「疲れるもんやなあ」
と、家人が言いました。
会社の自主勉強会で、事務局を買って出て、先日参加者にご挨拶のメールを書きました。そのときのことです。
「勉強会に参加を予定されている皆様、こんばんは。突然のメール、失礼します。自称コーディネーター(?)の正田です」
という書き出しで、
「さて、勉強会まで1週間を切りました。今回の勉強会のテーマは、我々が直面して
いる「職場の雰囲気をどう前向きにするか」という課題に、もっとも効果があると思
われる、「承認」のテクニックを身につけることです。
「承認」ってなんや、と思われる方もおありだと思います。「認められたい」「ほ
められたい」という社員の欲求に適切に応えることがやる気を引き出す最良の方法、
という考え方で、同志社大・太田肇教授や私の妻が提唱している方法で
す。
しかし、この「承認」、実践するのは簡単ではありません。そこで今回の勉強会は、
実際に現場で使える「承認」の技術を、ロールプレイなどを通して実戦的に学ぶ機会
にしたいと思っています。
「承認」など人を伸ばす技術を体系的にまとめたものが「コーチング」と呼ばれる手法です。私の妻は公的資格を取得し、社内で部下のやる気を引き出す「企業内コーチ」の育成に尽力してきました。今回の勉強会もその一環です。
そこで、参加者の皆さんにお願いがあります。週明けにみなさんにテキストをお渡
しします。当日までに一度目を通すようにお願いします。また、私の妻から趣旨説明
やアンケートをお願いするメールをお送りします。どうかご協力ください。
いろいろ難しいことを言いましたが、私はこの職場を元気にするには、みんなが
「承認」の技術を身につけることが、一番の近道だと思っています。それでは、当日
をお楽しみに。長文、失礼いたしました。
なかなかやるやんけ、と私も「OK」を出したメール。
記者だから文章書くプロだからお手のものだろう、と思われるかもしれませんが、書いた本人には想像以上にプレッシャーだったようです。
家人「一般読者向けに書く記事とは全然違う。偉そうにみえるんじゃないか、上からモノを言ってるようにきこえないか、すごく一言一句神経をつかった。」
私「えらいえらい。そやろ?こういう文章に比べたら、記者が書く記事とかえらい人が書く本とか、ほんっと無責任な『書き飛ばし』ばっかりやな、って思うやろ?
私なんかもう5年以上もML向けにこういう告知文書いてきたんやで。
あと去年のテキストも、今から向き合う受講生さん向けに書いたものやし、
受講生さんが習ったそばから実地で使うことを想定しているから、
ほんとに一言一句、
『ひと言でも間違ったこと言ったら人が死ぬ』
っていう覚悟で書いたよ。
ブログはそれに比べたら多少、好き勝手なこと書いてるけど」
家人「よくわかりました、これはしんどい、ってことは。
ブログも頼むから変なこと書かんといてや。オレの会社のもんも見てるから」
…ごめん、また変なこと書いた。
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