これをブログに書くのはわたしにとって結構な「勇気」が要るのだけれど、あえてオープンにしようと思います。


 先日うちのNPO会員さん向けに「キャッチコピーアンケート第二弾」としてお送りしたメールの中にこんなくだりがありました。


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(1) 正田の特質について
以下の形容の当てはまらないものを消し、当てはまると思うものを残して
ご返送ください。

聡明か、聡明でないか
論理的か、非論理的か
判断力は高いか、低いか
先見性は高いか、低いか
情報収集力は高いか、低いか
教養は豊かか、無教養か
視野は広いか、狭いか
直感力は優れているか、優れていないか
本質をつかむ力はあるか、ないか
状況分析能力は高いか、低いか
人間理解の能力は高いか、低いか
話を聴くときの理解力は高いか、低いか
文章表現力はあるか、ないか
辛抱強く丁寧に説明する姿勢はあるか、ないか
倫理観は高いか、低いか
説得力はあるか、ないか
誠実さはあるか、ないか

※もしこれ以外に気がつかれた特質があれば適宜追加してください


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 なぜこういうアンケートになったかというと、

 要は、何度もここに書いているとおり、「研修成果」があまりにも大きくなって教育研修業界でもきいたことがないぐらいになってしまったので、じゃあそれを実現した正田という人はどういう人なんだ、どこにでもいる女の人なのかそうでないのか、平凡な研修講師なのかそうでないのか、ということを言わないといけなくなったのですね。

 でわたしからこういうご依頼をNPOの会員さんにお送りするにも非常に「勇気」が要りました。「第二弾」でそうなったのは、第一弾のときはだれもこういうことに言及してくれなかったからであります。


 現時点での結果をいうと、4名の会員の方が「第二弾」についてお答えくださった中で、上記のすべての項目について「左側」つまり、あるかないかで言ったら「ある」、高いか低いかで言ったら「高い」と回答してくださいました。
 一人の方は上記のいくつかの項目について、「これらの項目は『特に高い』と思う」と、二重まるをつけて回答くださいました。また追加項目として「潔い」「実践力がある」とつけくわえてくださいました。ありがとうございます。


 ・・・会員さんをあまり困らせないように「○×式」的なもので回答していただこう、と思って作った設問ですがおそらく困らせる結果になっただろうな、というのは、上記の項目のうちどれか1つでも「ない」よね、とか「低い」よね、と思ったひとは、結局回答しにくいだろうと想像されるからです。あんまり学術的に厳密に考えたアンケートではないので許してください。


 
 この記事をご覧になったかたはぎょっとし、嫌な気分になったかもしれませんが、

 わたしは以前からこういうことが必要なのではないか、と思っていました。

 つまり、

「女性をほめるときはこういう言葉でほめる」

というのが、ステレオタイプ化しているのではないか。

 それがなぜ悪いか、というと、今「女性活躍推進」でやられている「女性管理職づくり」や「女性役員づくり」に影響してくるからです。


 わたし自身が経験してきたこととして、女性については、どんなに仕事で実績を挙げても、「実績で評価される」ことは少ないです。
 
 そして、「きれいな人」「やさしい人」「可愛いところがある」「○○先生の秘蔵っ子」「おちゃめなところがある」「女性ならではの細やかさ」等々、「女性」についてはこう言うんだ、とあらかじめ用意されたようなステレオタイプな言葉で語られることが多いです。

 要は、男の自分にとって脅威にならないように、可愛くて感情的でレベル低い人、のように演出する。


 そういう言葉を使うことによってそういう評価だけが一人歩きしてしまい、そしてその女性を管理職やらなんちゃらに登用される段になったとき、「仕事の能力は全然ないのに数合わせで登用された」と陰口叩かれるようになる。

 
 そうでなくても、過去にあったように、「女性」がらみの人事って、「遊び半分感覚」でやられることが結構あります。ちょっと見栄えのいい女の子をこのへんに置いとくと見栄えがいいよね、みたいな、鼻の下伸ばしと外に対する見栄と。こういうこと言って容姿端麗な女性が損するようになるとそれも可哀想ですけど。

 逆にもちろん、意志決定権者の人が「鼻の下伸ばしてると思われるのが怖くて」、女性を登用すべきところに登用しないケースもたくさんあります。今の時代ですと社内の女性管理職比率は増やさないといけないけれど、社外の女性人材を登用というか採用するかしないか、という決断の際にはそういうのが出やすいようです。


 だからそもそもまっとうな「評価」が存在しないことも多いんですけど、「評価」してるならしてるで、それは変な「女性向けの評価言葉のパッケージ」ではなく、男性と同じ言葉で評価するのが正しい。仕事なんですから。


 「うちの女性管理職/女性役員は実に論理的で聡明だ」

と、言いきれる経営者さんは果たしてどれだけいるでしょうか。


 ・・・わたし個人に関していえば「一生懸命やっている」「頑張っている」等の言葉はやめていただきたい。好意的なのかもしれないけれど20代じゃないんですから、50歳のプロフェッショナルですから。今、駆け出し当時からのわたしをよく知る人にも、「『一生懸命』はやめてください。『いい仕事している』とか『実績がある』という表現をしてください」とお願いをしています。


 あと、大学の先生とかその経験者のかたがわたしを「女子大生」と勘違いしてるのか、「一生懸命」「頑張ってる」系の言葉を言われるのが非常にカチンときます。この歳で可愛い女子大生扱いは全然嬉しくありません。だって今、切実にこの教育で人を幸せにしなければならない局面なんですから。



このブログに登場する女性については、わたしはこれまでもできるだけ「ユニセックス」な言葉で表現し、それが会員さん同士「しみじみ人柄が伝わる」と好感をもたれるように作用してきたと思います。
えっ?ご本人はもっと女性らしい言葉で表現してほしかっただろうって?どうなんでしょ。。(^O^)


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 「踏ん張って話をする」というお話を続けて二か所でしました。

 あるひとに書いたメールの文を抜き書きしますと、


「今の時代、
『この方向に行くべきだ』
とわかっている人たちとそうでない人との間には、
驚くほどの開きがあります。
わかっている人たちは、
自分のミッションだと思って踏ん張って話をしないといけません。
__さん、わかっていただけますね。」


 
 いくつかの企業、組織で「社内調整」「申し送り」についてみてきました。

 「社内調整」とは、チャライ言葉でペラペラしゃべることなのだ、と思っている人とか会社がある。「ナメクジ会社」などは、そうだったようだ。そしてなにごとも成立しなかった。

(チャライ言葉」とは例えば、「ちょっと圧力がかかってるからさあ、頼むよこの人突っ込んでよ」みたいなもの。恐らくそうだったろうと想像させるふしがある)


 そうではない、社内の他部署の人に何かを伝えるばあいも「承認」なのだ。自分が全身で相手のほうを向き、相手がきっとわかってくれると信じて誠心誠意事情や根拠を伝える、ということなのだ。信頼すること、リスペクトすること。

(そういう感情状態を一生のあいだ一度も経験しない人もたぶんいるのでしょうね)

 


100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp