「第3回承認大賞」新たなご応募がありました!
今回は女性の"Boss"登場。新人男性部下からのご応募です。
さあ、どんなやりとりだったでしょうか・・・!
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■あなたとの関係 = 直属の上司、女性。平成25年6月よりお世話になっている、私を入れて三人の小さな居宅介護支援事業所の管理者にして上司のKさん。社会福祉士、主任介護支援専門員。
■状況 =
一月程経ち、正直、慣れない仕事において、『自分が役に立っているのか』『足を引っ張っていないのか』と悩むことがあった。
自分がいることが、事業所(小さいところなのでチーム)に役に立っているのかを尋ねてみた。
■言われた言葉 =
焦る事は無いと思うとの内容の話の後、もう一人の先輩であるケアマネMさんの様子として、
『あの人は、もともと頑張り屋さんであったけれど、貴方が来てからさらにパフォーマンスが上がった。来てもらったことにも喜んでいたし、それだけでも意味が有るんじゃないのかな』とのコメントをもらいました。事業所における、存在価値・一員として認められていると感じた瞬間であったと思います。
■あなたの反応 =
それまでは、正直仕事で褒められたりされた時にも、付き合いの長さを考えて、正直に受け取ることが出来なかったものでしたが、その日以降、少しだけ素直になれたような気がします。
もちろん、チーム(事務所)の一員として仕事に集中する姿勢を取り戻したことは他なりません。
■後日談 =
先日、Kさん出張中に、Mさんより、私がいない時にあったやり取りの話を聞くことがありました。
その日、Mさんが、
「○○さんは頑張っている。本でも調べてますしね」
と話したところ、
『あの子は、Kチルドレンだから』
と笑ったそうです。その話を聞いても、認められたと感じたものでした。
■あなたの気づき等 =
元来の天邪鬼の性格もあり、自分は、『認められた』とか『認められている』というもの、『褒められる事』にも抵抗を持っていると大なり小なり自覚をしていました。
が、今回、『認められた』と私でも自覚できるくらいの承認をしてもらったことで、大変うれしくもあり、ヤル気が倍増したのです。
今後として、自分も、チームや(仕事に限らず)周りの方々に対する感謝と『承認』の意思表示を不器用なりにもやっていこうと決心した。
エピソードでした。
■表記 = 姫路之助さん(居宅介護支援事業所勤務、30代)
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いかがでしたか?
入所1か月の方にもこんなに「認める」ことの重要性が、コンセプトとしても上司から「認められた」体験としてもしっかり入っているんですね。すごいことです。
「Kさん」は女性の方です。最近、某所で
「自分は若い頃から上司からも『ボス』と言われていた」
とカミングアウトされていました。
非常に志高く、業界でも最高レベルのサービス品質を提供しておられる女性ボス。わたし正田もいつも刺激を受けている方です。「承認」歴ももう3年になられます。恐らく想像ですが、部下からみると要求水準の高い、厳しい中にも温かみのある上司であろうと思います。
今回のKさんは、応募者の姫路之助さんから「自分が役に立っているのか?」という相談を受けました。ところが姫路之助さんがあまり素直に「認められる」「褒められる」を受け取れないご性格なのをみて、第3者の「Mさん」を主語にした形で間接的な「承認」をされました。それが、
『あの人(Mさん)は、もともと頑張り屋さんであったけれど、貴方が来てからさらにパフォーマンスが上がった。来てもらったことにも喜んでいたし、それだけでも意味が有るんじゃないのかな』
という言葉です。
これは当協会方式の分類でいうと「変形第3者メッセージ」(??) その場にいない他人の行動や気持ちを記述することで間接的に目の前の相手の存在価値を言う、というものでした。相手の性格を知ったうえで大変高度な承認をされたKさんでした。
そのあとの「あの人はKチルドレンだから」も、これはKさんご自身が言ったとすると豪快なひと言ですね。
姫路之助さん、素晴らしい事例をありがとうございました!
Kさん、Mさんにもどうぞよろしくお伝えください。
100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp
「第3回承認大賞」募集ページはこちら!あなたのエピソードを教えてください
http://www.shounintaishou.jp
「承認大賞ハンドブック2013」ご紹介ページはこちらです
http://blog.livedoor.jp/officesherpa/archives/51861106.html
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