企業研修の受講生さん方と「涙の卒業式」。



 実際には「涙」とほど遠く、ワイワイガヤガヤと話に花が咲いて、散会しました。



 ・・・実は今だからオープンにすると、幹事さんと私の間だけでこの「卒業式」について申し合わせがあって、それは・・・


 「上の人(上司、上位者)の悪口、カゲ口は、『無し』にしましょうね」


ということだったのです。


「解決すべき問題は別の場でちゃんとおききしますから」


と私は言い、


幹事さんは

「わかりました、賛成です。事前には『カゲ口禁止』とういことは言わないでおいて、もし出たら、データ収集したあとで『実はカゲ口禁止やで』と言いましょう」


と言われました。



 しかし、心配するまでもなくそういうものは、出ませんでした。


 (厳密にはちょっとは出たけどそれは私の情報収集に役立つ程度、ということで)


 これは、あくまで自然にそうなったようなのです。



 終始、「自分」「自分たち」が主語になり、

 何かの対策について「教え合う」姿などもみられ、正田はひそかにウルウル。



皆さん1人1人に小さな「修了証」をお渡ししました。

 CIMG0766



 (株)毛利マークさんのご厚意で刻字していただいてます。



「みんな、この輪を大事にしていこうな」。


 メンバーさんから嬉しい言葉が出ました。



「第一回承認大賞 上司部門大賞」もここから出た、「伝説の研修」でした。





神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp


 これも少し「技術解説」が入りますが、




「教える」という作業を大人相手にするというとき、


 知識を持っている人が「えらい」わけではない。単に自分のところに知識があるから、横の関係の中で「はい」と知識を差し出してあげる、


 知識を与える側がそういう姿勢でいるとき、大人の学習では、相手は知識をもっとも高い確率ですすんで受け取ってくれます。



(「もっとも高い確率で」ということなので、100%ではありません。確率を上げられる、ということです)



 ようするに「上から目線」で教えるとダメ、とかフラットな関係性で、ということなのですけど。



 そういう、職場での「教える∸教えられる」関係をうまく築くために、研修講師の側で何ができるかというと、モデリングで、研修講師自身が


「自分はえらいわけではない。ただこのことについて知識を持っているから、分けてあげる。差し出してあげる」


という姿勢を見せ続けること、と思っています。


 これは、従来の研修講師マニュアル


「断言せよ。自信を持って教えよ」


というのとは真逆の考え方です。
 

 ブログの読者の方は偉い経営者やコンサルタントの方が講演に来て、物凄い豊富な経験をもとに何かを断言口調で話され、納得して帰った、という経験をお持ちの方も多いと思いますが、


 どうでしょう。それで実際にそれをしてみているでしょうか。


 あるいは、実際にしてみたとき、部下や相手の反応はどうだったでしょうか。



 「上から目線」「上下関係」の横溢した場の空気の中で学んだことは、その場で納得したとしても、実地に使えない。あるいは、使ったとき、「上から目線」を持ちこんで行うので、相手の共感が得られない。


 
 フラットな関係性、心の持ちようを持ったまま「良いこと」を行うようにするには、結局徹底してフラットな場の空気を維持した中で教育を行うに尽きるのです。と、私は思っています。