つい3つほど前の記事で「『普通のサラリーマン』はfacebookをやるべきか?」とぶっていた私。


今回の大地震で、SNSに対する見方を改めることになった。


東京方面の1人の友人は、勤務先から「帰宅難民」に。iPhoneからのTwitterで徒歩の帰宅中の模様を実況し、フォロワーから声援を受けてなんとか帰宅した。


神戸から東京に出張中だった友人は、羽田空港までタクシーでたどり着き、そのあと22時間にわたって空港で缶詰になったが、コンセントの電源の近くに陣取り、やはりTwitterで実況を続けた。声援を浴び、めでたく先ほど帰宅した。


整体の院長先生の息子さんは神戸の実家から大学のある東京にバスで戻る途中地震に遭い、車中で18時間足止め。携帯電話、メールとつながらなかったが、Twitterだけは通じた。


千葉の女性の友人とはfacebookでチャットした。
「メッセージありがとう。嬉しかった」
「こちらこそありがとう。facebookはすごいよ」


あるfacebookグループの主宰者の方が青森在住で連絡がとれず、会のみんなで心配した。(いまだ安否確認とれず。単なる停電のためだと信じたい)


「固定電話も携帯もメールもだめだが、Twitterやfacebookは通じる」というケースが結構あるのだ。



防災上の理由で、SNSはしたほうがいいのかもしれない。


千葉の実家の母とは結局固定電話がやっとつながって話した。ネットを一切やらない母は、電話回線がつながらない時には陸の孤島になってしまう。




ところで、Twitterもfacebook、MLにも、デマあるいは出所不明の情報が飛び交う。


「【拡散希望】」「関電に勤めている私の友人が…」「東電に勤めている友人が…」

というのは、かなりの確率でデマらしい。


しまいに、「マスメディアまたは公的機関の情報だけを信じなさい」という叱責も飛び交う。


しかしそれでは、既存メディアを補完する役割をネットが果たせない。


一層のリテラシー能力が必要、というのは、普通のユーザーには高すぎる要求だろうか。




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