「アメリカ人は『協力』をどう教える?」


「おしえて!goo」に、かつてこんな質問が載りました。


 これにアメリカ在住36年の人が答えてその答えがなかなかに深くて…、



 もし、ご興味があれば、こちら


http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1326968
をご覧ください。


 はい、質問しているのは何を隠そう私です。


 今から3年前、2005年4月のことです。


 全然進歩してないなあ〜。



 回答者のかたは、今もお元気でしょうか。この当時めちゃくちゃ感謝しました。
(はい、今もしています)


 「不機嫌な職場」がらみで急に思い出しました。


 「協力し合わなければ相棒を死なせてしまう」


だからこそ、

 
 「協力するつもりのない人間は最初から雇わない」

 「協力させるんだ、とコーチは強い軸をもつ」


と、在米36年、SWATの指導員のかたはおっしゃいます。


 
 
 そう、一部のキャリア論のように、


「会社は自分のためにある」

「仕事は自分のためにする」


という考え方をしていると、

「協力し合う職場」

などは、永遠にのぞめなくなります。


「なぜ、自分はこの職場に身を投じようと思ったのか」


 それを問い直すことが大事。


 その中には仕事そのものの楽しさとかお金の報酬だけではなく、

・組織に属して肩書きをもつことの安心感とか、

・チームの一員なので個人事業者と違って一人であらゆる仕事をしなければならないことから解放されているとか、

・ルールによって自分も守られているとか、


そういう、組織から「受け取っているもの」「与えられているもの」があるはず。


 「責任」「権限」の大きい職場では、「自由」を享受することはあきらめないといけません。

 それは、強大な「責任」「権限」の前に、謙虚で自制的であることのほうが大事だから。


 
 「始末」とか「身の処し方」とか「内観」などの言葉もちらちら浮かびます。


 (昔、コーチとしてかけだしの頃、クライアントさんに「自分が与えたプラスのストローク」と「マイナスのストローク」を赤と青のの色分けして書きだしてもらったりしたなあ〜。青かった私)




 「日経ビジネス」にミンツバーグ教授の「コーチング・アワセルブズ」が紹介されました。


 ミンツバーグ氏ほどの人が「コーチング」を名乗ることがちょっと不思議。


 ちなみに正田はこの人のファンであります。知識偏重のMBAはマネージャー育成に役立たないことを早くから指摘し、マネージャーに必要なのはヒューマン・スキルだ、と言いきった人であります。


 実際多くのMBAホルダーは、経営者でなくコンサルタントか投資家になります。