受講生の「ターニングポイント」さんから、20年前の思い出の事例が届きました!

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関係 = 直属の上司。男性。20年前転職した職場の部長で、全国一厳しい名物部長だった

状況 = 事務機の直販事業部門での営業当時、その最終日に部の予算達成が厳しい状況でした。自信があった訳ではなかったが、私は来期の見込みとしていた大型案件を受注見込みとして申告しました。そして、奇跡的な出来事の連続で結果受注することが出来ました。


言われた言葉 = 仲間や先輩達から掛けられた『凄いなぁ!』とか『隠していたんじゃないの?』と同様の言葉を掛けられると思っていましたが、その部長は、いつもの檄を飛ばす口調ではなく、静かに周りにも聞こえない位の声で『お前なら当然やな。』と言ってくれました。


あなたの反応 = ただ、表面上は『はい』と応えていましたが、本当に嬉しかったのを覚えています。そして、時間が経つにつれて、そして現在もあの日の出来事・シーンの数々と私の心理状態を鮮明に思い出す事ができます。


後日談 = それ以来、その言葉は私のモノになりました。本当にしっかり後輩や子供達を観ていると、『頑張ってるな!』『良かったな!』に加えて『さすが!』『お前なら当然や!』を意識して使っています。私が人材育成の道にシフトした切っ掛けだったのかも知れません。


コメント =
あの時、この言葉以外で褒められていたら、たぶん忘れていたと思います。
厳しい状況で私が無理をして申告した事をしっかり観ていて、私の思いを理解したうえで、私が帰社する数十分の間に選んでくれた一言だと思っています。20年経った今でも、この話をする時、涙が出てきます。その部長は今年5月に定年されましたが、私を育ててくれた大きな承認の言葉でした。

ハンドルネーム = ターニングポイントさん

お勤め先 = 大手メーカー研修部門

お役職 = チーフ

年齢 = 49

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檄を飛ばす上司、厳しさで人を伸ばす上司の方。今でもきっといらっしゃるでしょう。


そんな上司も「ぽろっ」と、褒めてくれる時があります。


「お前なら当然やな」。


万感のこもった言葉だったことでしょう。情景が浮かびますね。


ターニングポイントさんにとって、20年来忘れられない言葉になりました。


ターニングポイントさん、素晴らしい事例をありがとうございました!




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