日経WOMAN Networking フォーラムプレミアム2011 魅力的な女性リーダーになるために!女性リーダーのための学びとネットワークづくりの場(11月19日、東京コンファレンスセンター有明)1日セミナーに参加しました。


 女性ばかり参加者は250人で満席。


 午前中の基調講演に、石黒不二代、林文子、志済聡子の3氏といきなり豪華。午後の分科会では「上司力」、「パフォーマンス・マネジメント」、「エグゼクティブサーチ」等各分野の専門家からお話。


 間にランチ、アフタヌーンティー(おやつ)、ディナーとそれぞれ立食でネットワーキングの場を設けています。
「食」にこだわる女子も大満足。


 正田は、6年来の林文子ファンで、講演を聴くのは3度目。過去には東京BMW社長時代、ダイエー会長時代にそれぞれお話を聴いています。


 今回の林氏は冒頭は「横浜市長」としての話が続き、声も低めでややお疲れ気味をうかがわせました。しかし中盤から得意の「コミュニケーション」の話になると、明るく女らしく人を惹きつける「ハヤシ節」になりました。


「ダイエー会長時代、取引先のメーカーを回りました。先方の会長、社長が出てきますが向こうはほとんど私の顔を見ない。連れていったこちらの専務などの顔を見ながら話す。そのぐらい男性はシャイ、女性の顔を見ない。」


「でも私から20分ぐらいいろいろ話しかけると、ニコニコになって、帰るときには向こうからおっかけてきて『会長さんまたよろしくお願いします』と言ってくださるんです」

(林さんの人間力は長い営業職時代につちかわれたもので、女性だからといってもだれもが同じことができるわけではありません。正田反省)


「女性の持っている感性のアンテナ、人とつながる能力、受容力、母性愛、人の話を聴く能力は素晴らしいもの。男性は話を半分まで聴いたら反論を考えちゃう、戦っちゃう。男性は鎧を着てしまう、これはDNAなんですね。あ、公職なので決めつけるような言い方をすると問題になるんですが(笑)」


「女性マネージャーになる方、何も迷わないでください。あなたのままでいてください」


「ときに感情的になることもあります。『言っちゃった』と引きずらないで。忘れること、そのためには寝ること」

「叱るときはとことん叱る。相手がどう反応しようが上司の責任なんです、叱ることは」



 なんとも、元気が出るお話ではないですか。


 このあとエグゼクティブ・サーチの側から人財問題を語る橘・フクシマ・咲江さんからは、


「男性リーダーと女性リーダーを比較調査すると、知性・思いやり・創造性・正直さなど大半の項目で、女性リーダーの方が(周囲からの)評価が高かった(決断力では男性がやや優れていた)」

という知見なども紹介されました。



 
「ほめ殺しの林」を自認する林文子さんから繰り返し「ほめる」話が出、また午後の分科会の前川孝雄氏も「承認」の重要性に触れられ、この場では「承認大賞」主催者はちょっと鼻が高いのであります。


 
 交流の場で「神戸からきました」というとかなり珍しがられ、たしかに関西圏の女性には協賛会社のパナソニックの方以外、ほかにとうとう出会わなかった。(新潟からはキヤノンの関連会社の女性課長さんがいらしていました)



 やはり「東高西低」あるいは首都圏に偏っているのかもしれない、まだまだこの話題は。


 でも冒頭に日経WOMAN編集長の麓幸子さんが「去年ぐらいから大きく潮目が変わってきたのを感じる」と言われたように、わが兵庫・神戸にもいずれヒタヒタと波が押し寄せてくるかもしれません。


 
 で私は鉄のまち・男のまちの地元でこっそりネチネチと、「コーチング」「承認」の原稿に「女性活用」のテイストを紛れ込ませるのであります。ふっ。

 (帝国ニュース兵庫県版のコラム『企業内コーチ育成のすすめ』過去記事ブログをご参照ください 
http://blog.livedoor.jp/officesherpa-column/ )



神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp