式の)コーチング」であり、いわばコンサルティングや研修の中の最高級品であり流行に左右されず不動の地位にあるべきものです。リーダーシップの主要な基幹部分を構成するものです。(そういう常識的なことがわからないから、コンサル会社さんって嫌い)
12年も結果を見続けたらそう言ってかまわないでしょう。
だから、結果を出せないような研修デザインではやりたくない。なぜなら受講生が可哀想だから。当社方式でいちど失敗したらにどと恩恵を受けられないから、そのひとたちが。
それはわたしの傲慢ではない、人道上の判断です。すみません。
「2時間セミナー(1回こっきりの)」を導入するという選択をするひとは、まずは1回それやってみて、「できるようにはならんなあ」というのを経験し、「コーチングってダメじゃん」と思い、
数年とか10年たって、世間には本当に有効なコーチングというジャンルがある、その場合は思い切った研修時間をとらなければならない、ということを学習して、はじめて「ほんものの研修」を導入してみよう、と思うのでしょう。
「2時間セミナー」は失敗して学習するためのステップなので、それは「ほんもの」に特化している当社が担当するところではありません。コンサルティング会社の、あまり高く評価されていない1商品としてのコーチングをやっている若手講師さんが早口でされたらいいです。「2時間舞妓さん体験」とか「2時間野球体験」みたいなものです(その手の「どうでもいいもの」じゃないのにね)。
ちょっと会員さんへの「言い訳」になってるかもしれないなあ。
ただ、本県内の事業所さんにはなるべくそういう数年がかりの回り道はしないでいただきたい、と思っています。地元愛ですから。
****
また新しい知見がいろいろ出ていて、たとえば
「一人前になるには1万時間必要」は誤りだった! たった20時間で新たなスキルを身につけられる4つのコツ
世間の「一人前になるには1万時間必要」という誤解はどうしてつくられたか、という解説がおもしろい。
「そこそこのレベル」になるためだったら20時間で十分、と主張しています。
これは当協会が国際コーチ連盟(ICF)の考え方となじまないからICF資格を重視しない、と言ってるのとも関連します。当協会の基礎コースABCは全部受けてもわずか計36時間で、かつほとんどの人は「承認」をふくむ「基礎A」12時間だけで十分職業生活がうまくいってしまいます。篠山市商工会の管理職の皆さんで13時間(+ワールドカフェ2回)です。
もうひとつ、わたしの最近のお気に入りの物質「オキシトシン」について、「意志力」で有名になったケリー・マクゴナガル教授が新たな知見を披露しています
「ストレスが身体に悪い」は大ウソ! 健康心理学者が語った、本当は怖くないストレスの話
このタイトルはちょっといかがなものかなぁ。。引用しておいて言うのはなんですが、本当に有害なストレスはやっぱりあると思いますが。
ただまあ、個人的にはここ数年公私ともつらい喪失体験続きだったのだが何とか持ちこたえて生きているところをみると、ある心理状態とか活動を継続しているとそれはストレスと拮抗する力があるのだろう。さあそれは何でしょう、みたいな方につい考えます。
あ、でもセクハラは執念深くおぼえてますから、しないでくださいね。
最近はまた、某有名大学の某有名教授(2つ前の記事に出てくる人とは同じ大学の別の人)に「コーチングなんかより便所掃除セミナーしたら」と言われたことを思い出してしまい怒りをあらたにしましたね。ほんと、大学の先生って碌なこと言わない。自分のバカまるだしのくだらないこと言ってるのに、「ちょっとうまいこと言った」みたいに勘違いしてる。ストレス耐性はあるけれど恨みは恨みですから。
(補足すると当社方式のコーチングから便所掃除に乗り換えて業績ガターンと落ちた人いましたけど、だから便所掃除がちょっとよさげに見えるからってそれ単独では限定的な効果しかないんですけど、承認コーチングと並列でとらえられるものではないんですけど。)
100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp