とっても手前味噌で恐縮ですが、
正田んちの「ダーリン」は、いわゆる「仕事のできる奴」であります。
ヨメがコーチなんだから当然じゃん、と正田はえばっていますが、もともと一番仕事できて性格のいい奴をつかまえたのだという見方もできます。
サツまわりで特ダネ連発し表彰経験も豊富の超・敏腕記者でしたが、正田が3人目の妊娠中、体の具合がわるかったのをきっかけに自分で内勤を希望し、今は編成部というところで記事の見出しつけや価値判断やレイアウトの仕事をしています。
その「ダーリン」も、ちかごろ新しいステージに入ったようで・・
いつも押してくださってありがとう
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正田んちの「ダーリン」は、いわゆる「仕事のできる奴」であります。
ヨメがコーチなんだから当然じゃん、と正田はえばっていますが、もともと一番仕事できて性格のいい奴をつかまえたのだという見方もできます。
サツまわりで特ダネ連発し表彰経験も豊富の超・敏腕記者でしたが、正田が3人目の妊娠中、体の具合がわるかったのをきっかけに自分で内勤を希望し、今は編成部というところで記事の見出しつけや価値判断やレイアウトの仕事をしています。
その「ダーリン」も、ちかごろ新しいステージに入ったようで・・
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「最近、中途採用の入社が大量にあってさ、オレ自身だいぶ考え方がかわったんだよね」
と、ダーリンは話し始めました。
ゆうべ「月曜コース」がおわったので、2人だけの「打ち上げ」をやってもらったときであります。
「ふーん、どんなどんな?」
「新しく入った人は20代後半の、ある程度社会人としてできあがった人じゃん。そしたら叱っても意味ないんだよね」
「なるほど、それじゃどうするの」
「褒めるのが一番だね。やってみてよくわかった。
『きのうよりきょうの方が、こういうところが良くなったね』
と言ってやると、ぱっと顔が輝くんだ。あんたのおかげでコーチングというもの知ってて良かった」
「ふーん、それやるのも大変なことだよねー。よくみてないと言えないもんね。
ダーリン、成長したねえ」
・・・
背景を言いますと、
ダーリンはいわゆる「プロモーター」で「視覚系」の、
天才肌のところがあります。
仕事内容の、とくにレイアウトなどは、「視覚系」の本領発揮で、
毎回工夫を凝らした目を引く紙面をつくります。
また判断が早く、視野を広くとって的確なので、
突発的なニュースが来たときにどのぐらい大きく載せるかとか
一面に載せるか社会面に載せるかといった判断で、ミスしたことがありません。
そういう質の高い仕事をして上からの評価も高い「ダーリン」ですが、
こと後輩を育てるということになると、従来にがてにしていました。
自分に当然できることがなぜ人にはできないのか、
とそこで思考停止してしまうのです。
「人と違う紙面を作ろうとか、きのうとは違う紙面を作ろうという気のないヤツには、教える気にもなれない」
「紙面づくりは、ひらめきが大事だ」
と、のたまっていました。
「・・あなた視覚系だからそれでいいけど、新聞社に就職して編成部に回ってくる人たちは必ずしもそうじゃないんじゃない?」
ちびちび、正田は横からそんなコメントをしていましたが、なかなかそんなふうには頭がきりかわらないようです。
そんなダーリン、ゆうべの話では、
先日、「選挙班」のキャップをやったことが「転機」になったと言っていました。
「今までオレはFWをずっとやってきたんだな。でも、MFをやってチームで仕事するのも面白いってわかった。自分がいい仕事をして人から認められるのは、もういいやと思えるようになった」
そういいました。
また、
「いま後輩を育てないと、ほんとうに将来困るんだ、ということもわかってきた」
とも。
最近上司から
「今だれがいい線行ってる?」
ときかれたとき、ある後輩の名を挙げて推薦しました。
わりあい地味で、ひらめきはないけど、真面目にいい紙面をつくる、というタイプの人だそうです。
・・・
正田はコーチをやって4年、とくにリーダー育成とか企業内コーチ育成のしごとをしていて、一番なぞだったのが、この
「ハイパフォーマーがリーダーに切り替わる瞬間」
でした。
「名選手、必ずしも名監督ならず」
というのを持ち出すまでもなく、
無意識にハイパフォーマンスを挙げてきた人が、人を指導する立場になったとき、
つまづくことは多いし、永遠に育てるノウハウには目覚めないままビジネス人生を終えることも多いのです。
身近に「ダーリン」の例をみていて、
ヨメがコーチであってさえも、
また本来性格のイイ奴であっても、
