20140121



 会合からの帰り、ある女性の大先輩とバスでご一緒し、しばらくお話しすることができました。


 地元の大企業の今は顧問に退いてはります、女性で一社員からたたき上げて管理職〜経営陣になってこられた方です。


 「最初は売り場のチェッカー(レジの人?)の仕事もしました。そのあと人事に行きましたけれどお客様に近い仕事をしたくて、商品に携わりたくてね。希望して商品開発に行き、そのあとも色々な部署を回りました。


 女性が試験を受けて管理職になる道筋も当時はなかったんです。私はそんなのおかしい、って。何度も上層部に足を運んで交渉しました。

 そして『おかしい』って言いに行くだけじゃいけない。ものを言うには、私が自分の分野の仕事で人並み外れてすぐれていないといけないんだ、とあるときわかりました。

 だから、当時は電卓を打って帳簿をつけたりするのをものすごい速さでやったり、ほかの仕事でもだれよりも上手にやりましたね。

 そうしていたらどんどん管理職登用の制度ができていって、女性で初めての店長になって」


 わたしは感銘を受けてきいていました。

 こんなとき「自分も・・・」と言い出すのはおこがましいんですが、私も社会人で最初の勤務先では総合職女性を採りだした「はしり」だったので、何も受け皿が整っていない環境で、泊まり勤務をさせてくれだの地方勤務をさせてくれだの、入社間もないころからやいやい言う側でした。「君が言わないと、だれもお膳立てなんてしてくれないよ」と言われた側でもありました。しかし言い疲れたのもひとつ手伝って3年半で辞めた、という経緯もありましたから、ひがみもあって、会社員として長く生き残れるのは文句言わない波風立てない生き方をした女の人なんじゃないの、みたいなイメージを持っていました。上の男の人が見栄で出世ルートをおぜん立てしてくれたラッキーな人が上に上がるんだろう、みたいな。

 
 だから、ラッキーではなく「まっとう」に闘って闘って上の地位をかちとってきた人、をまぢかに目にするとうわあ、と畏敬の念をもってしまうのでした。

 ブログ読者の男性諸氏の皆さん、女性で上の地位におられる人をゆめゆめ侮ってはいけません。普通の男性の何倍もの努力をしてきてその地位にあるはずです。そのことを、女性だから見下されて当然だろ、というのではなく、その人の払ってきた何倍もの努力に畏敬の念を持てる人であってください。


「最初のロールモデルが良かったからですね。御社の今の女性管理職の方々、けれんみなく頑張っておられますね。気持ちいいです。女が惚れる女、ですね」

 わたしは共通の知人を思い浮かべながら心から言いました。

 変にとしをとるとだれかを賞賛するのを億劫がってしまうところがあるかもしれない、あとで裏切られるのがこわくて。でもそれは自分を後生大事に可愛がっているということ。


 
 この大先輩に来週月曜日にインタビューできることになりました。


 神戸版「女性の地位向上物語」ついでに先輩からの「承認研修へのエール」をお楽しみに。

 たまにはこのブログにいいことを書かなきゃね。


 冒頭の写真は会合の主催元の兵庫県経営者協会様に何故か帰りがけにいただいたお花です。先輩へのインタビューのお願いも経協様が取り次いでくださって実現したものです。




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NPO法人企業内コーチ育成協会
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