コープこうべ顧問の有光毬子さん(70)に久しぶりにお話を伺いました。


 有光さんは、拙著『行動承認』にも登場されている、神戸の働く女性の元祖のような方。コープこうべで一女性社員から結婚子育てのかたわら奮闘のすえ常務理事にまでなりました。

 昨年2月に、全5回にわたってそのドラマチックな人生をこのブログで披露していただきました:

 そのシリーズ1回目はこちらから

 第一回「有光毬子さん物語―上司の言葉でライフプランを持てた私」

 http://c-c-a.blog.jp/archives/51881408.html


 上記の記事の5回目にもありますが、有光さんは現在は「地域活動」に力を入れ、「承認」に出会われて地域のラジオ体操の場を活性化。口も利かず時間になったら集まって体を動かすだけだった集団が、「承認」の考え方を取り入れた表彰やスピーチを繰り返す中、100名を超える規模になりお互いの会話も密になったといいます。

 「承認」をお伝えしていても「地域活動」に徹底して活かしていただいた事例は初めてのことでした。著書の時点ではバレンタインデーやホワイトデーのプレゼントを男性会員、女性会員の間でし合うようになった、というところまで伺っていました。
 なんと、華やいだおとしより同士の風景であることでしょう。


 最近のそのラジオ体操の風景は―。
 また、発展されていました。


「お誕生日をお祝いするようになったんですよ」

と有光さん。

「だれかのお誕生日の日には『お誕生日おめでとう』の横断幕を掲げます。そこに「○○さん」「××さん」のお名前をつけます。

 100名の会員で3日に一度の頻度でしょうか、3人くらい重なるときもあります。

 会員さんは、『この歳になると家族もだれもお誕生日のお祝いなんかしてくれない。嬉しい』と涙を流す方もおられますね。

 引き続き会員で顔見知りになった人同士、お話が弾んでいますよ。顔の表情が全然違うんです。


 私はね正田さん、あなたの研修で学んだ『人に関心を持つこと』、本当にあれがきっかけでした。今でもその通りだなと思います。」


 ―しみじみ嬉しいお言葉でした。

 「12年1位」などと企業の業績が上がりますよ、というのを提示してインセンティブに、と思ってずっとやってきたんですけれども(それ自体は嘘いつわりではない)本当はわたしのやりたいのはそこではない、ということにも薄々気がついていました。

 いかに多くの人が「自分という存在のかけがえのなさ」を感じて生きていただけるか。

 それは従来意識してやってきた「若者」「女性」や「障害をもった人」もそうですしこのたびは地域のおとしより、にもフロンティア精神溢れる有光さんが広げていただきました。

 「ラジオ体操」は毎日のことなので、おとしよりを集めた月1回の昼食会、懇話会といった活動よりもさらにダイレクトにみなさんの生活に関わることでしょう。それこそ、身体の健康にも精神の健康にも、お互いの関わりやそのほかの活動にも。


 神戸市にこうしたラジオ体操の集まりは60ほどあるそうですが有光さんのような取り組みはまだ他にありません。
 
 
 有光さんは今春でコープこうべ顧問や経営者協会の副会長など多くの要職を退任されるそうです。
 「次のステージの人生」に思いを巡らしていらっしゃることでしょう。


 有光さん、素晴らしいお取組を、またお話を本当にありがとうございました!



100年後に誇れる教育事業をしよう。
一般財団法人承認マネジメント協会
http://abma.or.jp