よのなかカフェの前は、明石ソーシャルワーカー事務所主催のセミナー「介護リーダーのためのコーチング〜承認〜」。


 3時間なので、「承認」にだけ絞ってお伝えしました。


 「承認大賞 受賞事例」もご紹介。


 介護福祉現場のリーダーさんたちは、物静かながらコミュニケーション能力は高い人ばかり。


 「引き出す」ことに重点を置いたセミナーにし、


 「事例」にからめて、当事者のお話がきけたり、職場の「やめる(退職)」談義も出、有意義な場になりました。




 ちょうど前日の「ためしてガッテン」では、中高年の男性を襲う「不元気症候群」(LOH症候群)がテーマ。年間3万人のうつ自殺の原因の多数を占めているといわれる同症候群はテストステロンの低下から起こりますが、ではその低下を防ぐには「職場の同僚から存在を認められること」というのが出たばかり。


「承認」は、「ないと死ぬ」ほどのものだった、というお話です。とくに40代―50代の男性にとって。


(だから、著書に書いたうちのダンナの職場の中堅10人で「承認研修」をして承認しあうようにしたらうつが治った、というのは、本当に正しい治療法だったのかもしれないのです)



 ではリーダーの立場で「承認」を受けるには?というご質問が出たので、


「自分の側から『承認』をひたすら出す」(小規模事業所)


という以外にどんなやり方があるかというと、


ある程度の規模の組織だったら、リーダー同士のミーティングで「承認」しあうという方法がありますよ、とお話しました。


 

「皆さん、来年の『第二回承認大賞』には、応募してくださいね!」


と呼びかけ。


 介護福祉の方々に、来年は期待できそうです。(?)
 

 
 学習意欲の高い皆様、そして明石ソーシャルワーカー事務所の小柳俊子先生、ありがとうございました!



神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp


 セミナーの中で、ある男性参加者の発言。


「あるPJを一生懸命やっていて完成したが、上司から『ここが悪い』と問題点の指摘だけをされすごく落ち込んだ。『ここまで頑張ったのに…』と思った」



 思わず、


「それはガッカリしますねえ。。がんばりました!!」







 ずっと以前の体験で、


「あんたなら間違ったことをせんやろ」


と、NPOの前身の任意団体に寄付金をくださった経営者さんがいた。


 モラル的なところで評価してもらえるのは、うれしい。


 でも同じ人が、


「あんたは『熱心』だ」

と言ったら、腹を立てて抗議した。



「私は『熱心』とか言われるレベルの仕事はしていません」



 私と私の仕事にとって、それは致命的にマズイことなのだ。


 なぜだかわからないが。