9月23-26日、宮城県南三陸町への「被災地ボランティアツアー」に参加してきました。


神姫バス(株)さんの社員さん向けツアーに「友人知人枠(?)」で、私と二女の2人がまぜていただいたものです。

南三陸町を拠点にボランティアのコーディネートをされる非営利団体「ユナイテッドアース」さんの指揮のもとで、同町の復興のため月1回開かれる「福興市」の設営をお手伝いしました。


足かけ4日間、現地滞在はわずか2日間のことなので、「表面的」とのそしりは免れないかもしれませんが、見聞きしたこと感じたことをご紹介します。



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神戸を23日の午後3時に出発して約16時間で南三陸町着。着くやいなや、見渡す限りのどろどろの更地と、瓦礫の山、潰れた自動車の山、そして骨組みだけ残ったビルの残骸、などが目に飛び込んできました。TVで何度もみた、あの被災地の図でした。「まだこの状態なんだ」。瓦礫撤去がひところよりは進んだときいていたのですが、やはり言葉を失いました。


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会場の南三陸町スポーツアリーナ。手前の広場が今回の福興市の会場になりました。今後はこの場所は町役場と病院になります


そんな風景を通り過ぎ、福興市の会場の南三陸町アリーナに到着。受け入れ側のユナイテッドアースの方々に指示をいただきながら、市のためのテントの設営を開始。なんとかその日の夕方までに50張を張り終えました。

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テント張りの風景



作業後、被災地の「語り部ガイド」の方々のお話を伺いながら、バスで被災地の主なポイントを回りました。


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語り部ガイドの佐藤かずよさんと菅原きよかさん。お2人とももともと観光ガイドをされていただけに、非常にしっかりした語り口。町の地理にも明るい


語り部の方々は、お友達を失った体験、お母さまを失った体験、などをしっかりした声で、時々涙ぐみながら話をされました。痛ましいお話でしたが聴いていてなんと気丈な、なんと凛々しい、これが同じ今の日本人の姿かと、勇気づけられ、また恥ずかしくなる思いでした。


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避難を呼びかけ中に多くの職員の犠牲者を出した南三陸町防災庁舎。遺族感情を考え、保存はしないとのこと



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アリーナ内に張り出された尋ね人とご遺体の表



2日目の福興市本番では、「ホルモン焼きそば」などB-1グランプリ出店者が3社、そのほかにも山形の「芋煮」や地元産のタコの天ぷら、その他全国各地からの出店があり多種多彩で楽しめました。中には、「お店が被災してまだ再開できてない、だからこの市にだけは出店」という人も。


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人出で賑わう福興市

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南三陸町特産のサンマ

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ホルモン焼きそば


私たち母娘は入り口の「本部テント」で、震災写真集の販売を担当していました。(前日のテント張りはなかなかの重労働で、女性には手に余る場面もありましたが、各ブースの販売の仕事は女性ボランティアが引っ張りだこです)ユナイテッドアースの方曰く、「(母娘の)お二人は写真集売りが似合っていますね」。うーん、嬉しいのやら…、地元の方々が次々写真集をのぞき込まれ、手に取られ、「この本は買ったわ」「こっちの本はまだだわ。これ下さい」。痛ましい記憶だけれど、逆にしっかりと手元に置きたいのでしょうか。その日で2種類の本を各40部ほど、約10万円を売り上げました。


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ボランティア女子高生

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当日販売した写真集、記録集。河北新報社のオリジナルの写真と記事を編集。1000円と1500円


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ステージ演目のゲスト「杏子」のライブを最後に3時には市を終了、撤収はみんなで取りかかりあっという間に終わりました。ちょっとした学園祭感覚。もとからイベント好きだという南三陸町の人達の熱気を感じました。

その日はボランティア同士の懇親会に参加したあと南三陸町をあとにしました。

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復興のため自力で立ち上がろうとする地元の方々にちょっとだけお手伝いをさせていただく、ボランティアの趣旨も素晴らしいと思いました。設営はとりわけ人海戦術でないとできない作業で、ボランティアが要る、というのもよくわかりました。

個人的に一番残ったもの、それは、3月以来日本中を覆っていた東日本大震災、TVをつけるたびに見ていたその惨状だけれど、ただ見ているだけの私たちが無用に心のダメージを受けていた一方で、被災地の人達は力強くつらい体験と向き合い、乗り越え立ち上がろうとしているのだ、という名状しがたい畏敬の念、でしょうか。月並みなようですが私たちがむしろ力をいただいた、勇気をいただいた、ような気がしました。


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福興市の当日朝、ボランティア一同集合写真



補足すると、実は最後の懇親会の会場にうっかりもの正田はカメラを置き忘れてしまったのですが、ユナイテッドアースの方がしっかり保管し、ご連絡したところその日にすぐ発送してくださいました。お蔭でこのブログをあまり遅れずにUPすることができました。UE和田さん、この場をお借りしてどうもありがとうございました。


この南三陸町の「福興市」については、神姫バスさんは継続して支援される予定とのことで、来月の市には、グループ会社から20人が行かれるそうです。


もしご興味がありましたら、下記へご連絡ください:

神姫バス(株)旅行事業部 079-224-1504




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