武田建氏の著書を古本で取り寄せてよみました。


「最新コーチング読本―コーチの心理学」(ベースボールマガジン社)

「フットボールクレイジーII―心理学者のスポーツ・コーチング」(タッチダウン社)

「リーダーシップを身につける―人を育てる行動学」(日本生産性本部)

「リーダーシップの条件―ほめ上手のコーチング」(大和書房)

全部つきあわせてよむと、

・失敗談を話すこと
・言葉のわかりやすさ
・誉めることについて

などなど、武田氏を特徴づけているものについての
武田氏自身の考えが浮かび上がってきました。



「コーチは選手にわかる言葉で話さなければならない」

と、ちゃんと書いてありました。
ここにも、むずかしい説明は何もいりませんでした。

「コーチが部門長になるとセクショナリズムになりやすい」

なんて文言も。耳が痛い。はいはい、心当たりあります。


「流行よりも自分自身のものを大切に」

という言葉は、今の私には非常にしっくり来ました。


この春ごろからしきりに「セレンディピティ」(幸運な出会い?)という言葉が言われます。


今年はビジネススクールに行くやらいろいろ変な動きをしたけれど、武田氏との邂逅は、一番のセレンディピティだったかもしれません。
きっかけを与えてくれた人に感謝。


COACHING KANSAI 2006のパネルディスカッションに出てくれる、同志社大の太田肇教授とホテルトアロードの永末春美さんから、レジュメが届きました。

太田教授は、話題を「承認」に絞って手際よくスライドにまとめ、永末さんは質量ともに本1冊のダイジェストに当たる資料をどっさり。

どちらの方も、その人らしい会場への誠意を感じました。

なぜパネルディスカッションのパネリストにレジュメがいることにしたかというと、本来わが社のメインディッシュは基調講演とかでなく、パネルディスカッションなのでございます。

なのに昨年のアンケートでは「パネルディスカッションなのにパネリストが20分もしゃべるのはおかしい」というご意見が聴かれ、これは講演のほうがメインでパネリストはその他大勢みたいに勘違いされとんな、と思いました。

そこで、今年は
「ホンマはパネリストがトリで一番えらいねん」
ということを示すために、レジュメ作成をお願いすることにしたわけです。

まあ何でもやってみましょ。

とってもすばらしい方々です。ホンマに。