28日、初の姫路でのよのなかカフェ「日本の企業をつながり力で変える!」を開催。じばさんビル2F・ロバストにて。


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 最終、14名が参加。姫路経営者協会、連合兵庫など地域の公的機関の方、経営者、管理者の方そしてアカデミズムの方と、これ以上ない豪華な顔ぶれとなりました。


 中には、1年前の兵庫工業会のセミナーに来場されて以来ずっと正田のメールニュースに目を通しくださり、異業種交流会仲間に回覧していた、という方も。今回は交流会の役員さん同士誘い合わせてご来場くださいました。


 また、前回今月2日の三宮でのカフェに来場されたあと再度、グループ企業の方を誘って来場された方・・・。

 しみじみ、感謝いたします。



 
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 今回は2時間を前半、後半と区切り、前半でこの20年間の日本の組織・人材育成の現状について、後半には「承認中心コーチング」とその効果について、それぞれ正田からガイダンスを行ったあと、残りの時間に皆さんでディスカッションしていただきました。


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「日本人に合わない人材育成理論、組織論を当てはめたために、20年間で日本の組織は急激に痛んでいる。いまや日本の労働意欲、労働生産性は世界最低レベル」とのガイダンスに、会場ウーンと絶句・・・。



「後継の社長が周囲と同じ目線で会話している気がする。気になる」


「厳しいのはいやだ、あくせく仕事をもうしたくない、という意識で仕事している人がいる」

 これは若い人、定年後の人、50代など世代を問わずみられる、という声。


「義務と権利。自分が若い頃には『仕事は楽しくないのが当たり前。苦しいから仕事』と習った」

と、組合関係の方。

「社長の仕事は根気よく反復連打すること」

と経営者さん。


「過去に色々な上司の下に就いた。自分が働きやすかった上司は考えてみると、承認してくれる上司だった」

と、人事総務担当の方。



 後半では、「承認中心コーチング」の実際について。

 さまざまな事例をご紹介すると、これまで既に出たものもありますが会場からほう、とお声。

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 「トップ支店」「目標達成率150%」の元銀行支店長・松本茂樹氏は、「頭取からほめる言葉を貰ったときは嬉しかったですね」。

 「上の人」からの承認は、やはり格別な意味をもつようです。


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 瓜生原葉子氏は、学術的にモチベーション論とプロフェッショナル論を展開。

「日本の常識だと『プロには自分の根性でなれ』と言うのですが、調査で実際に出てきたのは、プロ意識を育てるのは組織内の言葉がけや視線だということなんです」。

 その職に特化したスキルの研修は日本で十分になされており、海外より多いくらい。しかし「承認」がないために、プロ意識も成果も低くなっている。示唆的ですね。


 
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 終了は30分押して19時30分になってしまいました。

 熱気高く、議論に参加してくださった皆様、ありがとうございました!
 設営や資料コピー等、ノウハウを駆使してご協力いただいた会場のロバスト様にも感謝いたします。


 
 正田は11年間、「承認」「コーチング」という、女の身には持ち重りのするものを背負って走ってきました。


 今回、足を運んで来場され、議論に参加された方々に「承認」の重要性を深くわかっていただけたなら、この11年間は無駄ではなかった気がします。

 これだけ大きなものに出会えたのは、私はきっと幸せだったのです。


 スライドの最後に正田が書いた生意気なこと:


「わるくなってきた物事を良くすることは、わるくなるのに要した時間の3倍かかる。

わるくなる前の状態に戻すのではなく、より良くし、強くなりましょう。

良くするために、ぶれずにやり続けてください。
くれぐれも途中で投げ出したりしないように・・・」




今回のカフェはUstream配信をしました。こちらから録画を視聴していただけます。

http://www.ustream.tv/channel/%E5%A7%AB%E8%B7%AF%E7%89%88-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8A%E5%8A%9B%E3%81%A7%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8B

神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp