16日、高槻商工会議所理財業部会で講演をさせていただきました。お題は「『認める力』と『平成の武士道』〜統計で出た承認中心コーチングの業績向上効果」。

 定員30人を超える35人ほどのお客様が来られました。台風一過の日にもかかわらず、こちらでは過去最高の出足だったということでした。


 
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 冒頭、部会長の松浦宏・摂津水都信用金庫常務理事より、台風26号被害者の方々へのお悔みの言葉のあとに、

「今日の講演は私もいつも以上に真剣に聴こうと思っています。どうか皆さんも真剣にお聴きになってください」。

 続いて、ご紹介の労をとってくださった副部会長の間瀬誠先生(マセヒューマンテクノサービス代表)より10年前のご縁についてのお話をまじえた講師紹介をいただきました。


 
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 正田はいつも通り「笑い」をまじえるでもなく淡々と芸のないお話をしましたが、やはり冒頭のお2人からのアナウンスのお蔭でしょうか、年配の経営者の多い聴衆の方々が大変真剣に聴いてくださっているのが伝わりました。

 内容は、村岡みきこさんのほのぼのタッチのイラストによる「正田ライフヒストリー」から始まって過去10年にわたって受講生様方の出してきた強烈な業績向上の事例、近年の統計調査、それに脳科学、遺伝子学、ポジティブ心理学、武士道からみた効果発現のメカニズムのお話です。


 、「できるだけ皆様のすべての疑問にお答えしたいと思います」
とあらかじめ「講師への質問シート」をお渡しし、講演の中盤に頭の休憩を兼ねて「質問シート記入タイム」をおとりしました。
 そして最後に質疑タイムを10分ほどとったところ、その場では2-3の真摯な質問が出たのみで、その他講演終了後と懇親会で個別のご質問をいただきました。いずれも真摯なものでした。

 副部会長の平林克美さん(アクサ生命保険大阪営業所長)が懇親会の挨拶で

「会社でありとあらゆるコーチングの研修を受けてきたが今日のが初めて腑におちた」

 と言ってくださり、

 また事務局の藤本さんによると、ほかにも多くの参加者の方が「これまでの研修で一番良かった」と喜んでお帰りになったということで、「高山右近のまちでどう受け入れられるだろうか」と事前に気をもんでいた正田もほっと胸をなでおろしたのでした。


 間瀬先生、松浦様、平林様、藤本さん、沢山のお骨折りをいただきありがとうございました。そしてご来場の皆様、ありがとうございました。


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 翌17日は、神戸で自社主催講座の1日目をいたしました。「企業内コーチ育成講座 基礎コースA」です。
 今回は珍しく、17日に1日目、24日に2日目と、2日の日程をばらした形で行います。

 17日は製造業の方ばかり3名の受講生さんが参加されました。女性2名、男性1名。

 いずれもよりすぐりの優秀な人びとで、同じように周囲との温度差を悩みに挙げておられました。

 何をつかんでいただけたでしょうか・・・、


 やっぱり、「承認」を続けるために何が必要かというと、10年マネージャーさん方とお付き合いした感慨としては、皆さん講座の中で講義や実習を通じて、また職場での宿題の実践と提出を通じて、講師からのコメント返しや受講生さん同士の宿題共有を通じて、何段階もの心の変化を経験されます。それと本当に続ける方は正田のメールニュースやブログにもよく目を通してくださるようです。
 なので、前日の質疑で
「続けるには何が必要でしょうか?」
「『承認の種類』のシートを手元に置いてくだされば大丈夫です」
というのはややリップサービスです。通常は、やりかたについての研修を受けることは必要です。

 また、会社単位で「承認」を取り入れるさいには、トップの方から
「この方針(すなわち、マネジメントの基本行動として「承認中心コーチング」をおこなうこと)は今後変更しない。安心して学び、実践してほしい」
という意味のアナウンスをし、それを破らないでほしい、とも思います。本来はマネジャーにとって学ぶのは非常に困難なものであり、かつ実践さえすればそこから得られる業績のリターンは研修に対する投資額をはるかに凌駕します。

―閑話休題―

 今回の受講生さん方は、これもあらかじめ著書を読まれていたり、会社の紹介者の方からしっかり予備知識を得てこられたようで、大変真摯にすべての課題をこなしておられました。

 いずれ劣らぬ強い心の持ち主の受講生さん方に幸あれ。




100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp