以前、このブログで

「人を動かすのは、結局まごころだよね」

みたいな話を書きました。


正田は、「ひたむきさ」のある人が好きです。

これは理屈じゃなく、もう本能のようなものです。


「ひたむきさ」は、たとえばある状況に置かれたときに、
自分の知力の限界まで使ってものを考える人。

絶体絶命と思っても、逃げずにものごとを解決しようと
いう方向で考えたり行動したりする人。

確率的には、若いころスポーツをやっていた、という人に
そういう経験を積んでいる人が多いので、
初対面の人には
「何かスポーツをやってはりましたか」
と尋ねたりします。

(「スポーツ」と「ひたむきさ」の関係は絶対ではありません。
正田などはコーラス部でしたから、あんまり偉そうなことはいえません。
気持ち的には「ひたむき」でも、体力的にはどうかなあ・・と
思うときがあります)

あと、やはりマネージャーさんに昇進する人の中に
比較的高い確率で、「ひたむき」な人がいるなあ、
と思います。
一部の権勢欲の亡者みたいな人は別として。

「しごとの能力」は、
さぼらずにぎりぎりまでものを考えよう、とか
逃げない態度、とか、
オレはこんなものじゃない、と自らを奮い立たせるプライド、
とか からくるのです。

結局そういうものがある人が頭ひとつ抜けて抜擢されたり
昇進していくのです。

・・でも例外はありますけど。



一方、正田のしごとの中で感じるのは、
そういう他人の中の「ひたむきさ」に対して、
嫌悪感や恐怖心で対する人がいます。

けっこう「その他」の人の中に多数います。

この層の人たちが
「メンタル」とか「コーチング」を
標榜することも意外とあって、

そうなると職場の中の頑張っている人たちが

「言っていることがいくら正しくても言い方がねえ」

と、揚げ足取りの目でみられるようになります。


こうした現象をたくさんみているので、

正田は往々にして、

「たいせつなのは表面的なコミュニケーションじゃないでしょ」

という立場をとるのでした。

真剣な人同士、ひたむきな人同士は、意外と、言葉づかいは少々悪くてもちゃんと内容が伝わっているものです。

・・まあ、やっぱり程度問題で、「言い方」に改善の余地あり、の人たちにはそちらの指導もしますけど。


・・と、いろんなところに「条件付き」のフレーズがありますが、


ようするに正田は、ひたむきな人が好きなのでした。