「フロイト本」を何冊か続けて読みましたが、なかなか頭に入りません。

なんでこうフロイトが好きになれないのかなあ、と私なりの理由を整理すると、


1)次から次へとヒステリーの女の人が出てくるので、「女はヒステリーだ」と言われているようでいやになる
2)何でも性欲のせいにするので、自分があれこれ行動する動機付けもぜんぶ性欲で説明されてしまうのかなあ、と思うのがいや


こんなかんじです。


しかし、それはそれで、

「好きになれないものは本を読んでも頭に入らないものだなあ」

ということを実感する役には立ちました。

私の仕事をいつまでたっても「嫌い」で「理解しない」人々も、こういう心の状態を経験しているのかもしれません。
とうとう、正田は高尚な本を読むことをあきらめて、

『図解 あなたの心のなかが見えてくる! 精神分析』(別冊宝島編集部 編)という本を買ってきました。これは中学生の参考書のようなつくりや文体の本です。

それからさっきは『世界一わかりやすいフロイト教授の精神分析の本』(鈴木晶著)という本も注文したし。


なんか言い訳がましい正田。


「嫌い」「理解できない」から、「わかった」になるまでにどれぐらいのタイムスパンやわからせる努力や創意工夫が必要なのか、自分で体感してみることにします。


普通は、「嫌い」「理解しない」ものについて、ここまで理解しようと努力したりしないですけどね。



またマッサージに行きました。

前回と同じ女の先生にお願いしました。


相変わらずひどい痛みの連続で、
たっぷり120分ぐらいかけて、鍼、お灸、指圧とやっていただき、

「先生はいろいろご存知なんですねえ」
「きっと、いろんなところでお勉強されたんでしょうねえ」

と、本心から言ったら、

いえいえ、と首を振り、

この仕事に入って3年。それまではOLをしながら3年間夜学で学校に通って国家試験を通った、という人でした。

私の重症肩こりは何年来、PCを使うことによるもので、

「体がもう限界だ、と悲鳴を上げてるんですよ。よく今まで持ってましたよ。腕がここまでしか上がらないということは、いつか全然上がらないということになりますよ」

「40肩一歩手前っていうことですね。困りましたねえ。PC使わないわけにもいかないし」

「途中で休憩はとってくださいよ。オペレーターさんなんかは、30分やったら休むよう決められていて、それをしないと脳の血流も悪くなるし効率が下がるそうですよ」

「それがねえ、何時間か夢中で打ち続ける状態が理想で、いいものが書けたりするので」

「そうですか。休憩と体操はしてくださいね」

「はい、しばらく続けて通います。先生に良くなったね、って言っていただけるように」


さいごに肩こり体操を習い、お支払いのときには120分したのに80分の料金になっていました。


ほんとうは、PC以外にもストレスとか色々入っていて、ひょっとしたらフロイト本に出てくるヒステリーの女の人と私はそう変わらないのかもしれないな、と思いました。



あっ、
根暗で貧乏性なことばかり書いてますが、
今期の正田の商売はありがたいことに4回コース、5回コース、6回コースといった多数回の「プロジェクト型研修」のご依頼を複数のお客様からいただき、景気はわるくありません。改めて、お客様方に感謝いたします。


無愛想営業路線をとっているおかげで、ご依頼が確定したお客様とは、緻密な技術屋ノリのお話ができ、それはお客様に「業績向上」をもたらすために、必要なプロセスです。

コーチング屋は「愛嬌」もそこそこ大事ですが、
それ以外にも物事を積み上げ式に緻密に考えて構築する力も大事で、
もし「お見合い」の段階でその部分まで評価していただけないようだと、
結果的にひどい仕事をお客様の会社に対してしてしまうことになり、
それぐらいだったら最初からご依頼いただかないほうがいい、と正田は考えます。

ワガママ技術者の正田を許容してくださるお客様に感謝。