受講生さん初登場です!


OA機器販売/サポート業の営業部長、「永井博之」さん46歳より。



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関係 = 直属の部下。男性、正社員。
普段は私でなく課長が面倒を見ている。


状況 =

成績も悪く日頃より態度や目つきが悪かった。周りからも浮いていた。
名前を呼んで挨拶することから始め、次に本人と営業同行をした。
すると彼の良いところを素直に発見できた。




伝えた言葉 =

「しっかりした訪問ができているじゃないか。」
「お前の発想悪くないなぁ。面白いよ」
また朝礼で皆の前で、彼の仕事ぶりを紹介し、本人からもみんなにコメントしてもらった。(2回ほど)




部下の反応 =

最初はボソボソと話していたが、次には簡潔に力強く発言してくれた。
人に伝えたいという欲求があることを感じた。
見た目も顔の肌ツヤが良くなった。
笑顔が増えた。



後日談 =

受注が増えた。
シャイな性格は相変わらずだが、返事が一言でなく意見を言ってくれるようになった。


コメント = 素直に喜びを表現出来ない人もいる。目つきが悪く印象の悪い人間もいる。でも彼らに目線を合わせ彼らの立場に立つことで彼らの努力が見えてくる。素直にその努力を認めれば信頼関係も生まれ、自ら主体的に力を発揮しようとすることが分かった。



name = 永井博之


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 いかにも営業現場らしい、同行の場面での「承認」。


 「良いところを見てやろう」と上司の方が腹をくくった時、1人の人の別の面が見えてきたりしますね。


 また、言葉がけ次第でそれが光り輝いてきたりします。


 
 この若い方も、こうした関わりがなかったら埋もれてしまったままだったかもしれません。


 
 成功体験が少ない世代が社会人になる時代。


「ゆとり世代は教えても伸びない」

と、サジを投げた発言もメディアでちらほら目にするようになった昨今ですが、上司の方の人間力次第では何とかなるかもしれないのです。



 「受注が増えた」嬉しいですネ。


 部下のかたの成長とともに、上司の方も報われた感をもっていただけると嬉しい。


 こうして、事例を応募され、公開することが上記のような好ましい変化を定着させることにつながれば、私どもも嬉しいです。


「承認大賞」ご応募はこちらから

http://c-c-a.jp/award/index.html

 
神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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