4回目にしてやっと「祭り=暴動」の当日の話に来ました。

ただ、悲しいかな、この日の記憶が妙にあいまいです。

朝、宿の人に言われた時間に、他の外国人旅行者とともに出てバルコル(八角街)を右回りに歩き、祭りの会場であるジョカン(大昭寺)前の広場に来ました。そこには、ジョカンの僧たちが正装して壇上に並んでいて、読経が始まりました。

声明とつうじるところがあるのでしょうか、ろうろうたる合唱の声です。

その声が途切れ、これで祭りが終わりなのかなと思ったとき・・、

壇の下から、投石が始まりました。

そして、荘厳な祭りの場面は一気に投石と催涙弾と怒号のうずになりました。



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祭壇の上には僧たちが、下には外国人旅行者をふくむ民衆が、そしてそれを遠巻きにして、中国の公安が取り巻いています。

投石は、その公安に対して始まりました。

やがて催涙弾の応酬も始まりました。

僧、民衆、公安の3者の位置関係が一気に崩れ、入り乱れます。

中には地面に倒れたまま起き上がらない僧がいます。

カメラを構えようとすると、

「写真を撮るな!撃たれるぞ」

横から、僧に制止されました。北京語でした。

倒れたままの者、拘留される者、やがてその場の人数が減って静かになっていきました。

祭りの場だった広場は、催涙弾のガスがもうもうと煙って空気が白く濁り、目とのどをつきます。

祭りは、終わりました。

遠方の寺から祭りに参加していた僧たちが、大きなトラックに乗り込んで帰っていきます。

トラックの荷台の帆布の隙間から、若い僧がこちらを見ているのと目が合いました。

何かを訴えているような目。

チベットの仏教では僧は日本のように妻帯はゆるされず、一生仏に仕えておわります。
祭りの前の日、ジョカンで静かに祈っている僧の顔をみて、きれいだな、と思いました。

今はまた、その僧の目はあらたな人の死をみて、そして外界に向けて何かを必死に伝えようとしているように、正田にはみえたのでした。



正田のだいすきだったドラマ「女王の教室」。シリーズが終わってからとても評価が高いようです。(きのうの読売新聞夕刊より)

「小善は大悪に似たり」

最近正田は、この言葉がよく頭をよぎります。
先日、「次回はコーチング講座に来ないでください」
と告げた相手の受講生さんも、いわば「小善」の人だったと思います。

普通のサラリーマンなら「いい人」で通る人でも、リーダーになったときには
小さな「いい人」の殻をやぶっていかないといけないことがあります。

残念ながら、この人は「私、いい人だもーん」と、自分の殻にずっととじこもり、
ほかの受講生さんにもその空気をうつしていた人でした。

でも正田には、その人の言動から、
その人が周りの人を不幸にしていることが透けてみえてしまったのでした。


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