(これまでのお話:1988年、卒業旅行でチベット・ラサへ行った正田は祭りの日に暴動に遭う)

翌朝、日本人学生3人でラサ中心街から北の郊外にあるセラ寺へ出かけました。

ここは通常約1000人の僧がいるという大きな寺。本来なら伽藍をゆっくり見たいところですが、僧たちに思い切って話しかけてみました。


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会話は、こちらがだれもチベット語ができないので残念ながら北京語で行いました。

「ゆうべこの寺に公安が来てわれわれの僧を40人ほど連れて行った。今頃拷問されているだろう」

と、ある僧が言います。

また別の僧が、

「暴動の当日に投獄されたわれわれの僧が1人、ゆうべ亡くなったそうだ」

と言います。

どこからそれを知ったのか?と尋ねると、

「噂だ」

本当ならたいへんなことですが、情報のうらがとれないのがもどかしい。

それから、市街地西部のポタラ宮の近くの外国人用ホテルに向かいました。

そこには、唯一海外マスコミでその地にいたフランス通信(AFP)の記者が泊まっていました。ちなみにAFPは、私がその春から就職することになっていた日本の通信社と提携関係にありました。

そのヒゲの大男のフランス人記者と話していると、中国の公安が来て、いきなり彼をラサ退去処分にしてしまいました。

腕をとられてホテルの自室に連れていかれながら、

"I'm the only foreign journalist here!"
(私はここで唯一の外国人記者だ!)

目はまっすぐ私のほうをみながらいいます。ついさっきまで、
「4月からジジプレスで働くことになってる(←内定という言い方がわからなかったのだ)」という話をしてたところです。

こんな場面になんですが・・かっこよかったです、はい。



きのうから恒例ニューズレター作成におわれてる正田。

デスクワークばっかりで退屈だから昔ばなしばかり書いているんだ。



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