胸を打たれる研修の風景でした。
29日、東京・江戸川区のベーカリー「リヨンセレブ」(株式会社牧)の店長様、リーダー様方に「承認研修」をさせていただきました。
確信をもって研修を企画された同社の牧田雄治社長・飯田万里子マネージャーのもと、12名の受講生様に事前に拙著『行動承認』をお配りいただきました。
そして研修開始前に「アイスブレイク」として受講生様1人1人からの発声があり、
そのごあいさつから、配られた拙著に皆さんしっかり目を通されていたことがわかりました。中には既に職場で始めて手ごたえをつかみつつある、という方も。
それも「皆さん、ご挨拶を」と飯田GMが促すと、指名されるのを待たず端から順番にでもなく、自発的にどんどん手が挙がり発言されるのでした。会社でこんなの見たことない、大人の学校をみるよう。良い会社は学校に似ているのです。
それから4時間。
「承認」のすべてのプログラムの最後の実習では、やはりこのうえなく真摯に皆さん取り組まれ、「本番」をイメージした形で実習されているのが伝わりました。
質疑の時間にもまた多くの手が挙がり、質の高い実践的なご質問が出ました。
締めくくりもまた、お1人お1人からのご挨拶があり、ここでも指名されるでもなく自発的に手が挙がりました。
****
株式会社牧では、前社長(会長)の時代から、「職人になるな。管理職であれ」との号令のもと、パートの販売職の人から店長になる流れをつくり、このたびのご参加者も約半数は女性店長です。中には、2歳の保育園のお子さんのいる女性店長も。凛とした人、優しいフンワリした人、分析型系の人、どの人もとても有能そう。
「彼女たちも予算をきっちり立てますよ。月の途中で予算に届かなさそうだとわかると知恵を絞って色んなイベントを打ってきます」と牧田社長。飯田GMもパート出身です。
ベーカリー業界では例外といっていいくらい人材育成に力を入れる同社では、一昨年より牧田社長、飯田GMがコーチングを学ばれ社内で店長たちを対象にコーチングし、冒頭のような自発的に発言し、考え行動する文化をつくってきました。でもあと一歩足りない、というとき牧田社長が『行動承認』に出会われました。
牧田社長によると当初は本を読んでも「こんなこと(承認)到底できない」と思われたそうですが、当協会にコンタクトをとられて史上初の「メールサポート」を受け、「宿題」のやりとりもすると、ちゃんとできるように。できた結果、困っていた人間関係が劇的に改善、その後飯田GMも本を読んで「承認」に取り組まれ、やはり店長やスタッフたちの変容につながったそうです。
「こんな単純なことが、こんなに多くの問題解決につながるとは」
牧田社長は言われ、正田は
「ありがとうございます。わたしもひそかに『すごく単純ですごく役に立つ良いものをみつけた』とうぬぼれているんですが、お客様からそう言っていただくのは初めてで、嬉しいです」
と頭を下げました。
飯田GMからは、あるスタッフに最近投げかけた「承認」の言葉をきかせていただきました。
以前から関係がこじれ、ほとんど「絶体絶命」だった個人面談で、飯田GMが言った言葉。
「あなたを数年前の面接で『すばらしい』と感じて採用した私の気持ちは今も全然変わっていません。あなたを信頼しているし、認めています。あなたの今からの3年間を私にください。絶対あなたに満足してもらえる会社にしてみせるから」
そこまで言うと、スタッフからはもう不満は出なかったそうです。
飯田GMの渾身の承認。
「正田先生のご本のお蔭で承認ができました」
そういう飯田GM。いえいえそこまでウルトラC級の「承認」は、あの本では想定していなかったんですけれど。きっかけぐらいは、作って差し上げられたでしょうか。
こころのエネルギーが高くまっすぐな飯田GMの人柄を載せた「承認」。
「承認ワールド」の英雄列伝に、また女性マネジャーが1人名を連ねてくださったのでした。
