穏やかな秋の日です。

 先週講座を受講された製造業の女性リーダーさんから、「お見事」な宿題が届いた。

 とても有能でパワーがあって人にかかわる力があって、でも講座のときは「行動承認」についてはちょっと自信なげだった。さすがの学習能力だった。

 ホワイトカラー・ブルーカラー通じて、私が過去にお客様で出会った女性リーダーの中で最高の実力ある人だったと思う。講座の中では「霊長類最強の女性みたいなもん」とからかっていた。

 
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 7月に受講された男性の受講生さんからは、

「社内の小集団改善活動で『優秀賞』3グループの1つに選ばれました」

と、嬉しいご報告をいただいた。幾つか前の記事、統計調査0.2ポイント上昇のおふたりのうちの1人。


 今年「最優秀賞」が該当なしだったので、「優秀賞」が一番上の賞になるよう。

 ものづくり企業では、そういう形で「社内1位」が出るのだ。
 統計調査の数字は決して伊達ではなかった。

 
 いただいたメールには、

「これも、先生の指導による、承認、傾聴、質問の効果と思っております。
また、メンバーも一致団結をし、同じ方向、問題解決に取り組んでくれた結果だと思っています。
まだまだ、改善の余地がたくさん有りますので、下期も頑張って行きたいと思います。」

とあった。

 社内では、「リーダーの彼がいつ爆発するか」―もとの激しい気性が出るか、話題になっていたそうだ。

 今年は、ほかにもお2人、「社長賞を狙っています」という方がおられ、うちお1人はグランプリではないが「部門賞」をとられた。

 なんだか盆栽をやっているみたいだなあ。

 50前で「ご隠居さん」をやっているみたい。いいかも。


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 久しぶりに個人事業主のお客様がみえた。

 日ごろの当事務所のとっちらかりぶりをご存知の方なので、よくそんな所にご依頼に来られるものだと思う。
 これも非常に強く有能で、本来はそうそう人を信用しない方である。

 個人事業主さんの場合は、ちゃんと効果を実感していただけるツールがあまりない。
 どうするのかなあ。


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 最近ひとつ急にしょうもないことで気になりだしたことがあって、

 私の下の名前は「佐与(さよ)」というのだが、人様からいただくメールや郵便物でこれの誤表記が多いこと多いこと。ひどいときは正式のお仕事の依頼状で間違っているときもある。めんどくさいから一々直しませんが。

 大抵は「佐代」と書かれる。PCの変換にはそう入っているので、皆さんついそうかと思ってしまうようだ。

 でも私の名刺や資料類、私から送られるメール等には間違いなく「佐与」と書いてあるはずなのだけど。

 PCやスマホの変換がどう言おうが、あるいはほかの人がどう書こうが、本人が書いているのが正しいのだ、普通。

 そういうちょっとしたことで、「正田の言っていることは正しい」と思っていただけない方とは、だんだんお付き合いしたくなくなる。自分の名前を間違える人なんていないはずなのに。



 これもしょもないことなのだけど誤表記のついでに故人を悼む気持ちもちょっと入って書くと、

 「佐与」はどうしてこういう字なのかというと、命名した母によれば、「さよ」という響きが好きで先に決まっていて、しかしそれに「小夜」とか「佐代」といったありきたりの字を当てたくなかった。

 「佐与」は、ひらがなの「さ」と「よ」の元になった漢字を当てたものなのだそうだ。
 なんでも短歌だか俳句だかをやられる人から「雅ないいお名前ですねえ」とほめられたと母は自慢していた。

 母のそうしたこだわり症は、ほかのことでつねづね激しい親子げんかの種にもなったし私はあまり寛容な娘ではなかったと思うが、本人が亡くなってみると、やはり意志を尊重したい気持ちが強くなるのだ。

 だから、私のことは「佐与」でお願いいたします。
 



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