ご近所のタリーズさんで「電源をお借りしていいですか?」ときいたところ、

「ああコンセントですか?いいですよ」

と親切にOKしていただき、

お蔭でタリーズさんも「第二図書館」になりました。

図書館が朝11時開館なので、午前タリーズさん、昼に食事の支度で家に戻って午後図書館、と、つかえるようになりました。

やはり、家から離れたほうが仕事はすすみます。



動物番組にミャンマーのゾウつかいとゾウの交流を描いていて、夢中になってみてしまいました。

60歳ぐらいまで生きるゾウを、ひとりのゾウつかいが子ゾウのころから世話し、信頼関係をつくります。ゾウは、ゾウつかいのパートナーとして、指示に従って丸太を鼻で運び上げたり、足で蹴ったり、と労働をします。

圧巻だったのは、とんでもない太い丸太を体と鎖でつないで、斜面を上る場面。

さすがにメスのゾウ1頭では少しずつしか動かなかったので、力自慢のオスのゾウを連れてきて、2頭連結してさいごまで運びきりました。乾電池の直列つなぎみたいだ、と不謹慎な感想。

2頭のゾウがタイミングを合わせて前進するため、それぞれのゾウつかい同士も息を合わせてかけ声をかけます。

無事、丸太を反対側の斜面にけり下ろし、ゾウつかいは重労働したあとのゾウを竹林に連れて行って、たっぷり竹の葉を食べさせていました。

でもふだんは夕方、労働が終わったらゾウにさよならし、ゾウは勝手に森林へ入っていって食事をとるのでした。

ゾウにとって何の得にもならない労働。彼ら彼女らは、ただ信頼する人を助けるために仕事をします。


以前、『猫たちの隠された生活』という本の中で、

「サーカスで芸をする動物のほうが動物園でただ人に見られながらだらだら過ごす動物より寿命が長い」

というのを読みました。

労働というのは、哺乳類にとって報酬以外の意味があるのでしょう。いえ、ダーリンあなたはちゃんと会社で働いてね。