10月6日のよのなかカフェ「日本はスウェーデンを目指すべきか?福祉編」に登場されるスウェーデン人研究者、エルス=マリー・アンベッケン女史(関西学院大学人間福祉学部教授)をお訪ねしました。


 写真は西宮ガーデンズ2Fのヘルシンキベーカリーにて。


アンベッケン先生2



 アンベッケン女史は57歳。高齢者福祉がご専門で、今回の来日は4年前から。お子さんのころも宣教師のお父上について来日されていたとかで、流暢な日本語を話されます。大変親しみやすい、「スウェーデン的良い人格」の方です。


 打ち合わせとはいいながら幅広く日本社会をみられているアンベッケン女史との会話は、さまざまなところに飛び火―。


 スウェーデン流「高負担」について、アンベッケン女史曰く、


「私たちは『安心』を買っているの。政府に対する信頼感が高い。日本は政府に対する信頼感が低いですね。その違いだと思う」


 日本の福祉労働従事者の燃え尽きについても懸念を示され、


「日本ではサービスを享受する側が上、提供する側が下、という意識が強いですね。クレームが多いということに驚きました。スウェーデンも権利を主張する利用者はいますがそこまでではない。関係がもっとあっさりしている」


 それについて日本ではどんな対策を講じていますか?ときかれ、施設内でのサポート・システムをつくる動き、ついでに「承認大賞」についてお話しすると


「それは大変いいことですね。スウェーデン人もほめることについてはシャイです。そこは日本人と同じ。ただほめるときは心からほめます」


 うちの母親があるグループホームに入所して劇的に状態が良くなった、という話もしてしまい、


「まったく、サービスの質は、施設長のリーダーシップ次第ですね」。

 アンベッケン女史はParticipant observationといって、行動観察のような手法で施設職員のリサーチをしたこともあるそう。



 お話はもっともっと多岐にわたり、福祉だけではなく社会全般にも広がったのですがすべてをご紹介できず残念です・・・。


 アンベッケン女史の日本滞在は来年3月まで、そして大学の仕事が忙しいので普段めったにこうして学外で話す仕事を引き受けていない、ということなので、今回はほとんど例外的に、「門外不出」のお話をしてくださることになりそうです。皆様、この機会をお見逃しなく!!


 ・・・ちなみに5月によのなかカフェに登場されたイケア神戸のマネージャーさん方も、その後県の男女共同参画やらあちこちから引っ張りだこでした。よのなかカフェは「スター発掘」のしごともしてるのですヨ^^



 
 お話しした後あれっと思いました。約1時間半にわたりあれもこれもとお話しする中、たとえばこんなやりとりが。


「スウェーデンでは福祉施設は自治体からの委託です。自治体が業者に対してコンペを行い委託を決定する」

「先生、それではコストの審査はできてもサービスの質を審査できなくはないですか?」

「そういう批判はあります。最近そういう指摘も出ています。しかしあまりにコストが安い業者は落とします、これでは人件費を削るしかないだろう、と思われるケースには。サービスの質も見せる必要があります。ただ一部にはそういう指摘もあることは事実です」


・・・というように、疑問に思うところはあえてアゲンスト質問をしてただす、それに対してまた親切に応答される、ということがごく自然にでき、これと同じことが権威主義の日本人の大学教授にできるだろうか?と思ったのでした。


 それは、アンベッケン女史のもつフラットで親しみやすい雰囲気が可能にしてくれるのでした。

 私にしてみれば、それは「ほめる」ことをしていなくても、他者への自然体のリスペクト、という意味で「承認」なのでした。


 アンベッケン女史の出席されるよのなかカフェは、10月6日(木)19:00〜20:30、参加費500円+ドリンク代。

 詳細とお申し込みはこちらからどうぞ ⇒ http://c-c-a.jp/cafe/
・・・

 
 これに先立ち、よのなかカフェの相方、山口裕史さんとも打ち合わせをしました。


 よのなかカフェは11月の回で通算30回になります。

 
 11月は、「間違った就活、してませんか?」というテーマ。

「面接ノウハウのお蔭で、ふだん普通のいい子が面接ではいきなり変な子になっちゃうんですよね」(山口さん)


 たとえば、
「あなたの短所は何?」
ときかれると、
「私の短所は人の面倒をみすぎることです(それは、面倒見がよいとかリーダーシップがあるとかの長所の裏返しです)」
 という。短所をきかれたら長所の裏返しととれることを返す、とノウハウを教わっているから。

 でもそれは不自然。面接官は、「本当は普通のコミュニケーションがとれるかどうか見たいだけなのに」と嘆く。


 そういう変なノウハウでない、自然体のその子らしさを出して就職面接に合格させる就活塾を主宰する人をゲストによびたい、とのこと。

 最近新卒者の採用活動をした中小企業の経営者さんも経験から話したい、とおっしゃっていて、就活中の学生さん、人事関係のお仕事の方、いずれもお勧めです。


 そして12月は、カナダ人落語家、桂三輝(サンシャイン)さん出演が本決まりになりました。

 
 先日、三輝さんの「英語DE Rakugo」を再びみにいきました。古典落語の「動物園」を英語で。途中の英語スキットを配布してあり、観客も上がってもらってやりとり。爆笑に次ぐ爆笑、盛り上がりました。

 桂三枝一門で3年の年季明けの三輝さんは、11月にカナダでも公演されるそうで、今からは日本とカナダをまたにかけ活躍することになりそうです。


 「英語DE10大ニュース」は、震災や台風被害もありましたがアイドルグループ総選挙どやねん!とか、大物タレント引退うそやろ!みたいな会話も英語のネタにできる。意外とシンプルな英語で「大人の会話」ができちゃう、というのを体験してもらえれば、1つ階段上がってもらえるかな、という狙いがあります。


 
 そして今回新しく決まった来年以降のテーマ。


1月「中国人とのつきあい方」

2月「若者はなぜ生きづらいのか?」

3月「障害者支援、自立」




神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp