このブログを長く読まれているかたや、古手の受講生さん方はもうご存知のことと思いますが、


 当協会方式の「承認」では、相手の才能や人格をほめることを「承認」の中に含めていません。


 たとえば受講生さんにお渡しする定番のシート「承認の種類」の中にも、人格をほめる言葉は入っていません。


 何故かというと、これも有名な心理実験で、


「あなたは賢いわね」

などと能力や性格をほめるほめ方をすると、その子どもは難しい問題にチャレンジしなくなることがわかっている。


 「賢い」と言われた自分のイメージを崩したくない、ゆえに失敗したくない、という気持ちが働いてしまう。


 そうなると、ほめたことが逆効果だったことになります。


 どういうほめ方を推奨したいかというと、「よく頑張ったね」と、相手の行動や努力をほめることであり、このようにほめられた子どもは繰り返し難しい課題にチャレンジすることがわかっています。




 当協会が「100年後に誇れる人材育成を」という言い方をするときは、やはり経済復興のために努力する「強い日本人」をつくりたい、という願いをこめて言っているので、

 ナルシシズムのために努力をやめてしまうような弱い人をつくりたいわけではありません。






 往々にして、ほめるプロ、商業教育のプロなどは、「人格をほめるほめ方」が得意です。


 (私はこういう仕事をしていますがそちらはあまり得意ではありません。なのでそういうお仕事の方々とご一緒すると居心地がわるくなり、あまりご一緒しないことが多いです)


 ほめられるとドーパミンが出る、という脳科学の有名な実験がありますが、これはよくみると人格をほめる言葉をMRIの中の人に表示して見せるということをしています。


 なので人格をほめるとドーパミンが出、嬉しい気持ちになるのだということはわかります。実感値としても人格をほめられるというのは嬉しいものです。ただし、それでパフォーマンスが上がることが証明できているわけではありません。


 「嬉しい」と「パフォーマンスが上がる」はイコールではないのです。


 パフォーマンスが上がるかどうかは、やはり今のところ行動理論、行動科学、行動分析学の実験でみます。


 そこでは行動に即した褒め方をします。


 私はマネージャーさん方が行う、美辞麗句でない武骨な承認がすきです。そうしたものが、実は一番部下のパフォーマンスを上げます。


 当協会の主催してきた「承認大賞」でも、結局そういう種類のもの=行動承認=が部下のパフォーマンスを上げ、会員のマネージャーたちからも得票し、賞をとってきました。



 ああ、今日もこれがらみの話題を書いてしまった。


 まあ、人格をほめられて嬉しくなったらそこの業者さんを採用してください。




神戸のコーチング講座 NPO法人企業内コーチ育成協会
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