****
翌30日朝、リヨンセレブ鹿骨(ししぼね)店を牧田社長のご案内でご訪問させていただきました。
朝9時、ぴかぴか輝く焼き立てパンが店の棚にずらり並び、そしてその時間にもかかわらずお客様がどんどん入ってこられます。パンはカレーパン100円をはじめ1個100〜200円と、神戸の有名店に比べれば庶民的なお値段。でも試食でいただいてみると、外側カリッ、中はモチッ、だったり、コロッケパンはミンチが具だくさんに、明太フランスは明太子と海苔のふくよかな香りが。製法に独特のこだわりがあちこちにあり、粉も独自の「リヨン粉」だったりミキシングの工夫ですばらしい香りを出したりするそうです。
お客様は近隣からも遠方からも来店され、両手にパンの詰まった大きな袋を2つ下げて帰られる方が多い。「夏はパンが売れなくて」というのが嘘のよう。月商1000万。
きのう受講された小林店長と中村トレーナーが抜群の笑顔で挨拶してくださいました。
「次回も楽しみにしています」
「その前に宿題、楽しみにしていますよ」
お店のイートインコーナーで沢山の種類の焼き立てパンを少しずつ切り分けて試食させていただいたのはちょっと王侯貴族、「セレブ」のような気分でございました…。
鹿骨店の皆様、牧田社長様ご馳走さまでした!!
****
「私は自己懐疑と自信の間を揺れ動いています」
とこの日なんどか言いました。
「これまで研修のお客様が出してくださった成果が、あまりに凄すぎて、『これは全部妄想なのではないか』『自分は妄想の中を生きているのではないか』と思う自分。
お客様が『そうではないよ、あなたの研修導入後こんないいことが起こったよ』と言ってくださって、『そうかやっぱり全部現実だったのか』と自信を取り戻す自分。
その両方の間を揺れています。
自信を持っている自分が優勢になったらどんな傲慢な嫌な人間になるだろう、と思います」
29日、東京・江戸川区のベーカリー「リヨンセレブ」(株式会社牧)の店長様、リーダー様方に「承認研修」をさせていただきました。
確信をもって研修を企画された同社の牧田雄治社長・飯田万里子マネージャーのもと、12名の受講生様に事前に拙著『行動承認』をお配りいただきました。
そして研修開始前に「アイスブレイク」として受講生様1人1人からの発声があり、
そのごあいさつから、配られた拙著に皆さんしっかり目を通されていたことがわかりました。中には既に職場で始めて手ごたえをつかみつつある、という方も。
それも「皆さん、ご挨拶を」と飯田GMが促すと、指名されるのを待たず端から順番にでもなく、自発的にどんどん手が挙がり発言されるのでした。会社でこんなの見たことない、大人の学校をみるよう。良い会社は学校に似ているのです。
それから4時間。
「承認」のすべてのプログラムの最後の実習では、やはりこのうえなく真摯に皆さん取り組まれ、「本番」をイメージした形で実習されているのが伝わりました。
質疑の時間にもまた多くの手が挙がり、質の高い実践的なご質問が出ました。
締めくくりもまた、お1人お1人からのご挨拶があり、ここでも指名されるでもなく自発的に手が挙がりました。
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株式会社牧では、前社長(会長)の時代から、「職人になるな。管理職であれ」との号令のもと、パートの販売職の人から店長になる流れをつくり、このたびのご参加者も約半数は女性店長です。中には、2歳の保育園のお子さんのいる女性店長も。凛とした人、優しいフンワリした人、分析型系の人、どの人もとても有能そう。
「彼女たちも予算をきっちり立てますよ。月の途中で予算に届かなさそうだとわかると知恵を絞って色んなイベントを打ってきます」と牧田社長。飯田GMもパート出身です。
ベーカリー業界では例外といっていいくらい人材育成に力を入れる同社では、一昨年より牧田社長、飯田GMがコーチングを学ばれ社内で店長たちを対象にコーチングし、冒頭のような自発的に発言し、考え行動する文化をつくってきました。でもあと一歩足りない、というとき牧田社長が『行動承認』に出会われました。
牧田社長によると当初は本を読んでも「こんなこと(承認)到底できない」と思われたそうですが、当協会にコンタクトをとられて史上初の「メールサポート」を受け、「宿題」のやりとりもすると、ちゃんとできるように。できた結果、困っていた人間関係が劇的に改善、その後飯田GMも本を読んで「承認」に取り組まれ、やはり店長やスタッフたちの変容につながったそうです。
「こんな単純なことが、こんなに多くの問題解決につながるとは」
牧田社長は言われ、正田は
「ありがとうございます。わたしもひそかに『すごく単純ですごく役に立つ良いものをみつけた』とうぬぼれているんですが、お客様からそう言っていただくのは初めてで、嬉しいです」
と頭を下げました。
飯田GMからは、あるスタッフに最近投げかけた「承認」の言葉をきかせていただきました。
以前から関係がこじれ、ほとんど「絶体絶命」だった個人面談で、飯田GMが言った言葉。
「あなたを数年前の面接で『すばらしい』と感じて採用した私の気持ちは今も全然変わっていません。あなたを信頼しているし、認めています。あなたの今からの3年間を私にください。絶対あなたに満足してもらえる会社にしてみせるから」
そこまで言うと、スタッフからはもう不満は出なかったそうです。
飯田GMの渾身の承認。
「正田先生のご本のお蔭で承認ができました」
そういう飯田GM。いえいえそこまでウルトラC級の「承認」は、あの本では想定していなかったんですけれど。きっかけぐらいは、作って差し上げられたでしょうか。
こころのエネルギーが高くまっすぐな飯田GMの人柄を載せた「承認」。
「承認ワールド」の英雄列伝に、また女性マネジャーが1人名を連ねてくださったのでした。
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翌30日朝、リヨンセレブ鹿骨(ししぼね)店を牧田社長のご案内でご訪問させていただきました。
朝9時、ぴかぴか輝く焼き立てパンが店の棚にずらり並び、そしてその時間にもかかわらずお客様がどんどん入ってこられます。パンはカレーパン100円をはじめ1個100〜200円と、神戸の有名店に比べれば庶民的なお値段。でも試食でいただいてみると、外側カリッ、中はモチッ、だったり、コロッケパンはミンチが具だくさんに、明太フランスは明太子と海苔のふくよかな香りが。製法に独特のこだわりがあちこちにあり、粉も独自の「リヨン粉」だったりミキシングの工夫ですばらしい香りを出したりするそうです。
お客様は近隣からも遠方からも来店され、両手にパンの詰まった大きな袋を2つ下げて帰られる方が多い。「夏はパンが売れなくて」というのが嘘のよう。月商1000万。
きのう受講された小林店長と中村トレーナーが抜群の笑顔で挨拶してくださいました。
「次回も楽しみにしています」
「その前に宿題、楽しみにしていますよ」
お店のイートインコーナーで沢山の種類の焼き立てパンを少しずつ切り分けて試食させていただいたのはちょっと王侯貴族、「セレブ」のような気分でございました…。
鹿骨店の皆様、牧田社長様ご馳走さまでした!!
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「私は自己懐疑と自信の間を揺れ動いています」
とこの日なんどか言いました。
「これまで研修のお客様が出してくださった成果が、あまりに凄すぎて、『これは全部妄想なのではないか』『自分は妄想の中を生きているのではないか』と思う自分。
お客様が『そうではないよ、あなたの研修導入後こんないいことが起こったよ』と言ってくださって、『そうかやっぱり全部現実だったのか』と自信を取り戻す自分。
その両方の間を揺れています。
自信を持っている自分が優勢になったらどんな傲慢な嫌な人間になるだろう、と思います」