鼻がめっちゃかゆいです。

 今年は花粉の飛散が例年より1週間ぐらい早いんだとか。
 皆様、くれぐれもお大事に。


 オバマさんに「日本の失われた10年」を引き合いに出されてしまいました。

 決して「新たな責任の時代」と就任演説で言ったからといって、特別彼のファンだというわけではありません。むしろアジア外交の重点を中国寄りにシフトすると言われているので困ったモンダ、と思っている一人です。


 しかし、言われちゃったなあ。。。


 コドモに問われたので、正直に

「いや、実はお母さんもあの当時、『銀行に税金を注入するってどうなん?』と思っていたほうで」


と答えました。


 諸外国では、同じ時期にやはりバブル崩壊を経験し、金融機関への大胆な公的資金注入を含む諸施策により、すばやく立ち直ったところもあります。
 麻生首相の

(別に彼ひとりの発案ではないはずだし、だいぶ右往左往したけれども)

「定額給付金」にしても、評判は悪いけどしなければもっとひどいことになるし、現に他国も軒並みやっていることのようです。


 決して麻生さんすきではありません。いささかアルコールの影響を感じさせる話しぶりだし、このところ「思考麻痺」に陥ってるようにもみえて気の毒ではありますが。


 ただ、私たち国民自身が、目の前で行われるあらゆる「決断」について臆病になっていないか、中身をよく見もせず過剰に批判的になっていないか、というのは自戒したいものです。それがもとで適切な政策がとれず、問題を長引かせているかもしれません。


 
 以前日経ビジネスの「人材のグローバル化」の特集で日本人ビジネスパーソンの強みと弱点が挙げられていて、

 その1つとして

「知識は豊富だが、決断力が弱い」

というのがありました。どうも、私たち日本人は、生まれつきなのか文化的にそうなのか、「決断」がにがてなようです。



 ちなみに同じ記事の日本人ビジネスパーソンの特徴あとの方の項目に、

「女性に対する先入観が強い」

というのもありましたっけ…
 個人的には、このところ優秀な女性とご一緒することが多く、大いに刺激に励みになっています。

「優秀な女性」も、みんなで渡れば怖くないというか、ある程度数をみると慣れてきてすんなり受け取れるかな、と思うのです

 


 映画『ベンジャミン・バトン』をみてきました。


 ブラッド・ピットが年老いた姿で生まれ、どんどん若返っていく男「ベンジャミン」を演じます。

 
 たぶん、ストーリーをご存じの方も多いのでネタバレOKかと思いますが
特殊メイクでブラピが演じる少年〜青年期のベンジャミンが、いいですね。

 年老いた髪の少ない頭、しわくちゃの顔、小さな痩せた身体。その身体にマッチしたかのような、老成した悲しみの心をもち、でも決して世間を多く知っているわけではないので時にあどけない驚きの色が瞳に宿ります。

 そのあと訪れる若さが、ちょっと無理してる感もありますが輝かしいですね。



 相手役のケイト・ブランシェットが普通に年老いていく女性。若く美しい絶頂の時期から、中年期・老年期までを巧く演じました。バレエシーン頑張っていた。



 このふたりの恋愛絶対泣く、かと思ったら私の場合意外にそうでもなく、観終わったあとは、「この瞬間」のかけがえのなさが心に残りました。


 「時間」は一瞬一瞬、輝いているのでした。