ダーリンが「Wiiスポーツ」なるゲームソフトを買ってきました。

コントローラーを手に持って振り回すと、それがラケットになったりバットになったりして、仮想空間でスポーツを楽しめる、というあれです。


さっそく一家で大はまり。ダーリンとイツキはテニスと野球とゴルフに夢中、そしてアイはボクシング命になり、相手をボコボコKOしては

「モ・クシュラ、モ・クシュラ」
(↑映画「ミリオンダラー・ベビー」のヒラリー・スワンク演じる女ボクサーのリングネーム)

と自分をコールしています。


なんか夫婦で変な方向づけしてないかなあ。

もともと、この子は弟のイツキとちいさいころいつもキックやパンチの応酬をしていたので、たたかうのは好きだし格闘技にも向いてるのでしょう。

しかしあんまりドタバタうるさいので、

「・・明日は図書館にPC持っていって仕事するよ」

とおかあさんは敗北宣言しました。
今朝は、マッサージに行くと

「ものすごく凝ってます。筋肉だけじゃなく皮膚の表面まで凝ってるので指が全然入りません。80分コース」

と宣告されました。



正田は、この仕事をしてもうすぐ6年になります。


自分では「起業家」という自覚はあんまりないのですが、
それなりに目の前が真っ暗になるような思いもしたし、

意味のない責任感で胃潰瘍起こして倒れたり、

いつもジャケットは着用だし、
(ときどき「クールビズはしないんですか」と言われるので上着をぬぐときがあります。かといって楽なカットソーとか着れるわけでもないのでかえって服の選択にも困ります)


仕事でフォロワーに別のコーチがついていることによるコミュニケーション不全感やら、
(それを自分が経験したので、フォロワー側の人のコーチはお引き受けしないことにしています)

業界独特の「いい人」圧力や扱いにくさや流派対立、

それに女性に対する甘えや見下し。


女性が独力で会社を大きくしたという事例は、どこの業界でもあまりみませんが、それはけっして女性の能力が低いからではないと思う。・・いえ、会社を大きくしたいという野望はないんですけどね。むしろ“正田方式”だと、会社は永遠に大きくならないでしょう。いつまでも個人事務所のままなんじゃないかな。


男性だけでなく、女性も女性をけっこう差別する、ひょっとしたら責任ある立場を自分自身で経験してないからかもしれない。


疲れがたまってますね。


きょう行ったマッサージ院では初めて会う女の先生で、

「どこがどれぐらい凝っている」
「なぜそうなるのか」
「この部位が凝るとどこに影響が出るか」

などを、きちんと説明しながらマッサージしてくれたので、とても素直に受けれてまた行こうという気になりました。


医療機関でも、女性患者はよく差別されて説明がいいかげんだったりするので、それがあるといやになって行かなくなります。今日の先生は蛇の道はへびだったのかな。言葉の使い方これであってるかな。



引き続き『カール・ロジャーズ入門−自分が“自分”になるということ』という本を読みました。


「硬い」というところでロジャーズという人についシンパシーを感じていたのですが(生育環境もちょっと似ているかも)

晩年かなり困った人のようで70代おそるべし。これはロジャーズのことです。はい。こら、そういうところばかり読むな。



「スピリチュアル」と「セクシュアル」は脳の中で近いところにあるんじゃないかと、これはある流派を観察していて思いました。


「あなたの本質」
「本来のあなた」
という概念は、あんまりぐりぐりそこばかりやると、
「あなたの本能」
っていうのと、大して変わりがないんではないか。それは、「人間としてしまりのない状態」なんではないか。

ようするに、ある文化の価値体系がその人や周囲にきちんと機能している、健全なしばりがかかっている、という前提なしには、軽々しく
「あなたの本質」
をぐりぐり追求したりしてはいけないんではないか。これも程度問題で、タイプ分け程度にライトに触れるのはいいんでしょうが。

アルコールに溺れる事例も、見ました。


正田が「企業内コーチ育成専門のコーチ」を名乗るのは、そういうのも経験して
「スピリチュアルはしませんよ宣言」でもあります。
時節柄、儲からない選択ではありますが。

儲けたかったら最初からこんな仕事してないさ。ありがとうダーリン。


今日は肩が凝ってるって言われたので図に乗ってぼやいてみました。



また蛇足で、

「本質」とか「本当のあなた」

とかに限らず、

「答えは相手の中にある」

も、普通の人間社会の「規範」とか「しばり」があるからこそ成立するし、

担い手のわれわれは「規範」とか「しばり」の存在にこれまで以上に感謝しないといけないし、

たとえばそれは一般的なビジネスマナーとかその会社の社員の行動規範とか就業規則とか、

あるいは学校の先生や親に怒られた記憶の集積だったりするのですが、


独特の「自由にのびのび」振舞うかたがたのお蔭で正田は普通以上に「規範」「しばり」の側を演じざるをえず、

いわばいい年した大人相手に風紀委員とか生活指導の先生のような憎まれ役をやってきまして、

その疲れもたまってるんだろうな。