ジャーナリストの櫻井よしこさんの講演に行きました。


 神戸商工会議所・女性経営者倶楽部主催。


「講演内容は活字メディアに転載しないように」


と、ご注意がありまして、

このブログもたぶん厳密に言うと活字メディアなのでしょう。


なので2点だけ。


1.たくさんのポイントにわたる「日本の内外の問題」を話された。

 全部きくと最後はお先真っ暗、になるようなお話だったが、

 それに入る前に


「たくさんの問題お話しますが、

神様が賢い人々に問題をくだされたのは、神様のご配慮なのです。

『あなたがたはこの試練に耐えられる』とお考えだから、下されるのです


 神戸が震災から見事に立ち直ったように、日本も立ち直ってほしい」


というフレーズを言われました。


2.問題列挙のうえ最後のソリューションとして言われたこと。


(これ書いていいのかなあ…もしいけなかったらゴメンナサイ)


「今私たちにできることは、昔の日本の良さ、江戸から明治、大正、戦前までの日本にあった、人を大事にする気持ち、―武士から農民まで子どもを大事にしたり、障害のある人にも普通の町の人々が手を貸すことを、当時の外国人が驚きをもって報告しています―、人権思想、法治国家、道徳観、などなどを、日本固有のよいものとして、海外に発信していくことです」


 ちょうど、日本の災害救援隊が四川省地震で活躍し、遺体をも敬意をもって扱ったことが取り上げられたりしましたが。


 子ども、大事にしてるのかなあ…そして昔のいい気風のとおりの生活してるのかなあ…うーん、と考えてしまうのでありました。



 ダウンサイジングの時代には人びとの間に「差別」「弱肉強食」が起こる、と、これは上杉鷹山の時代に観察されたことで、

 
 そういう時代には為政者はひじょうに意識的に強力に「倫理」を普及しなければならないのでした。


 もちろん為政者だけのしごとじゃないのですけどね。