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・・・……【エウダイモニア通信】……・・・

発行日 2016.2.2                 
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 おはようございます。正田佐与です。

 今号より、メールニュースのタイトルを「エウダイモニア通信」とさせていただきました。
 「エウダイモニア」はギリシア語で「幸福」の意味。アリストテレスは、「善きもの」には3種類あるとし、それは「有用さ」「快楽」、そして最後にもっとも価値の高いものとして「最高善」があるとしました。これこそが「幸福」(エウダイモニア)であり、人間を人間たらしめるもの、至上の価値である、といいます(以上ウィキペディア情報)。
 また、エウダイモニアには「栄える」という意味もあるのです。私たちが探している望ましいもの(幸福)は、欲求のたんに一時的な、あるいは表面的な充足ではなく、幸せがみなぎった状態で、生理的作用全般に影響を与え、免疫系も改善し、長く健康な人生や包括的な繁栄の増進につながりうるのだ、という解釈もあります(『経済は競争では繁栄しない』)。
 読者の皆様とともに、経済的繁栄を含めたわたしたちの「幸せ」について、考えてまいりたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
 
※このメールは、正田が過去にお名刺を交換させていただいた方、イベントやセミナーにご来場いただいた方にお送りしています。
ご不要の方は、お手数ですがメール末尾にありますURLより解除ください。

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 ┃本日の話題 ☆☆☆☆☆
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【1】 サプライズと「承認」への期待と。神戸ベンチャー研究会 15周年記念例会にて

【2】 ある「販売中止」と女性元研究者の手記と
〜出版不況の中のサバイバルと矜持〜
 
【3】「自由・平等・博愛」“近代の理念”のむずかしさと解釈
   〜一橋大学・藤野寛教授の「ホネット承認論」最終講義とは〜

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【1】サプライズと「承認」への期待と。神戸ベンチャー研究会 15周年記念例会にて
 
 神戸ベンチャー研究会(代表世話人・松本茂樹関西国際大学経営学科長)の設立15周年記念例会が去る1月30日、JR神戸駅前の神戸市産業振興センターで開催されました。
 15年間、1月も欠かさず例会開催、それは本当に驚くべき労力です。その中に学生ベンチャー、シニアの起業、女性起業家、社会起業家、と多くのジャンルがあり特集がありました。また前号でもお伝えしましたように、今はトップアイドルやダンスユニットが採用している、ウェアラブルコンピュータによる電飾のコスチュームという、世界的なホームランが飛び出しました。
 15周年記念例会では、ある「サプライズ」も発表されました。ある起業家からの寄付により、神戸ベンチャー研究会が投資事業に乗り出されることとなったのです。
 同研究会が神戸・兵庫地域においてベンチャー育成の益々強力な推進力になっていただくことを期待したいと思います。
 
 さて、並みいる功労者の方々に交じり、わたくし正田も例会で「承認」について、また「ベンチャー経営と承認」について、お話をさせていただきました。
 15分という短いお時間でお伝えできるものかと冷や冷やものでしたが、嬉しいことに、多くの方がその後お声を掛けてくださいました。
「承認が重要なのはその通りですね」
「私もたまに上司に承認されるとじわーっと嬉しくなり、この人についていこう!と思います」
 改めて、「この手法」をご提示できることの幸せを思いました。
 年頭以来、当メールニュースならびにブログでさまざまな「詭弁本」を批判していますが、誇張抜きででたらめな言説の横行するこの時代に「正しいこと」を掲げ続けるというのは、決しておしゃれな生き方ではありません。それでも心ある方々には確実に求められているのだ、と確信したことでした。
 神戸ベンチャー研究会様、ご出席の皆様、改めてありがとうございました。

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【3】 ある「販売中止」と女性元研究者の手記と
〜出版不況の中のサバイバルと矜持〜

 さて、そのときのプレゼンでも触れましたが、年頭よりメールニュースでも批判させていただいた『ほめると子どもはダメになる』(新潮新書)がどうやら、販売中止になっているようです。Amazon、楽天ブックスといった大手のWEB書店では新刊書の取り扱いはなく、Amazonでは古本のみ。ヨドバシ.comなど一部の通販ではまだ在庫があるようです。新潮社のホームページには何も説明はありません。

 一方では先週、別の大手出版社から一昨年大騒動になったある女性元研究者の手記が出版され、こちらは売り切れ続出のようです。(ちなみにわたくしは購入予定はありません)

 背景には出版不況があります。出版業界全体の売上は、96年には対取り次ぎで2兆6563億円を記録したのをピークに、2013年には1兆6823億円、約6割にまで下がっています。
 そのため「話題づくり」が何よりも優先され、中身の本の「質」はなおざりにされる傾向にあります。

 しかし、それは例えばCoco壱番屋の廃棄処分用のトンカツを安値で販売するのと同じ、消費者への背信行為に容易になり得るのです。女性元研究者の手記などですとまだ罪のないほうですが、『ほめると子どもはダメになる』というような、日本中の子供さんが親御さんから「肯定」のメッセージを受け取れなくなる事態を招きかねないようなタイトルをつけて本を売るなどは、それに等しい行為といえるでしょう。

 このたびの「販売中止(?)」には、まだ辛うじて残っていた出版社の矜持あるいは良心の表れだったかもしれません。

 わたくしのブログでの『ほめると子どもはダメになる』についての批判記事はこちらをご参照ください
  ↓↓↓
●余裕で反論できます。レッツトライ『ほめると子どもはダメになる』
 >>http://c-c-a.blog.jp/archives/51932702.html 

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【3】「自由・平等・博愛」“近代の理念”のむずかしさと解釈
   〜一橋大学・藤野寛教授の「ホネット承認論」最終講義とは〜

 昨年秋より、一橋大学言語社会研究科の藤野寛教授(現代ドイツ思想)より、同大学での藤野教授の講義原稿をご寄稿いただいています。
 ハーバーマスとならぶフランクフルト学派の論客にして現代の「承認論」の大家、アクセル・ホネットは今も毎年のように新しい著作を発表していますが、邦訳が追いついていません。東西冷戦も終わり新たにジェンダー、マイノリティ、多文化主義の問題が台頭する「現代」と正面から向き合う思想である「承認論」。その最新の論考を神戸に居ながらにして学べるのは、大変得難く有難いことでした。
 先月で、「ホネット承認論」最後の二講が終わりました。この2回のテーマは「ホネットの社会主義論」。
 現代の格差を招いている「ネオリベラリズム」との対比の中で、フランス革命以来の「自由・平等・博愛」の理念を吟味します。
 

●「自由」と「社会的」:アクセル・ホネットのみた社会主義とは―一橋大学・藤野教授講義原稿(7)
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51934087.html

●「社会的」≒「博愛」、コミュニケーションにおける障害の撤廃:アクセル・ホネットのみた社会主義とは―一橋大学・藤野教授講義原稿(8)(最終)
>>http://c-c-a.blog.jp/archives/51934092.html 

 改めて、藤野先生、ありがとうございました!

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 ┃今日の一筆箋  
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