きのうは研修の中でちょっと珍しい経験をしました。ああこの感覚なのか、と講師のわたし自身が、長い間売ってきたものなのに初めて味わうような感覚でした。
「承認」の実習を2人1組でしていただくなかで、最前列に座っていたペアの方々の事例で、皆さんがするより前にデモをやってもらいました。
差し支えないかな?という範囲でご紹介すると、
1人の受講生さん(男性)の部下は、30代女性。
「こまめにお客様に電話しているね」
というプラスの行動を、事実そのままに「行動承認」として上司から部下に伝えます。
相手役として30代女性になりきっていた受講生さん(男性)も嬉しかったようで、にこにこして「ありがとうございます」と言われます。
わたしは一緒にそれを聴いて一緒に30代女性になりきってみまして―、
ああそうなんだ、この感覚なんだ、と思いました。
わたし自身の中に起こった感覚というのは、「素直な気持ちになれる」というものでした。
たぶんわたしが、この「お客様にこまめに電話をする」ということに限らず、仕事について自分が良かれと思ってすすんでやったこと、工夫したことを、これからも見ていてくれるだろう、承認してくれるだろう。
日ごろ受講生さんからエクセルファイルの宿題をみて、同様の「承認」に立ち会っているはずなのに、音声できく経験というのはわたしには珍しいのです。文字情報と音声のちがい。
その感想はもちろん会場の皆さんにも伝えましたが、どのくらい皆さんが同じように感じておられたかはわかりません。
「承認」の効果について、成果の数字的なことから途中で起きるさまざまな現象をもう長いこと、あの手、この手とアピールしてきました。
―そのアピールは年長者のかたからは、「女のくせに生意気だ」と受け取られていると思います。正直疲れもおぼえます。しかし当協会がすなわちわたしがアピールしないことにはこの道筋で社会を幸せにすることはできないのです―
成果事例をきかれた方から、「『承認』の下ではみんなが喜んではたらいてしまうんですね」と不思議そうなご感想もきかれます。
それは多分「この感覚」なんです。
仕事の必要性について、課題について、余計なためらいを持たず向き合い、やれそうな気がする。
だれかがちゃんと見ていて評価してくれるから。
「喜んではたらいてしまう」という言葉もそれだけ受け取ると宗教みたいで薄気味悪いですが、まあ悪くとろうと思えばなんでも悪くとれるものだと思いますが、
大きな仕事のミッションについてきちんと了解してそこで働いている人であれば、「承認」次第でそのために働くことが喜びになるのでした。
「至誠」という言葉をときどき使います。
孟子や、二宮尊徳翁、それに幕末の吉田松陰や西郷南洲もつかっていた言葉です。
誠心誠意説明を尽くし、それでとうとう理解しあえなかったら、理解してもらえなかったら仕方ない、と。
(でもまたあきらめる前に誠心誠意説明を尽くせ、ということ)
偶然か、会員さんのところでも部内でそんなことを言い合うことがあるそうでした。
時代のマネジメント思想を転換するというのはなんと手間ひまのかかることでしょうか。
このたびの受講生様方は、どんな宿題を返してくれるでしょうか―。
やはりこのたびも、30代〜40代前半の受講生さんがたに期待できそうな気がします。
「人手不足倒産、中小企業で拡大」
http://www.sankeibiz.jp/express/news/140707/exb1407070645001-n1.htm
100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp
「承認」の実習を2人1組でしていただくなかで、最前列に座っていたペアの方々の事例で、皆さんがするより前にデモをやってもらいました。
差し支えないかな?という範囲でご紹介すると、
1人の受講生さん(男性)の部下は、30代女性。
「こまめにお客様に電話しているね」
というプラスの行動を、事実そのままに「行動承認」として上司から部下に伝えます。
相手役として30代女性になりきっていた受講生さん(男性)も嬉しかったようで、にこにこして「ありがとうございます」と言われます。
わたしは一緒にそれを聴いて一緒に30代女性になりきってみまして―、
ああそうなんだ、この感覚なんだ、と思いました。
わたし自身の中に起こった感覚というのは、「素直な気持ちになれる」というものでした。
たぶんわたしが、この「お客様にこまめに電話をする」ということに限らず、仕事について自分が良かれと思ってすすんでやったこと、工夫したことを、これからも見ていてくれるだろう、承認してくれるだろう。
日ごろ受講生さんからエクセルファイルの宿題をみて、同様の「承認」に立ち会っているはずなのに、音声できく経験というのはわたしには珍しいのです。文字情報と音声のちがい。
その感想はもちろん会場の皆さんにも伝えましたが、どのくらい皆さんが同じように感じておられたかはわかりません。
「承認」の効果について、成果の数字的なことから途中で起きるさまざまな現象をもう長いこと、あの手、この手とアピールしてきました。
―そのアピールは年長者のかたからは、「女のくせに生意気だ」と受け取られていると思います。正直疲れもおぼえます。しかし当協会がすなわちわたしがアピールしないことにはこの道筋で社会を幸せにすることはできないのです―
成果事例をきかれた方から、「『承認』の下ではみんなが喜んではたらいてしまうんですね」と不思議そうなご感想もきかれます。
それは多分「この感覚」なんです。
仕事の必要性について、課題について、余計なためらいを持たず向き合い、やれそうな気がする。
だれかがちゃんと見ていて評価してくれるから。
「喜んではたらいてしまう」という言葉もそれだけ受け取ると宗教みたいで薄気味悪いですが、まあ悪くとろうと思えばなんでも悪くとれるものだと思いますが、
大きな仕事のミッションについてきちんと了解してそこで働いている人であれば、「承認」次第でそのために働くことが喜びになるのでした。
「至誠」という言葉をときどき使います。
孟子や、二宮尊徳翁、それに幕末の吉田松陰や西郷南洲もつかっていた言葉です。
誠心誠意説明を尽くし、それでとうとう理解しあえなかったら、理解してもらえなかったら仕方ない、と。
(でもまたあきらめる前に誠心誠意説明を尽くせ、ということ)
偶然か、会員さんのところでも部内でそんなことを言い合うことがあるそうでした。
時代のマネジメント思想を転換するというのはなんと手間ひまのかかることでしょうか。
このたびの受講生様方は、どんな宿題を返してくれるでしょうか―。
やはりこのたびも、30代〜40代前半の受講生さんがたに期待できそうな気がします。
「人手不足倒産、中小企業で拡大」
http://www.sankeibiz.jp/express/news/140707/exb1407070645001-n1.htm
100年後に誇れる人材育成をしよう。
NPO法人企業内コーチ育成協会
http://c-c-a.jp
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