「承認本」第二弾の初稿はほぼ出来上がり、「はじめに」の章を残すだけになっています。

 
 ところがこの章が難産で、取材した登場人物の口の重いこと。

 わたしがふだんこういうこと専門に取材していたらいいのでしょうけどね。


 ある男性の友人は半月に及ぶメールのやりとりで「勘弁してください」と泣きが入りこのほど奈良まで行ってやっと細部を語ってくれました。問い詰めるあたしがパワハラリーダーになった気がしてきた。


 
 今日は女性の友人への取材でしたが、その過程で明るみに出たのは、いまどき的な奇妙なサラリーマンリーダー像。

 自己啓発セミナー入っているようにもみえるし、その前に認知能力少し問題あるんじゃないの?とも見える。「オレは一流だ」が口癖だったり髪をしょっちゅうなでつけたりするところはナルシだし、客先で自分の都合でバーッと話して10分やそこらで帰るというところは少し障害?とも思う。

 でも旧帝大出でIQは高い。そういう人物に限って財務諸表の数字をキレイにするのは上手で、そのために人を踏みつけにすることもいとわない。その人物の下で2年余で何人も辞めたり病気になったりしているという。人生を狂わされている。


 わたしもその人物に一回だけ会ったことがあるが、確かに「自己啓発セミナー?」と思うような、奇妙にエネルギーがぎらぎらした人物だった。「何がそんなに嬉しいの?」というくらいに。


 「エネルギーがぎらぎら」ということでいえば、いくつか前の記事に出てくる「わずか3万円をケチって年間200人を離職させる総務課長」も、妙にエネルギーがぎらぎらした人物だったのだ。顔の皮膚が妙にツヤツヤテカテカして笑顔なのだが、それは他人を踏みつけにすることを喜んでいる笑顔である。


 わたしのまだ知らない、立身出世主義のサラリーマン層がはまるような自己啓発セミナーがあるんだろうか。「うちの教育」では出ませんよ、そんなエネルギーがぎらぎらした人格のわるい人物は。

 そんな付け焼き刃の教育がつくった偽りの有能さを見抜けない上層部や人事も困ったものである。そんなだから日本人全体あたまがわるくなってるんだろうな。


 こういう不愉快なことも記録しておくとあとでどこかでつながってきたりするので書いておこう。


 
 わたしがせめてもできることは、「まっとうな総合的判断力のある人連合」をつくることだ。お勉強秀才じゃなくて。
 

 だからね「ああ自分は幸せなんだなあ」と思わなきゃだめですよ。誰に言っているのか正田。





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