女子大生時代、新人社員時代、と回想シーンが続きました。

 こんどは現代の話。



 知人男性(特に名は秘す)が、


「うちのカイシャの女性はダメだ」

と嘆いています。


 だいたい彼の世代から「女性総合職」をとるようになって、同期とかまわりに結構女性がいるのだそうですが、


「オジさんたちがチヤホヤして全然育てなかったので、仕事はできないしワガママばかり。そろそろ管理職になろうとするのに担当者としての仕事もできないから先が思いやられる」


といいます。


 さて、



 正田はそのようすを直接みてないのでなんともいえないのですが、

 自分の通信社時代の男性がたの反応を思い出しても、


 「育てない」
 「叱れない」
 
 は、ふんいき的に理解できます。



 「均等法」を形だけ受け入れても、こころの女性差別とか、あるいは性的かけひきとか、またはそれらのバリエーションとしての女性甘やかしは残るのです。


 そして、そこに「乗らない」よりは「乗っかる」ほうが、当の女性にとっても「らく」なのです。

(正田は「乗らない」でつっぱりとおしたくちです)


 キャリアは自分で築け、と大学の先生が女性リーダー育成セミナーなんかで言われることがあるけれど、

「それって理想論やん」

と、かつてのツッパリ女正田はつっこんでしまいます。職場の雰囲気によっては、というか男性上司たちの態度によっては、ツッパリをとおすのは非常に困難を伴い、場合によってはそれだけで離職に追い込まれ、キャリアを中断させられ、生活の糧をうしなうことがあります。


 そして、現代の組織にはその後遺症として、「女性管理職」が・・。


 あんまり、そういうのを治して、という仕事のご依頼は受けたくないなあ、と正直いって思います。志の高い女性管理職の方なら、喜んでサポートしたいけれど。


 
 いえ、上のは単なるつぶやきです。無視してください(じゃ書くな)




 研修の受講生さんで男性管理職のかたで、それまで「甘やかされていた」部下の女性管理職のリーダーシップを見事に開花させたというかたもいてるので、

 最終的には上司や先輩のかたが、「信じる」「認める」そのうえで「是々非々で当たる」のがだいじなのかな、と思います。
 




 もちろん、今女性で管理職になっているかたがたがみんながみんな、「甘やかされ系」だとは思いません。新入社員のころから、「きたえてくれる」よい先輩や上司にめぐまれ、真っ当に伸びてきた人も多いことでしょう。正田なんかは羨ましいなあ、と思います。この件になるとちょっと感傷的。



 今日は豪華3部作一挙公開なのです。

 きのうよっぽどひまだったんだと思う。