「困ったときのこの人頼み」で、柏原直樹さんにお電話した。


 OAメーカーの37歳の営業課長。「正田さんの方式でうまくいっている」と言われる。


 おききしたかったのは、「あなたはなぜ(承認コーチングを)始めたか、なぜ続けたか」という問い。


「ぼくの場合は、一昨年の京都時代に永井さん(部長、当時の上司)と中川さん(社内教育担当者)から教わって『やろう』と思ったわけですけれど」

と柏原さん。

 そう、柏原さんはほんとは私の直の弟子(受講生さん)ではないのだ。いわば孫弟子なのだ。


「ぼくは若くして課長になったけれど永井さんに出会うまで半年間数字が出せなくて。だから絶対やろう、と」

 なるほど、強い動機づけがあったのだ。


「では、何があったので続けられたんですか」

「やっぱり、部下が良くなったとか仕事できるようになったとか、いい風に『変わった』のが目の前でみれたからでしょうね。もっとやろう、もっと良くしよう、と」


「うまくいかないなーと思ったら『承認の種類』のシートを見て『あっそうか』と思ったりね。あのシートは永井さんから貰ってましたから」

(ほんとは営業上うれしくないけれど、信頼する上司から「承認の種類」シートを貰うと、それは役に立つのだ。何も下地がなかったらただのきれいごとシートだと思う)


「あと永井さんがそばでぼくが部下と話すのをきいてくれて、あとで『もっとこうした方がいいんと違うか』ってアドバイス頂いたり。メールでも問い合わせたり」

 
「京都で7か月永井さんの下で働いて、こっち(神戸)に戻ってきたら、話し方が全然変わった、と言われましたね。正田さんに初めて会ったのが去年の4月でしたけど、その1年前に会ってたら全然だめなぼくだったと思いますヨ」


 というわけで、「部下が実際に変わった」ことと「信頼する師匠がそばにいた」ことが続けるためのモチベーションだったようだ。


 ・・・あと、これも自慢話めいて恐縮なのだが、この永井さん柏原さんの師弟コンビはこれも永井さんからの申し送りで、このブログをずうっと見ていてくださる。

「ネット上で見るに値するのは正田さんのブログだけだ。このブログだけ見ていればマネジメントは上手くいく」


 そんなことを言われる。永井さん独特の人たらしの言い回しなのかと思ったが、実際に続けてみてくださり周囲にも勧めてくださるそうである。みてますかー。


 
 今回、統計調査の数字が上がったもうひとつの施設にお問い合わせしたが、上がった要因についてあまりはかばかしい答えは得られなかった。謙遜の言葉ばかりだった。

 傍目でみると、つまり施設外から支援業務をする人の目からすると、ここでも60歳代後半の職員の方々が自発的に仕事をするようになっているという。それはそれで凄いことだと思うけれど。


 ほんとは、「何をやったか、何が奏功したか」を正確に振り返ってもらったほうが、ご自身の学びにも今後の継続にも、また社会全体の発展のためにもよいのだ。


 

100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
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