高槻で開かれたカフェフィロさん主催の「哲学カフェ」に行ってみました。


カフェフィロさんのHPhttp://www.cafephilo.jp/index.html


「哲学カフェ」とは、特定のテーマに興味のある人が集まり、体験や考えを述べ合うというもので、職業、年齢、性別にかかわりなく特別哲学の素養がなくても自分の考えを述べあえる場です。

ファシリテーターがいますがときどき

「こういう論点が出てきましたね。これに関してでも、またこれに限らずほかの方、ご意見はありますか?」

など、声かけするのみで、お互いに意見を「話す」こと、そして「聞く」ことに徹し、特別な結論は出さずに解散します。




この日のテーマは

「『あんたのためやから』って?」

というものでした。


このフレーズの「被害者」になりやすい子ども−若者世代の人、「加害者」になりやすい親−おぢおば世代−私も含めて−を軸に、さまざまな意見が出て、あっという間に1時間半がたちました。


面白かった意見:

「地方から大阪に出てくると、このフレーズ(『あんたのためやから』は、関西人が使う頻度の多い言葉だと思う。関西人は損得勘定に敏感で、年配者がそれを押し付けようとするから」

(正田注:たしかに、「大阪のおばちゃん」的なひびきのある言葉だと思う・・そうか、私が関西人になりきれないのは損得勘定がヘタなせいもあるのか)


「本当は『あんたのため』でなく『自分のエゴ』のための言葉であるときは、受け入れられない」


「『あんたのため』は、思考停止ワード。それをいわれると考えが止まってしまう」


「この言葉が出てくるためには前段の会話がある。相手がどう言っても動かないとき、だめ押しで『あんたのため』が出るときが多い」



というように、ひとつのテーマでいろんな視点、いろんな体験や考えが出てくるのは面白い。


ついでに正田は個人的に、お客さんのがわになって好き勝手な意見を述べられる

(実際何回か発言した。あ、もちろん建設的な方向へ話してるんですよ)

のは、楽しかったです。



会場となったJR摂津富田駅徒歩2分の「カフェ・コモンズ」さんも、由緒ありげなカフェで、今後お世話になりたい雰囲気のところでした。

カフェコモンズさんのHP http://cafe-commons.com/