『ジュラシック・コード』(祥伝社)という本を読みました。

テレビ朝日の人が書いただけに、「脳本」の中ではすごくわかりやすい。

この本では、人間の脳を、本能をつかさどる「爬虫類脳」、感情をつかさどる「動物脳」、理性・知性をつかさどる「人間脳」に分類し

(この分類自体はほぼ定説)、

この3つを「ひとつの国に住む3人のワガママな王様」

と表現します。


この本によれば、人間の「幸福」とか「成功」とは、こんな状態です。
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たとえば、こんな例はどうでしょうか?

シェフを目指している若者の場合。

自分は料理を作るのが大好きで
(動物脳の「感情」がノリノリ)、
料理の知識もあるし、新しいワザを学ぶのも楽しい
(人間脳の「知性」もノリノリ)、
シェフとして成功すれば、
リッチになって異性にモテると期待している
(爬虫類脳の「本能」もノリノリ)、
となって、メニューづくりに邁進したとします。

どんどん上手になって、どんどん楽しくなって、
寝るのも忘れて試作をつづける・・・

きっとその人は、シェフとして成功者になれるでしょう。

なぜなら、3つのハンドルが完璧に同じ方向を向いて、
まったく迷いがないからです。

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とってもわかりやすいですよね。

要するに、

「理性・知性、感情、本能の3者が一致してよろこぶことを
していれば、その人は成功者になって幸せになれるのだ!!」

と言っているのです。


正田が、一般論的なコーチングでなく「企業内コーチ育成」
という分野をあえて選んでやっているのは、

この本てきに言えば

「理性・知性、感情、本能の3者の連絡が良く、バランス良く統合された人間像を目指そう」

ということをしているのだと思います。

コーチングの流派によっては、感情とか本能ばかりを重んじて、そうすると組織行動をとれない人になっちゃったりするからね。


CLSは、実は「礼節」をやたらと重んじるうるさい団体だったりします。コーチングの諸団体の中ではちょっと特異な気風だと思います。



さて、そういう正田がコーチングをしていて幸せなのかというと、

お世辞にも「成功者」とよべないし人さまからバカにされることのほうが多い。

べつにつらいこと大歓迎とか人にさげすまれること好きとかそういう性格でもないつもりなんですが。

唯一幸せだと思えるのは、お客様とか生徒さん(とか、その部下とか)が幸せにしているらしいことをきくとき。


ありがたいことに、おおむね幸せにしていらっしゃるようです。
ほとんど宗教者のノリですね。

「コーチ業界のマザーテレサ」
って、最近だれかにからかわれたっけ。


本物を売りたい。
たとえお金にならなくても。

どこかにそんな人がいなかったら、
万一本物を買いたい人がいたときに選択肢がなくて困るじゃない。




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