土、日と続けて朝ウォーキング。

晴れた冬の散歩コースは木々が葉を落とし、さばさばした感じです。


「足を運んで話したほうがいいよ」。

最近、そんなことを人に言う場面が増えました。

若い人は、元気なほうの人でもけっこうこれが苦手なんだなあ。

もう3年ほど前のこと、セイコーエプソンの当時の会長の安川英昭氏の講演をきいたことがあります。

安川氏はその8年ほど前の社長就任時に、600人いる管理職と半年かけて面談。

「ひたすら聴くことに徹して話を聴いていると、会社の理念と違うことを考えているのは誰かわかってくる」

と、いうようなことをおっしゃいました。

残念ながら、
「理念と違っていることがわかった場合、じゃあどうするか」
には触れていなかったしききそびれたのですが・・

(じゃじゃ馬度の増した今の正田だったら手を挙げて質問したことでしょう)


安川氏はマイクロソフトのビル・ゲイツやIBM前会長のルイス・ガースナーとも、雑談のついでに

「いくらIT技術が進歩しても、一番重要なのはface to faceのコミュニケーションですよね」

と水を向けたところ、2人とも

「そのとおりだミスター・ヤスカワ。われわれは商売だからITを売るが、ほんとうに大事なのはface to faceだと思っている」

と答えたそうです。


けっこう裏では身もふたもないこと仰ってるんですねえ。



というわけであんまり商売っ気のない正田は、人間くさいコミュニケーション屋をやっているのでした。新規性がないのは自分でもかなしいです。