やはり意識が切り替わるのに数年は必要になるんだなあ、
いくつかの要因の積み重なりが必要だなあ、大変なことだなあ、と
しみじみ感じるのでした。
ひとつ、しんどい決断をしました。
神戸セミナー土曜コースのある受講生さんに、
「次回の最終回は出席を控えてください」とメールを送りました。
もちろん理由も添えて。
2年神戸セミナーをやってきて、正田にとっても初めての決断でした。
決断することから逃げないことも、研修講師の仕事のうちと思うことにしました。
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2005年9月20日までの日記はこちらです
http://blog.drecom.jp/taikenmanagement
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と、ダーリンは話し始めました。
ゆうべ「月曜コース」がおわったので、2人だけの「打ち上げ」をやってもらったときであります。
「ふーん、どんなどんな?」
「新しく入った人は20代後半の、ある程度社会人としてできあがった人じゃん。そしたら叱っても意味ないんだよね」
「なるほど、それじゃどうするの」
「褒めるのが一番だね。やってみてよくわかった。
『きのうよりきょうの方が、こういうところが良くなったね』
と言ってやると、ぱっと顔が輝くんだ。あんたのおかげでコーチングというもの知ってて良かった」
「ふーん、それやるのも大変なことだよねー。よくみてないと言えないもんね。
ダーリン、成長したねえ」
・・・
背景を言いますと、
ダーリンはいわゆる「プロモーター」で「視覚系」の、
天才肌のところがあります。
仕事内容の、とくにレイアウトなどは、「視覚系」の本領発揮で、
毎回工夫を凝らした目を引く紙面をつくります。
また判断が早く、視野を広くとって的確なので、
突発的なニュースが来たときにどのぐらい大きく載せるかとか
一面に載せるか社会面に載せるかといった判断で、ミスしたことがありません。
そういう質の高い仕事をして上からの評価も高い「ダーリン」ですが、
こと後輩を育てるということになると、従来にがてにしていました。
自分に当然できることがなぜ人にはできないのか、
とそこで思考停止してしまうのです。
「人と違う紙面を作ろうとか、きのうとは違う紙面を作ろうという気のないヤツには、教える気にもなれない」
「紙面づくりは、ひらめきが大事だ」
と、のたまっていました。
「・・あなた視覚系だからそれでいいけど、新聞社に就職して編成部に回ってくる人たちは必ずしもそうじゃないんじゃない?」
ちびちび、正田は横からそんなコメントをしていましたが、なかなかそんなふうには頭がきりかわらないようです。
そんなダーリン、ゆうべの話では、
先日、「選挙班」のキャップをやったことが「転機」になったと言っていました。
「今までオレはFWをずっとやってきたんだな。でも、MFをやってチームで仕事するのも面白いってわかった。自分がいい仕事をして人から認められるのは、もういいやと思えるようになった」
そういいました。
また、
「いま後輩を育てないと、ほんとうに将来困るんだ、ということもわかってきた」
とも。
最近上司から
「今だれがいい線行ってる?」
ときかれたとき、ある後輩の名を挙げて推薦しました。
わりあい地味で、ひらめきはないけど、真面目にいい紙面をつくる、というタイプの人だそうです。
・・・
正田はコーチをやって4年、とくにリーダー育成とか企業内コーチ育成のしごとをしていて、一番なぞだったのが、この
「ハイパフォーマーがリーダーに切り替わる瞬間」
でした。
「名選手、必ずしも名監督ならず」
というのを持ち出すまでもなく、
無意識にハイパフォーマンスを挙げてきた人が、人を指導する立場になったとき、
つまづくことは多いし、永遠に育てるノウハウには目覚めないままビジネス人生を終えることも多いのです。
身近に「ダーリン」の例をみていて、
ヨメがコーチであってさえも、
また本来性格のイイ奴であっても、
やはり意識が切り替わるのに数年は必要になるんだなあ、
いくつかの要因の積み重なりが必要だなあ、大変なことだなあ、と
しみじみ感じるのでした。
ひとつ、しんどい決断をしました。
神戸セミナー土曜コースのある受講生さんに、
「次回の最終回は出席を控えてください」とメールを送りました。
もちろん理由も添えて。
2年神戸セミナーをやってきて、正田にとっても初めての決断でした。
決断することから逃げないことも、研修講師の仕事のうちと思うことにしました。
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