会員様、受講生様、ブログ読者の皆様、改めまして、あけましておめでとうございます。

 長かったお正月休み、十分にリフレッシュされましたでしょうか。

 皆様にとり2014年が輝かしい年でありますようお祈り申し上げます。

 謹んで新年のごあいさつを申し上げます。 

 昨年、わたしたちNPO法人企業内コーチ育成協会では、当協会方式のマネージャー教育による「社内1位マネージャー」が誕生、これは2003年以来10年にわたり起きてきたことです。

 言うまでもなく「1位マネージャー」は、その部署の人びとのモチベーション向上や成長、信頼関係の向上、主体性の確立など、人として喜ばしい変化に伴って起きる現象で、改めてわたしたちの仕事が人々の幸せに大きく寄与していることを誇りに思うものです。

 また、初めての経験として「承認」を導入された中国工場をご訪問させていただき、そこで中国の人びとがかつてみたことのない活き活きした表情、動作で働いている様子をみることができました。

 「承認のマネジメント」は元々日本人の不安感の高さ、信頼感の低さ等の特性を踏まえたものでしたが、これは実は東アジア全体に遺伝子として共有されているものであり、中国でも有効であろう、というのは予想できましたが、実際に確認できたのは初めてのことでした。信念をもった日本人リーダーの下では、それは可能になるのでした。

 
 一方で目を転じると、昨2013年は社会にこれとは真逆の現象が際立ってみえた年でもありました。

 「社会の中の『やっかみ』の感情が増幅していないだろうか」
 危惧したとおり、12月には人気漫画家のもとに脅迫状を送り、出身大学に毒物を置くなどの「やっかみ犯罪」が起こりました。当協会もまた、同業者とみられる人物から脅迫状を受け取りました。

 
 また年来「承認のマネジメント」の有効性の周知をおこなってまいりましたが、残念ながらそれを嫌悪、嘲笑、あるいは無視するリーダー層はじめ意思決定層の人びとがいます。

 ―そうした人びとに接触することが、年齢のせいかひどく苦痛になってまいりましたが―

 そうした人びとの人格特性をみるに、利他的行為がそもそもできない、「ナルシシズム」の世界の人であることがみてとれるのです。いかに当協会が利他的な「承認のマネジメント」で業績向上のエビデンスを出し発信しても、その人びとは嫌悪、嫉妬、憎悪の感情をもって受け取るだけなのです。またこれらの人びとは、男尊女卑の傾向が強い、という特徴ももっています。

 そのような人格的偏りをもった人びとが増え続けている、という実感があります。



 こうした残念な現状を現状として認めるとともに、わたしたちは次の10年、何をしていくべきなのでしょうか。

 
 わたし個人として今、思いつくのは、引き続き変わらず真心をもって発信を続けること、そして心に響く人々に届けること、であります。
 なぜなら、これまでも実例からみてきたとおり、こんにちのマネジメントの諸課題、すなわちメンタルヘルス、パワハラ、女性活用、グローバル経営、ワークライフバランス、障碍者雇用等、きわめて多方面にわたるニーズに同時に応え、業績向上を成し遂げてしまうのはこの手法しかないからです。そして地球環境問題等、人類共通の課題を解決していくにも、この「マネジメント」の問題を避けて通れないからです。


 わたしは日々、内省します。自分自身がこの教育研修業界やコンサル業界に多い病、ナルシシズムに毒されていないだろうかと。

 そして、昨年10年目の「1位マネージャー」が誕生したときに決意したこと、すなわち、実績にふさわしい相応の自信を持とう、なぜなら業界で並ぶもののない実績を出しているのだから、人びとを幸せにしてきているのだから、という思いに立ち戻るのです。

 一方で世間にはこれよりはるかに質の低いものを華々しく宣伝する高額商品が溢れ、教育研修に対する信頼を失わせているのだからと。


 わたしたちと考えをともにする人びとには、

 相互リスペクト、相互感謝、成長、決断力、情報収集力、さわやかさ、公正さ、限りない聡明さ、そして幸福

があります。

 わたしたちを憎む人びとには、

 嫉妬やっかみ憎しみ差別、そして判断の誤りと火の消えたような組織があります。


 これも、確認されてきたことです。


 もし、考えをともにするでもなくしかし憎むわけでもない、という立場の方は、どうかわたしたちをリスペクトしてください。なぜならわたしたちは狂信集団ではない、10年にわたり高いエビデンスを出している団体なのですから。

 
 これとは別に、昨年末、初めて「事実認識の思考法」という話題に言及しました。

 無意識に数年来ブログのテーマに取り上げてきたことが、当協会の独自の「思考法」のプログラムとして形をとってきているのでした。

 これもまた、「承認」の延長線上のものでありかつわたしたちの受講生様を優秀たらしめる要素として、今後発信していきたいと思います。


 教育としての効力を実感するとともに発信という面ではいまだ力不足を実感するところですが、何卒心ある皆様、わたしたちにお力をお貸しください。

 
 今年は、当協会としては初めて「合宿研修」という取り組みもいたします。

 家族持ちのメンバーが多いという特性に鑑み、これまで長時間拘束するタイプの研修や交流会は行わないできました。しかし、年々いわゆる「コーチング」一般としてではなく、当協会の独自性をわかってくださり、かつ大切に思ってくださる会員様、受講生様が増えたことから、相互のコミュニケーションや当協会へのご理解を深めるために、初のこころみとして実施したいと思っております。

 いつものことながら敬愛する会員様、受講生様のお顔を拝見するのは大変楽しみです。


 会員様、受講生様、読者の皆様、今月から来月にかけて厳しい寒さになるようですがどうかくれぐれもご自愛ください。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。



100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp