「神は細部に宿る」

こういうことなのか、と改めて思いました。


CLSフェローで螢▲轡好肇錺鸞緝充萃役の松本茂樹さんと、某所でプレゼン。

結果、松本さんが質問攻めにあいました。


松本さんは、「コーチング関西」でもおなじみのパネリストで、銀行でのコーチング活用をすすんで人前で話してくださるかたです。


6ヶ月6回のコーチング講座で学んでから1年半の間に、優秀支店獲得、監査での評価良好、そして目標達成率150%と、目覚しい成果を挙げました。


この日は松本さんの話を何度もききなれているはずの私も、


「えっ?!そうだったんですか」

という話がいっぱい。
たとえば、話によく出てくる、大人しかったけれど支店のトップセールスになった「A君」。

松本さんの3ヶ月にわたる傾聴、傾聴の甲斐あって、みんなの前で感動的なスピーチをし、「行ってきます!!」と元気よく支店をとびだしていくようになりました。


「そっから先、トップセールスになるまで何があったんですか?訪問件数が変わったとか、アプローチ方法が変わったとか」

との問いに、

「毎日『行ってきます!!』と元気よく出て行って、帰ってくると嬉しそうに『こんなことがあった、あんなことがあった』と話してくれるんです。

私、A君の頭をナデナデしてやったんです。『そうかよくやったな』って」


・・はあ。
そっから先は、もうききませんでしたが、、

言わなくてもわかりますよね。A君は幸せ一杯な気持ちで、毎日お客様にアプローチして、そして契約をとっていった、ということなのでしょう。

このほかにも、「残業バスター」−目安箱のような箱で「残業原因」を投票してもらい順番につぶしていく話とか、学歴は高いのに上司をばかにしてひねていた「B君」の話、合併で心を閉ざして逃げ腰だった管理職の「C君」の話とか、どんどん出てきて、


そういう細かい描写が入ると、「トップ支店」「150%」の物語が、驚くほど立体的になっていきます。

先方のかたは、身を乗り出してきき、質問しつづけ、


「・・そんなでは、皆さんご家庭も円満でしょうねえ」

期せずして、そんな質問が出ました。

「それはそうでしょう。毎日仕事が楽しいんですから、家に帰っても家族と仲良くできますよね」

と、松本さん。

横できいていて正田、ちょっとウルウル。


ひとつひとつは、松本さん特有の頭の回転の良さ、決断力、意志の強さ、正義感、それに10年にわたる支店長経験などなどがベースにあってはじめてできることなのですが、その凄い人がコーチングに出会ってここまで使いこなしてくれた、というのが、うれしい。

そして今でもこんな正田を「先生」と呼んでくれることも。


企業内コーチの方が語り始めると、空気が変わる、以前から正田はそう思ってきました。


素晴らしい生徒さん方との出会いに感謝。



帰りの電車の中で、松本さんは、

「正田さん、私のこともネタに使ってくれていいですから、本書いて有名になってくださいよ」

「それはね、松本さん」

と私。

「そういってくださるのはとってもありがたいです。本を書くのは、考えたことなくもなかったですけど、

本を読む人っていうのは、行動しない人なんだそうです。これは、出版コンサルタントの方もおっしゃってました。

私が本を書いて有名な人だから、コーチングお願いします、っていうような人は、本当の私のお客様じゃないんです。本当のお客さまは、無名だった私を見込んで講座に足を運んでくださった松本さんのような人です。

私にとっては、『コーチング関西』のようなところに足を運んで『オレもやるぞ!!』と思ってくださるような人が、私のお客様。だから、これからも本は書かずに、『コーチング関西の正田さん』でいて、そういう人に出会いつづけたいんです」