「あたし、『陰キャラ』やねん」
中1の二女アイがいいます。
クラスの男子にそういわれるのだそうです。
寄ってたかって、というわけではなく、時折いわれているのを
小耳にはさむ程度だとか。
「陰キャラ」はネットで引くと、
「暗くておとなしい人」
「引きこもりの人」
などとあります。
いい意味ではなさそうですが、アイは思いのほか平気そう。
「あたし、むちゃくちゃ友達多くても困るねん。人の悪口言う子もおるし、自分もどこかで悪口言われてるかもって思うし、クラスでは自分の好きな子とだけつるんで、あと美術部で自分を出して発散すんねん」
幼稚園から小学校までは友達が多くて、社交的なほうで通っていたアイですが、あるとき何故か心境の変化。
「陰キャラ」で開き直ると、強いです。
多数派に属さなくていいと思えるし、クラスの責任は黙々と引き受けます。
ダンスでは、班の各自好きな音楽をテープに入れてもってくる、と申し合わせたところ、ほんとに持ってきたのはアイだけで、その音楽に決まったのだとか。
逆に多数派にいるほうの子が、アイにしきりに話しかけてきたりして、それはそれで「ウザい」のだそうな。
このところのアイの悩みというのは、その多数派の子に話しかけられて自分の仕事に集中できなくなることなのだそうで、
ひとしきり
「『今このことに集中したいから、ごめんね』と、必要なことだけ伝えたらどうや」
と、セルフアサーションみたいな話をして終わりました。
小学校のころから子ども集団をみていると、やっぱりアカルイ・クライの価値観にかなり支配されていて、アカルイ集団が多数派を形成し、そこにしがみつくか、離れるかの選択を余儀なくされるようです。
「ありがと。うち愚痴っぽかったかな。話きいてくれてありがとね」
「そんなん、親が子どもの話きくなんて当たり前やん。アイこそ、話してくれてありがとね」
前ほどアカルクなくなったけど、不思議な芯の強さを身につけたアイでした。
中1の二女アイがいいます。
クラスの男子にそういわれるのだそうです。
寄ってたかって、というわけではなく、時折いわれているのを
小耳にはさむ程度だとか。
「陰キャラ」はネットで引くと、
「暗くておとなしい人」
「引きこもりの人」
などとあります。
いい意味ではなさそうですが、アイは思いのほか平気そう。
「あたし、むちゃくちゃ友達多くても困るねん。人の悪口言う子もおるし、自分もどこかで悪口言われてるかもって思うし、クラスでは自分の好きな子とだけつるんで、あと美術部で自分を出して発散すんねん」
幼稚園から小学校までは友達が多くて、社交的なほうで通っていたアイですが、あるとき何故か心境の変化。
「陰キャラ」で開き直ると、強いです。
多数派に属さなくていいと思えるし、クラスの責任は黙々と引き受けます。
ダンスでは、班の各自好きな音楽をテープに入れてもってくる、と申し合わせたところ、ほんとに持ってきたのはアイだけで、その音楽に決まったのだとか。
逆に多数派にいるほうの子が、アイにしきりに話しかけてきたりして、それはそれで「ウザい」のだそうな。
このところのアイの悩みというのは、その多数派の子に話しかけられて自分の仕事に集中できなくなることなのだそうで、
ひとしきり
「『今このことに集中したいから、ごめんね』と、必要なことだけ伝えたらどうや」
と、セルフアサーションみたいな話をして終わりました。
小学校のころから子ども集団をみていると、やっぱりアカルイ・クライの価値観にかなり支配されていて、アカルイ集団が多数派を形成し、そこにしがみつくか、離れるかの選択を余儀なくされるようです。
「ありがと。うち愚痴っぽかったかな。話きいてくれてありがとね」
「そんなん、親が子どもの話きくなんて当たり前やん。アイこそ、話してくれてありがとね」
前ほどアカルクなくなったけど、不思議な芯の強さを身につけたアイでした。
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